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松井秀喜ベースボールミュージアムにて松井秀喜の1号からこれまでのホームランカードを大きく引き伸ばしたパネルがありましたけど、あれを見て改めて思ったのですが、ホームランを打つ瞬間と言うのは、歯を食いしばっているか、ほっぺたを膨らましているかなんですね。
「全く意識してないんですけどね。やはり相当力が入っているんでしょうね。本当はガッと力が入るのはよくないんでしょうけどね。顔にね。本当はふざけたぐらいねリラックスした顔で打っていればもっといいんでしょうけど。それもね、まだまだこれからある意味では改良の余地があるという事なんですよ。いかにリラックスして打つかが問題ですから。顔も緊張していると僕としてはよくない。そういう意味では、ああいうものを見ながらもね、松井秀喜まだまだだ、こういうところが出来てないと思ったりもするんですけどね。」
〜ニッポン放送「ショウアップナイターストライク」(12/19)より〜
2005年オープン戦、松井自身は手ごたえを感じていた。そして、開幕直前のインタビュー。
「ファンの方の期待というのは、もう僕からしてみればどんどん期待してくださっていいし。技術的にだいぶ自信が持てるようになってきたんでしょうね。自分のバッティングに対して。だからこそ、特別何か、何かをやろうとかそういうものが無くなってきたんだと思いますけどね。」
開幕戦からいいスタートを切った松井。しかし、突然松井のバットから快音が消える。自己ワーストを更新する203打席ホームランなし。外角が打てない。打率も.260まで落ちた。チームも8年ぶりの最下位に低迷。決して泣き言を言わない男は、自分の中で苛立っていた。気分転換に車を走らせることも多かった。
「常に出来ることはやっているつもりですけどね。でもやっぱり勝たないとね。勝たないといけないですけど、勝たなくちゃいけないチームにいるし。全員がそういう気持ちでプレーしていかないと難しいでしょうね。特にこのチームは。自分さえよければいいだとか、そういう考えでやっている選手がいたら、もうチームは上手く行かないでしょうね。たぶん。ある意味特別なチームなんですよね。常に注目されているし、相手からも常に普段以上の力を引き出すわけですよ。やっぱり。ヤンキースというチームだけでね。相手がヤンキースというだけで。それを跳ね返していかなければいけないわけですから。なかなか1人でね、立ち向かっていけない環境だと思いますよ。例えば1人のスーパースターがいるとしますよね。そういう選手でも1人でヤンキースというチームを何とかし・・・。出来ないと思うな。僕は。まず歴史的にそうですよね。スーパースターは何人も出ているけど、そういうスーパースターと同じようなスターがまだいたりとかね。結局は、そのサポートのし合いが出来ていたからこそ強かったと思うんです。そういう選手達が、そういう気持ちを持っていかないと良くなっていかないような気がしますけどね。」
シーズン終盤の10月1日。
「ここに来て本当になんというか、チームとしての力がね出てると思いますよ。本来はね、自力が出ているということは、ある意味それは強い証拠だと思いますよ。この時期に来るというのはね。いいことだと思ってますけどね。苦しみましたけどね。」
シーズンが終了して。
「ある程度自信を持って開幕は迎えていたんですけど、開幕直後も非常にいい状態だったし、ある程度手ごたえを感じていたんですけどね。ホームランが打てると言う自信がどっかにあったんでしょうけど、相手もそう簡単に打たせてくれないという事ですよね。要は、ホームランが確率よく出るか出ないかそこだけだと思いますから、かっこよくいえば"見切って打つ"それぐらいの感覚がつかめるようになりたいですよね。まあこれは永遠のテーマかもしれないですけど。そのために自分はちょっとこういう風にしていこうだとか、アイディアは持っているんで、最初はそういうところから始めていきたいですね。」
〜TBS「NEWS23・松井秀喜 05年の足跡」(12/19)より〜
シーズン終盤、9月30日対レッドソックス戦直前のインタビュー。
「こういう試合をやるのは好きですよ。楽に勝てるのが一番いいけど、この時期にこういう試合が出来るのは30チームもあるけどほんの何チームしかいないわけでしょ。その中で自分がやれると言うのは幸せなことだし。気持ちは普段と一緒ですよ。ただ目に見えない緊迫感だとか雰囲気だとかそういうものが自然と自分の力に影響することは十分考えられるでしょうけど。」
