ヤンキース松井秀喜バッティングArchives!?

~松井のワールドチャンピオンになるまでの軌跡を見つめていきます~

Hideki Matsui is on fire right now!!
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3打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 50 196 51 3 34 .260 .318 .388 .706
松井:6番・指名打者(DH)先発出場
先発:ムッシーナ【5勝3敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ウェルズ(R)【Career:6-3 avg .500】:第1・2・3打席
(持ち球:カーブ【2種類】、ストレート、チェンジアップ)

第1打席0-0-0 ランナー:なし 初球、真ん中やや高めの速球(140km/h)を打つも、ほぼセンター定位置のセンターフライ。長打にするにはチャンスボールだったように見えたがいまひとつ捉え切れず。フォームに問題がないのに打ち切れないというのはやはり体調に左右されているのかな。松井の調子がいい時はバットの先まで神経が行き届き、かつ力が余すことなく伝わっている ように見えるが、今はバットに不安定感があるように感じる。

第2打席0-2-0 ランナー:なし 初球、真ん中やや外角寄りの速球(142km/h)をファール。1球見逃して3球目、縦に大きく変化するカーブ(114km/h)がインハイに入ってくる。タメを作って打ちにいくもやや差し込まれボールをなでるようなバッティングになってしまいセンター定位置のセンターフライ。インパクトの瞬間は非常にいい形に見えるのだが打球が伸びていかないということだった。

第3打席0-2-1 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角への速球を見てストライク。2球目、高さは真ん中、インコースへのカーブ(116km/h)をファール。1球インハイへの速球をファールにした後の4球目、外角低めへの大きく曲がるカーブ(119km/h)をうまく引き付けて打つも平凡なレフトフライに倒れる。外角の逃げる球に対して崩されることなく捉えていた。

松井はこの試合、メジャーリーグ1年目の2003年9月以来のDHとして先発。対戦ピッチャーが左投手ということもあり、とうとう4番からおろされたわけだが、今の松井にとって6番くらいの気楽に打てる打順がいいと思う。さすがにチャンスで打席が回ってくることは少なくなりそうだが。
今シーズン初の3試合連続ノーヒットとなった。今シーズン初??これまで極端に打率が悪かったときでも3試合連続無安打というのがなかったのは意外だった。
昨日の段階でトーレ監督は「また無理に引っ張る打ち方をしてる」と指摘し、松井は「ボールを見る間とか、相手投手への対策とか、うまくいってないことが多い」反省したという。ライト方向へのゴロが続いた頃とはちょっと違うが、またバッティングに関してヒットの出ない原因がいま一つ掴めない手探りの状態に入ってしまうのか。
今日の打席もなんだか元気がなくヒットを打ちそうな気配が感じられなかった。昨日はスイングスピードが戻ってきたように見えたが、今日は力強さがあまり感じられなかった。相当疲れているのだろう。体調不良で睡眠不足が続いているみたいだし、今日のDH出場も監督の気遣いだったのかも。
記事を見れば松井は4番不適格だとかパワーが落ちてきているとか、いろいろ後ろ向きのことが目に飛び込んでくるが、松井には前を向いて堂々とプレーをして欲しい。花粉の時期ももう少しで過ぎ去るだろうし、そうなれば絶対に松井の季節が来るに違いない!ガンバレ、松井~!!

松井のコメント:
・「うーん。きっちり抑えられましたね。甘い球を打ち損じてしまったり。」
・DHについては「ベンチにいるのが長いのでリズムは変わりますが、打席に入るときは気にならないし、打撃に影響はありません。」

トーリ監督のコメント:
・「私としては松井が4番の打順の方が気に入っている。今日のDHと明日の休みでつかの間の休息になってくれればいい。」
・松井の無安打について「相手の投手が良かったのと松井の不調、両方のコンビネーションだろう。もっとも松井に対して私は信頼を失っていない。年間600回打席に立つのだし、こういうときもある」

試合のほうはムッシーナが2打席連続ホームランを打たれるなど、どうにもピリッとせず【被安打:7、被本塁打:3、失点:5】で4回までに降板。5月は先発がしっかりゲームを作って確実に試合をものにしてきたが、ここ2試合先発が打ち崩されて、3連敗のオリオールズに付き合ってヤンキースも2連敗。一気にオリオールズとの差を縮めるチャンスだったのに残念。
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2打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 49 193 51 3 34 .264 .323 .394 .716
松井:4番・センター先発出場
先発:パバーノ【4勝3敗】

「対戦ピッチャー」
・vs クレメント(R)【Career:3-2 avg .667】:第1・2打席
(持ち球:高速スライダー、ツーシーム)

第1打席3-2-0 ランナー:なし 初球、ど真ん中へのツーシーム?(140km/h)をファール。打ちごろの球だったが捉え切れず。これが今の松井の調子を表しているのか、 手元で微妙に変化しているのか。1球外角へボールになる変化球を挟んで3球目、高さは真ん中、外角への変化球(138km/h)をファール。捉えてもおかしくない球だったがややタイミングが遅れたように見えた。外角、内角と外れてフルカウントになる。真ん中低めへのツーシームをファール。外角高めのスライダー(143km/h)をファール。インコース低めのスライダー(145km/h)をファール。真ん中やや低めへの速球をファール。最後、インコース低めへの厳しいツーシーム?(121km/h)をすくい上げ打つも平凡なセンターフライ。最後まで高速で変化するスライダー、ツーシームを芯で捉えることが出来なかった。やや振り遅れ気味に見えるくらいボールを引き付けて最後までボールを見ようとする松井の意図は感じられたが、それでもボールを捕まえ切れなかった。前回の対戦ではホームランとライトへ痛烈な当たりを打っている。調子がいい松井であれば今回の打席でも捉えられる球はあったはず。やはり体調不良が影響しているのかな。解説・大島氏によるとスイングは"good"だということだった。スイングはいいが松井の頭の中のイメージと実際のスイングでは微妙なズレがあるのでは。

第2打席0-2-2 ランナー:一塁・二塁 初球、真ん中低めへの速球(148km/h)をファール。かなりのスイングスピードがあったように見えた。一時期よりスイングスピードは戻ってきたかも。2球目、ど真ん中へのスライダー(135km/h)を完璧に捉えるも、ライト方向へファール。1球目の速球が頭にあったためにタイミングが早くなってしまった。スイングは完璧に見えた。3球目、外角高めの速球(147km/h)に空振り三振。見逃せばボールだったはず。昨日の最終打席といい、今日の第1打席といいボール球に手を出してしまう傾向にあるのかもしれない。それはボールが良く見えている裏返しなのではないかと大島氏は言われていた。ボール球に手を出しているとそれによってバッティングを崩してしまう危険性があるのでそれだけは避けて欲しい。
この打席、力強い松井のスイングが見られたのは良かった。

松井のコメント:「あそこが唯一残念。2球目のファウル。ちょっとタイミングが早かったかな。いつも速いスライダーなのに、あそこだけ緩いスライダー・・・。」

5回裏、代打にウィリアムズが送られ、松井はベンチに退く。
休養のためだということだが、試合途中でベンチに退いてどれだけ休養の効果はあるのかなぁ。松井にとっていい方向へ向けばいいな。

このところボール球に手を出しているためなのか極端に四球が減ってきている。選球眼の良い、しかも甘い球を1球で仕留める精度の高いバッティングをする松井が早く戻ってくることを祈る。
今日の試合で7打席ヒット無しとなった。しばらく松井のヒットを見ていないような感じがしてしまうのは、一昨日まで連続試合安打をしていたためかな。

試合前の松井のコメント:「今、特にバッティングで何かを変える必要性はないと思っています。今のバッティングの状態はいいですから焦っていません。そのうちホームランは出ると思っています。鼻水が出ると集中力が続かない。鼻炎が治る頃にはホームランが出るでしょう。」

深夜2時15分からNHKでの生放送ということでテンションが上がり気味で観戦していたのに、気がつけば5回までにヤンキースが12失点。大差がついたため主力の選手が次々と交代してベンチに下がり、こんな早い段階で消化ゲーム?になってしまうとは・・・。レッドソックス打線は、甘い球も厳しい球もしぶといバッティングで打ち損じることなくヒット(27安打)、ホームラン(3本塁打)を量産してヤンキースの投入する投手陣【パバーノ(5失点)、スタントン(3失点)、クアントリル(6失点)、グルーム(3失点)】を次々と打ち崩していった。こうなったらどうにも止められない。
ここ最近、レッドソックスは勝率が悪いということで打線も沈黙気味なのかと期待していたのに、調子を落としていたラミレスが4打数4安打するなど寝た子を起こしてしまったような試合となってしまった。相手に恐怖感すら与えるレッドソックス打線は今年も健在だった。
レッドソックスを調子付けないためにも、連敗を避けるためにも明日はどうしてもヤンキースに意地を見せてもらいたい。

頑張れ、ヤンキース&松井秀喜!!

NHKの解説・大島氏の解説は元打者ということでいつも松井のバッティングを的確に、かつ詳しく説明してくれ、時々ユーモアも交えて観戦を楽しくしてくれる。しかも前向きな解説なので好きだなぁ。

4打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 48 191 51 3 34 .267 .326 .398 .723
松井:4番・センター先発出場
先発:ジョンソン【5勝3敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ウェイクフィールド(R)【Career:24-4 avg .167】:第1・2・3打席
・vs エンブリー(L):第4打席

試合前の松井のコメント:「ウェイクフィールドはウェイクフィールド。彼に対して特別にやりにくいとか、そういう気持ちはありませんよ。対策を考えて打席に立つだけ。それはもちろんどんな投手に対しても同じことですが。」
「しっかり見て、とらえたと思うまで振らない。」

トーリ監督のコメント:「ナックルは低めにくると打つのは難しいが、高めにくればチャンスはある。興味深く見守りたいね。」

第1打席0-0-0 ランナー:なし 初球、真ん中に入ってくるナックルボール(112km/h)を十分引き付けて打とうとするが芯で捉えることが出来ずボテボテのピッチャーゴロ。この球に力んでしまったら絶対打てないなという印象。

第2打席0-2-2 ランナー:一塁・二塁 初球、真ん中高めのナックル。2球目、外角にやや逃げていくナックル。2球で追い込まれる。第1打席とは違ってじっくりボールを見た松井。3球目、真ん中へのナックル(112km/h)を強振するもファール。芯に当てるのは至難の業。最後、インハイへのナックルを窮屈なスイングで打ち上げてサードフライ。タイミングは合っていたように見えたが、打ちにいくにはやや難しい球だったか。インサイドの球は引き付けている分、窮屈な打ち方になってしまうということだった。

第3打席0-0-1 ランナー:一塁 初球、ナックルが落ちないで外角高めに入ってくる。うまく合わせたバッティングできっちり捉えるも、打球に伸びがなくフェンス手前のレフトフライに倒れる。もう少し下半身の粘りと最後の押し込みがあればホームランになっていたかも。今シーズン何度も、もう一歩のところでホームランに届かないレフトへの大きな当たりを見た。とっても歯がゆい。いつかレフト方向へホームランが出ると信じたい。松井の打席の前、ジーターが左中間にヒットを打ち気迫の走塁を見せ3ベースヒットにした。そして、ウォーマックのセカンドゴロの間に1点ウェイクフィールドからもぎ取っていたので、松井もその波に乗って一気にヤンキースに流れを呼び込んで欲しかった。残念。

第4打席2-2-0 ランナー:なし 3球続けて120km/h台のスライダー?でカウント2-1。4球目、明らかにボールの真ん中高めのストレート(148km/h)を豪快に空振り。最後も、真ん中高めへの完全にボール球のストレート(151km/h)に思わず手が出て中途半端なスイングになり空振り三振
前の打席、シェフィールドのアッパーデッキへの特大のホームランを見せられたためか、力が入り選球眼に狂いが生じた感じだった。松井には珍しく冷静さを欠いていたように見えた。もしかしたらホームランを狙っていたのかもしれない。松井の人間らしさを見た気がした。それにしても前の打者がホームランで、その直後の打席は集中力を保つのが難しそう。

松井のコメント:「どちらからと言えば、やりやすい投手。それが手を出した原因。うまく攻められた」

今日は、同点に追いつくカノーの2ランホームランといい、シェフィールドの3ランホームランといい効果的に得点を重ねたヤンキース。今のヤンキースは中盤までリードされて、嫌な雰囲気が流れ始めているのかなと思っても、そこから逆転する勝負強さが感じられる。ここ最近、順調に貯金が増えてきてリードされても落ち着いて攻撃できる雰囲気があるのではないか。

松井の最後の打席、ボール球でも思い切って振りに行く松井の姿があった。時にはホームランを狙いにいく打席があってもいいと思う。何か吹っ切れたようなスイングだったようにも見えたので明日以降、松井が気持ちの面でも、バッティングの面でもいい方向に少しでも変化してるといいな。いい意味で開き直って打席に入れば意外とすんなりホームランが出るかも。

