ヤンキース松井秀喜バッティングArchives!?

~松井のワールドチャンピオンになるまでの軌跡を見つめていきます~

Hideki Matsui is on fire right now!!
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遊びに来てくださった方に感謝の気持ちを込めて。m(__)m

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これまで遊びに来てくださった方、ありがとうございました。

諸事情により更新できなくなってしまいました。

本当にありがとうございました。

頑張れ、松井秀喜!!

Saturday, June 10, 2006
Hideki Matsui puts in a full day of work

060614_matui
You kind of had to see this to believe it. But after the game today, Hideki Matsui went out on the field and did several running drills with his broken left wrist in a plastic cast. He then played catch with his translator, Roger Kahlon. Matsui threw a baseball to Roger, who caught it with a glove then rolled it back to Hideki.

They got to the point where they were about 75 yards apart. Matsui was throwing bullets to Roger, who then threw the ball halfway back to Isao Hirooka, the Yankees' Japanese media relations coordinator. Isao then rolled the ball back to Matsui.

This went on for a while. Then Matsui started pitching to Roger as Isao stood pretending to be a hitter. He threw around 30 pitches, I would guess. The left fielder has a decent curveball from what I could tell sitting in the press box.

Meanwhile about 20 Japanese reporters are watching this.

Now Matsui, if he wanted, could go sleep on his couch for all the Yankees care. An injured player is obligated only to stay in condition and do his rehab work. But Matsui's sense of pride and honor compels him to work out like he does. I've never see anything like it from an injured player.

The Yankees claim Matsui won't be back until September. Somehow I'm guessing he makes it back earlier.

~(The LoHud Yankees Blog)~



Saturday, June 12, 2006
松井秀、8月後半に復帰…32歳のバースデーに誓った

 左手首を骨折しているヤンキース・松井秀喜外野手が、32度目の誕生日の12日、8月中の戦列復帰を熱望した。スポーツ報知の単独インタビューに応じ、「3か月で打撃練習ができるから、8月中旬プラスちょっと」と、患部の手術からちょうど1か月が経過したこの日、自身の描く復帰の青写真を改めて口にした。

 -32歳の誕生日を、野球人生で初めてプレーができないという状況の中で迎えたが?

 松井「去年は(カージナルス戦、守備で右足首を)ねん挫、今年は骨折、来年は…死んでるかもね」

 -"絶口調"だ。順調な回復ぶりだが、復帰はいつごろが目標?

 「医者の言う通りだよ。『(手術から)3か月で打撃練習ができる』って言われているから、それが8月中旬。そこから調整して(メジャーの試合に)復帰するわけだから、3か月プラスちょっと、だよね」

 -ギプスを外して練習し、日常生活も送っている。前回(4日)の検査結果はどうだったのか。

 「(エックス線)写真では、まだ小さく亀裂が入っていた。医者からは『あと数週間で付く』と言われた。当初から(骨が付くまで)6週間と言われているし、その通りなんじゃないかな」

 -屋外練習にランニングの解禁。そして右腕一本での素振りを始めた。

 「バットは退院した翌日(5月14日)から振っているよ。部屋の鏡の前で振って、『いい男だなぁ』とか思いながら。左手首では何もやっていない。汗を軽く流しているだけだよ」

 -米国の報道陣からは「転んだりしたらどうする。練習開始が時期尚早では?」との声が上がっている。

 「どこでずっこけるかなんて、わからないよ。そんなこと言っていたらキリがない。もし転んだら、松井はばかだった-ただ、それだけでしょ」

 -昨オフ、4年の大型契約(総額5200万ドル=約60億円)を結んだばかり。焦ることはないのでは? 今後のことも考え、持病の左ひざも今回、一緒に治すという考えはないのか?

 「焦っているんじゃない。打撃練習ができる体になった時、故障以前より低下している力の下げ幅を少なくしたい。チームに迷惑をかけるような中途半端な復帰だけはしたくない。ひざは休めば治るもので、今は問題ない」

 -マリナーズのイチローが打率3割6分6厘で目下、大リーグ2位。どう見ている?

 「どうも何もないよ。ある意味、当たり前。何の不思議もないね」

 -ヤ軍の試合をテレビで観戦する気分は?

 「ただのヤンキース・ファンのオヤジ。普通に応援している。他人のプレーを『自分だったらこうする』とかいう見方はしていない。(ワールドシリーズに進出して)10月まで戦えるといいね」

~(スポーツ報知)~



これらの記事から、松井選手は、なるべく早い復帰に並々ならぬ意欲を見せているように感じた。そして、インタビューでは、ジョークも交えて前向きに答えていて、これまでに経験したことのない新しい生活で精神的にリフレッシュして、まっさらな気持ちでリハビリに取り組んでいるのではないかなぁと思わせた。

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松井選手が、負傷後初めてヤンキースタジアムに姿を現した。トーリ監督や球団関係者に術後の経過を説明し、会見を開き今の心境を語った。

 ――けがをした瞬間について。
「手首が見たことないような状態になっていた。変な方向に曲がっていた。力が入らないような状況で、痛かった。これは普通のけがじゃないな、という感じはした。それよりも痛かったので、それだけだった。1イニング以上守らないと、連続出場にならないというのは知っていたので、退場した時点で(連続出場のストップは)すぐに分かった。」

 ――こういった形でケガをしたのは、キャリアの中で初めてですが。
「10何年間のキャリアの中でこういうケガで試合に出られなくなるというの初めてで、もちろん残念な気持ちはあるが、これからは復帰のことだけを考えて、前向きな気持ちでやっていく。」
 
 ――そのビデオを見たか。やり直したい、と考えたか。
「ニュースでやっているのを見たが、最善のプレーをしたと思う、やり直したとしても同じようなプレーをした。たまたまグラブが地面に引っ掛かっただけ。精いっぱいやった結果です。」

 ――連続出場が途切れたことについてどう思うか。
「僕自身はすぐ気持ちが切り替わった。長い時間、試合に使い続け、サポートしてくださった方はたくさんいる。そういう方々の続けさせてあげたい気持ちを考えると、(記録が途切れたことは)残念。また、記録(が続くこと)を望むファンのことを考えると残念。でも僕自身は、いつかはこういう日が来ると思っていたし、特別残念な気持ちはそんなにはない。」

 ――なぜ大切な記録になっていったのか。
「記録は最初から意識したものではなく、自然と積み重なって、大きな数字になってきた。ぼく以外の人がたくさんサポートしてくれたし、(記録継続を)望んでくれた。そういう方々の気持ちに対してやはり自分自身で続けることでお返ししたい、と思った。それと自分自身も毎日出て、チームの勝利のために貢献したいという気持ちも強かった。その2つの気持ちがあった。」
 
 ――松井は復帰してから、もしトーリ監督から休養を勧められたら?
「もちろん、これからは従うでしょう。常に心の中ではチームのためと思って今までやってきたし、これからもその気持ちは変わらないが、おそらくどこかで配慮して下さっている部分もあった。これからはお互いそういう気持ちもなくなるだろうし、今まで以上にチームに対して強い気持ちでやれると思います。」

 ――野球をしない自分がいるというのは、どんな感じか。
「シーズン中にもかかわらず、朝起きても球場に行く必要がない。行かなくてもいい。非常に時間の流れがゆっくりで、1日の流れが今までにないような感じです。初めての経験なので、非常に不思議な感じです。」

