ヤンキース松井秀喜バッティングArchives!?

~松井のワールドチャンピオンになるまでの軌跡を見つめていきます~

Hideki Matsui is on fire right now!!
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

5打数・2安打・2打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 102 390 120 17 80 .308 .374 .515 .890
松井:5番・DH(指名打者)先発出場
先発:チャコーン(IP:6.0 H:4 R:1 ER:0 BB:3 ERA:3.78)

『対戦ピッチャー』
・vs バード(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs ウッズ(L):第4打席
・vs ロドリゲス(R):第5打席

第1打席1-2-2 ランナー:一塁・二塁 初球、真ん中高めへの速球?(143km/h)を打ってファール。2球目、真ん中インコース寄りの変化球(129km/h)を上手くバットに乗せて運び、アッパーデッキに届く大きなファール。あと少しタメができていればホームランという当たりだった。外角へ変化球(122km/h)が外れてカウント1-2。4球目、真ん中やや低めに甘く入ってきた速球(143km/h)を打つも、バットの根元寄りに当たって打ち損じで平凡なセンターフライ。この球は捉えてほしかった。残念。

第2打席2-1-1 ランナー:一塁 初球、外角寄り低めへの速球(143km/h)を打ってファール。2球目、外角への変化球(132km/h)が外れてボール。3球目、外角低めへシュート回転の変化球(130km/h)が外れてボール。4球目、外角低めへの速球を打っていい当たりだったがセンター正面に飛びセンターライナー。ここのところ、なかなかチャンスでヒットが出ず、いい当たりをしても野手の正面へ飛んだり、松井のバッティングの流れが悪くなっている気がする。流れを変える一本を期待。

第3打席2-2-2 ランナー:なし 初球、真ん中低めへの変化球(121km/h)を見送ってボール。2球目、外角やや高めへの速球(140km/h)を見送ってストライク。3球目、高さは真ん中、外角寄りへの縦に変化する変化球(121km/h)を打ってファール。体が一塁方向へ流れ気味だった。はじめからレフト方向への意識があればフェアグラウンドに入っていたかも。外角へ逃げていく変化球(130km/h)を見送ってボール。4球目、真ん中から外に逃げていく緩い変化球(129km/h)を打ってファーストゴロ。松井のイメージした球筋よりも曲がりが大きかったんじゃないかと感じた。そのためタメを作らせてもらえず、タイミングを外されたようになり体が流れてしまい、形を崩されてしまったのではないか。

第4打席1-0-1 ランナー:なし 初球、外角低めへの速球が外れてボール。2球目、真ん中ややインコース寄りの速球を捉え一・二塁間を破るライト前へのクリーンヒット。今シーズン、得意としている左投手ということで、体が開かずリラックスしてポイントまでボールを呼び込んでいるように見えた。頭を最後まで残して軸足に体重を残して打てたのは、いい形でボールを呼び込めたためではないかなぁ。

その後、一塁に松井を置いてジアンビが17号2ランホームランを放ち、5-7とヤンキースが2点差に追いつく。

matsui_050730_サヨナラ 第5打席0-0-1 ランナー:満塁 9回裏、2点差を追うヤンキース。3四球で1死満塁となりロドリゲスの打席。そのロドリゲスが再び四球を選び押し出しで1点。一打逆転の場面で松井に打席が回ってくる。
初球、高さは真ん中、外角への速球(150km/h)をバットに乗せて左中間を真っ二つに破るサヨナラツーベースヒット!外角の球を打つには、これ以上ないくらい理想的なバッティングだったんじゃないかと思う。無駄な力を入れず、ボールに逆らうことなく軽く振り抜いているように見えた。しかもしっかり上から叩いていた。この打席もいい形でボールを呼び込んでいて、前の打席で松井自身の間合いが取れたという良いイメージが残っていたのでは。
劇的なサヨナラ打を打って戻ってきた松井は、少し照れくさそうにチームメイトと喜びを分かち合い、控えめに観客の声援に応えた。松井らしい喜び方に自然と笑顔になれた。