<ヤンキース・得点別勝敗>
4得点以上 27勝8敗
3得点以下 0勝13敗

<追記>~共同通信社より~
197打席本塁打なく 松井秀、鍵はバランス

 隣にイチローがいた。5月9日のマリナーズ戦前、フィールドに並んで座った松井秀はこう言葉を掛けられた。「打率なんて気にしなくていいじゃない。40本、50本とどんどん大きいのを狙えば。日本人でおまえよりホームランが打てる選手なんていないんだから」。本塁打数3はその日から変わっていない。

 44試合、197打席、本塁打がない。「これ以上の不振はない」と言った一昨年序盤でも、本塁打から遠ざかったのは118打席だった。開幕4戦で3本塁打した今季、この状態に陥ることを想像した者はいまい。

 どこが悪いか、と問われれば、すべてが少しずつ狂っているとしか言えない。1カ所が悪ければすべて悪くなり、いいときはすべていいのが打撃というものだろう。「打ちにいくまでのバランスが保てるか」が、鍵だという。スイング以前を整えることでスイングを整えようとする。

 イチローの言葉をありがたく受け止めた。だが「オレはがんがん狙ってホームランが打てるタイプじゃない」と言い切る。ソフトバンクの王貞治監督が巨人での現役当時、史上最多の158四球を記録しながら三冠王となった1974年の記録を見て心を打たれたことがある。我慢と高い精度の先にある本塁打を目指す。

 「何かを捨てて何かを得るという考えはない。すべて良くなるのがいい」。たかだか1カ月半の不振で、その信条が揺らぐはずもない。(ニューヨーク共同)

松井は一度こうと決めたら頑として考えを変えず、その道を極めようとする選手だという印象がある。そのこだわりで今の地位に上り詰めてきた。「何かを捨てて何かを得るという考えはない。すべて良くなるのがいい。」という言葉から松井にははっきりとした理想のバッティングが見えているということが想像できる。いくら不振の中にいても、これまでのやり方を変えずに松井は自分の道を突き進んでいくだろう。松井が理想とするバッティングを考えるとワクワクしてしまう。それが体現される日が待ち遠しい。

4打数・2安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 47 187 51 3 34 .273 .332 .406 .738
松井:4番・センター先発出場
先発:ブラウン【4勝4敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ボンダーマン(R)【Career:8-4 avg .500】:第1・2・3打席
・vs ウォーカー(L):第4打席

第1打席1-1-0 ランナー:なし インコースの速球(153km/h)に差し込まれファーストゴロ

第2打席0-0-2 ランナー:一塁 やや内角寄り高めの速球(152km/h)をバットの根元よりで捉え、詰まりながらもライト前に運ぶヒット

松井のコメント:「詰まっていたがボールが高かった分、ヒットになった」

第3打席0-1-1 ランナー:なし 内角低めへのスライダー(141km/h)を打って飛んだ方向がよく一・二塁間を破るラッキーなライト前ヒット。一時期、芯で捉えたいい当たりが野手の正面をつくなど不運が続いたが、それもスランプの一部だといわれていた。今は、昨日の内野安打もあり運を味方につけているように映る。このまま順調にスランプを脱してくれることを祈る。

その後、A・ロドリゲスに17号2ランホームランが飛び出しヤンキースが4-3と逆転。ホームランの威力を感じさせられた。松井は貴重な得点に絡む。

第4打席1-2-0 ランナー:なし 追い込まれてから内角低めへの大きく曲がるカーブに空振り三振

今日の松井は全体的にスイングの力がボールに十分伝わっていない印象を受けた。それはボールを捉える位置が芯から若干外れていたり、少しの軸のブレが原因なのではないか。まだまだ本来の松井の形では打ててない感じ。

この日、松井は11試合連続安打とし自己最長記録を更新した。そしてチームはレッドソックスを追い抜いてブルージェイズと並び東地区2位となる。(ヤンキース:26勝21敗)

今日はロドリゲスの逆転ホームランが勝敗の分かれ目となった。僅差の試合ではホームランほど効率的でありがたいものはない。松井はホームランが出ないことをマスコミに騒がれているが、こういう効果的なホームランを4番の松井にも求められているんだなぁと実感。

<松井のコメント>
・自己新記録について「それはあまり意識していません。アレックス(ロドリゲス)のアーチにつながったのは、いいヒットだったと思います。」
・調子について「正直、あんまり変わっていません。決して調子はよくなく、悪くもない。試合の中で何とかヒットが出ているという状況なので、偶然です。」

ここ10試合、打率.326でも松井は躊躇なく調子について「よくもなく悪くもない。」とさらりと言い切った。謙遜ではなく、これが松井の本音だろう。やはりホームランが出なければ松井の口からは好調という言葉は決して出ないと思う。しかし、これまで極度の不振に苦しんできたが、本来の姿は調子がいまいちでもこの打率を残せる並の選手ではないということを表しているのではないか。毎日試合に出続けながら調子を取り戻していくのは、想像以上に難しいことだろう。その中でも徐々に打率を上げてきた。早く、笑顔の松井の口から「今は調子がいいです。」という言葉を聴きたい。そして、シーズン当初の絶好調の頼もしい松井をもう一度見たい。それがヤンキースを東地区・首位へと押し上げる原動力となることを願う。

明日からは今季25打数11安打、打率.440と相性のよいレッドソックス。松井自身もいいイメージを持っているはず。頑張れ、松井!!

<追記>
松井コメント:本塁打が出ないことについて「鼻が詰まって熟睡できないから力が出ない…。試合中は薬で集中できるが、夜眠れない。1日の熟睡時間はせいぜい3時間。その後は眠りが浅い。だから疲れが取れない。技術的な問題じゃない。鼻炎が治って疲れが取れれば打てる。対策はできている。」

3打数・1安打・0打点・1盗塁  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 46 183 49 3 34 .268 .329 .404 .733
松井・4番、レフトスタメン出場
先発・王建民【3勝1敗】

「対戦ピッチャー」
・vs マロス(L)【Career:3-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs ジャーマン(R):第4打席

第1打席3-2-1 ランナー:一塁 真ん中やや外角寄り低めに沈む変化球(135km/h)を引っ掛けてセカンドゴロダブルプレー。強引に引っ張った感じだった。センター方向に意識を置けば違った結果になっていたかも。

第2打席2-2-1 ランナー:満塁 シェフィールドが敬遠され満塁の場面で松井に打席が回ってくる。インコース低めへのチェンジアップ(135km/h)にタイミングが合わず、打たされた感じでファーストゴロ。三塁走者がホームで封殺。

第3打席2-1-0 ランナー:一塁 外角低めへのスライダー(135km/h)に泳がされボテボテのゴロが一・ニ塁間に転がる。その間に松井が一塁を駆け抜けラッキーな内野安打

松井のコメント:「ヒットは結果オーライというか、ラッキーでした。エンドランじゃなければ打たない球でした。」
トーリ監督のコメント:「松井は万能な選手。とんでもないボール球をバットに当ててくれたな。」

その後、ロドリゲスとポサダの連続タイムリーで3点を挙げる。

第4打席3-2-1 ランナー:なし 四球を選ぶ。

A・ロドリゲスが空振り三振の間に松井は強肩キャッチャーであるロドリゲスから今季2度目の盗塁を決める。その後満塁となるがウィリアムスがセカンドゴロに倒れる。

今日は結果から見るとマロスの変化球に苦労した様子。ボールとバットの距離が取れず打球が上がらない一時期の調子を落としていた松井に戻ったようだった。中でも一死・満塁で打点が挙げられなかったのは、状況に応じたバッティングをしてきた松井には珍しい結果となった。今日の結果は、昨日の松井の言葉「徐々に上向いてはいるけど、よかったり悪かったりですね。」がきっちり当てはまるようなものとなった。
しかし、松井は今日の内野安打で連続試合安打をメジャー自己最多タイ記録の「10」に伸ばした。内容はともあれ1本ヒットが出たということを明日へ繋げてほしい。

それにしても首位を走るオリオールズとのゲーム差がなかなか縮まらない印象。ここ20試合でヤンキースは(14勝6敗)、オリオールズは(12勝8敗)。う~ん、差が埋まらないのも納得。相変わらずオリオールズの状態の良さは続いているようだ。去年の覇者・レッドソックスもいるし今年のアメリカンリーグ・東地区は思わぬ激戦区となっている。ヤンキース・オリオールズの直接対決は6月27日までない。今から楽しみだがそれまでに東地区の順位はどうなっているんだろう。どこかが独走するという事はなく混戦のままいくのではないかと根拠もなく思った。その前に5月27からのレッドソックス戦。頑張れヤンキース!!

ヤンキースのキャプテン・ジーターが公式サイトを開設したとMAJOR.JP Expressの記事にあった。
ジーターは「試合に対する僕の考えをファンと直接共有できることがうれしい。またフィールド外における僕の活動についても知ってもらえる良い機会になる。サイトを制作したスタッフたちも僕の個性を反映させてくれたから、デザインもすばらしいよ」と話したという。
そういえば松井選手のホームページはなぜか携帯用のページに移行してしまった。閲覧が有料になってなんだか納得いかない。でも、松井選手は試合後、結果が出た日も、打てない日も毎回丁寧にインタビューに応えてくれているのでそれで十分かな。

ジーター公式サイト

5打数・1安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 45 180 48 3 34 .267 .325 .406 .731
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ムッシーナ【5勝2敗】

「対戦ピッチャー」
・vs レデスマ(L)【Career:1-0 avg .000】:第1・2打席
・vs ジンター(R):第3打席
・vs スパーリング(R):第4打席
・vs クリーク(L):第5打席

第1打席3-2-0 ランナー:なし 真ん中低めの速球を打ち上げレフトフライ

第2打席0-0-0 ランナー:一塁 いい当たりだったがセンター正面のライナー

第3打席2-2-0 ランナー:なし 外角やや高めの速球を捉えレフト線への2ベースヒット。体の開きが早いとこれまで言われてきたが、ポイントまでボールをしっかり引き付け全く開くことなく打っていた。いい感じ。レフトへの理想的なバッティングが増えてきたことがここのところの松井の好調を支えていると思う。

松井のコメント:「いいバッティングだった。打てる球を打てている。」

第4打席3-2-2 ランナー:なし センターフライ

第5打席1-0-2 ランナー:一塁 センターフライ

今日は12-3とヤンキースの快勝となったが、その中で6本【ロドリゲス(15号・16号)、ポサダ(6号・7号)、シェフィールド(7号)、カノー(1号)】のホームランが飛び出した。こういう試合の後は、どうしても松井にもホームランを期待してしまう。松井も打ちたい気持ちは大きくなってきているはず。しかし、解説の大島氏が「今はある程度、打率を上げることに集中してヒット狙いでいき、打率が安定してきたら大きいのも狙っていった方がいいと思う。」と言われていた。やはりヒットもホームランも同時に手にするのは難しいということだろう。今はホームランよりもまず打率が.280以上に順調に上がってくればいいなと願う。(最近10試合の打率:.348)
この試合、松井は2ベースヒット一本を打ち9試合連続安打とした。打率に関して5打数0安打と5打数1安打では全く違う数字になってくる。毎日1本ヒットが出る、つまり連続安打を伸ばしていくことは打率を上げていくためには非常に重要なことだと思う。

通算563本塁打のヤンキースOBのレジー・ジャクソン氏が松井のホームランに関し、「マツイは能力のあるすごい選手。でもここは大リーグ、どんなにすごい選手だって、やられるときがあるんだ。でも彼なら自分の力で今を乗り越え、もっとすごい選手になれる。本塁打は出る。どうしたって今季35本は打つ。」と話していたらしい。ホームランは1本出れば続けて打てるようになるとよく言われているし、夏に強い松井、もう少し辛抱が必要。ジャクソン氏の予言が当たればいいな。

頑張れ、松井!!