 ――長く野球から離れることで、今後の不安はあるか。
「あまりない。今まで、自分の中ですべてが順調だったような気がする。心の中でいつかは、こういう日が来るんじゃないかと、心の中の本当に小さな部分なんでしょうけど、どこかで怯えている自分もいたような気がする。また、これからも自分の中で怯えていた部分を持ち続けてまで試合に出続けた方が自分にとって良かったかどうかも分からない。こうなってしまった以上は、また違った心境でこれからやっていけるかもしれない。その辺を自分の中ではいいようにとらえていきたい。」

 ――今後の予定は。また今までと同じ選手として戻ってくる自信はあるか。
「抜糸は手術後2週間、骨がくっつくのに6週間。それ以降にトレーニングを始められると聞いている。けがの回復にいいと思われるものはどんどんやっていきたい。復帰については、今年中に戻りたいと思っているし、けがをしたからといって、今までより劣るパフォーマンスでは戻ってきたくない。今まで以上のパフォーマンスが出せるぐらいの気持ちを持って、今年中に戻ってきたい。」

 ――声明文で謝罪した訳は?
「I apologized to my teammates because I'm not going to be there, that they have to battle [without me] given the situation I'm in. Certainly, it's my first time going through an injury like this in my career. The best thing I can do at this point is to think about coming back and staying positive. 」

~(毎日新聞など参照)~


久々に対面したトーリ監督の話。

「あれは1年目の4月、確かミネアポリス遠征だった。少し調子が落ちていたし、人工芝だったので、休ませようとしたら、広報部長から連続試合記録のことを聞き、ヒデキにとって大切なものだと初めて知った。もし彼より優れた選手がいれば当然起用していたし、相手投手との兼ね合いで先発を外したこともあった。でもヒデキは毎日準備を怠らず、勝利に必要な選手。私にとって、記録を止める理由はなかったし、ヒデキとはどんなときでも気軽に話してきた。」

「元気そうな顔で安心した。(連続出場に関して)松井より優れた選手がいなかったから起用してきただけだ。He's a special talent. When you look at the numbers and the production numbers, he's been everything we hoped for. Yeah, he didn't hit 50 home runs, but that wasn't really important. It's how many runs you knock in. That's the important thing. しばらく退屈だろうが、焦らずに戻って来てほしい。残念だったけど、しっかり治してくれ」 

「It was nice to see him. The last time he left, he was really uncomfortable; it makes you happy to see somebody in your own family back.(松井選手が球団関係者に申し訳ないと話したことについて)日本の文化というものがそういうものなんだろう。彼の責任感の大きさもあるだろうけども、別にスキーをやって骨折したわけではないんだから、申し訳ないという気持ちは必要ない。」



 
松井選手は、ケガなどでプレーできなくなり記録が途絶えることについて、心の何処かに恐怖心があったと語った。あのどんな緊張した場面でも平常心で対応出来る松井選手に怯えている気持ちがあったという。しかし、一方記録が途切れたことについては、自分は特別残念に思っていないとも話した。怯えるというのは相当なことで、見えないプレッシャーが松井選手にかかっていたと考えられるが、その重圧は、毎日試合に出続けることが、自分のためではなく、すべては、応援してくれる周りの方やファンの気持ちを考えるが故に松井選手の肩に重くのしかかっていたということか。これで、どれだけ松井選手が、ファンのことを考えてプレーをしてきたかが分かった気がした。
あるアメリカメディアの記事に松井選手を威厳と品位があり、私利私欲のない、チームに順応した選手と評している部分があった。言葉の壁はあっても松井選手の良さは、しっかりアメリカの人たちに伝わっているんだなぁと感じた。
松井選手は、自分のことは二の次で、常にチームのこと、ファンのことを第一に考え、周りの人に勇気や元気を与えることで喜びを感じて、そこからパワーを貰いプレーするタイプの選手なんだと今回の一件で改めて確信できた。
1768試合連続出場は、松井選手が、自分のためではなく、人のためにプレーしていたからこそ生まれた大記録だったのかもしれない。これは、人格者でなければ本当の偉大な選手にはなれないということを表しているのだろう。

会見で、松井選手は今回のケガを極めて前向きに捉え、これをステップに更に自分を高め上を目指そうとしていることが伝わってきた。リハビリをしながら復帰に備える松井選手の目に、これまで慣れ親しんだ野球がとんな風に映り、それが今後の野球人生にどんな風に好影響をもたらすのか、非常に楽しみです。

米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手が12日、当地の病院で骨折した左手首を固定する手術を受けた。手術は成功し、13日午前に退院の予定。プレー再開に、早くても3カ月かかる見込みで、前半戦の復帰はなくなった。ヤンキースは同日、松井秀を15日間の故障者リストに載せた。
 球団広報によると、12日午前6時10分(日本時間同午後7時10分)に麻酔室に入った松井秀は、同45分に麻酔を受け、約2時間の手術に臨んだ。
 骨折したのは親指付け根の近くにある橈骨(とうこつ)の部分。関係者によると、骨折部位をピンなどで固定する手術で、ピンを除去する再手術の必要はないという。骨折は1カ所で神経など他の部位の損傷はなかったという。午後12時45分。無事に手術を終えた松井が病室に戻ってきた。「手術は完ぺきだった」。ヤンキースのチーム・ドクターのスチュワート・ハーシュ医師は断言した。
 当面はギプスで左腕を固定し、2、3週間後にギプスを外してリハビリテーションを開始する。
(共同通信)- 5月13日


松井選手は、球団広報を通じてコメントを発表。

「けがをしたことについては残念だし、チームに迷惑をかけて申し訳ないと思っています。また、元気にグラウンドに立てるようにがんばっていきます。連続試合出場に向けて、毎試合起用して頂いた事は、トーリ監督に感謝しています。」

それに対してのトーリ監督のコメント。

「本人がチームと球団に対しいかに責任を感じているかを表す言葉だ。前にも失策を犯したとき、自分に謝りに来たことがある。連続出場について本人は感謝していたみたいだが、記録に関係なく、あいつ抜きのメンバーが考えられなかった。打順を決める時にヒデキの名が書けない。こんなことは想像もしなかった。わたしの感じでは、完全な状態で戻ってくるのはシーズンの最後じゃないか。」

「橈(とう)骨の骨折で最低3カ月はかかるだろう。彼は特別な選手。復帰までにやることがたくさんあるし、(左打者にとって)左手は球を強くたたくのに重要だ。今季終了までに戻ってきてくれれば。ゲーム前にミーティングを開いて選手には説明した。チームにはベテランが多いし、みんなの力でなんとか乗り越えたい。」

トーリ監督が、試合前ナインに投げかけた言葉。

「ヒデキはビッグ・ガイ(大切な選手)だ。彼がいなくなるのは痛い。たぶん、レギュラーシーズンでの復帰も難しいだろう。でも、きっとプレーオフには戻ってきてくれると思う。その日まで、みんなで力を合わせて頑張ろう!!」

キャッシュマンGMは、術後松井選手の元を訪れた。

「He's a very special man. As good a player as he is, he's better as a person. You want all your players to be like him.」

オーナー・スタインブレナー氏は広報を通じコメントを残した。

「松井は素晴らしい選手であり友人。故障は本人、そして日本の友人たちにとっても残念だろうが、たくましい彼のことだからきっと強くなって戻ってきてくれると信じている。」