気持ちは一緒。野球に於いて平常心を保ち、そう考えることが松井秀喜の夢に近づくためのキーワードだった。平常心でいられること、それは松井が普段から一番誇りにする部分だ。
〜フジテレビ「すぽると・THE MESSAGE」(12/12)より〜
ヤンキースの松井秀喜外野手(31)が20日、東京・神田のミズノ東京本社を電撃訪問し、2006年シーズン用のバットとグラブを発注した。すでに来季に向けて準備は着々だ。
この日昼過ぎに同社を電撃訪問。3時間以上もグラブ担当の坪田信義氏(72)、バット担当の久保田五十一氏(62)の"名人"と意見交換をしながら、来季用のバットとグラブを発注した。
「バットはまったく今年のものと変えませんでした。前年と比べて何もいじらないのは、プロになってから初めてじゃないかな」
プロ入り以来、毎オフ必ずバットに微調整を加えてきたが、2006年モデルは今季のバットそのまま。「それだけしっくりきていたということです」と今季使用したメープル素材、全長86・5センチ、重さ約900グラムのゴジラバットを来季も継続使用。今のところの"完成形"といっていい。
グラブは「まわりが硬くて、中が軟らかいイメージ」と親指と小指の部分に芯を入れる微調整を加えた。来季の世界一を目指して、ゴジラの準備に抜かりはない。
〜「サンケイスポーツ」(12月21日)〜

「うん。まぁ残念なね、悔しいシーズンでしたね。まあ、一番印象に残っている一日なんですけど。一言で言えば力がなかったという事ですね。」
それは松井にとって決して忘れることの出来ない運命の瞬間。プレーオフ、ディビジョンシリーズ、最終戦。度重なるチャンスを活かせぬまま、迎えた9回。一打逆転という絶好のチャンスに松井は、ファーストゴロ。松井の一打で戦いの幕を閉じた。
―あの日の気分は?
「うーん。それはもう重いですね。まぁ打てなかったし、最後もチャンスで凡退で最後の打者になって、よりによって帰りの飛行機が故障してですね、NYまでの道のりも非常に長くてですね、最悪の一日でしたけど。
あそこで何とかしてればね。後ろにつなげてればね。2球目のボール球のスライダーに手を出してしまったというね。あれが最後まで抜けなくてですね。そこであれをちゃんと見送れていたらね、もう少し違った打席が出来たんじゃないかなと思ったりとかして。もうどうでもいい細かいところまで考えたりしましたね。やっぱり。まぁ、どうでもよくはないんですけどね。」
確かに優勝は逃したが、今シーズンの松井は決して悪くはなかった。メジャー初の3割、3年連続の100打点、ただ一つホームランを除けば。
「まぁ、ホームラン意外はねそこそこだと思いますけどね。やはりホームランが減ってしまったというのは、ちょっと甘かったなというかねそういう感じがしますけどね。」
―甘かったというと?
「去年31本打って、普通に準備してやっていけばねホームランは打てるていうそういう自信がどっかにあったんでしょうけど、相手はそう簡単には打たしてくれないという事ですよね。僕は相手がどういう攻めをしても、基本的にはね、自分さえしっかりしていれば何とかなると思ってるんですけど。まぁ自分がしっかり出来なかったという事ですよね。やはり追いかけてしまったという事ですね。」
―追いかけてしまった?
「やっぱりどうしてもその打ちたい打ちたいという気持ちが強くてね、ストライクゾーンに来たら打たなくていいボールまで打ってしまったという事ですね。何でこの球を打たなかったんだろうかというより、何でこの球に手を出しちゃったのだろうかというかね。日本にいた頃はね、もっともっと確率良く打てたし、まぁそれは普通にね感じることですけど。そういうバッターになれる可能性というのは持ってるつもりですけど。」
そんな松井の可能性をチームは最大限に評価した。およそ62億円での4年契約。日本人史上最高額という破格の条件。
「それだけね、チームが松井秀喜というプレーヤーにね、大きいものを期待している証拠だと思うし。色んなことを僕に期待してると思うんですよね。ある意味なんでも出来るというふうに思ってると思いますから。日本の皆さんは、そんなこと言うとがっかりするかもしれないんですけど、逆にホームランはあんまり期待していないと思うんですよ、トーレはね。僕に対して。ですから、なんでも出来るというところも見せていかなきゃいけないですよね。」
とはいえ、日本のファンが期待しているのはやはりホームラン。すべては来シーズン。果たして松井の追い求める理想のバッティングとは。
「ちゃんとその自分がやろうとすることをちゃんと出来るかどうかですよね。邪魔する要素は色々ありますけど、もちろん相手もあることだし。」
―具体的には?