<追記>
松井のコメント:
・ホームランが6本出た試合について「どういう状況であったとしてもいつもの打撃を変えるつもりはありません。(取り残されている気分も)ありませんでした。」
・「打球方向もセンター中心に飛んでいますしね。徐々にではありますがいい方向にいっていると思います。」
・「外角中心の攻めにある程度はうまく対応できていると思う。」

5打数・2安打・2打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 44 175 47 3 34 .269 .328 .406 .734
松井・4番、ライトスタメン出場
先発・パバーノ【4勝2敗】

「対戦ピッチャー」
・vs マルティネス(R)【Career:22-3 avg .136】:第1・2・3打席
・vs ヘルナンデス(R):第4打席
・vs ハイルマン(R):第5打席

第1打席1-2-2 ランナー:一塁 初球、真ん中やや高めの変化球?(135km/h)をファール。タイミングは合っていた。浮き上がってくる感じのボールだったのでボールの下を叩き打ち損じたか。2球目、外角低めに決まるシュート気味の速球(143km/h)を見逃してストライク。最近の松井は追い込まれるまで無理に外角いっぱいの球には手を出さない傾向にある気がする。引っ掛けてライト方向へのゴロが減ったのはそういう理由もあるかもしれない。2球、外角低めへのカーブ(120km/h、114km/h)をファール。マルティネスのボールが走っていなかったのかもしれないが、外角の厳しい変化球に対して自然とバットが出てファールで粘ることが出来るのは、松井の状態の良さを表しているのではないか。1球、外角低めへのツーシーム(142km/h)を見てボール。真ん中やや外角寄りのツーシーム(142km/h)をファール。最後、カウント1-2から高さは真ん中、インコースのシュート気味でストライクゾーンに入ってくる速球(151km/h)をコンパクトに鋭く打ち返し、痛烈なライト前ヒット。まるでインコースに来るのを読んでいたかのような会心の当たりだったが、もし外角を待っていてあのコースを打ったのなら追い込まれても幅広くボールをヒットに出来る頼もしいバッターだ。速球にタイミングを合わせていただろうから最後の球が、変化球でなく速球だったのは松井にとってはラッキーだったかもしれない。

松井のコメント:「最後に甘い球が来た。投球のイメージはそのままでした。」

その後、満塁になるがジアンビが凡退でチャンスを生かせず。

第2打席0-0-0 ランナー:なし 初球、真ん中低めに落ちる変化球(122km/h)を打ち返すもセカンドゴロ。タイミングは合っていた。ボールが低くゴロになっているだけで、ボールとの距離が取れず調子が悪かった頃のセカンドゴロとは全く違うということだった。なぜゴロになってしまうのか原因を手探りで探していた頃とは違い、納得のいくゴロだったかも知れない。

第3打席0-0-1 ランナー:一塁 初球、外角やや低めのシュート気味のツーシーム?(142km/h)を引き付けて打つももう一歩伸びがなくレフトフライに倒れる。この打球に伸びがありフェンスに届くくらいの飛距離が出てくれば怖いものなしといった感じになる。かかと方向に体重がかかることなく打っていたが、もう少し打球に体重が乗れば。多彩な球種を持つマルティネスだけに追い込まれる前に積極的に打っていこうという松井の意図が感じられた。

sportslede05232005s.jpg 第4打席1-2-2 ランナー:二塁・三塁 3-1で2点を追う8回表。メッツのサード、ショート二つの連続エラーとダブルスチールでランナーに塁・三塁と同点にする絶好のチャンスで松井に打席が回ってくる。
初球、外角低めにストレート(150km/h)が外れボール。2球目、真ん中やや外角寄りのストレート(150km/h)をファール。もし、この球が真ん中に入ってきたら今の松井はどんなバッティングを見せるのか見てみたかった。3球目、外角低めいっぱいのストレート(150km/h)をカットしファール。4球目、真ん中へのストレート(154km/h)にやや差し込まれファール。甘いコースだったが、この球をヒットにするのはさすがに難しいか。スイングは完璧に見えた。5球目、外角低めへの厳しいストレート(151km/h)をポイントまで最短距離でバットを出しうまく流し打ち、サードをぎりぎり越えていくレフト前2点タイムリーヒット! 外角いっぱいの球にも崩されることなく引き付けて打っていた。変化球を考えなくていいピッチャーだっただけに松井にとっては楽だったのではないか。
半分今日の試合は諦めていたが、一気に流れをヤンキースに持ってくる大きな一打だった。

松井のコメント:「(アウトコースの難しい球だったが、)あれが彼の一番いいボールでああいうボールをイメージしていたので、うまく打てた。感触もよくサードに取られないことだけを祈っていた。」

この後、ウィリアムスのツーベースヒットの間に一塁から松井が一気にホームに生還し、ヤンキースは逆転に成功する。松井の走塁は迫力があり、最後はスライディングし手でホームベースをタッチし間一髪セーフ。かなり興奮しスタジアムの歓声に酔いしれた。打って、そして塁上を走り回るこんな松井が見たかった。今日のような試合がこれから増えてくればいいなと切に願う。

第5打席1-1-2 ランナー:満塁 2球目、外角いっぱいに決まる速球(148km/h)を見てカウント1-1。最後、外角低めへ逃げていく変化球(127km/h)を捉えるも伸びがなく大きなレフトフライに倒れる。ここで長打を打って一気に打点ランキングの上位を狙って欲しかったが、そううまくはいかない。しかし、これまで苦しめられてきた外角低めへ逃げる球に対して腰が引けることなく自分の形でスイングできていたのは大きな収穫だったと思う。

今日は、昨日のデッドボールで様子を見たジーター、手を傷めているシェフィールド、休養日?のポサダをベンチに置いての戦いだった。やはり打線には迫力を欠いたが、その中でマルティネスから大きな1勝をもぎ取る意味のある試合となった。相手のミスを逃さず攻め込む勝負強いヤンキースが見られて満足。

松井はランナーを置いて打席に入った時の集中力が光った。今日は全打席とも内容のあるバッティングで見応えがあり、勝負強い松井が戻ってきたような気がする。このところ四球が少ないが今日のような打席が増えてくれば、ピッチャーに威圧感を与え四球も増えていき出塁率も上がってくるのではないだろうか。また、外角の難しい球を強引に引っ張ることなく左方向へ自然と打てるようになってきたのはヒットの期待が増えて嬉しい傾向。

松井のコメント:「今日は内容も結果も良かった。5打席とも良かった。」

トーリ監督のコメント:「あいつほどチャンスで頼れる選手はいない。この試合を誇りに思う。あいつがプロフェッショナルだということ。」

解説大島氏によると最近の松井はバッターボックスの中でスッと構え、グリップの位置も何も考えずに自然と決まるようになっている。無駄な動きがなく非常にリラックスした状態でピッチャーと対峙できるようになったということだった。確かに、調子が悪いときはバッターボックスの中で落ち着きがないイメージがあったが、今はヒットが出るんじゃないかと思わせる雰囲気が感じられる。

~MAJOR.JP Expressより~
構えながら左足に乗った体重をやや右足に移し、左足に戻す。ゆったりした動きが戻った。昨年9月24日のレッドソックス戦から始めたタイミングの取り方だ。その試合の相手投手がマルティネスで、その試合から6試合で5本塁打した。

4打数・1安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 43 170 45 3 32 .265 .326 .406 .732
松井・4番、ライトスタメン出場
先発・ジョンソン【4勝3敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ベンソン(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs ルーパー(R):第4打席

第1打席2-1-0 ランナー:なし 2球外角へ変化球を続けた後の4球目、真ん中やや外角寄りに甘く入ってきたチェンジアップ(122km/h)を引っ張って一・二塁間を抜けるライト前ヒット

第2打席1-2-0 ランナー:なし カーブ(134km/h)、速球(145km/h)を低めに決められ2球で追い込まれる。外角に1球外れた後の4球目、インコース低めへのカーブ?(137km/h)を打ちにいくも空振り三振。ボール球だったがストライクからボールになる変化球だったからなのか、外角に目が向いていて一転内角に来て松井の頭に無かったボールだったからなのか、思わず手が出てしまった。今の松井なら外角を待っていてもインコースに対応できると思うが、今回はコースが厳しすぎた。この打席は2球で追い込まれたのが敗因だったかも知れない。

第3打席0-1-1 ランナー:一塁・二塁 初球、インコース低めに沈むスプリット(135km/h)に何とかバットを当ててファール。2球目、真ん中への速球(142km/h)を捉え、いい当たりだったがセカンド正面へのライナーに倒れる。セカンドランナーも飛び出していてダブルプレー。2点を追う6回表、ランナー一塁・二塁でどうしても次に繋げたい場面だった。今日の試合のターニングポイントだったように思う。いい当たりだっただけに残念だが、昨日も感じたようにボールが重く見え松井の打球が上がらないのが気がかりだ。コース、球速ともに長打にするにはチャンスボールだった。う~ん、なぜ打球が上がらないんだろう。

第4打席2-2-1 ランナー:二塁 カウント2-2から外角低めいっぱいに決まるストレート(153km/h)に手が出ず見逃し三振。すべて150km/h以上の球で攻められていたので追い込まれると厳しい。完全に押さえ込まれてしまった。

ノーアウトのランナーを進塁させることが出来なかったり、チャンスで松井のダブルプレーがあったり、ロドリゲスの走塁ミスがあったりヤンキースらしくないちぐはぐな攻撃が続いた。2点差を追いつくことが出来ないままズルズルと終盤、点を取られ敗戦。松井もその中で2三振といまひとつ波に乗ることが出来ず元気なく試合が終わってしまった。悪いときのヤンキースのイメージを思い出してしまったが、時にはこんな日もある。今日の悪いイメージを引きずることなく心機一転明日から頑張ってほしいと思います。ただ、明日メッツはマルティネスが先発。どうしても連敗は避けたいところだが・・・。

5打数・2安打・2打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 42 166 44 3 32 .265 .328 .410 .738
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ブラウン【3勝4敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ザンブラノ(R)【Career:26-6 avg .231】:第1・2・3打席
・vs ベル(R):第4打席
・vs ヘルナンデス(R):第5打席

第1打席1-2-2 ランナー:二塁 カウント1-1から外角低めへの変化球(140km/h)をライト方向へファール。調子の悪いときならフェアゾーンに入ってアウトになっていたかも。最後、外角低めのチェンジアップ(140km/h)にタイミングが合わず空振り三振。明らかにストレートにタイミングを合わせていて不意を突かれた感じ。

第2打席1-1-1 ランナー:三塁 2球目、真ん中のチェンジアップにタイミングが合わず空振り。3球目、真ん中ややインコース寄りの速球(145km/h)をタイミングよく捉え、痛烈な打球は一塁線を抜ける先制タイムリーツーベースヒット。チェンジアップにタイミングが合わない中でも迷うことなく速球にタイミングを合わせていた松井の粘り勝ちのようだった。ただ、打球が上がらなかったのが残念。

第3打席0-0-0 ランナー:なし 初球、ど真ん中の速球(143km/h)を捉えライト前ヒット。速球を待っていてど真ん中に速球が来れば、やはり長打を期待してしまう。ホームランを打っている時の松井の打球と比べると、今は重いボールを使っているんじゃないかと疑いたくなってしまう。タイミングとミートポイントに若干の違いがあるのだろう。

この後、松井は今季初の盗塁を決める。それが呼び水となり1アウト満塁となる。そして、松井稼頭央とミンケイビッチの連続エラーで2点追加点を加える。

第4打席2-1-1 ランナー:なし 初球、外角高めに外れるストレート(150km/h)。2球目、外角へのストレート(155km/h)に振り遅れで空振り。3球目、真ん中低めに落ちる変化球(132km/h)がボール。4球目、内角低めへのストレート(156km/h)を打ちにいくもバットが折れてセカンドゴロ。アウトにはなったが、身体に近いボールだと150km/hを超える速球であってもある程度対応できるのかなと感じた。次の対戦が楽しみ。

第5打席1-1-0 ランナー:一塁・三塁 9回表、2-3でヤンキース1点リード。ここはどうしても追加点が欲しい場面で松井に打席が回ってくる。
初球、真ん中低めに外れるストレート(146km/h)。2球目、真ん中低めのストレートがバットの先に当たりファール。3球目、高さは真ん中、外角いっぱいのストレート(158km/h)を大振りせずバットに当てて流し打ちショートゴロ。その間にウォーマックがホームに生還し打点1を上げる。ストレートが150km/hを超えるピッチャーのボールにどうにかバットを当ててランナーを還そうとする松井の意図が感じられた。最低限、しかし大きな仕事をしたと思う。
松井のコメント:「内容は決して良くなかった。いいところで打てた。そういう意味では良かった。」

今の松井は狙った球種で甘い球が来れば高い確率でヒットに出来る状態にある。試合前、今日対戦のザンブラノ(昨シーズン、デビルレイズに所属)に対して「何度も対戦している投手だから対策は立てやすい。」と自信を見せていた。対戦するピッチャーに対してもいい対策が取れているみたいで明日からの期待も高まる。

サブウェイシリーズということで客席のチケットは完売。スタジアムはすごい盛り上がりだった。松井は観客の歓声が大きいほどその波に乗ってヒットを打っていくというイメージがある。大歓声の中、打席に立つ松井のバッティングは見ていて楽しい。明日からも頑張れ、松井!!