昨日終日、メディアは松井選手のケガについて、松井選手が抜けることによる周囲への余波について伝え続けた。そして、今日ヤンキースタジアムでは、松井選手のいない試合が行われた。なんだか不思議な感覚だった。いつもテレビで見慣れているはずのスタジアムなのに、見知らぬ土地へ来てしまったような違和感を覚えた。これまで松井選手の目を通してメジャーリーグという風景を見ていたんだなぁということを実感させられた。
いるはずの選手がいない球場、松井選手のプレーで何度も観衆が沸いた球場を静かに眺めていると、これまで松井選手が、連続試合出場し、その試合すべてで全力プレーをして、観ている人に何を伝えたかったか、そして何を伝えてきたかが少し分かった気がした。

松井選手が、再びピンストライプに身を包みヤンキースタジアムに戻ってきた時が、野球人生の新たなスタートとなる。もしかしたら、その時、松井選手の目の前には、少し違った景色が広がっているかもしれない。根底に流れる信念は変わらず、更にその上に新たな精神的支柱、新たな境地、新たな目標を持った松井選手のプレーを心待ちにして復帰を待つ。

アメリカメディアの伝えた5月11日”Killa For Godzilla ”

”After Surgery, Matsui Apologizes for Injury ”

【追記】
アメリカメディアの伝えたマツイヒデキ。

Now Mats class, Barry

The most famous athlete in the world right, one with all the trappings of fame including his own ridiculous reality television series, is a talented, mean-spirited left fielder named Barry Bonds. We are supposed to hang on every swing and every word as he gets ready to pass Babe Ruth and then set his sights on the great Henry Aaron. There is the rest of the baseball season and there is the circus that is Bonds. Who apologizes for nothing.
Then there is the left fielder for the Yankees, Hideki Matsui, who dives for a ball the other night against the Red Sox and breaks his wrist and apologizes afterward for getting hurt and letting everybody down. The most famous quote to come out of him since he comes here from Japan is that.

At a time when we demand to know as much as possible about our celebrities, in and out of sports, when it sometimes seems as if it has become some kind of wretched Tom Cruise world, the only thing we know about Matsui is the way he plays the game.

One of the most admirable players the Yankees have, and one of the best, tells us hardly anything until he gets hurt. Then he says he's sorry. It is worth pointing out again, now that he is out of the lineup for a long time, that he is as much a Yankee as any of them.

In Japan, of course, the coverage of Matsui, even after he has been a Yankee for years, is constant and immense, an army of Japanese media covering Matsui the way Bonds is covered these days. It is different here, where Matsui only communicates with us through a translator, and through his baseball. If you think about it, it wasn't much different for DiMaggio when he played. It frankly isn't all that different with Derek Jeter, who blessedly doesn't go through life thinking he has to take his own temperature for the media every single day.

This is a good thing with Jeter. Same with Rivera. Same with Bernie Williams, his whole career. It was why it was so shocking the other night to see Bernie flip that batting helmet at home plate umpire Charlie Reliford. He apologized the next day. Not one of those apologies from modern athletes, the kind where they say they're sorry if they offended anybody.

"My actions are unacceptable," Bernie Williams said.

There is a reason why he is cheered the way he is at Yankee Stadium, and it isn't always because he has been around the place forever. Williams acts the way old Yankees used to act. So does Jeter. And Mo Rivera. And Matsui, who gets hurt laying out in the first inning of a game against the Red Sox in the middle of May.

The Yankees say they will try to replace Matsui from within. For now. We'll see what happens if they start to lose some games. But nobody they bring in will fit the team and the place and the uniform better than the left fielder who got hurt the other night, then issued a statement that for him was like the longest speech of his Yankee career so far:

"I would like to thank Joe Torre from the bottom of my heart for having been considerate of my consecutive games played streak (1,769 games, starting in Japan) these past several years and for placing me in the lineup every day. I feel very sorry and, at the same time, very disappointed to have let my teammates down."

In a world where we want more and more from our sports stars, where every play and every quote and every call is analyzed and over-analyzed, where the world of sports is louder than New York City, Matsui reminds us of something:

Sometimes less is more.

In a sports culture that becomes less civil by the day, Matsui, from another country, brings dignity from another time. In that way, our left fielder is the opposite of the one in San Francisco.

~(NY DAILY NEWS)~


Heartbreak in the Bronx

May 12, 2006

The Yankee/Red Sox contest in the Bronx Thursday was finally played to a conclusion in three hours and 59 minutes. It was a tough loss for the team and its diehard Yankee fans, but the heartbreaking moment came much, much sooner.

Yankee starter Shawn Chacon, who would struggle with his control the whole time he was on the mound, delivered a first-pitch ball to Kevin Youkilis at 7:08, and five throws later the Red Sox first baseman reached safely when Yankee Captain Derek couldn't control his hot shot into the shortstop hole. A look at the line score will tell you that the Sox failed to score that frame. But I can't help but wonder if Hideki Matsui would have made such a dangerous attempt to corral second batter Mark Loretta's soft liner into short left field if the Sox hadn't gotten something started so soon.

Matsui charged the sinking quail with abandon, and with a stretch and a reach he got to the ball just off the grass, but his momentum sent him rolling over his gloved left wrist. That the ball rolled free was disappointing, but immaterial. But that the gritty, gutsy Matsui came up grasping his wrist in pain was anything but. He gamely recovered the ball and held Youkilis at second, and then collapsed in agony. It is two weeks into May and the Yankees have lost two thirds of their vaunted starting outfield to injury, and who knows when we'll see Hideki patrolling left field in the Stadium again?

Bernie Williams entered the game to play right field after Matsui's loss, with Bubba Crosby switching to left. Speculation has been rampant how well Williams would handle corner positions after 15 years in center. He did well in helping the Yanks to escape the first unscored upon, making a long run to catch a tricky pop along the side wall with one down, but a tragic Bernie mistake later on would cost the Yanks the game.

The Yanks tried to put the loss of their teammate aside and take the game, for themselves, their fans, and Matsui.

even if the most stoic among us can takle this loss with a grain of salt, it's hard to find soothing words for the beloved Mr. Matsui and his pain, and how the club will replace the relentless play he brings each night to this game. Late rock icon Elvis Presley's monster hit Heartbreak Hotel hit the charts in the United Kingdom back on May 11, 1959. Fans will continue to flock to Yankee Stadium in record numbers this season, I'm sure. They'll enjoy their time spent in the home office for baseball rooting on the Yanks, just three short years from its scheduled replacement.

It's a place of mystique, of aura, of unequaled excellence afield and unprecedented success. Many, myself included, call this place where Ruth, Gehrig, DiMaggio, and Mantle played the Baseball Cathedral. But until Hideki Matsui can play left field again, it will be a bit of Heartbreak Hotel as well.

~(NYYFans.com)~


Matsui speaks perfect English with apology

Published May 15, 2006

Hideki Matsui didn't just break his wrist last week. He broke the first rule about discussing the incident.

He actually sounded sincere.

"Due to this injury, I feel very sorry and, at the same time, very disappointed to have let my teammates down," the Yankees outfielder said.

It was a bit stilted, but so is Matsui's English. The funny thing was he didn't have anything to apologize for.

Even New York fans don't usually hold players responsible if they break bones in the line of duty. But Matsui is from Japan, where they emphasize taking personal responsibility.

Then there is our culture. Almost any time a star messes up, their first responsibility is to stiff-arm the issue and insult our intelligence.

That's done through the famed statement release. It is written by a spinmeister whose job it is to make Larry The Cable Guy sound like Sir John Gielgud.

There have been some fine orations lately, like the statement the Dolphins put out after Jason Taylor was accosted by two skinheads.