<松井のコメント>
・(試合終了直後)「厳しい試合でしたが、最後こういう展開になって凄い嬉しいです。ストレート系の甘いボールを狙っていて、そのボールが来たという感じですね。エンジェルスとは競って負ける試合が多かった。そういう意味では今日の勝利は大きいと思います。(昨日の死球について)普通にプレーできるし、全然問題ないです。」
・「いつも通りですよ。どういう場面でも。場面によって心掛けなければいけないことはあるけど。(併殺打を打てばゲームセットだったことについて)そういう結果を頭に入れて打席に入ることはない。外野に飛ばせば1点入る。外野に飛ばせる球を待っていた。打つべき球は全部打ちにいくし、ボール球なら見送ればいい。あそこで回ってくるのがラッキー。あそこまでフォアボールでつなぐ方が難しい。」
・(満塁で相手は初球からストライクを取りに来るというのは考慮に入れていたか?)「ねえよ! そんなことは絶対に考えない。オレはどんな状況でも、打てる球を打つだけだからね。」

<トーリ監督のコメント>
・「緊張する場面でやるべきことをやる。ああいう場面で出てくると、マツイでなく、相手投手が負けるんだと思える。元捕手として分かるけど、相手は嫌だろうな。普通、ナーバスになる打席でも、そうならない。3年間、松井を見ているけど、どうすればヒットを打てるかを彼は分かっている。完ぺきな打点男だな。」
・「彼の打席に向かう姿勢を少年野球の子供たちに見習ってほしいな。緊張する場面でやるべきことをやる。引っ張ってホームランを狙うばかりではなく、フィールド全体に打ち分ける。捕手出身の私から言わせてもらえばマツイほど打ち取るのが難しい打者はいない。He is a perfect RBI guy.! (打点を稼ぐ術を知り尽くしている)」

ヤンキースに移籍してきて初登板だったチャコーンが、好投を見せ6回を1失点に押さえここで降板。そして、ゴードン、リベラへつなぐ谷間の7回。魔の7回。嫌な予感はしていた。まずは、F.ロドリゲス【IP:0.0 H:0 R:1 ER:1 BB:1 ERA:4.50】が先頭打者を歩かせ、レッドソックスから移籍してきた3番手・エンブリー【IP:0.0 H:1 R:2 ER:1 ERA:7.88】に交代。ヒットを打たれ無死一塁・二塁。エンジェルス側は送りバント。エンブリーがここでなんとファーストへ送球エラー。1点を失う。エンブリーはブーイングを浴びながら何も出来ずに交代。なおも満塁でゴードン【IP:1.0 H:4 R:3 ER:3 ERA:3.14】が緊急登板。ここでも踏ん張れず、3点を失いこの回4失点。3-5とヤンキースはあっさり逆転を許してしまう。
今日も7回に大きな落とし穴があった。今日は何とか奇跡的な逆転を出来たから良かったものの、ヤンキースがもし勝ちゲームを落としていたら、前回のエンジェルスとのカードのように明日からの戦いに対するダメージは相当なものだったのでは。良かった、良かった。(^^) 今日は、松井の言葉にもあったように打撃陣全員で勝ち取った勝利。そこに松井もしっかり輝きを放ち、もう嬉しいっ!!松井のサヨナラ打は、2003年の2度に続いて3度目らしい。これまで3度だけというのは想像していたのより少ないかなとも思ったが、今日は貴重なシーンを見ることが出来た。サヨナラ打って、息詰まる緊張から一瞬にして解き放たれ、歓喜に変わる爽快感があっていいものですね。やみつきになりそう。(笑)

どうしても相性の悪いエンジェルス戦。今日、最後の2打席いいイメージを掴めたと思うので、松井選手の働きに期待したいです。頑張れ~、松井!!

<追記>
・ニューヨーク・ヤンキースは30日、今月半ばにボストン・レッドソックスを解雇されていたリリーフ左腕アラン・エンブリー投手(35)を獲得した。
なお、ヤンキースはエンブリー獲得にともない、バディ・グルーム(40)とアレックス・グラマン(27)らリリーフ左腕2人のメジャー契約を解除。同じリリーフ左腕のウェイン・フランクリン投手(31)を傘下の3Aコロンバスから昇格させている。
~(MAJOR.JP編集部)~
・巨人時代を含めプロ13年目で初となる逆転サヨナラ打を決めた。
・満塁での今季成績は12打数5安打、打率4割1分7厘。
~(スポーツ報知)~
スポンサーサイト