5打数・3安打・1打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 41 161 42 3 30 .261 .326 .404 .730
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ムッシーナ

「対戦ピッチャー」
・vs モイヤー(L)【Career:18-6 avg .333】:第1・2・3打席
・vs 長谷川(R):第4打席
・vs ビローン(L):第5打席

第1打席2-2-1 ランナー:一塁・二塁 カウント2-2からインコース寄り高めの速球(138km/h)を引き付けて捉え、詰まりながらもレフト前に落ちる先制タイムリーヒット。左投手には引っ張らずレフト方向への打球という意識が強く、それがいい方向に出ているのかも。

第2打席1-1-1 ランナー:なし 真ん中低めへのスライダー(135km/h)を第1打席と同じようなタイミングで引き付けて内から外にバットを出し打つもレフト方向へ浅く打ち上げてしまう。しかし、打球に回転がかかっており、どんどん左方向に切れていきレフトが取れずにラッキーなレフト前へのツーベースヒット。しっかり振り切っていたのが功を奏した。レフトの追い方が微妙だったので二塁打の判定が後からエラーに変更されるんじゃないかとヒヤヒヤしていたが、どうやらヒットとして記録が確定した様でホッとする。たまにはこんな幸運なヒットがあってもいい。

第3打席1-1-0 ランナー:なし やや外角寄り低めへ逃げていくスライダー(130km/h)を引っ掛けてセカンドゴロ。バッティングポイントのズレがあった。ボールに力が伝わるポイントの手前で打っていた。逃げていく球に対してヒットになるポイントを掴むのは難しそう。外角の逃げていく球を無意識に引っ張るというのを修正しなければならないと松井は話していたらしい。

第4打席3-2-2 ランナー:満塁 カウント3-0から外角、内角ぎりぎりストライクゾーンに決まるストレート。満塁、カウント3-0と追い込まれた段階でこのコースに決められる長谷川のコントロールに脱帽。フルカウントから外角低めへやや逃げていく速球(142km/h)に空振り三振。逃げていく球にバットを当てるために腰が引けてしまった。ボールに身体が向かっていき、腰の入ったバッティングを見たかった。あのコースに逃げていく球は松井には打てないのだろうか。悔しい。

~MAJOR.JPより~
この場面、長谷川は最後の球を投げる前に、首を振った。「(捕手の要求は)内側だったけど、外側に投げました」。松井は、実はこの外側をずっと待っており、「最後まで待っているのは一緒だったが、最後は素晴らしいところに来た」と試合後に振り返っている。長谷川は、松井との対戦は読み合いがあって楽しいと話していた。

第5打席0-2-1 ランナー:一塁 1点を追う9回、ランナーを一塁に置いて打席に入る。初球、真ん中のストレート(147km/h)をファール。コースは甘かった。タイミングが合えば大きい当たりのできるコースだったかもしれない。2球目、真ん中高めのストレート(148km/h)がストライクとなり2球で追い込まれる。1球インコースの変化球(135km/h)をファールした後、真ん中やや高めの速球(143km/h)をファール。速球にかなり押され気味。最後は真ん中に甘く入ってきたスライダー?(135km/h)を打ち返してセンター前ヒット。ここはどうしても後のロドリゲスにつなげたい場面で大振りせずにコンパクトなスイング。速球に押されていたためにストレートにタイミングを合わせていただろう。その中で変化球を引き付けてセンター方向に打ち返し、チャンスを広げる価値あるチームバッティングだった。

~MAJOR.JPより~
ビローンは、前回の対戦で松井を3球三振に仕留めており、そのときは、すべてスライダー。だがビローンは「松井がどこでスライダーを待っているのか気になった」と話し、初球、2球目はいずれも真っすぐ。しかし結果的に松井は、ツーナッシングと追い込まれてから、5球目のスライダーをセンター前に運んだ。実はこの場面、ビローンがスライダーを意識していたのとは対象的。松井はずっと速球を待っていたのだという。「基本的には、最後までストレート待ちだった。コントロールミスでしょうね。スライダーの意識はなかったですから」。読みには負けたけれども、勝負には勝ったということか。

その後、満塁となるがジアンビが見逃し三振で惜しくもゲームセット。
ゲーム終盤、ポサダとウォーマックに失策があった。僅差のゲームでは守備の乱れが命取りとなる、それを証明したような試合だった。

松井のコメント:「惜しいゲームだった。追いつかれ、逆転され、残念。」

ゲームは負けてしまいヤンキースは連勝が10でストップしてしまったが、松井が最後の打席で次の試合へ繋がるバッティングをしてくれたので救われた思い。今日は課題としている引き付けてセンターから左方向へのバッティングが見られた。このようなバッティングをしていけば右方向のバッティングにもいい影響をもたらし、徐々に大きい当たりも出てくるのではないかと感じた。あとは150km/h前後の速球へ振り負けることのないバッティングと逃げていくボールへの対応が出来れば。

166打席ノーアーチとなったが、30打点は108打点を記録した昨季より9試合早いペース。
トーリ監督のコメント:「打率や本塁打の数は重要ではない。オレは打点を評価する。打点を挙げるのが彼の役目。得点圏に走者がいる時の打ち方を分かっている。」

5打数・1安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 40 156 39 3 29 .250 .318 .391 .709
松井・4番、センタースタメン出場
先発・パバーノ【3勝2敗】

「対戦ピッチャー」
・vs マテオ(R)【Career:6-1 avg .167】:第1・2・3打席
(持ち球:ストレート、スライダー、スプリット)
・vs ソーントン(L):第4打席
・vs ビローン(L):第5打席

第1打席2-0-0 ランナー:なし 2球、速球が外に外れた後の3球目、インコース寄り高めのシュート回転のツーシーム(145km/h)を捉えファーストの横を抜くライト前ヒット。やや後ろ(キャッチャー側)に体重がかかりすぎていたために、ボールが上がらなかったのかなと感じた。強引に引っ張った印象があり、もう少し引き付けてセンター方向に打ち返す意識があれば打球は上がるのではないかという解説者の話。

第2打席0-1-2 ランナー:なし 外角低めへ落ちていくスプリット(129km/h)を泳がされながらもうまくバットに乗せて右手一本で運ぶも、ライトフェンス手前でイチローにキャッチされるライトフライ。体勢を崩されながらも意外に伸びて昨シーズン、野茂から打ったライトスタンドへぎりぎり届いたホームランを思い出させた。この打ち方でもフェンス手前まで持っていけるのだから松井自身のバッティングが出来ればすぐにホームランが出そうな気がするのだが。

第3打席1-2-1 ランナー:一塁 カウント1-1から真ん中低めに決まるスプリット(130km/h)を捉えたかと思ったがファール。ややタイミングが早く引き付けられなかった。最後は真ん中低めへの変化球(135km/h)に思わず手が出てしまいセンターフライに倒れる。あのコースをヒットにするのは難しい。追い込まれていたため仕方ないか。

第4打席3-2-1 ランナー:一塁 初球、外角へストレート(151km/h)がズバッと決まる。ストレートの早いピッチャーに対してどれだけ対応が出来るかに注目。2球外にストレートが外れた後、高さは真ん中、インコースへのストレート(153km/h)に空振り。若干振り遅れ。フルカウントからインコース高めへのストレート(155km/h)に押され気味で空振り三振
150km/h以上のストレートにも振り遅れることなくホームランにしてしまうような強い松井が復活しますように。

第5打席0-0-2 ランナー:一塁 初球、インコース高めのストレート(147km/h)を腕をたたんで打ちにいくも、根元に当たってバットが折れセカンドフライ。打率のため、明日へ繋げるためにも最後の打席はヒットを打って欲しかったので残念。

試合のほうは1998年以来7年ぶりの10連勝で貯金を2とした。

松井のコメント:「今は皆、落ち着いてプレーし、いい力を出せている。連勝がこれからもずっと続くことを願うけど、そうもいかないか。」

松井のノーアーチが36試合、161打席に伸びたということで、最近マスメディアから厳しい声や雑音が聞こえるようになってきた。それを聞くたびに不安になってしまい、このままホームランが出ないうちにシーズンが終わってしまうのではないかとさえついつい考えてしまう。
ホームランが出ない松井は不要ということになってしまうのだろうか。僕としては、今の段階ではチームが勝って打点が順調に伸びてさえいれば何の問題もないと思っている。状況に応じたバッティングの出来る松井は今のヤンキースの中で十分機能していると見ている。
しかしながら、これまで松井は僕の期待以上のバッティング(ホームランを含めて)をしてきた。松井の観客を魅了する能力の高さは実証済みである。もちろん松井を信じているし、4番に松井を起用しているトーリ監督も信じたい。新しくしたバッティングフォームが松井に合っているのかどうかは後から検証されるだろうが今は信じて前に進むしかない。今年はシーズン終盤、厳しい優勝争いが予想される。その時、打って走ってフル回転する松井が戻ってきているに違いない。もちろんフルスイングで豪快なホームランを打つ松井も。頑張れ、松井!!
松井にホームランが出たら乾杯でもしようかな。

5打数・1安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 39 151 38 3 29 .252 .322 .397 .719
松井・4番、レフトスタメン出場
先発・王 建民【2勝1敗】

「対戦ピッチャー」
・vs シーリー(R)【Career:11-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs 長谷川(R):第4打席
・vs ネルソン(R):第5打席

第1打席0-2-1 ランナー:一塁・二塁 期待のかかる打席だったが、真ん中低めに決まる変化球に見逃し三振。おそらく外角の球が頭にあったのではないか。思い切ってホームランを狙って欲しい場面ではあった。2球目、真ん中にスーッと入ってくるツーシームをファール。ボールが動いていた分打ち損じたのだろうか。タイミングは合っていたので仕留めて欲しかった。

第2打席2-2-0 ランナー:一塁・二塁 初球、変化球が真ん中高めに入ってきたが、バットがボールの下を通り空振り。当たればホームランになるような甘い球だったがややスイングに力みがあったか。カウント2-1から外角低めいっぱいに変化球(135km/h)が決まる。松井も渋い表情をしていたがあのコースを取られると厳しい。最後、真ん中やや高めの速球を打ち損じてセカンドゴロ。差し込まれていたが強引に引っ張ってランナーを進め最低限の仕事をする。ロドリゲスのサードゴロの間に1点。得点が入ったことで、チャンスで打てなかった松井も少しは気が楽になったのでは。

第3打席2-2-1 ランナー:なし 初球、真ん中低めいっぱいにカーブ(108km/h)が決まる。2球目、インコース高めの速球(135km/h)をファールして2球で追い込まれる。2球外れてカウント2-2からややインコース寄りのカーブ(111km/h)にタメを作ってうまく捉え、痛烈な当たりだったがファースト正面へのゴロ。変化球に対しても体勢を崩されることなく反応できる状態にあるようだ。

第4打席1-0-1 ランナー:一塁 2-1で1点を追うヤンキース。回は7回表。ショートへの内安打で出塁したシェフィールドを一塁に置いて松井に打席が回ってくる。ヤンキースには残塁が多く、なかなか得点が取れず嫌なムード。ここで松井が打たなければヤンキースに勝ちがくることは難しいと思っていた。逆に言えば、松井に一打が出れば打順を考えてもヤンキースにとって大きなチャンスになる。本当に今日の試合を決める打席になると考えていた。1球外に外れた後の2球目、真ん中やや低めの甘いスライダー(132km/h)を見逃さずしっかり捉える。打球はイチローの待つライトへライナー性で飛んでゆく。またしてもイチローにヒットをもぎ取られてしまうのかと思った瞬間、ボールはフェンスに直撃しライトオーバーのヒット。松井は二塁に向かったがイチローのクッションボールのうまい処理と強肩で慌てて一塁に戻る。ホームランにならなかったのは残念だったが、イチローに取られなくてホッとする。今の松井はいい'間'が取れている。
この後、ロドリゲスが四球を選び満塁。マルティネスはサードゴロだったがダブルプレーは取れず、再び満塁。そしてウィリアムスに逆転満塁ホームランが出る。松井の一打は流れを変える価値ある一本だったと思う。これで前の打席で2回のチャンスにおいてヒットが出なかったのは帳消しになるくらいの働き。

松井のコメント:「イチローさんということを忘れてました。一塁を回ったところで、もうボールがセカンドへ向かってましたから。(一塁へ戻るとき)久しぶりにヘッドスライディングをしてしまいました。打球は捕られるとは思わなかった。」

イチローのコメント:「ランナーがいなかったら、捕りに行ったかもしれない。」

第5打席2-2-0 ランナー:一塁・三塁 3球目、外角低めにスライダー(124km/h)が決まり追い込まれる。本当に厳しいコースだった。松井も渋い表情。4球目、真ん中へのスライダー(126km/h)を打ち損じファール。タイミングは合っていた。今日は甘い変化球を打ち損じているが体勢は崩されず自分の形で打てている。これからもっともっと精度は上がっていくはず。5球目、ボール球の外角低めへのスライダーに思わず手を出していまい、引っ掛けてセカンドゴロ。今日は外角に広くストライクを取られているのが頭にあったのだろうか。ここでバットに2回ボールが当たっていたという判定でファールに変更される。最後は外角高めの球に手が出ず見逃し三振。ここは是非とも打点をあげて欲しかった。残念。

<与田氏による現地リポート>
松井は、キャンプからテイクバックを取ってグリップを後ろに引くというフォームに取り組んできたが、そのことによって右の肩がホーム寄りに入りすぎてしまう傾向にある。すると逆に開きが早くなってしまうので肩の位置をチェックしながらバッティング練習をしていた。
テイクバックをキャッチャー寄り(真っ直ぐ後ろ)に取ればいいが、ひねりが入ってしまい背番号がピッチャー側に見える状態になるとボールに早く反応しないということで今度は見切りが早くなってしまう。