"My wife and I were the victims of an unfortunate incident late last night, but we are both fine. I truly appreciate everyone's concern and am looking forward to enjoying a great day of golf at Derrick Brooks' charity event here in Tampa."

Other than that, Mrs. Lincoln, how did you enjoy the charity golf tournament?

Taylor hadn't done anything wrong, yet his PR people still made him sound like the Stepford Defensive End. The real classics come when a jock has to apologize. Elton John summed it up nicely in Sorry Seems to be the Hardest Word.

It's sad, so sad. It's a sad, sad situation. And it's getting more and more absurd.

Elton must have known Delmon Young was going to throw a bat at an umpire.

"I sincerely regret my actions in the game yesterday. Regrettably, in the heat of competition my emotions got the better of me."

The agent-produced "statement" by the Devil Rays' prospect went on to say that it's never right to throw a bat at an umpire. Remember that, kids.

If Young had been truly sorry, he would have issued an apology the old-fashioned way: by standing up in front of the world, taking out a piece of paper and reading a prepared statement with his loving agent by his side.

No wait, that didn't exactly work for Terrell Owens.

Genuine contrition doesn't require a prepared text. If anything, we'd at least respect players a lot more if they would be honest and say they're not sorry.

He's a major-league blowhard, but David Wells was authentic in spring training when he decreed that Bud Selig should resign as baseball commissioner.

"There's so much hatred against Bud right now. It's a joke. Nobody likes him."

That sounds like Wells. After being sent to the principal's office, these are his words in a statement released by his agent.

"Mr. Selig's job subjects him regularly to close scrutiny by all who work in and follow the game. That job should not be made even more difficult by unwarranted personal attacks."

Thank you, Sir David.

It's undoubtedly hoping for too much, but maybe they will learn from Matsui. If you want people to believe you, start by being yourself.

Course, I could be wrong about all this. If so, I sincerely apologize and nevertheless look forward to enjoying a great day of golf at Derrick Brooks' charity event.

~(Orland Sentinel)~


The answer is patience

The slugging outfielder, a major run producer in the middle of the Yankees' lineup, lay crumpled on the outfield grass, writhing in agony. It was apparent he had been seriously hurt, his season in jeopardy; a major blow to a team that began the day a game and a half out of first place.

One last observation about Matsui. In a little more than three years, he has proved to be a man of dignity and class, a selfless, team-oriented player thoroughly schooled in fundamentals, possessed with great instincts and a work ethic that makes him a throwback to the likes to Lou Gehrig and Cal Ripken, Jr.

It's a tribute to Matsui that he had not missed a game in more than a decade on two continents, and an even greater tribute to Gehrig and Ripken that Matsui's consecutive game streak was only slightly more than halfway toward those Iron Man streaks. Gehrig and Ripken are not only are to be commended for their dedication, they were both extremely fortunate to have avoided the kind of streak-breaking injury that Matsui sustained.

~(YES NETWORK.COM)~


Matsui's injury: Hideki Matsui broke his wrist during a Thursday night loss to the Red Sox. He's set to miss about 3 months. This is clearly a very tough break for Hideki. Hislong consecutive games played streak came to an end. Much ado has been made about this streak. Some have argued that it's hurt the team. Why some people believe that is tough to figure. Playing every day hasn't stopped Matsui from being a productive player with the Yankees. It has only gotten a potent bat into the lineup as often as possible. It's not like people complain about Alex Rodriguez or Derek Jeter being in the lineup constantly. If anything, it can be argued that too much rest is what really hurts Matsui as evidenced by his poor ALDS last season, a stretch that had the Yankees idle on 3 of 8 days. Now those who wanted the streak to end get their wish at a major cost to the Yankees. Matsui's injury is quite frightening. It's the kind of thing that could take a long time to completely heal (if it ever does). Hideki will be missed. He brings a professional demeanor everytime he takes the field. He plays the right way. Baseball is just as big of a loser as the Yankees because of Hideki's ailment.

~(George's Yankees Blog)~

打数:0・安打:0・打点:0  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 31 119 31 5 19 .261 .353 .454 .807
松井:5番・レフト先発出場
先発:チャコーン(IP:4.2 H:5 R:1 ER:1 BB:5 ERA:3.68)

『松井秀喜の連続試合出場記録がストップした日』

それは突然の幕切れだった。1回表の守備、レッドソックス・2番バッター・ロレッタの打球は、浅いレフトフライ。懸命に追っていった松井選手は、足から滑り込み一旦ボールはグローブに入ったかに見えたが、ボールは後ろに転がった。一瞬何事もなく試合が進むかと思いきや、松井選手は、膝をついて手首を押さえている。その顔は、痛みでゆがんでいた。スローで見ると、ボールはグラブに入ったが、体が飛び込んだ勢いで前に流れる中、左手に体重がかかり、グラブが芝に取られて手首が反対の方向に完全に曲がってしまっていた。そして、そのまま松井選手は、トレーナーに付き添われてグラウンドを後にした。

これまで何度か訪れた記録ストップの危機も松井選手の持つ強運によって乗り越えてきた。昨年の6月8日のスタメン落ちをした試合では、試合展開によってかろうじて一打席代打として出場。6月12日、守備ので右足を負傷した時には、ケガをした翌日に試合がなく、しかも14日の試合からヤンキースのホームゲームでインターリーグ中でもDHが使えるというツキが松井にはあった。しかし、今日はその神通力が効かなかった。

野球協約によると「プレーヤーが連続試合出場を記録するためには、自分のチームの守備に初めから終わりまで出場するか、塁に出るかアウトになって打撃を完了しなければならない。」と定められている。無情にも5回が終わり、この試合が成立した時点で松井選手の連続試合出場が途切れるという悪夢が現実のものとなった。

060512_injury2 060512_injury1 巨人時代の93年8月22日の横浜戦から続く偉大な偉大な連続試合出場が、1768試合(日本1250、米国518)で途切れた。松井選手の手首を押さえて静かに痛みをこらえる顔、口を真一文字に結んで下を向いてベンチに下がる姿を見ていると、13年間という長い時間どんな想いで松井選手が、この記録を大切にしてきたかを考えずにはいられなかった。
かつて調子を落とした時、トーリ監督に、「チームの勝利に貢献出来ない状態なら、連続試合出場記録が途絶えてもいい。チームの勝利を優先させてください。」と進言したこともある。そして、連続試合出場について「毎日試合に出続けることは、自分の中では非常に価値の高いことだと思います。連続試合出場記録が続いているという事は、自分の中では誇りに思っています。自分のチームがゲームをやっている以上、出て力になりたいってただそれだけですよ、毎試合毎試合。例えば昔のように、自分が出ると言えば絶対に出られる状況とは違う。今は出たいと言っても出られないかもしれない。つらいのは野球ができないことでしょ。野球ができてつらいことはない。」と話し、松井選手にとって試合に出続けるということは、野球が好きで、チームの勝利に貢献したいという極めて純粋な気持ちの表れだった。おそらく、1768試合連続出場しているということは、その試合すべてで、チームに貢献できる自分の力を信じて打席に立ち続け、守備にもついてきたであろう。

かつて語った「僕が今まで自分の記録のために、試合に出し続けて欲しいなんて思ったことは1回もないですよ。」という言葉。

連続出場には、記録に対するこだわり以上に松井選手の野球に対する信念や自分の存在表現が凝縮されているような気がする。松井秀喜の野球人としての誇りを形作る上で大きな部分を占めていたのではないか。それが途切れることが松井選手にとってどんなことか、それは、周りに弱みを見せずどんな時も寡黙で誠実に記録を更新し続けてきた松井選手本人にしか分からないのかもしれない。