「もうそれは、(頭の中では)出来ているんですけどね。あんまり細かいことまではいえないんですけど、理想とする感覚というかそういうものが、やっぱりありますから。一言で言えば、ボールを長く見れる感覚ですね。それを掴める事によって絶対対応能力は上がるし、強く振れるだろうし、かっこよく言えば"見切って打つ"。それぐらいのね、感覚が掴めるようになりたいですよね。これは永遠のテーマなのかもしれないですけど。アイディアをねもう持っているんで、最初はそういうところから始めていきたいなと思っていますけど。」
そしてもう一つ、松井にはかねてから抱いていた密かな夢が。
「僕個人的なわがままを言わせてらうと、正直センターをやりたいですよ。僕はセンターの方が好きなんですよね。一言で言うと好きだし、やはりヤンキースのセンターフィールダーといえばねジョー・ディマジオ、ミッキー・マントル、バーニー・ウィリアムス、そういう伝説のプレーヤー達がね感じていた空気というものをね、同じ空気を感じながらプレーするという事が、いいふうに作用してくれるんじゃないかと思っているんですけどね。」
―チームにはその想いを伝えたか?
「いや伝えてないです。言うのは別にいいんですけど、彼らの構想は彼らの構想ですから。やれと言われれば喜んでやりますけどね。」
それはメジャー3年目にして初めて口にした小さなわがまま。
〜TBS「Jスポーツ」(12/4)より〜
▽体力が技術を助ける
▽"A・ロッド"を参考に
ピンストライプのユニホームで頂点を目指し続ける。4年総額5200万ドル(約63億円)の大型契約でヤンキースに残留した松井秀喜外野手が、ニューヨークで来季の抱負を語った。
11月16日、再契約した直後の会見で目標を問われると「毎日一番いい状態でグラウンドに立つ。毎試合、それを4年間続けられたらいい」と即答した。
−全試合出るのは簡単なことではないが。
「それができればいいものが出せる。当たり前のことでもあるけど、一番難しいことでもある。30歳を超えて、これから体力的にどう変わってくるのか。すごく大きな鍵になる。技術面も大切だけど、それ以上に体力面を大切にすることが、技術の助けになる」
練習法や体調管理について「いつまでも"日本の野球"を続けない方がいい」と基本的にチームの方針に従ってきた。
−何か変化は。
「メンテナンスの大切さはより感じる。あまりマッサージも受けなかったけど、これからは考えないといけない。整体の先生に日本から来てもらっても、期間が限定されるので、定期的にもっといろんなことをやらなくてはいけない。こちらにいる人にもサポートしてもらわなくては、と考えている」
日本時代は並ぶ者のない鉄人と言われたが、大リーグでは自分よりもタフな選手に圧倒されることもある。たとえば、同僚のアレックス・ロドリゲス内野手は全試合出場で打率3割2分1厘、48本塁打を記録した。
−"A・ロッド"のすごさは。
「体力的にはちょっと飛び抜けている。彼のすごさはそこでしょう。もちろん技術的にも素晴らしいんだろうけど、年間通じて体力的に非常に高いところを維持している。素質もあるが、練習量が豊富で、なおかつあれだけ元気というのは、すごい。普段の生活のリズムだとか、メンテナンスだとか、確かに興味がある。その辺をちょっと聞いてみたい」
今回結んだ契約が終わる2009年秋には35歳になっている。
−そこから「もう一勝負できる」と言うのは。
「僕の中では35歳はそう。35歳だから落ちてくる時期だ、というふうにはとらえていない。今以上の状態を保っていれば、そこでまた勝負できる、と思っている」(
▽同時に3割30本100打点
▽左方向への意識を持つ
初の打率3割を記録したシーズンだった。安打数、塁打、打点でも自己最多。だが、本塁打は前年から8本減った。米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は4年目の打撃をどう見据えているのか。
−数字上の違い(7厘)は大きくないが。