台湾出身の王建民が好投を続けている。ヤンキース9連勝に大きく貢献していて、今ではヤンキースに欠かせない選手の一人となってきた。同じアジア出身だけにこれからも応援していきたい。

ある記事(MAJOR.JP Express)に気になることが書いてあった。
「今月初めまでのふがいない戦いぶりが嘘のような快進撃を披露しているが、戦ってきた相手がヤンキース以上にチーム状態の悪いアスレチックスとマリナーズというのが、連勝の評価を微妙にする。」というもの。確かに書いてある通りだと妙に納得してしまった。9連勝だという浮かれた気分を冷静にさせた。これからはそうは簡単にはいかないかもしれない。しかし、沈んだチームの雰囲気や流れが変わったのは事実。各カード勝ち越すペースで確実に貯金を増やしていって欲しい。

5打数・1安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 38 146 37 3 29 .253 .325 .404 .730
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ジョンソン【4勝2敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ハレン(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs リンコン(L):第4打席
・vs ストリート(R):第5打席

第1打席0-1-2 ランナー:一塁 外角いっぱいの速球に当てるだけのバッティングになってしまいショートゴロ。外角の球に対してどうしても腰が引けて重心が背中側にいってしまうが、Athleticsの右バッターのキールティーは同じようなボールに対して重心が前にかかり右腰がボールに向かっていくようなバッティングをしていた。

第2打席1-1-0 ランナー:なし 外角低めの速球(151km/h)を捉えレフト前ヒット。強引に引っ張らず逆らわないバティングで左方向へ打ち返した。
松井のコメント:「アウトコースのそれほど甘いボールではありませんでしたが、しっかり打てました。」

第3打席2-0-0 ランナー:二塁 センターフライ

第4打席2-1-0 ランナー:なし 真ん中への変化球を打ち上げてレフトフライ

第5打席0-2-0 ランナー:一塁・二塁 インコースへの球を芯で捉え痛烈な当たりだったが、ライト正面でライトライナーに倒れる。

松井のコメント:「3点先制されて苦しい展開でしたが、落ち着いて攻撃できました。いいゲームでしたね。先発がしっかりすればいいゲームができる。それに尽きます。」

ここ最近、松井は急激に内野ゴロが減って打球が上がるようになってきた。今日も内野ゴロが一つだけ。これは松井のバッティングが変わってきた証拠。まだ好調だとははっきり言えないかも知れないが、このままの状態を続ければ自然と結果はついてくると信じている。

今日はヤンキース8連勝で5割復帰(19勝19敗)、トーリ監督の大リーグ監督として史上13人目の通算1800勝、ジョンソンの通算250勝とキリのいい日になり、松井の結果はもう一歩だったが非常に晴れやかな日となった。
それにしてもチームメイトのティノ・マルティネスの勢いが止まらない。今日も2本のホームランを打ったが、ここ12試合で10本という驚異的な数字でホームランを量産している。そして年齢が現在37歳というのも驚きだ。今のところ、4年前ヤンキースに所属していた頃となんら遜色ない働きをしている。松井選手には一年でも長くプレーしていて欲しいと願っているので、マルティネス選手はそういう意味でも非常に勇気付けられる選手である。野球選手のピークがいつなのか良く分からないが、それぞれの年齢でキラリと輝ける働きが出来ることをマルティネス選手は示してくれているように思います。

5打数・4安打・1打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 37 141 36 3 29 .255 .329 .411 .741
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ブラウン【2勝4敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ブラントン(R)【Career:3-0 avg .000】:第1・2打席
 (持ち球:カーブ、チェンジアップ、スライダー、スプリット)
・vs ハリカラ(R):第3・4打席
・vs リンコン(L):第5打席
・vs ドテル(R):第6打席

第1打席3-1-0 ランナー:満塁 四球を選び、押し出しで1打点。ボールが良く見えている様子。

第2打席2-2-0 ランナー:なし 外角の球、2球で追い込まれた後、インコースへの変化球(138km/h)が外れる。真ん中低めへ落ちる変化球(124km/h)が外れてカウント2-2。最後、ややインコース寄り高めのストレート(145km/h)に差し込まれてセカンドゴロに倒れる。変化球を見せられた後だったのでバットとボールの距離が取れなかった感じ。若干ばっとが下から出ていたために、なでるような形になってしまった。

第3打席0-0-1 ランナー:なし 初球、やや外角寄り低めのストレートをバットの先で捉え、伸びがなかった分センター前に落ちるヒット。初球から打てる球を積極的に、しかもしっかり捉えるというのは復調の兆しか。やや遠い球に対して自分のバッティングの形を崩さずにポイントまでボールを呼び込んで打っていた。

第4打席3-2-1 ランナー:なし フルカウントから真ん中ややインコース寄りへの変化球(145km/h)をジャストのタイミングで捉えライト線へのツーベースヒット。調子を落としていたときは腰の開きが早かったが、インコースの球に対しても腰の開きが早すぎることなく腰の回転がボールへと伝わっていたように見えた。これは打つポイントのズレが修正できてきているためだと思われる。
解説・大島氏:松井のイメージしていたのよりやや前で捉えているかも知れない。しかしタイミングは合っていた。

第5打席1-2-0 ランナー:なし ややインコース寄り低めのストレート?をしっかり引き付けてレフト線へのツーベースヒット。インコースの球をレフト方向へのヒットは珍しい。今日は何をやってもうまくいく日のようだ。

matsui_050514 第6打席2-2-1 ランナー:なし インコース低めのストレート(148km/h)を身体をくねらせて捉えライトフェンス直撃のツーベースヒット。かかとに重心がかかることなく体重の乗った打球だった。ホームランにはあと30cm足りず本当に惜しかったぁ~。ホームランで今日終われば申し分なかったのになぁと思ったが、もしライトがイチローなら確実に捕球していただろうから、ツーベースになってラッキーだったともいえるかな。ヒットが出るようになればついつい松井にはホームランを期待してしまうが、焦らずにヒットの延長がホームランというくらいの気持ちでいって欲しいです。アウトコース、ぎりぎりボールになる球を見せられた後のインコースの厳しい球をきっちり捉えたのは大きい。ある程度どんな球にも身体が自然と反応できる状態にあるのかもしれない。打ち損じも少なくなってきて明日からも期待できそう。
松井のコメント:「球威がある分詰まった。(スタンドには)行かないと思った。」
トーリ監督のコメント:「点差が開いてもマツイには関係ない。タイミングが合ってきたな。シーズン序盤のころの自信を取り戻してるんじゃないか。」

最近、松井の調子は上向きだといろんなところで言われていた中で、いつかは来るだろうと待ちに待った大当たりの日がついにやってきた!!今日が「後から考えるとあの日から松井がスランプから脱し、調子が上向いた。」と言われるような日になればいいな。
今日は、バットが遠回りして出てくるといった印象はなく、バットのヘッドスピードも戻りつつあるのではないかと感じた。
松井のバッティングを見ていて久しぶりに高揚感を味わうことが出来た。これで打点がつけばもっと良かったがチームの中でも十分すぎるくらいの働きをした。試合の後チームメイトと乾杯をしたそうだが、今日は一息ついて明日からまた頑張って欲しいと思います。

松井のコメント:「投球に対していいスイングができた。どれも良かった。当たりも良かったし、内容も良かった。投手に対する対策が良かった。7連勝してもまだ借金がある。4安打してもまだあれ(打率2割5分5厘)ですから。」

ヤンキース先発のブラウンは6回までに5失点。打撃陣の援護もあって勝利をものにしたので良かったのか悪かったのかハッキリ分からないが、投手にとって勝ちが何よりの自信に繋がると思う。次に期待。

2打数・0安打・2打点・2犠飛  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 36 136 32 3 28 .235 .310 .375 .685
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ムッシーナ【4勝2敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ハーデン(R)【Career:9-4 avg .444】:第1・2打席
・vs 藪(R):第3打席
・vs リンコン(L):第4打席

第1打席1-2-1 ランナー:なし インコースへの変化球(140km/h)を打つもボールがバットの根元側に当たりやや詰まってライトフライ。フルスイングをしたというより合わせたバッティングだった。ストレートにタイミングを合わせていたためか体重が前に流れてしまい体重の乗った打球にはならなかった。

第2打席2-1-1 ランナー:三塁 1球外れて2球目、真ん中高めのストレートにワンテンポ遅れてファール。オープン戦ではこの高さの球をガツンとバットに当ててホームランにしていた。ファーストストライクからストレートにタイミングを合わせていければ、調子は上向きと考えていいのでは。カウント2-1から真ん中インコースへのストレートに今度は振り遅れることなく大きな当たりでライトへの犠牲フライ。この打席も第1打席と同じようにバットの根元側に当たり詰まっていた。やはり外角への意識があると内角の球にはどうしても詰まってしまうものなのだろうか。
第1打席といい第2打席といいきちんと打球が上がってきていて、打つポイントの修正が出来つつあるのかもしれない。これはいい兆候かも。珍しくこのバッテリーはインコースを中心に攻めてきていた。ずっとインコース中心に攻めてくれれば松井がスランプから抜けるのも早いだろうなぁと思ったりした。

第3打席2-0-1 ランナー:なし 2球大きく外角に外れた後の3球目、外角低めへ逃げながら落ちていくシュートにかろうじてバットを当てピッチャーゴロに倒れる。一番厳しいコースで、もしかしたらカウント的にも打たなくて良かったボールかもしれない。オープンスタンスからもう少し踏み込んで打って欲しかった。

第4打席2-1-1 ランナー:満塁 前のバッター・シェフィールドが敬遠され満塁で松井に回ってくる。ややインコース寄り低めのスライダーに若干差し込まれ、打ち上げてセンターへの犠牲フライ。解説によるとかかとに体重がかかっているのではないか、踏み込んでいかないと打率は安定しないということだった。

松井のコメント:「2犠飛? 両方とも狙い通り。リンコンとは何度も対戦しているし、対策どおりに打てました。ここ何試合かは、いい感じが続いています。投球に対しての対応能力は高くなっている。それでもう少し強く叩ければ…。」

トーリ監督のコメント:「左投手からの打点は貴重。マツイは得点圏の場面で、どんな打撃をしたらいいか、わかっている。チームを助けてくれている。」

今日のセンター、ライトへの打球がアウトになったのは、打つポイント、バットの芯からの外れ具合共にほんの少しの誤差だったような気がした。トーリ監督も松井のバッティングは上向きだと見ているようで、もう一歩だと感じた。明日は松井が外角の球にどのような対応をするのか楽しみ。

ヤンキース17勝19敗で、5割復帰までもう一息。2勝1敗ペースでいいから確実に借金を減らしていければいいな。
明日はブラウンが先発。ブラウンは前回の登板で今年初めての1勝をあげる。明日の登板が今季のブラウンを占う上で重要な試合になると思う。是非とも序盤で崩れることなく踏ん張って波に乗っていって欲しい。


<スポーツジャーナリスト:瀬戸口 仁氏の松井に関する話>

まず甘い球が来ない。これまで2年間の松井選手の研究の成果が相手ピッチャーに出てきている。外角低めへストレート、ツーシーム、チェンジアップ全部集めてくる。内角に来てもボールになる球。そこで我慢し切れなくなって外角低めの球に手を出して崩してしまっているというのが現状ではないか。最近、4月には出なかったホームラン性の当たりが出始めてきて少し上向いてきている。

~NHKラジオ:土曜ジャーナル「開幕1か月、今年も注目日本人大リーガー」より~

5打数・2安打・3打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 35 134 32 3 26 .239 .318 .381 .699
松井・4番、センタースタメン出場
先発・パバーノ

「対戦ピッチャー」
・vs モイヤー(L)【Career:16-4 avg .250】:第1・2打席
・vs ソーントン(L):第3・4打席
・vs ネルソン(R):第5打席

matsui_050511 第1打席2-1-0 ランナー:満塁 初球、外角への変化球(129km/h)を空振り。2球外れてカウント2-1からの4球目、高さは真ん中、外角への速球(140km/h)を打ち返して左中間を破る3点タイムリーツーベースヒット。初球のスイングは外角の球を引っ張る感覚でスイングしていてバットが遠回りしていた。これはヒットは難しいかなと思っていたら、最後の球に対してはオープンスタンスから外角の球に対して踏み込んでいき、上体が開くことなく最短距離でバットが出たように見えた。こういうバッティングをたくさん見たい。
解説・本西氏によると右膝が突っ張っていなく余裕があるために逆方向に強い打球が打てた。