直行した病院での精密検査。左手首骨折という松井選手にとって更に辛い結果が待っていた。チーム関係者によると、松井選手は医師に対し「今まで味わったことのない痛み」と話し、手術を勧められた時は、少し間を置いて首を縦に振ったという。12日、午前7時30分(日本時間午後8時30分)から緊急手術を受けることになった。
そんな中でも、松井選手は、試合中のチームに対して「今、勝っているの?」と心配していたという。常にチームを第一に考えるなんとも松井選手らしい一言だった。自分の記録には、それほど執着心のない松井選手が唯一大切にしてきた連続出場記録よりも何よりもまずチームを心配をする所に、松井選手の価値基準を見た気がした。

トーリ監督のコメント:「ベンチからはよく見えなかったが、トレーナーのジーン・モナハンと戻ってくるときのヒデキの苦痛な表情ですべてを察した。昨年セントルイスで足首を捻挫したときも、記録を続けたし、彼が戻ってくるのを待ちたいが、ジョニー・デーモン、ブッバ・クロスビー、バーニー・ウィリアムズ、メルキー・カブレラでやりくりしていくしかない。あいつは、ただのレギュラー選手じゃないんだ。(復帰に)2、3か月は必要だろう。あまりにも痛い。
連続試合出場は続けさせてあげたかった。(3-5で負けた試合の)結果より松井の方が気になった。家族同然の存在だから。これまで彼がいない状況など考えたこともない。He's a guy that you never even think twice about if he's playing or not. He goes in there and he finds a way to help you win -- whether it's with his reactions in the outfield, his knowledge on the basepaths or his ability to hit in tight situations. He's like the Rock of Gibraltar. You don't even think about anything that is going to keep him down. 」

試合後のクラブハウスの雰囲気は重く沈んでいたという。

デーモンのコメント:「He was just trying to make a catch. Sometimes your glove sticks in the ground, and your wrist is moving in one direction and your glove is moving in the other. It's only preventable if you go out there and don't try to make a play. Matsui's not that type of player. あんなにタフな男が苦痛の表情だった。難しい状況だけど、ヒデキにはなんとか乗り越えて欲しい。It's crushing. You don't wish this on any team, and it's happened to us. We're hurting because we lost, and we're hurting because we're going to have to find a way to overcome losing some awfully important people in our lineup.」

ジーターのコメント:「You can't replace Matsui because he does some things no one else can do. You just need some guys to fill in for him when he's gone, and hopefully he'll be back sooner rather than later.
ゲームが終わるまで詳しいことは何も分からなかった。今は、すごく胸が痛む。」

ジアンビのコメント:「The biggest thing is everyone feels sad. The overwhelming feeling right now is just sadness for Hideki. That's a big streak for Hideki.He takes a lot of pride in that streak. and he's a big part of this lineup. He's such a good friend, and you feel terrible. He was in a lot of pain, and for him to be in a lot of pain, you knew it was something bad.」

クロスビーのコメント:「When you're a bench player like myself, you're always looking for an opportunity to play. But for it to happen to such a good guy, you never wish that. Being an athlete myself and always being concerned about injuries, you never want somebody to get hurt.」

キャッシュマンGMのコメント:「明日(12日)、午前7時30分から手術を行う。ヒデキは激しい痛みを訴えていたし、相当深刻なけがだと思う。昨年、ロビンソン・カノや王建民が出てきたように若手を中心に、現勢力で戦うだけ。入れる故障者リストは15日か60日の方かまだ分からないが、1日も早い回復を願っている。」

広岡氏:「今まで、どんなケガでも『大丈夫。(骨は)折れていないと思う』といっていたのに、今回は『痛い』の一言だけでした。普通の人ではこらえ切れない痛みなのだと思います。」

DAILY NEWSに「For Torre, the strangest moment will come today when he goes to fill out his lineup card. Matsui had played in every game since arriving in the Bronx for the 2003 season and he had been the one sure thing for the manager. Until now.」とあった。ヤンキースにとって、チームメイトにとって、松井選手の存在がどれ程大きなものだったかを物語っていた。
多くのファン、チームメイトに愛される人間性を持ち、気の優しい松井選手だからこそ、苦難に直面している時、心の底から応援したい気持ちが沸いてくる。

今のところ、今回の守備での負傷骨折というのは、起こりうる事象の中で最悪の結果としか思えない。しかし、松井選手の長い野球人生を考えた場合、このケガがどんな意味を持ってくるのかは、まだ分からない。

『人間万事塞翁が馬』

松井選手の前に、これまでで一番大きな壁が立ちはだかった。この壁を越えることによって、それを糧として更に素晴らしい野球人生が松井選手には待っていると信じています。昨年の足首を捻挫した時は、その後バッティングに関して、絶好調の時期を迎えた。それと同じことが今回も起こると。
今回の一件は、「松井秀喜」を更にドラマチックにする、今は、そういう風に前向きに捉えたい。これまでも苦しい時ほど松井選手の真価が発揮されてきた。どんな力強い復活劇を見せてくれるのか、そこに勇気をもらいながら、精一杯応援していこうと思う。

一日も早い復帰をお祈り申し上げます。

頑張れ~、松井秀喜!!

打数:3・安打:0・打点:0・四球:1  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 31 119 31 5 19 .261 .353 .454 .807
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ【W,6勝1敗】(IP:6.2 H:7 R:3 ER:3 BB:1 ERA:2.56)

『対戦ピッチャー』
・vs シリング(R)【Career:19-7 avg .368】:第1・2・3打席
・vs タバレス(R):第4打席

第1打席1-1-0 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、インコースへの速球(145km/h)を打ってファール。2球目、外角低めへ変化球(135km/h)が外れてボール。3球目、真ん中やや外角寄り高めへの少し抜いた速球(143km/h)を打ち上げてしまいセンターフライに倒れる。バットとボールの距離が十分取れず、ほんの僅かタイミングを外されたということだった。また、バットが下から出てヘッドが走っていないという印象を受けた。

第2打席1-0-1 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角への速球(147km/h)が外れてボール。2球目、真ん中やや低めへの速球(147km/h)を打ち上げてしまいレフトフライ。真ん中低めの球に対してレフト方向への打球が飛んだということで、それは、バットがしっかり内から出ている証拠なのかなと感じた。一時期のボールを巻き込むようにライト方向へ引っ掛けるバッティングとは明らかに変わってきているのかもしれない。

第3打席3-2-2 ランナー:なし フルカウントから四球を選ぶ。

第4打席2-2-0 ランナー:一塁 カウント2-2から外角低めへ逃げながら沈んでいくシンカー?(145km/h)を引っ掛けてボテボテのショートゴロ併殺打。やや始動が遅れたのか、グリップがトップの位置に入ってからの十分なタメがなかったように感じた。横から見た映像では、バットとボールの距離が取れず、かなり差し込まれていた。



松井のコメント:「シリングはいつもカッターが多いけれど、今日はあまり使っていない感じです。1、2打席のボールは両方甘かったが、両方ともに詰まった。ちゃんと打っているが、芯に当たらなかったりとか、角度の問題だったりとか。打ち損じが多いといえば多いということ。紙一重といえば紙一重。別に(打撃の)状態は変わっていないと思いますけど…。」