「違いはある。(3割は)打者にとっては一つの区切りになる。経験できたという意味ではすごく大きい。僕にとって良かったのは、最後までチームがギリギリの戦いを続けていたこと。だからこそ、最後まで3割という目標を感じない戦いができて、ああいうふうに超えていったのだと思う」
日本では本塁打、打点のタイトルを手にし、9年目に首位打者を取ってから、三冠王狙いを公言した。大リーグでは1年目に100打点、2年目に30本塁打、3年目に3割を達成。
−次にくる目標は。
「すべての部門で、今までの最高以上のものを出したい。(3割、30本、100打点)すべてを経験した。これを1シーズンで出せるようになればいい」
−昨年は左への長打を意識したが、今年はそうは見えなかった。
「そういう意識はもう持たなくても大丈夫だな、と思ってしまった。でも、再認識させられた。やっぱり、大きいのを打つには(左への)意識は持っていないと難しい。来年へのテーマにする。外に逃げていくボールの方が、内に入ってくるボールより多いわけだから、レフトに強い打球を打つ意識を持てるようになればいい。」
日本で最後の4シーズン打率が上がり続け、50本塁打につながった。
−大リーグで3年連続打率上昇はいい兆候だ。
「そういうふうに思っている。いろんなことが分かってきたし、吸収できてきた。それで率が上がってきていると思うし、いい兆候だと思う。当たり前といえば、当たり前。率が伴わないで本塁打が増えるとは考えていない。二つはリンクしているもの。どちらかが上がって、どちらかが下がるのでなく、どちらも上がっていくものと考えている。」
〜(共同通信社・ニューヨーク共同)〜

「一言で言えば、すごく残念なシーズンだった。毎年、一番最後までプレーしたいと思いながらやっているが、うまくいかず今年もそれは、かなわなかった。個人的には全力を尽くしたが、ファンの皆様のご期待に応えられたとは思っていない。」
「日本のみなさんはホームランをもっと多く打つことを期待されていると思うし、そういう意味では残念な思いをさせてしまった。来年また頑張りたい。」
―ホームラン減少について。
「ひと言で言うと甘かった。準備不足もあった。去年打って多少自信がついて、ことしも普通にやればいけるだろうという気持ちがあった。」
―油断か?
「そうではない。相手があること。もう少し対策をすればよかった。いろんなことが徹底しきれなかった。」
「来季に向けた考えやプランは持っている。まだまだいい成績を残せるという可能性を信じて、これからもやっていくつもりだし、しっかり準備していきたい。」
ヤ軍との再契約交渉の余波などで例年に比べて調整が遅れ気味のため、オフの取材を制限し、年末年始も返上して来年2月の再渡米までの“無休トレ”を計画していることが判明。
そんな“決意”の証明として、松井秀は『約束3カ条』のメッセージを送った。
「ニューヨークではゆっくりと休めましたがその分、みっちりと練習しないといけません。」
「来年の渡米まで休まずに練習するつもりです。」
「このオフは皆さんの前に姿を現す機会は減りますがその分、来年を楽しみにしていてください。」

「また新たにヤンキースから非常にいいオファーをしていただいて、またここでプレーできることになったわけですから、今まで以上に大きな責任感を持ってまたグラウンドに立ちたいという風には思っていますけど。」
松井選手、メジャー3年目は、自己最高となる打率.305、打点116、安打192安打という好成績をマーク。ヤンキースにとって欠かせない存在となりました。
「3割を初めて打てたという事に関しては、これは大きいと思いますよね。ある意味なんでも出来る存在、なんでも期待されているというか、またそれにねすべていい形で応えられるような準備はいつもしてるつもりだし。」
9月には日米通算400号ホームランを達成した松井選手。しかしホームラン数だけは、去年の31本から23本に減少。これには松井選手も納得していません。
「成績を下回ると言うのは、僕の中では、簡単に許せることではない。個人的にはね。ですから非常にその、う〜ん、なんていうんですかね、まあ甘かったなというかね、もう少し何とかできたんじゃないかという気持ちは残りますよね。」