初回にマリナーズに対して5点を奪われた後の裏の攻撃。松井の3点タイムリーはヤンキースの反撃ムードを作る大きなヒットとなった。

第2打席2-2-1 ランナー:一塁 真ん中低めに沈む変化球(132km/h)を打って一二塁間を抜けるライト前ヒット。低めへの変化球に身体の開きを抑え、うまくついていったという感じ。今までならライト方向へのゴロは、ことごとくファーストやセカンド正面へ飛んでいた。松井のバッティングに何か変化が出てきているということだろうか。

第3打席1-1-0 ランナー:一塁 150km/h前後のストレートを見せられた後の真ん中低めへの変化球(126km/h)に泳がされ引っ掛けてファーストゴロ。完全に松井のスイングの形を崩された。ストレートにタイミングを合わせていたためか、腰の開きが明らかに早く身体が正面を向いてしまい変化球に対応することが出来なかった。解説によるとステップしたときに右腰が開いている。もう少しピッチャー寄りに腰が入っていくと、このボールは見送ることが出来るとのこと。

第4打席0-2-0 ランナー:なし 真ん中への変化球(129km/h)を見送った後のインコースへのストレート(151km/h)に振り遅れ、バットが空を斬り空振り三振。解説者:全球、打ちにいって見逃すという形をとって欲しい。松井は簡単に見逃してしまうケースが多い。

第5打席3-2-1 ランナー:なし カウント2-0から真ん中へのシュート系の変化球(142km/h)を見逃す。絶好球だった。この球にバットが出なかったということは、まだまだ自然と身体が反応するという段階ではないということか。フルカウントから外角低めへの変化球(127km/h)を引っ張るも、打球に力がなくセカンドゴロ。第1打席のようなレフト方向へのバッティングを見たかった。 解説によると第1打席左方向に強い打球を打てたのは、モイヤーが左投手でしかも速球がそれほど早くなかったために対応できた。ストレートが150km/h前後の投手に対してはまだまだ苦しむかもしれないという話だった。

解説・本西氏の話:引っ張りたい気持ちが強いのか右腰の開きが早い。打ちにいってステップした時に右腰が早く割れてしまうためにバットが遠回りして出てくる。そのために打球に角度がつかないし、飛距離が出ない。
松井が引っ掛けてライト方向へのゴロになる時は、バットのヘッドスピードが遅く感じるのはこういう理由からなのかと納得。マッティングリー打撃コーチからも何度も体の開きを指摘されているということなので松井も十分に分かっているはず。実践でピッチャーの速い球に対峙した時にそれをすぐに改善するということは、思いのほか難しいことなのかもしれない。

試合後の松井のコメント:「ボール自体はだいぶ見えている。結果として三打席目以降良くなかったが、打席の中の感覚としては僕自身の中ではそんなに悪くなかった。」

いい時もあれば悪い面が出るときもある。突然バッティングが崩れたりしてまだまだ脆さが感じられる。今日は第1打席の後、大爆発する予感があり一気にスランプ脱出かと思ったので、そのあとの打席を見て少し物足りなさを感じてしまったが、そう簡単にいくわけがないか。ゆっくり着実に階段を上っていくタイプの松井。気長に待ちます。

試合のほうは初回に両チーム、エラーからそれぞれ5点を奪い合う。ホームラン両チーム4本ずつ、ヒットはヤンキース16本、マリナーズ14本の乱打戦を最後はマリナーズが打ち負け、ヤンキースがこのカードをスイープ、また5連勝を果たす。


サイトの記事に最近の松井の状態とインタビューが載っていた。

【不振の原因】

・花粉症から慢性鼻炎による集中力の低下
・薬による副作用で下痢、睡眠不足
・責任感からくる焦りによって体が前に突っ込み、上体も開いて飛距離の低下。

 ~サンケイスポーツ("人生最大"スランプ…松井秀、不振の理由とは?)より~

これから遠征に出る松井。体調のことが気がかり。睡眠不足というのがボールに対する反応を鈍くしている原因なのかも。

【インタビュー】

 <前日の無安打だったバッティングについて> 

 ―きょうは今季2度目の5打数無安打だった。
 「最後は見逃し三振。追い込まれてのストライク。打たなきゃいけなかった。格好悪い」

 ―それだけ不調?
 「いや、感じとしてはきょうは2本(1打席目=中飛、2打席目=右飛)は本塁打。芯で捕らえた。オレのボールだけ重いの使ってるんじゃないか、と思ったよ。ノーパワーだったね」

 ―右飛はイチローが好捕。
  「打球を目で追ったけど、あれなら足の速い外野手なら捕れる。だから、イチローさんなら余裕でしょ」

 <打撃論>

 ―トーレ監督も「最初の2打席はいい当たり」と評価したが、3、4打席の内野フライに関しては「結果が出ない不満で大振りしてた」と話していた。
  「大振りはしてない。バットが遠回りしているから『大振り』に見えるんだと思う」

 ―マッティングリー打撃コーチは「タイミングが合っていない」と指摘している。
  「タイミングは合っている。ただ、メカニック的な部分がおかしい。スイング自体とか、体重移動とか」

 ―フォーム修正はしているのか?
  「変えてはいない。結果が出ていないから、原因を探している。それが変えているように映っているのかも」

 <気持ち>

 ―首脳陣は「変わっている」と見ている。
  「今は1年目とは違う責任感がある。チーム内での立場とか、期待も大きいわけだし。結果を出せないことは、チームに対して申し訳ない。だから、潜在的な部分で普段のバッティングと違ってしまっているところがあるのかもしれない」

 ―まだ試行錯誤の途中なのか。
  「いや、良くなってきている。きょうも、感じとしてはよかったんだ。『この1打席』がきっかけになるんじゃない。徐々に感じが出てくるんものだよ。打席で。爆発的な結果は出ていないけど、自分なりには雰囲気が出てきている。右肩上がりだよ」

 <4.明日へ>

 ―過去、ここまで苦しんだことはなかった。
  「ない、かもしれないけど、そんなふうには思わないな。巨人時代、(98年)開幕戦で1安打して、それから13打席ノーヒット。打率が1割なくて、4分何厘…とかいうことだってあったんだから」

 ―気はめいらない?
  「こういうことでは暗くはならないんだよ。調子がいい時はいっぱい来るメールも電話も、おかげ様で、今はほとんどないね。」

 ~スポーツ報知(松井秀独占インタ「右肩上がりだよ」 30試合131打席一発なしも…復活予告)より~

不振の中で責任を感じ、必死で闘っている姿が垣間見えた。ひたむきに頑張っている松井には必ず天が味方してくれると信じている。
バットが遠回りしていると松井も認識している。不振の原因は十分理解している松井。後はグランドで無意識で理想のスイングが出来るようになれば固め打ちができる日も来るのではないか。光は見える。頑張れ、松井!!

5打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 34 129 30 3 23 .233 .315 .372 .688
松井・4番、センタースタメン出場
先発・王 建民【1勝1敗】

「対戦ピッチャー」
・vs シーリー(R)【Career:9-0 avg .000】:第1・2打席
・vs マテオ(R):第3・4打席
・vs 長谷川(R):第5打席

第1打席1-0-2 ランナー:一塁 高さは真ん中、外角へのややシュート気味のツーシーム(142km/h)を打っていい角度で上がった打球はホームランには1m飛距離が足りずセンターフライに倒れる。しかし、外角の球を強引に引っ張ることなくきっちりセンターへ打ち返した。昨日言われていたボールとバットの距離もしっかり取れていて気持ちよくスイングしたように見えたので次に繋がる打席になるのでは。 

第2打席1-0-0 ランナー:一塁 外角へ抜いた球が外れた後の2球目、ど真ん中にシュート気味のツーシーム(142km/h)がスーッと入ってきた。打った瞬間、間違いなくいったと思った。間違いなく久々のホームランだと・・・。しかし、ライナー性だっただけにスタンドまでは届かず、長打にはなると思いきやライトはイチローだと言うことを忘れていた。イチローが精一杯手を伸ばし、ボールはグローブの中へ入りライトフライ。残念!よく見るとやや芯より根元側にボールがあたったようだった。これほど甘い球はシーズン通してもそれほどないのではないか。是非仕留めて欲しかった。
松井のコメント:「2打席目はボールが甘く、感触もよかったけれど、少し詰まっていた。イチローさんにすれば大したプレーではなかったでしょう。」
それにしてもさすがイチロー。打球への入り方といい、打球を取った後の送球といい完璧のプレーはどこをとっても見応えがあって見ていて楽しい。

第3打席1-2-1 ランナー:なし 初球、外角低めへのカーブ(121km/h)。3球目、ボール気味のところからストライクゾーンに入ってくるインローへのシュート回転のツーシーム(145km/h)。最後、インローへのスライダー(137km/h)を打ち上げてしまいセカンドフライ。内角、外角を変化球で投げ分けられ狙い球を絞らせないでうまく攻められた。

第4打席0-0-1 ランナー:一塁 初球、真ん中へのチェンジアップ(135km/h)を打ち損じサードへのファールフライ。これまでのように強引に引っ張って引っ掛けるスイングとは少し違っていた。

第5打席0-2-2 ランナー:一塁 初球、高さは真ん中外角へのシュート気味の速球(140km/h)をファール。昨シーズン終盤の松井ならレフト方向へ確実に強い打球でヒットにしていた球だと思う。外角中心の攻めの中ではこの球をヒットに出来ないと厳しくなる。 2球目、外角へ抜いた球(135km/h)を空振り。3球目、外角低めいっぱいに決まるシュート気味の速球に手が出ず見逃し三振。あそこに決められたら仕方ない。長谷川のコントロールが一枚上手だった。

1打席目といい2打席目といい、これまで上がらなかった打球がいい角度で上がっていた。2打席とも松井本来の間が取れて一瞬タメが出来ていた。いい時のバッティングの感覚を取り戻すきっかけとなる日になればいいな。ただ両打席とも打ったのは142kmのツーシームだったので他の球種でも同じようにきちんと自分の間が取れる好循環になっていくことを祈る。

ヤンキースは全体的に打線が繋がりつつある。今日、ヒットが出なかったのはロドリゲスと松井だけだった。松井もチームのいい雰囲気に乗って調子が上向くといいんだけど。

4打数・1安打・1打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 33 124 30 3 23 .242 .326 .387 .713
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ジョンソン【3勝2敗】

「対戦ピッチャー」
・vs メッシュ(R)【Career:11-3 avg .273】:第1・2・3打席
・vs ビローン(L):第4打席

第1打席1-0-1 ランナー:一塁・三塁 高めから真ん中に入ってきたカーブをタイミングを合わせて打つ。バットの根元に当たり詰まったがショートの横を抜けるセンター前タイムリーヒット。やや差し込まれていた。

第2打席2-2-1 ランナー:なし 外角低めへのチェンジアップ(138km/h)の後の3球目、外角へのストレート(150km/h)をファール。振り遅れでファールになったが、この球をしっかり捉えられるようになれば好調というこいうことになると思う。最後、インコース高めのストレート(150km/h)を腕をたたんで打ったがポイントが近く窮屈な打ち方になり、打球が上がらずファーストゴロ
解説によると、松井はメジャーに行き打つポイントをキャッチャー寄りにしているが、今はバットとボールの距離が取れずバットを振る幅がない状態。そのために間が取れず窮屈なスイングになり打球に角度もつかないということだった。
ポイントが近い分、バットに乗せて運ぶという部分が抜けてしまって、インパクトの後すぐにフォロースルーの段階になってしまっているのではないかなと感じた。一番力がボールに伝わるポイントの手前で打ってしまっているイメージ。

第3打席2-2-2 ランナー:なし 初球、真ん中に入ってきた甘いカーブを見る。3球目、外角やや高めのストレート(147km/h)を見送る。狙い球が絞れていないのかなという印象。最後、カウント2-2から真ん中低めに落ちていくボール球のチェンジアップ(135km/h)を打たされてボテボテのピッチャーゴロ
調子がいい時は甘い球に何も考えずにバットが自然と出るものだが、今はタイミングやスイングのことを頭で考えて打席に入っているためにワンテンポ遅れてしまい、甘い球にも手が出ないのではないかということだった。変化球にも差し込まれて詰まってしまうのはそういう理由があるのかもしれない。

第4打席0-2-2 ランナー:二塁 3球続けてのスライダーに空振り三振。外角の逃げていく変化球を追いかけていく状態で自分のスイングが出来ず、まだまだ遠ざかるボールには苦労しそうだ。

試合後の松井のコメント:「一打席一打席自分のやるべきことをやっていればそのうち良くなっていくと思う。そんなに悲観はしていない。」
第1打席のタイムリーの後、塁上で松井に笑顔が見られたし、昨日はボテボテのゴロに対して冗談も出たようで精神的にはそんなに追い詰められていない様子。調子を落としているときでも前向きに頑張る松井の姿には勇気をもらえる。