3打数・0安打・0打点・1死球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 101 385 118 17 78 .306 .374 .514 .888
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ【L,10勝6敗】(IP:8.0 H:8 R:3 ER:3 ERA:3.80)

『対戦ピッチャー』
・vs サンタナ(R)【Career:2-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs シールズ(R):第4打席

第1打席1-1-2 ランナー:一塁・二塁 初球、真ん中やや低めの外に逃げていく速球?を打ってファール。バットは振れている印象。2球目、外角高めへ速球が外れてボール。3球目、見逃せばボールであろう真ん中高めへの速球をセンターへ打ち返すも、伸びが無くセンターフライ。ボール気味の高めの球に対し自然とバットが出て、いい当たりに出来ている時は状態がいい場合が多い気がするので、この後の打席に期待。センター方向に素直に打ち返し、最後まで後ろに重心を残し綺麗な形で振り抜いていたのでは。

第2打席1-0-0 ランナー:なし 初球、内角低めに大きく速球が外れてボール。2球目、高さは真ん中、外角への外に逃げていくような速球を打つも、合わせるだけのバッティングになりサードゴロに倒れる。外角の球に対し開きを抑えてスイングしていた。しかし、十分な間合いを取ることが出来ず、近いポイントで打っていたためにバットにボールを乗せることが出来なかったのでは。

第3打席0-0-2 ランナー:なし 左膝の少し下に死球を受け出塁。しばらく痛みで動けず。当たったのが軸足だけにちょっと心配。

第4打席0-0-0 ランナー:一塁 1-3と2点差を追うヤンキース。無死一塁で松井の打席。 初球、外角やや低めへのツーシーム系の外に逃げていく速球(151km/h)を打ってピッチャーゴロ併殺打。完璧のコースへコントロールされた球だったために、上手く打ち取られたという感じもする。ちょっと上半身だけのバッティングに見えた。もしかしたら十分軸足に体重が乗っていなかったからかもしれない。う~ん、よく分からん。

松井のコメント:「思ったより逃げていく球だった。芯には当たっているんですけど。」

昨日から、沈むボールや外に逃げるボールなど微妙に変化する球に苦しめられている。センター方向へ素直に打ち返そうとする意図は感じられるが、ポイントまで呼び込んで自分の間合いで打つというよりは、やや打たされている印象を受けた。松井のバッティングに能動的な躍動感が出てくればいいな。

先発・ムッシーナは序盤にホームランを2本打たれるが、その後崩れることなく好投を見せ8回を3失点に押さえる。しかし、今日は打線が繋がらず、ムッシーナを援護することが出来なかった。
3回裏、ヤンキースの攻撃。先頭のウォーマックが2塁打を放つ。続くジーターが四球で出塁し、無死一塁・二塁のチャンスを作る。カノーはセカンドフライ。シェフィールドの打席でウォーマックが三盗を試みるが失敗。シェフィールドは死球で出塁するもロドリゲスがショートゴロに倒れ、結局この回無得点に終わる。この3回裏のちぐはぐな攻撃が今日のヤンキースの攻撃を象徴しているように思った。ヤンキースは進塁打が少ない印象がある。(勝手な印象です。(^^;))チャンスを広げ、相手にプレッシャーを与えたいところで、どうしても進塁打が打てない。つなげる野球の大切さを感じた。

<第三打席、デッドボールを受け>
松井のコメント:(DHの可能性について)「あすの状態次第。」
トーリ監督のコメント:「あいつは何も言わなかったけど、あしたは指名打者で使う。」

「毎日試合に出続けることは、自分の中では非常に価値の高いことだと思います。連続試合出場記録が続いているという事は、自分の中では誇りに思っています。自分のチームがゲームをやっている以上、出て力になりたいってただそれだけですよ、毎試合毎試合。

6月12日、対カージナルズ戦、連続試合出場記録に最大の危機が訪れる。右足首をひねり負傷退場。

「確かにヤバイと思いましたね。これはどうかなって感じでしたよね。(走るのも厳しい中で、なぜ出ようと思ったかの質問に)バッティングの調子が良かったから。(笑)相当俺ツイてないなと思ったんだけど、バッティングの調子が良かったのに・・・と思って。あ~あ、もったいないとか思ったんだけど。(試合当日)練習のためにヤンキースタジアムに行って打ってみて、やっぱり感じはいいわけだよね。それで、これは出たいなっと思って、マジで。監督に『どうだ?』と聞かれ『打つほうは大丈夫です。』と。『走れるか?』と言うから『ちょっとベースランニングしてきます。』と答える。う~ん、怖いなぁ、ちょっと痛いなぁと思ったんだけど『大丈夫ですね。』と言っちゃった。(笑)そしたら『分かった。DHでいけ。』という事になった。」