松井選手が今シーズン、最も印象に残っている試合は、9月13日のデビルレイズ戦。終盤の20連戦の初戦です。ここで松井選手は、4打数4安打の大活躍。松井選手の猛打でヤンキースは勢いづき、逆転優勝の原動力となったのです。
「あの試合くらいから非常に、いい感じがまた出始めたという感じはしてます。潜在的に気持ちの中で、絶対負けられないというかね、そういう気持ちもやはりあっただろうし、そういう中でいい集中力が出たんじゃないかと思います。」
一方で悔しくて忘れられない試合もありました。エンジェルスとのプレーオフ地区シリーズの最終戦。5-3と2点を追う9回、ランナーを2人おいてバッターは松井選手。最後のバッターとなった松井選手。メジャー3年目で最も早いシーズン終了でした。
「まあ僕が野球を始めてから、どれだけのバッターボックスを経験したか分かんないですけど、この試合で勝敗が決まるという中で、9回2アウトで打席が回ってきたというのは、たぶん初めてだと思うんですけど。珍しくあの打席がずーっと頭に残っていますね。最後の打席がね。正直なところ、すぐにはね、来シーズンへと切り替えられたかといったら、なかなかそうはいかなかったですよね。」
今年もワールドチャンピオンには手の届かなかった松井選手。メジャー4年目にむけ更なる飛躍を誓います。
「また今年は今年の反省点があるし、そういうものをしっかり踏まえて新たに準備していけばね、また違ったバッティングが、今まで以上のいいバッティングが見せられるんじゃないかと思っています。」
〜NHK「サタデースポーツ」(11/26)より〜

【ニューヨーク18日(日本時間19日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(31)が今月末に帰国後も昨オフ同様、ウエートトレーニングでの肉体改造に取り組むことがわかった。来年2月の再渡米まで、都内のジムで1日2〜3時間は鍛える予定。
「筋トレは続けますよ。今年は本塁打の数が減ったけど、それは相手との兼ね合いで、トレーニングは関係ありません。打撃以外のメリットも大きいんです」。明かしたのは"メカゴジラ計画"の継続だった。03年オフからメニューを組んでもらっている専門家に協力を依頼。来年2月の再渡米までの間、1日2〜3時間は都内のジムで汗を流す予定だ。
巨人時代は消極的だったが、ヤ軍入団後の1年目オフから本格的にウエートトレーニングを導入した。昨オフは帰国して1週間もたたない12月1日からウエートトレを開始。腹筋を鍛えるウオーミングアップから始まり、あまり器具を使わずに、体重を利用する危険性の少ない練習法を採用した。そして、約7キロもの筋肉の増強に成功したのだ。
「筋肉を鍛えることによって反応もよくなるんです」。狙いの一つだった本塁打数の増加にはつながらず8本減の23本に終わったが、守備、走塁面での効果を実感した。筋肉を刺激することにより、体の隅々の反射神経が研ぎ澄まされたという。
〜(サンケイスポーツ)〜
・「パワーで勝負しようとは思わないし、勝負したって勝てっこない。でも、打球が飛ばないという実感はありました。この世界で勝負していくには、やはり最低限のパワーは必要だと思った。」
・「日本人と欧米人は骨の太さが違う。そこにいきなり向こうの選手のような太い筋肉をつけたら、故障の原因になるだけ。そうではなく、体幹を太くしていくトレーニングを中心にやることですね」
〜(参照:北陸中日新聞・フリージャーナリスト鷲田康氏の記事)〜
「正直なところ、相手への対策不足だよね。油断があったかもしれない。おととしが16本で、去年は31本。『これは、いけそうだ』って安心感が、無意識のうちに出てたんだろうなあ。」
オフに試合のビデオを見て、各球団の投手を分析したつもり。ところが、「本来はカット系のラッキー(エンゼルス)がシンカーばっかり使う。ジト(アスレチックス)がスライダーを交ぜてくる。ほかにも細かい部分で『あれっ』と首をかしげるケースが、たくさんあった。」
他チームが、いかに背番号「55」を警戒し、綿密に研究していたか――。つまり31歳の左打者は、そこを読み誤った。
〜(読売新聞・企画連載"松井が翔ぶ"より)〜