打ち損じてフライが多くなるということは、やはりバットの軌道が不自然になっているということなのかもしれない。ホームランを打った時のバッティングと比べると、ややバットの出が悪いという印象だった。バットが最短距離に立って出てくる時は、一気にスイングがトップスピードになる気がする。下からバットが出たり、バットが遠回りしたりすると、ヘッドが走らないし自動的にタイミングも遅れることになるのでは。

昨日大島氏が、テイクバックしてからのグリップの位置についてあまり神経質にならない方がいいとおっしゃっていたが、マッティングリー打撃コーチとのやり取りで、今松井選手は、軸足に長く体重を乗せタメを作り、グリップの位置を体の方に少し近づけ、内からバットを出すことに気をつけていると思われる。そのグリップの位置と重心移動に気を使いすぎて、タイミングに関して少しズレが生じているのではないかと感じた。今日のすべての打席で、松井選手が、気持ちよくスイング出来ているようには見えず、何かスイングに重さがあったのでは。今日ホームランを打ったロドリゲスやポサダ、オルティスのバッティングと比べると何処かタイミング的にぎこちないような気がした。
軸足に重心を長く乗せてタメを作れば、それだけ足をステップするまでに長い時間を必要とする。そのために始動を早くした。この一連のバッティングの動作の中での時間配分の変化を松井選手の体が憶え、今のバッティングフォームを松井選手のものにするには少し時間がかかるのかなと考えてみた。

松井選手は、状態自体は悪くないと語っていた。少しのズレを修正すれば、直ぐにヒットを量産できる体勢にあると松井選手は考えているはず。

がんばれ~、松井選手!!

【追記】
この試合、同点で迎えた5回裏。ここのところ不調で苦しんでいたロドリゲスが、7号ソロホームランを放ち勝利に大きく貢献した。 昨日は、2つのエラーを犯しメディアや、オーナーに激しくバッシングを受け、3回のファーストファールフライアウトでは、スタンドのファンからあからさまなブーイングを受ける。そんな中打った対レッドソックス戦での勝ち越しのホームラン。なんだか、ここにドラマを感じて感動してしまった。
ファンからのプレッシャーや昨日の負けによる自責の念があるであろう精神的に追い込まれた状態でも、冷静に自分の出来る最大限のことを行ったロドリゲスの凄さをまざまざと見せられた。さすがスーパースター!!

After a Game to Forget, a Home Run to Remember

打数:4・安打:0・打点:0  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 30 116 31 5 19 .267 .356 .466 .822
松井:5番・レフト先発出場
先発:R.ジョンソン【L,5勝3敗】(IP:3.2 H:5 R:7 ER:2 BB:5 ERA:5.01)

『対戦ピッチャー』
・vs バケット(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs シアネス(R):第4打席

第1打席3-2-2 ランナー:なし カウント3-2からの6球目、真ん中への速球(155km/h)を打つも伸びがなくセンターフライに倒れる。やや上半身に力の入った感じで、バットの抜けが悪かったという印象。
大島氏:「差し込まれ当てにいっていた。」

第2打席1-0-2 ランナー:なし 初球、インコース寄り低めへの速球(156km/h)を見送ってボール。2球目、真ん中やや外寄り低めへの速球(158km/h)を打ち上げて浅いセンターフライに倒れる。150km/h台中盤の速球に対して特に今日は始動を早めているという印象。
大島氏:「テイクバックの時、早めに手を引いている。速いボールに合わせているなということが直ぐに分かる。タイミング的にはそんなには悪くない。速いボールなのでポイントを前に出して捕らえたいという意識もある。いい感じでは捕らえているが、少しバットが遠回りしたかなという感じ。」
速めに始動し、リラックスしながらゆったりとテイクバックを取っているので球威のある速球を打っているという感じではなく、十分打つまでの準備が出来ていた。しかし、バケットの速球が思ったより手元で伸びているのか、押され気味に見えた。タイミング的には、ややボールを呼び込みきれず若干前で打っていたのでは。

第3打席0-1-0 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角への速球を見送ってストライク。2球目、真ん中低めへの抜いたカーブ(148km/h)に対して、タイミングを外され体の開きを抑えることが出来ず、下半身から崩されてセカンドへの内野ゴロに倒れる。
大島氏:「ストレートを狙っていった時に、このカーブをしっかりタメて打てるかどうかが、本調子になれるかの分かれ目。速いストレートを待っていながら、いい時はあのカーブに対して早く左手を離して、右手一本で拾ったりすることが出来る。そこまでの状態にはなっていない。しかし、そんなに深刻になるような状態ではない。」

第4打席1-0-0 ランナー:なし 初球、真ん中低めへの速球を見送ってボール。2球目、インコース低めへの速球に対して、上手く重心を落としてバットに乗せるようなバッティングだった。内角低めへの抜かれた変化球に対してこのような打ち方をしてライトスタンドへホームランにするというのは良く見たことがある。だから、今回ももしかしたらスタンドまで届くかなと思ったが、もう一つ伸びがなくライトフライ。今回は、速球だったのでややタイミングを外されインパクト不足という形になってしまったように思う。また、ステップしてから、重心を落としているので、奇麗な軸回転ができなく、鋭いスイングではなかったのかも。
大島氏:「腰砕けといったらおかしいが、少しポイントが前だった。もう少し下のねじれがあるとポイントにボールが入ってきて、上手く捕まえられたのでは。ややお腹が引っ込んだようなうち方に見えた。ということは回転する軸がズレている。今、上体の手の動きをチェックしているが、一回下半身のねじれ等チェックしてみると違ってくるかも。」



解説の大島氏が、今の松井選手の状態を話されていた。

「率が下がってきた時でもそんなに悪い状態とは見ていなかった。ただベンチの中での仕草。グリップエンドの位置を気にしながらテイクバックをチェックしているシーンがあった。あまり神経質にならないほうがいいのではないかという気がした。コメントで、いい時のビデオを見てバッティングコーチと修正をしたと言っていて、その日かなんかにホームランが出た。その時の感じも悪くなかった。別にそんなに神経質にならなくてもいいんじゃないかと思うが、これも松井選手の性格だから仕方ない。問題なのは、グリップエンドと自分のポイントとの距離が取れるかどうかが大事。手を後ろに引き過ぎると今度は距離が取れすぎて反動を使って打ちたくなる。速いボールに対して反動を使って打つとかえってバットが遠回りする。折角下半身のねじれを使って打ちにいくわけだから反動は使わないほうがいい。」

「タイミングの取り方で少し神経質になりすぎているのかもしれない。テイクバックして手の位置がしっかりとした所に落ち着くまで不安な気持ちが先に出る。」

大事なのは、下半身主導によるバッティングで、下半身から順番に回転の力がバットの先まできちんと伝わっていくということが求められるのかなぁと感じた。そうすれば、テイクバックの反動を使った腕主導の振りにはならず、自然とバットが内から最短距離に出てくるようになるのかもしれない。 大島氏は、下半身からの連動がしっかりしていれば、あとは自然とバットが理想的な形で出てくると言いたかったのかもしれない。