試合のほうは、ジョンソンが8回まで3失点で好投を見せ、最後リベラで抑えてヤンキースが接戦をものにした。

<打球が上がらない理由~解説より~>
腕のリストのリードでバットが出てこない。バットの先とリストがある程度同じような動きで出てきている。このような時は打球に角度がつきにくい。強く上から叩けていないということ。原因として身体の開きが早いとかステップするのが早い、精神的な焦りなどがあるのではないか。
バットが遠回りしていて下から出てきている印象がある。最短距離でバットを出して上からボールを叩くというのが理想ということか。

3打数・2安打・1打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 32 120 29 3 22 .242 .329 .392 .720
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ブラウン【1勝4敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ハーデン(R)【Career:6-2 avg .333】:第1・2・3打席
・vs カレーロ(R):第4打席

第1打席1-1-0 ランナー:なし 真ん中へのスプリットをライト方向に引っ張ろうとしたが、バットの下に当たりサードへのボテボテのゴロ。しかし、当たりが悪かった分ラッキーなサードへの内野安打。若干右肩の開きが早かった感じ。調子の悪いときは、当たりが悪いヒットでも結果がよければOK。

第2打席2-1-2 ランナー:三塁 インコースへ甘く入ってきた変化球(140km/h)をしっかり捉えるもファースト正面へのゴロ。ややインパクトの瞬間、重心が背中側にあるのが少し気になった。

matsui_050508 第3打席0-0-1 ランナー:一塁・二塁 初球から真ん中ややインコース寄りのスプリット(154km/h)を積極的に打ちにいき痛烈な当たりで一・二塁間を抜けるライト前タイムリーヒット。貴重な追加点を上げる。これまでファーストストライクを甘い球でもファールにしまうことが多い気がしていたが、この打席甘い球を1球で仕留めたのは大きい。

第4打席3-2-0 ランナー:なし フルカウントから四球を選ぶ。

いつも松井秀喜選手の結果をニュースやサイトで見る時、本当にドキドキする。もしノーヒットだと、その後気持ちが沈んでしまうので結果を知るのが怖くて先延ばしにしたりすることもある。今日、結果を見るために恐る恐るサイトを開くと、なんとタイトルに「スランプの松井秀が19試合ぶりマルチヒット!」の文字が。飛び上がるくらい嬉しかったのと同時にある種の安堵感があった。いくら松井の中で今後、結果を出す自信があっても打率がここまで下がってしまうと、スタインブレナーがオーナーのヤンキースだけに何が起こるか分からない。
トーリ監督は松井に対して「マツイは疲れているようだが、彼なら絶対に乗り越えられる。休養のために休ませるつもりはない。今は打てるようになる途中の段階。」と言って信頼してスタメン、しかも4番で松井を使い続けてくれている。普通ならスタメンを外れてもおかしくない状況なのに松井が毎日打席に立てるのは、彼の人格と野球に対する真摯な姿勢、これまでに勝ち取った信頼がそうさせるのだろう。トーリ監督ためにも松井は期待に応えてたいと人一倍思っているに違いない。まだまだ手放しで喜ぶことは出来ないが、今日の結果が少しでも松井の打席の中での余裕となってくれれば、いい方向に向いていくのではないかな。
トーレ監督の試合前の松井に対するコメント:「打率には目をつぶる。頑張っていて、能力があることも分かってるから。この状況でも彼が打席に立つと、どこかにいい当たりを打つんじゃないかと期待しちゃうんだ。ジーター、ロドリゲス、シェフィールドと同じレギュラーだと思ってる」

明日からは、日本では注目の集まるヤンキースvsマリナーズ戦。チームは打撃陣と投手陣の歯車が噛み合ってきた予感。ここで思う存分松井も存在感をアピールして欲しいです。

今日の試合、ヤンキースの選手がみんなピンクのリストバンドをしていた。どういう意味があるのだろう?チーム一丸となって頑張る意思表示なのだろうか。

追記:~「夕刊フジ」より~
カギは第2打席の一ゴロに隠されていた。松井は昨季終盤、ややオープンスタンスに変更して以来、ボールを長く見られるようになり、好調な打撃をポストシーズン、今季のオープン戦、開幕当初につなげた。
ところが、長く見られるがために強引な打撃に陥り、二ゴロが増えていた。この日のファーストゴロも強引な打撃には違いないが、「今日の強引なのはまだよかった。そんなに悪くはなかったです」と、きっかけをつかんで“底”を脱した感覚をつかんだようだった。

4打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 31 117 27 3 21 .231 .316 .385 .701
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ムッシーナ【3勝2敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ブラントン(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs デュシェラー(R):第4打席

第1打席2-2-1 ランナー:二塁 外角の抜いた球にタイミングを外され、ピッチャーゴロ

第2打席2-2-1 ランナー:一塁・二塁 内角の速球に詰まらされ、ファーストゴロ

第3打席3-2-2 ランナー:なし 低めへのチェンジアップにタイミングが合わず空振り三振

第4打席1-2-1 ランナー:二塁 外角いっぱいへの速球に手が出ず見逃し三振。外角いっぱいだったが明らかにストライクだった。追い込まれてからストライクゾーンを広めにして待っているであろう松井があのコースに対応できないのは、やはり何かが狂い始めているのか。

松井のコメント:先発・ブラントンに対して「(直球系は)全部動いていた。ツーシーム、外に逃げて沈む球、あとチェンジアップ、カーブだった。」、3番手・デュシェラーに対して「ボール球というより、逃げていく球だと思った。それがカットボールで外から中に入ってきたので、思った球とは違っていた。」

今日、テレビで最近の松井のバッティングについて、「例えば前へステップする際、足を上げたり上げなかったり松井は本当の自分の形を持っていないために、スランプから元に戻るのも早いが、崩れるのも早い。良かったり悪かったり波が激しい。」という話があった。去年の松井を見ていて、確かにいい時と悪いときの差が激しいという印象はある。
巨人時代のバッティングでは、ほとんど足を上げずに地面をするように足を前にステップしていたが、今は高く足を上げてからステップしている。また、巨人時代と比べ現在の方が膝をより曲げて構えているし、ステップする幅が広くなって重心をかなり低くしてスイングしている。
松井が、メジャーに渡って自分の形を探して試行錯誤してきたのは確か。その中で松井は、バッティングにおいて今まで半信半疑でやっていたが、昨シーズンの終盤「これである程度間違いないだろう」という理想に近づいた手ごたえを感じたと言っているし、最近のコメントで、「これまでやってきたことを信じてやっていくしかない。アプローチは変えない。」とも言っている。
今の松井には調子が悪くてもある程度自分の信じるバッティングの形が出来上がっているのだと思う。僕も今の松井のアプローチ(バッティングの形)が今後、好結果に繋がっていくと信じたい。結果が出ない時、自分の信じるものに自信が持てなく不安になるものだが、松井はじっと耐えながらひたむきにそれを貫こうとしている。
辛い時期が長ければそれだけ克服した時、得るものは大きくなる。また喜びも大きくなる。
僕は信じている。頑張れ、松井!!

3打数・1安打・1打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 30 113 27 3 21 .239 .326 .398 .724
松井・4番、センタースタメン出場
先発・パバーノ

「対戦ピッチャー」
・vs ジト(L)【Career:16-6 avg .375】:第1・2・3打席
・vs ドテル(R):第4打席

新緑 第1打席1-0-2 ランナー:1塁 真ん中やや外角寄りのストレートを打った瞬間ホームランかと思えるような会心の当たりで捉える。打球はセンターを越えフェンス直前まで飛び、追っていったセンターのグラブをかすめるタイムリースリーベースヒット。そんなに強振したようには見えなかったが、捉えるポイントがいいとここまで飛ぶんだと再認識した。
松井のコメント:「ホームランになってもおかしくないくらい、いい感触だった。」
松井にとっては久しぶりにホームラン性の打球の感触を味わったのではないか。この感触がホームランの感覚を思い出すきっかけとなれば。好投手・ジトから3塁打を放ったというのは大きな収穫。

第2打席1-2-1 ランナー:なし セカンドゴロ

第3打席2-2-2 ランナー:1塁 外角の球を打ってサードゴロ

第4打席3-0-2 ランナー:2塁 敬遠四球で勝負を避けられる。

延長にもつれ込んだ試合は、エラー絡みで失点し負け。これで首位・オリオールズとの差は9ゲームへと広がってしまう。
松井のコメント:「こういう時期に耐えてやることをやっていればいい時期が来る。それまで我慢して頑張り続けるしかない。」
ヤンキースの長く暗いトンネルは続く。しかし、このどん底から僅差の試合を必ずものにする勝負強いヤンキースの復活、そしてヤンキースの快進撃を密かに期待。

3打数・0安打・0打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 29 110 26 3 20 .236 .320 .382 .702
松井・6番、センタースタメン出場
先発・王 建民【0勝1敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ヘンドリクソン(L)【Career:12-3 avg .250】:第1・2・3打席
・vs カーター(R):第4打席

第1打席0-0-2 ランナー:なし 初球、内角低めへのストレート(143km/h)を打つも、差し込まれてサードゴロ。インコースの球がレフト方向に飛び、やはりポイントがずれているのかなと思わせる打席だった。外角に意識が行き過ぎているのでは、ということだった。

第2打席3-1-2 ランナー:2塁 四球を選ぶ。

第3打席3-2-1 ランナー:2塁 2球目、外角へのストレート?(135km/h)をファール。球威、コースともそれほど厳しいものではなかったがレフト方向へファールになる。外角にポイントを置いている今の松井なら確実にヒットに出来る球だったと思う。タイミングが明らかに遅れており、慎重になり過ぎているのかなという印象。フルカウントからの7球目、やや外角よりのストレート(135km/h)をレフト方向へファール。どうしてもワンテンポ遅れてバットが出ているように見える。ボールを最後まで呼び込んで打ってヒットになるのとワンテンポ遅れてファールになるのは紙一重の差。きっかけがあればすぐにプラスの方向へ行くのではないか。最後は外角低めへのストレート(137km/h)にうまくバットを合わせ打つもサードゴロに倒れる。腰が引けていっぱいに手を伸ばして当てた打球で体重の乗っていない打球だった。最後の球は今までファールした中でも一番厳しいコースだったように感じた。この球こそカットして粘って欲しかった。

第4打席2-2-1 ランナー:なし 真ん中への抜いた球(129km/h)にタイミングが合わず、合わせたバッティングでセカンドゴロ。自分のスイングで振り切ることが出来なかった。これはうまくピッチャーにかわされた感じ。

今日の松井は、外角の球を強引にいかず、引き付けてレフト方向に打つという意図が感じられた。しかし、若干外の球を打たされている感じだったので、自分のスイングで体重の乗ったレフト方向への打球を期待。

今日、ヤンキースは3連敗で11勝18敗となり同地区のデビルレイズと同率で最下位となった。
サイトの記事を見ると「29試合を終わった時点での記録としては、1975年シーズン以来最低。」とか「このペースでいけばシーズンが終わる時点で61勝101敗となる。ヤンキースは1912年以来100敗したことはない。」とかマイナスの記録ばかりが出てくる。投手陣の不調は深刻で、このままでは本当にヤンキースは100敗してしまう勢い。
投手陣が立ち直るまで打線がカバーしていかなければならないが、そこで松井の復調が不可欠となる。はやく松井がヤンキースタジアムで暴れまわる姿を見たい。スランプの出口はすぐそこにあると信じたい。

松井のコメント:「見てのとおりです。我慢して、我慢して、我慢して…。浮上の時を待つしかない。きっかけ? いろんな意味で信じることでしょう。開き直ることは簡単だけど、今までやってきたことを信じて、やっていくことが大事だと思う。」

5打数・1安打・2打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 28 107 26 3 20 .243 .323 .393 .715
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ヘン【0勝1敗】

「対戦ピッチャー」
・vs 野茂 英雄(R)【Career:5-2 avg .400】:第1・2・3打席
・vs ハーパー(R):第4打席
・vs バエス(R):第5打席

第1打席1-1-0 ランナー:なし 外角低めに落ちるフォーク(127km/h)にタイミングが合わず泳がされ、当てただけのバッティングでサードフライ。外角の非常に厳しいコース。調子のいい時ならバットが止まっていたかも。

第2打席1-2-2 ランナー:1塁・2塁 フォーク(119km/h)が高めから真ん中に入りしっかり捉えヒット性の当たりで1・2塁間を抜けるかと思ったが、ファーストの好守に阻まれファーストゴロ。このところライト方向へ痛烈な当たりが多くなってきたが、打球が上がらないために野手の正面か、好守に阻まれ結果としてゴロと記録されている。なぜ打球が上がらないのだろうか。技術的な問題を含んでいるのか。

第3打席1-2-2 ランナー:2塁・3塁 真ん中やや外角寄りに入ってきたフォーク(135km/h)をタイミングを外されながらもうまくバットに乗せセンター前に運ぶ2点タイムリーヒット。前に体重が流れていくのを抑えた技ありのヒットだった。 