そして、それがケガをしてから最初の打席、衝撃のホームランに繋がった。

「僕が今まで自分の記録のために、試合に出し続けて欲しいなんて思ったことは1回もないですよ。」

~テレビ朝日「報道ステーション」(7/29)より~

4打数・1安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 100 382 118 17 78 .309 .375 .518 .893
松井:5番・レフト先発出場
先発:スモール【W,2勝0敗】(IP:7.0 H:6 R:3 ER:3 ERA:4.05)

『対戦ピッチャー』
・vs メイズ(R)【Career:8-3 avg .375】:第1・2・3打席
・vs ゲリアー(R):第4打席

第1打席1-0-0 ランナー:二塁 真ん中やや低めへ沈む変化球(135km/h)を打ってピッチャーゴロ

第2打席0-0-2 ランナー:一塁 初球、真ん中低めへの変化球(135km/h)を打ってセンター前ヒット。微妙に沈む変化球に対し決していい当たりではなかったが、松井の間合いで打っているように見えた。

第3打席1-1-2 ランナー:二塁 真ん中低めへ沈む変化球(117km/h)を打ってセンターフライ。緩い変化球に対して体が前へ流れタイミングを外されたように見えた。

第4打席2-2-1 ランナー:なし 見逃し三振

松井のコメント:「最後の打席だけはストライクゾーンが広く感じましたね。2球、同じところでストライクをとられているので、ストライクだとは思いますが…。」

第一打席から第三打席まで、低めに沈む変化球をいい当たりで捉えることが出来なかった。低めへ沈む変化球をバットに乗せて運ぶのは本当に難しいんだろうなぁと感じた。分かってても打てない厄介な球。予想した軌道より沈むためミートポイントもずらされて、タイミングが合っていないように見えるのかなと考えたりした。う~ん。

今日のヤンキース先発はスモール(33)。前回きっちり結果を残して、本日本当の実力が試される?2回目の登板。7回を3失点と好投を見せきっちりと役目を果たす。その後はゴードン、リベラと必勝パターンで6-3とヤンキースが逃げ切る。

トーリ監督のコメント:(スモールについて)「速い球はないが、低めにボールを集める投球でとてもよかった。いい仕事をしてくれた。ここ2回の先発やキャンプでの投球を見ていると、スモールはマウンドでは自分の仕事を確実にこなすプロフェッショナルという感じがするね。期待にしっかりと応えてくれているし、我々としても助かる。三振を多く取るタイプのピッチャーではないが、重要なのは早いカウントで打たせて取ることができるということ。素晴らしい仕事をしてくれたよ。」

スモールのコメント:「このチームの守りは堅いから、ストライクを先行させて打たせれば守ってくれる。それが自分のキャリアで培ってきたことだよ。ピンストライプを着て(ヤンキー・スタジアムの)マウンドに立つのは特別なことだと聞いていたけれど、本当に信じられないような感覚だった。自分はただ良い仕事をして、どんな形であろうとチームの役に立てるチャンスを得たいだけだよ。チャンスをくれた首脳陣には感謝している。とても光栄なことだ。」

打ってはシェフィールドが3ランホームラン、3-3の同点から勝ち越しのタイムリーを放つなど4打数・2安打・4打点の大活躍。シェフィールドは得点圏打率が.396(7月28日試合終了時)と恐ろしく良く、チャンスに強いバッティングが遺憾なく発揮された。凄すぎ。
松井は、2度の得点圏にランナーを置いたチャンスで打点を期待されたが、ヒットを打つことが出来ず、最後の打席は見逃しの三振と今日はやや精彩を欠いたように感じた。

今日のツインズ戦で、松井のデビューからの連続出場が425試合になり、アーニー・バンクス(カブス)の持つ424試合の大リーグ記録を無事更新した。おめでとうございます。(^^)パチパチパチ。毎日試合に出ることからドラマは始まる。これからも色んなドラマを見せてください。頑張れ~、松井!!
それにしても12年間1試合も休まず試合に出続けてるというのは凄いの一言に尽きる。毎試合ファンを楽しませてくれる松井選手には感謝です。