松井選手は、バケットとはこれまでレギュラーシーズンの対戦はなく、2003年のワールドシリーズ、対マーリンズ戦の第三戦・第6戦に対戦がある。その時は、5打数0安打、1つの内野ゴロ、3つのフライアウト、1三振という結果だった。その後、マーリンズはワールドシリーズを征し、バケットがMVPを獲得する。 今日はそれ以来の顔合わせとなった。結果は、2つのフライアウトと1つの内野ゴロ。やはり、基本的に手元で伸びのある150km/h中盤の速球が効いていて、球威に押されてフライアウトになる場面と抜いた球に崩されてのゴロとなる場面があった。松井は、「ボールが走っていた」と話した。コース的にはいずれもそんなに厳しい所ではなく捕らえられそうだったが、紙一重の誤差で仕留められた。その僅かな誤差を埋めるのが難しく、ピッチャーの力の方が一枚上手だったといった印象。しかし、打球はしっかりと上がっているし、軸足に体重を長く乗せるという感覚を維持していけば自然と結果は付いてくるような気がする。

試合前、松井選手は、ベケット投手に対して「あの(2003年、ワールドシリーズ)屈辱は忘れない。あの屈辱は残っています。いつまでたっても忘れないですよ。あのときはすごいボールを投げていたからね。楽しみです。いいピッチャーとやるときはいつもそう。こちらの潜在能力を発揮させられそうですからね。」と意気込みを見せていたという。しかし、今日は、相手のいい所が出てしまった。
松井選手がメジャーに渡った年、最初は手も足も出なかった元レッドソックス、ペドロ・マルティネスを2003年リーグ優勝決定戦・第7戦、見事打ち崩してヤンキースを勝利に導いたことがあった。松井選手のマルティネス投手に対する闘志は並々ならぬものがあり、いくつもの好勝負を見せてくれている。もしかしたら、バケット投手に対してもその気持ちに通ずるものがあるのかも知れない。今シーズン、まだまだベケット投手とは多くの対戦が待っている。必ず、松井選手なりの研究と対策で、シーズン終盤、重要な場面でこの借りを必ず返してくれると信じています。

頑張れ~、松井選手!!

試合は、ヤンキースが、四球8つ、エラー3つと伝統の一戦にふさわしくない戦いぶりでレッドソックスに大敗した。それを象徴するかのようにR.ジョンソンは失点7に対して自責点2という結果だった。ただピッチャーが打たれて大量点を取られたのなら次の日は、締まった試合になり意外と勝てたりするというイメージがあるが、今日の負け方は、明日へ引きずてしまうような気がする。しっかり気分を切り替えて、明日はいい試合をしてほしいな。

松井のコメント:「自滅したような感じ。」

トーリ監督のコメント:「みっともない試合だな。ランディ(ジョンソン)だけじゃない。みんな駄目だ。」

頑張れ~、ヤンキース。

打数:2・安打:2・打点:3・四球:3・本塁打:1  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 29 112 31 5 19 .277 .367 .482 .849
松井:5番・指名打者・先発出場
先発:王建民【W,2勝1敗】(IP:6.0 H:7 R:3 ER:3 BB:0 ERA:4.83)

『対戦ピッチャー』
・vs テヘダ(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2打席
・vs ウィルソン(L):第3打席
・vs マエイ(L):第4打席
・vs 大塚(R):第5打席

第1打席0-2-0 ランナー:一塁 2球目、外角への速球(145km/h)を打ってファール。やや腰が引け気味で重心が後ろにあり、当てるだけとなった。インコースに意識があったのかもしれない。3球目もファールにして、カウント0-2として、4球目、高さは真ん中、外角へのチェンジアップ(132km/h)に対して、ややタイミングを外され気味ながらも強引に引っ張った打球は、いい当たりではなかったが、大きく開いた一・二塁間を抜けるライト前ヒット。一塁上で松井選手の顔が少し緩んだ。ノーアウト・一塁ということでランナーを進めるという松井選手の狙い通りの結果になったのかもしれない。ライト方向を意識していたために体の開きが早く、遠い球に体が伸び下半身からの力は打球に伝わらなかったように見えた。

060508_5homerun 第2打席0-0-0 ランナー:一塁・二塁 1-1の同点で迎えた4回表。ノーアウト・一塁・二塁で松井選手の打席。
いきなり、初球から松井選手は甘い球を逃さなかった。初球、真ん中外寄りへの速球(146km/h)を捕らえた打球は、あまりにも松井選手がリラックスして余分な力が入っていないスイングをしたので、フェンスまで届くとは直ぐに分からなかった。しかし、打球はぐんぐん伸びて生きライトスタンドに飛び込む第5号勝ち越し3ランホームラン。何一つ無駄のない美しくシンプルなスイングとフォロースルーまで微動だにしない絶妙のバランスを保たれたフォームで放たれた打球は、気持ちのいいくらい奇麗な弧を描いていた。ゆったりと構え、優しくそして柔らかくトップの位置までグリップを持っていきボールを引き付けていた。この引き付けるまでの動作はスローモーションのように見え、それがスムーズなバットの振り出し(静から動)への移行を可能にしているようだった。そして、まったく力みのないスイングは、バットの完璧な軌道を生んだのでは。甘い球に対して、このようなリラックスした打ち方をすれば打ち損じは減るのかもしれない。
外寄りの球をライト方向へということで、初めからライト方向への大きな当たりを狙っていたのかなと思わせた。
解説・与田氏:「投げた段階から引っ張りにかかっている。この球がもう少し低めだったり、コースがもっと外寄りだったらこのようなホームランは出なかったと思われる。松井がライト方向へホームランに出来るギリギリのコースだった。」

松井のコメント:「初球の甘いボールでしたけど、しっかり振り切れたしいいバッティングだったと思います。」

第3打席3-0-1 ランナー:なし カウント3-0からのストレートの四球を選んで出塁。

第4打席3-2-2 ランナー:なし フルカウントから2球ファールした後、外角への速球を見送って四球で出塁。

第5打席3-1-0 ランナー:なし 今季初の大塚との対戦だったが、ボールが定まらずカウント3-1から高めへの変化球を見極めて四球で出塁。



今日の松井選手は、先制点を呼び込むヒットと、勝利を大きく引き寄せる3ランホームランでチームに貢献した。奇しくもこの日は、トーリ監督がヤンキース監督として1000勝目(球団史上4人目)を達成する節目の試合だった。その試合で、トーリ監督の大記録に花を添えた松井選手。「今の自分があるのはトーリ監督の存在が大きい。心から尊敬できる監督です」と話しニューヨークの父と慕うトーリ監督に対する親孝行の松井選手らしい決勝ホームランとなったのでは。これで、更に2人の絆は深まった、と勝手に想像してみる。 
トーリ監督は、「That three-run homer seemed to take the air out of them a little bit, and we kept coming at them.」と話した。そしてこの大記録に関しては、「96年に2年契約で引き受けたときには、ここで1000勝できるなんて思わなかった。ヤンキースの歴史に名を刻めるのは特別なこと。機会を与えてくれたオーナーのスタインブレナー氏には感謝している。そしてオーナーとキャッシュマンGMが集めた特別な選手たちを指揮できることにも感謝だ。ここは素晴らしい働き場所だよ。」と語った。

松井選手はトーリ監督に対して、「すごい数字だと思います。これからもまた、どんどん増えていくように、力になれるよう頑張りたい。」と喜んだ。

バーニーのコメント:「素晴らしい記録だね。彼は球団史上最高の監督になった。記録に値する指揮官だよ。」

ジーターのコメント:「メジャー最高の監督のひとりだし、選手も彼のもとでプレーすることを誇りに思っている。」

このような監督と選手の間の信頼関係が、チーム全体にあり、それがチームを一つに団結する力となっているような気がする。人間的にも魅力があり、松井選手にとっては一番の理解者である"トーリ監督"の下でワールドチャンピオンになることは特別な意味がある。松井選手に心地よい野球の環境を与えてくれているトーリ監督に、今度は、松井選手がチャンピオンリングをプレゼントする番だ。
今日の記念すべき日に、トーリ監督と松井選手が今シーズンが終わった時に、共に勝利の美酒を味わって欲しいと改めて強く感じた。
ヤンキースは、トーリ監督の力によって本当に雰囲気のよい、見ていて清々しいチームになっているなぁと感じます。

頑張れ、ヤンキース!!