第4打席0-0-1 ランナー:1塁 初球、高さは真ん中、インコースへの速球?(135km/h)を打ち上げてセカンドフライ

第5打席1-2-2 ランナー:なし 外角へのストレートにタイミングが合わず、力ないスイングでピッチャーゴロに倒れる。あれっどうしたのかな?という打席だった。

試合前の松井に対するトーリ監督のコメント:「打席の中でゆったりした打ち方ができていない。球種を見極めようとしている内にバットを出している。」
解説・小早川氏によると、構えた位置からテイクバックを取って本来ならグリップがトップの位置に入っていくのだが、今の松井はその前に体重がピッチャー寄りに流れていっているために、ボールを見極め切れなかったり、強くスイングが出来ないでいるのではないかということだった。
開幕前の松井のインタビューによると、「右足はピッチャー側に出ていき、グリップは引いていく。そして重心は身体の中央に保ちながらバランスを取りボールを長く見ていく。」という打つ前の準備段階を今年は取り入れていくと言っていた。グリップを引くのと右足を前に出すのを同時に行うことによって、タメが出来ないとかタイミングの取り方に若干の狂いが出てきている等の弊害があるのか、それともまだ新しいバッティングが松井の中で確立できていないのかなと感じた。

4打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 27 102 25 3 18 .245 .328 .402 .730
松井・4番、センタースタメン出場
先発・ブラウン【0勝4敗】

「対戦ピッチャー」
・vs ウェクター(R)【Career:8-3 avg .375】:第1・2・3打席
・vs ミラー(L):第4打席

第1打席0-0-0 ランナー:なし 初球、真ん中やや低めのストレートを打つもバットの下側に当たり打球が上がらずセカンドゴロ。若干差し込まれていてバットとボールの距離が計れていない印象。

第2打席3-1-0 ランナー:1塁 カウント3-1のバッティングカウントから高さは真ん中、外角へのチェンジアップを打ちいい当たりだったが、打球が上がらずセカンド正面のゴロでダブルプレーに倒れる。

第3打席2-0-1 ランナー:なし 真ん中ややインコース寄りのチェンジアップ(138km/h)を打ち上げてショートフライ

第4打席1-2-0 ランナー:なし 追い込まれてから外角への変化球?(135km/h)に手が出ず簡単に見逃し三振に倒れる。

今日の松井のバッティングは、ミートポイントが定まっていなく手探りの状態である印象を受けた。やはり前に松井が言っていたように、若干バットの出が遅くなっているということだろうか。

打率.245は、5月以降では最低の打率ということらしい。開幕当初、誰が松井のこの不振を想像しただろうか。松井は「先が見えなかった2年前とは違うけど、今は今でやらなきゃいけないことがある。決して楽観していないけど、やることさえやればいい。」と言っている。このところ松井を見ていてどうしても悲観的な考えになって、最後はスタメンを外されてしまうんじゃないかという不安さえ僕の中で出てきた。苦しんでいる松井を見るのは辛い。しかし、松井が闘っている以上僕も諦めるわけにはいかない。松井が野球を楽しんでプレーできるその日まで、今は踏ん張りどころ。シーズンが終わってこの記事を「こんな時期もあったなぁ。」と笑って読める日が来ることを信じて。

今日ヤンキースは大幅なオーダー入れ替えをした。松井をセンターへ、ウォーマックをレフトへ、そしてマイナーからロビンソン・カノをセカンドへ起用した。しかし個々人の頑張りが、一つにまとまって勝利へと突き進むという気迫を感じることが出来なかった。負けたからかもしれないが、チームがバラバラになっている印象を受けた。ここはチームを引っ張っていく力を持つジーターの働きに期待。

3打数・1安打・0打点・2四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 26 98 25 3 18 .255 .339 .418 .757
松井・6番、レフトスタメン出場
先発・ムッシーナ【2勝2敗】

「対戦ピッチャー」
・vs カズミール(L)【Career:1-1 avg 1.000】:第1・2・3打席
・vs ハーパー(R):第4打席
・vs バエス(R):第5打席

第1打席3-2-1 ランナー:なし カウント2-1から1球ボールの後、2球続けて高めのスライダーを1塁線にファール。解説・大島氏によると松井の頭の中では、80%以上ストレートが占めている。この変化球に対しても間が取れるようになると松井本来の調子に戻る。1球インサイドの球を見せられて、フルカウントから146km/hの速球が外角いっぱいにズバッと決まり、手が出ず見逃し三振。左投手で150km/h前半の速球と外に逃げていく130km/h前半のスライダー、そして左右に散らした投球。松井でもなかなか打ち崩すのは難しいか。初球からいかに速球にタイミングを合わせて甘い球を逃さず捉えるかが鍵となりそう。

第2打席3-2-0 ランナー:1塁 ノーアウト、ランナー1塁。ここはどうしても出塁、もしくはランナーを進めたい場面。初球、送りバントを試みるがファール。2球目、外角へのストレート(150km/h)が外角に決まり2球で追い込まれる。2球、外角いっぱいのスライダーをファール。1球低めにストレートが大きく外れ、その後、ストラクかボールの判定の難しいスライダーにも手を出さず、3球連続ボールを見極め四球。最後のボールを見極めた後、松井がポーンとバットをいつもより高く放り出して1塁に歩いていった。松井の中で「よしっ!」という納得した気持ちを表しているようだった。松井にとってもチームにとっても大きな四球となった。
これまでやや淡白な打席があったが、今日は1打席目といい2打席目といい、不利なカウントから際どいコースをきちんと見極め、厳しいコースをファールしカウントを整えていった。ボールもきちんと見えていて勝負強い松井の打席が増えていきそうだ。

ランナー1・2塁となり、ウィリアムスのタイムリーでヤンキースが1点先制する。

第3打席1-0-2 ランナー:なし 1球、外角低めに変化球が外れた後の2球目、真ん中やや高めの速球(145km/h)をジャストのタイミングで捉えライト前ヒット。若干ラインドライブがかかり上には上がっていかなかったのが残念。ヒットになったからかもしれないがバットのヘッドが走っているように見えた。

第4打席3-0-2 ランナー:2塁 敬遠の四球

第5打席0-2-1 ランナー:なし 初球、高さは真ん中やや外角寄りのストレート(153km/h)を振り遅れでファール。コース的にはそんなに厳しくはなかった。初球のストレートをファールすることが多いように感じるが、やはり初球から150km/h以上のストレートにタイミングを合わせるのは難しいか。カウント0-2から外角いっぱいへのストレート(148km/h)をカットしにいったが空振り三振
大島氏の話:これまで強引に行き過ぎて、バットが少し下がりながらヘッドが先に返ってゴロという場面があった。しかしこの打席はボールを上から叩きに行っている。上から叩きに行くと左の肩が上がりすぎるということもあるが、それは微調整できる。

<解説・大島氏、一口メモ>
・松井の状態は決して悪くない。打つポイントが多少前になったり後ろになったりすることはあるが、右投手の外角の球を強引にいかなければ状態は上がっていくはず。
・アウトサイドの球に対してタイミングが早かったり遅かったりして、手首をこねてしまいゴロが多くなる。
・松井はバッターボックスに入る時、常にアウトサイドに目をつけてポイントを置いていると思う。
・バッターは率が下がるとどうしてもボールを探しにいってしまう。俗に「打ちにいく」という状態。そうなると引っ張れないところのボールも強引に引っ張ってしまいゴロが増える。流して打とうとしてもタイミングがズレているために、ボールがポイントまで入ってこずにバットの先に当たってしまう。外の球に対して距離が計れないといった状況に陥ることがある。松井はここまでは悪くなっていないと見ていた。

3打数・1安打・2打点・1犠飛  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 25 95 24 3 18 .253 .327 .421 .748
松井・6番、レフトスタメン出場
先発・パバーノ

「対戦ピッチャー」
・vs リリー(L)【Career:16-4 avg .250】:第1・2・3打席
(持ち球:カーブ・チェンジアップ・スライダー)
・vs ショーネワイス(L):第4打席

第1打席1-0-1 ランナー:3塁 ロドリゲスがツーベースヒットの後、ポサダがレフトフライの間にロドリゲスが3塁に進む。外野フライでも1点という場面で松井の打席。外角やや真ん中寄り、高めのストレートを打ってレフトへの犠牲フライ。キャッチャーの構えは外角低めだった。外野フライを打ちたいところで高めのボールがきて松井にとってはラッキーだった。

第2打席2-2-1 ランナー:2塁 1球目、真ん中へのカーブ。2球目、低めに外れるストレート?。3球目、外角低めへ外れるストレート。4球目、インコース低めへのカーブ。5球目、外角低めへの大きく曲がるカーブに合わせただけのバッティングでサードゴロ。ストレートとカーブの緩急とストライクゾーンを大きく使った投球に翻弄された感じ。

第3打席0-0-2 ランナー:1塁・2塁 初球、外角低めのストレート(142km/h)をレフト方向に理想的なバッティングで左中間へのタイムリーツーベースヒット。最後までボールを呼び込み右肩が開くことなく正面で捉え、フォロースルーの時も右の腰が開くことなく右側に壁が出来ていた。一番大きかったのは、今までライト方向へ引っ掛けていた外角低めの球をレフト方向へ強い当たりで打ったということだと思う。
松井のコメント:「良くなっているというか、球が見えている感じが凄くする。」

第4打席2-1-0 ランナー:なし 外角へ3球ストレートが続いた後の4球目、真ん中低めのボール気味のストレート(147km/h)を打ってセカンドゴロ

解説・小早川氏の話:松井のスランプの原因は、右肩の開きが早いことにある。そのために、外角の球には合わせるだけになり、ストライクボールの判断もつきにくくなる。
先日、解説者の槇原氏が松井に会いに行って話をしていた。松井はどこが悪いのかはきちんと把握しているが、頭での感覚と身体の動きにズレがあり修正できないでいるとのことだった。また、オープン戦が絶好調でピークが早く来過ぎたとも言っていた。
松井は今の状況をあまり悲観していないようだし、まだシーズン序盤。松井はシーズン通して調子がいいということはありえないと言っており、スランプがこの早い次期に来たのは良かったかもしれない。焦ることなく徐々に調子を取り戻していって欲しいです。
試合後のトーリ監督のコメント:「マツイはマッチベター。犠飛と二塁打はいずれも逆方向(左方向)だったしそれが重要なんだ。打撃にタメができている証拠だ。」

試合のほうは、ヤンキースが点を取ってリードを奪っても出てくるピッチャーが次々と打たれ、逆転されるという重苦しい空気の流れる展開だった。これでヤンキース、3カード連続負け越し。投手陣、特にリリーフ投手陣の復調の兆しが見えず。

4打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 24 92 23 3 16 .250 .330 .413 .743
松井・4番、レフトスタメン出場
先発・王 建民

「対戦ピッチャー」
・vs ブッシュ(R)【Career:4-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs フレーザー(R):第4打席

第1打席0-1-0 ランナー:1塁・3塁 初球、速球(143km/h)が外角に決まる。2球目、1球目より厳しい外角へ逃げていく速球(143km/h)を引っ掛けてショートゴロ・併殺打に倒れる。逃げていく球を追いかけていて、やはり自分の形で打てていない。

第2打席1-0-2 ランナー:なし 高さは真ん中、インコースへのシュート回転の速球(143km/h)を捉えるが、ファースト正面のファーストゴロ。キャッチャーは外角に構えていた。ブッシュの失投でインコース寄りに来た球を見逃さず打ったが、打球が上がらなかった。球種は、それまで見せられたのと同じで、調子のいい時の松井ならライト方向に確実に大きな当たりを打てた球だと思う。松井の中の感覚と実際の打球にズレがあるのか。

第3打席1-2-0 ランナー:なし 変化球が外角に外れて2球目、外角への速球(143km/h)をファール。3球目、ややインコース寄り低めの速球(142km/h)を見逃す。第2打席で打った球とほぼ同じで松井の得意とするコースのような気がしたが手を出さず。積極的にいって欲しかった。甘い球を見逃すと後が厳しくなる。4球目、高さは真ん中インコースへのカーブ(109km/h)をタイミングを合わせて強振するもファーストゴロ。ややバットが下から出ている印象。

第4打席2-2-2 ランナー:なし インコースへのカーブ(130km/h)を打つも、外角に意識があったのかバットの根元に当たりセカンドフライ

松井のいい時はボールをバットに乗せて運ぶといった感じだった。左腕でボールを押し出す感覚。今は、前に与田氏が言われていたように、左肩が下がりバットが下から出ているために左腕の押し出しが足りずボールを点で捉えているといった印象を受けた。あくまで印象。確証はありません。(^^);

ここまでヒットが出ないと、さすがの松井でも見えないプレッシャーが出てくるのではないか。スランプは精神的なところも大きいはずだから、ここは一旦打順を下げて出来るだけ楽に打席に入って欲しいです。

今日、ヤンキースはサヨナラ勝ちで久しぶりの接戦を征した。ゲームの楽しさを思い出すことが出来た試合となった。

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