<連続試合出場記録について>
・松井のコメント:「あまり実感はない。いいことだとは思いますよ。自分なりに日々、頑張ってきましたから。しかし、僕の場合は(これまでの)偉大なプレーヤーとは違うと思う。ここで育った選手ではないし、現実としてFAで来て、そういう立場の人間とは違うということ。周りの人のサポートがないと、なかなかできないと思います。」
・トーリ監督のコメント:「素晴らしい記録だ。ただ、記録だけが素晴らしいんじゃなくて、彼は毎日チームに貢献してくれている。ラインアップを考える時でも(起用するかどうかを)考えないで名前を書ける。」

3打数・2安打・0打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 99 378 117 17 78 .310 .376 .521 .897
松井:5番・レフト先発出場
先発:ライター【L,4勝9敗】(IP:5.0 H:7 R:1 ER:1 BB:5 ERA:6.20)

『対戦ピッチャー』
・vs サンタナ(L)【Career:7-3 avg .429】:第1・2・3打席
・vs リンコン(R):第4打席

第1打席1-1-0 ランナー:一塁 初球、真ん中低めへの変化球(135km/h)が外れてボール。2球目、真ん中やや高めへの球威のある速球(148km/h)にやや押された感じでファール。3球目、真ん中ややインコース寄り低めへの速球を弾き返してライト前ヒット。昨日の満塁でのセンター前ヒットを思い起こさせるよな完璧に捉えた見事なヒットだった。軸がブレることなく自分のポイントまで呼び込んで、松井の形の中で打っていた。
これで6試合連続ヒット。

第2打席1-2-0 ランナー:なし 初球、外角寄り高目への速球(151km/h)を見送ってストライク。2球目、顔の辺りに速球(151km/h)が意図的に来て松井は何とかよける。コラー!!サンタナ!気をつけんかい。3球目、スライダー気味のチェンジアップが外角低めへ来て思わず空振り。4球目、真ん中高めへの変化球(133km/h)を打ってファール。5球目、高さは真ん中ややインコース寄り甘く入ってきたスライダーを詰まりながらもレフト前にぽとりと落ちるヒット。変化球にもタメを作り呼び込んで振り切っていた分いいところに飛んでくれた。

第3打席0-0-0 ランナー:一塁 初球、高さは真ん中、外角寄りの速球(152km/h)を引っ掛けてセカンドゴロ併殺打。ややタイミングが合わなかったのかスムーズなスイングではなかったように見えた。若干前に突込み気味だったかも。外寄りの球威のある152km/hの速球をライト方向へ打つのは難しそう。

第4打席3-2-1 ランナー:一塁・三塁 0-6とヤンキースが6点差を追う8回裏。ここはどうしても塁に出て、塁を埋め次に繋げたい場面で松井の打席。フルカウントから四球を選び出塁を果たす。

満塁となり、四球、エラーなどで3点を返す。なおも2死一塁・三塁の場面でウィリアムスがライトポール際へ大きなファールを放つ。あれがホームランになっていれば、流れはヤンキースだったのに本当に残念。結局、ウイリアムズは空振り三振に倒れ、この回3点止まり。

松井のコメント:(サンタナについて)「ストレートの勢いが良かったし、両サイドのコントロールが良かった。でも僕のときは、甘い球が来ました。」

0-1とヤンキースが1点を追う3回裏。ジーター、カノーの連続ヒットで1死一塁・二塁となる。同点にする絶好のチャンスを迎える。そして、シェフィールドがセンター前へヒット。センターは強肩のハンター。ここで、ジーターは一気に本塁を狙うが、完璧な送球がかえってきて余裕を持ってアウトとなる。ロドリゲスはフライアウトになり、この回無得点。チャンスを生かせず。結果論でしかないが、シェフィールドの後がロドリゲス、松井と続く打順を考えると、あそこではジーターは是非とも3塁で止まっていて欲しかった。なぜ、無理をして回したのか少し疑問が残った。そういうセオリーがあるのだろうか。