今日の試合後、松井選手は、バッティングについて「ボールはしっかり見えていたし、内容も結果も非常によかったような気がします。I was able to have better timing today. My balance was probably a little off, but today [I] felt better at the plate.」と話し、納得しているようだった。第2打席、甘い球とはいえ"初球"を逃さず捕らえたということは、それだけ松井選手の状態の良さを表しているのかもしれない。第4号が出て僅か3試合目での第5号。昨シーズンは、第4号が5月31日で第5号が出たのは、それから12試合目の6月14日だった。松井選手が本当に調子がいい時は、当たり前かも知れないけど必ず自然とホームランが付いて来る。松井選手の頭でのイメージと実際の体の反応が徐々に一致してきているということでは。

ある記事により、マッティングリー打撃コーチとのやり取りの中で、松井選手がバッティングに関して取り組んでいる内容が新たに分かった。それは、"始動を早める"こと。

「始動を早めて足を上げている時間を長くした。体が後ろに傾かないようにしながら、一度完全に左足に体重を乗せてしまう」。バットの軌道を修正するため、振り出すまでのバランスを整えることにこだわった。

 打撃を考えるとき「球が投手の手を離れる前から勝負は決まっている」と言う。狂いに気がつきながら、修正しきれなかった今回も、その信条に沿って工夫を続けた。
~(MAJOR.JP)~


確かに、5月2日以降、松井選手が、軸足に体重を乗せてタメを作る時間が若干長くなっているのではないかということは感じていた。基本的に松井選手が昨年から取り組んでいたのは、「グリップを引くのと同時に右足を前にステップしていき、体の中心に重心を置いてバランスを取る。」というものだった。そして今回の、「始動を早くして、一度完全に左足に体重を乗せてしまう。」というマイナーチェンジ。いずれにしても、目的はボールを長く見るということ。今日の試合中も、DHでベンチにいる間、松井選手はしきりに、この体重移動とグリップの位置をチェックしていた。軸足に体重を長く乗せてタメを作ることによって、ゆったりとした構えと安定したボールの呼び込みが実現でき、打席の中で余裕が生まれたのが一番大きいのではないかと思う。

ボールを余裕を持って見極めることの出来るバッティングフォームによって、ストライク・ボールをきっちりと判断し四球を選び、甘い球は見逃さず一発で仕留める。打率、出塁率、共に上昇していくことを願っています。

頑張れ~、松井選手!!

【追記】
松井選手は、トーリ監督の疲れがあるのではという判断により今季2度目のDHとして先発した。
松井選手は、それに対して「Actually, I wasn't really tired. But looking at the results, I guess the D.H. spot fared pretty well today.」と話した。

打数:4・安打:0・打点:0  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 28 110 29 4 16 .264 .341 .445 .787
松井:5番・レフト先発出場
先発:チャコーン【W,4勝1敗】(IP:6.1 H:5 R:1 ER:1 BB:4 ERA:3.94)

『対戦ピッチャー』
・vs ロー(R)【Career:1-0 avg .000】:第1・2打席
・vs マエイ(L):第3打席
・vs アルフォンセカ(R):第4打席

第1打席1-2-0 ランナー:なし 外角の球、2球でカウント1-1。3球目、高さは真ん中、外角へのカーブ(126km/h)を見送ってストライク。与田氏:(腰が早く開いて)「初めから引っ張ろうという見逃し方だったのでは。」4球目、外角低めへの鋭く沈みながら逃げていくシンカー?(142km/h)を引っ掛けてセカンドゴロ。松井選手の予想した変化より鋭く沈んだために、呼び込むというよりはバットを当てにいった感じだった。

第2打席0-0-2 ランナー:なし 初球、真ん中への微妙に外に変化していく変化球を打ってファーストゴロに倒れる。かなり力が入って強引さの出た打席となった。おそらく、狙った球が来たので、「もらった」という意識が働いたのではないか。強引さによって体の開くタイミングが早くなり、バットも遠回りをする大振りとなってしまったように感じた。腰が早く開くことによって、腰の回転をバットヘッドの速度に上手く伝えることが出来ず、スイングが上半身の力に頼らざるを得なくなってしまうということがあるかもしれない。また、ややかかとに体重が掛かりバランスの崩れがあったのでは。

第3打席2-0-0 ランナー:なし 初球、真ん中低めへ沈む変化球が外れてボール。2球目、外角高めへ速球が外れてカウント2-0。3球目、高さは真ん中、外角への速球を打ち上げて、伸びがなくレフトフライ。この打席は引き付けて捕らえていたが、最後のひとタメが足りなかったのでは。また、かかと方向に体重が掛かり、一塁方向に体が流れ体重の乗っていない打球だったのかなと感じた。それによって、左腕による押し込みというよりより、ボールを体の前で払ったという印象がどうしても強く残った。肩の開きが早いとそれにつられて右手が先行し、左腕の効果を十分発揮できないと考えた。
打球は、レフト方向へ飛んだが、体の反応や力のベクトルがまだ、ややライト方向へあるのかもしれない。レフトへホームランを打っている時は、若干開きが押さえられ重心がしっかりレフト方向へ向かっていた。意識はレフト方向へあるが、形としては、振り遅れでレフトへ飛んでいるという風になっているのかも。

第4打席0-2-0 ランナー:なし 外角への球、2球でカウント0-2と追い込まれる。3球目、外角低めへの速球に対し上手く合わせバットに乗せた打球はレフト線ぎりぎりへ飛んでいく。しかし、レフトが懸命に追っていきグラブの先でかろうじてキャッチ。レフトフライに倒れる。外角の厳しい球に腰が引けそうになるが、体をなんとか残し、内からバットを出しきっちり最後まで振り抜いていた。

松井のコメント:「(当たりは)よかったけどね。いいボールだったからあれが精いっぱいだったね。」



今日は、すべて打った球が外角へのものだった。最初の2打席は、以前の松井選手の言うところの悪い癖が出て、体の開きが早く強引さの感じられる打席となった。それを受けて、その後の2打席は、一転レフト方向を意識した引き付けて捕らえるバッティングへと変わっていた。しかし、第3打席は、解説・与田氏が言われていたようにまだ、ライト方向への体の反応が残るバッティングとなっていたのでは。今、松井選手は、頭で考え、必死にバッティングを修正しようとしている過渡期にあるのかもしれない。バッティングは、0コンマ何秒の世界なのでいろいろ頭の中で考える時間は与えられていないと思っています。今求める松井選手のバッティングを無意識下の体の反応として体現できた時、本当の復調がやってくるのかもしれない。

この試合、松井選手以外、先発全員安打だった。そして、主軸の3番・ジアンビ、4番・ロドリゲスにホームランが飛び出したが、松井選手の見せ場がないまま試合が終わった。ヤンキースは、ここ4試合平均7得点と打線が活発で4連勝。投打の歯車が噛み合いだし、いよいよヤンキースの本領発揮となってきた。松井選手もこの波に乗っていって欲しいし、乗っていける状態にあると思う。

頑張れ~、松井選手!!

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