試合の方は、ヤンキース打線がサンタナに7回まで無得点に抑えられる。打てそうで打ち崩せない厄介なピッチャーだなと思ったらサンタナは昨季サイ・ヤング賞を獲得していたんですね。しかも、リーグトップの奪三振149。気付きませんでした。それだけ素晴らしいピッチャーなら、ヤンキース打線が打てなくても納得。
一方、ヤンキース先発・ライターは、四球なども絡み毎回のようにランナーを背負い苦しいピッチング。それでも何とか5回を1失点で抑える。よく1失点で抑えたなぁとちょっと驚いた。ベテランらしいしぶといピッチングといえるかもしれない。しかし、その後のリリーフ陣【ロドリゲス(IP:1.0 R:0)、スターツ(IP:1.0 R:3)、プロクター(IP:1.0 R:2)、グラマン(IP:1.0 R:1)】がパッとしない。やはり先発が5回でマウンドを降りてしまうとその後、勝ちゲームにもっていく継投は難しいということだろう。じわじわと終盤に失点する展開だと逆転するチームの勢いをそがれ、去年多かった逆転して勝ちを収める試合が減っていくと思われる。これでは上位を狙うのは厳しい・・・。

松井秀喜_homerun_card 今日、ニュースサイトの記事で『松井タイ記録、デビュー424戦連続出場』という見出しを見つけた。もう少しでデビュー以来連続出場が、メジャー記録に並ぶと言うのは知っていた。しかし、それが今日だったのは気付かなかった。静かな記録達成に心震えるものがあった。これまで、連続出場がどれだけ凄いのか計る物差しが無かったために気付かない部分もあったが、野球殿堂入りしているアーニー・バンクス(カブス)が1953年から56年にかけてマークした大リーグ記録・424試合に並んだという事でその重みというものを改めて感じ、とんでもないところまで来ているんだなぁと松井の記録に思いを馳せた。
考えてみれば、「今日しか来れない松井を見に来てくれているファンをがっかりさせたくない」という松井のファンへの気持ちがこもった、なんとも松井らしい記録なのではないか。そして、階段を一歩一歩登っていく愚直で誠実な野球に対する姿勢がこの記録に現れているのではないか。特に今年はスランプやケガなどがあり、この記録が途絶える危機が何度もあった。これは、記録前に松井に課せられた一つの試練だったのかもしれない。今日改めて松井の基本的なスタンスである「チームの勝利に貢献出来ないのなら記録は途切れてもいい」という松井の気持ちを考えると胸が熱くなった。松井の中で本当はどれだけ大切にしている記録なのかは計り知れない。それを決して全面には出さないが、静かに松井らしく積み上げてきた記録。それに僕は敬意を表します。今日は、僕の中で爽やかな風が吹いた。明日の新記録達成が楽しみです。頑張れ~、松井!!

松井のコメント:「毎日グラウンドに来てプレーしているだけです。(記録は)あまり意識していない。このまま続いていけばそれでいいです。」

トーリ監督のコメント:「松井はスペシャルタレントだ。セントルイス(右足負傷)でダメかと思ったが、彼はタフだね。とても誇りに思うよ。」

<覚書>
・記録保持者のバンクスはメジャーデビューから引退までカブス一筋でプレー。本塁打王、打点王を2度ずつ獲得するなど、カブスの歴史を代表する選手。
・松井秀は日本でも93~02年に1250試合連続出場し、日米通算では1674となった。
・ヤンキースでの連続試合出場は、ルー・ゲーリッグの2130試合(大リーグ歴代2位)に次ぐ記録。
・大リーグの連続試合出場記録はカル・リプケン(オリオールズ)が98年にマークした2632試合で、日本は衣笠祥雄(広島)の2215試合が最高。
~(各ニュース記事参照)~

今日は、もう一つ嬉しいニュースがあった。野茂英雄がヤンキースとマイナー契約を結んだ。これで、野茂と松井が同じグラウンドに立つことになりそう。なんだかワクワクする。なんだか野茂はやってくれそうな予感がする。松井にとっては初めての日本人のチームメイト。松井は野茂選手から色んなものを吸収できるんじゃないかなぁ。日本語で話せば少しは安らぎを得られるだろうし。野茂選手には出来るだけ多くヤンキースの一員としてマウンドに上がって欲しいです!!頑張ってください、野茂投手。

松井のコメント:「今シーズン、先発投手のケガが多いので、野茂さんが助けてくれるような形になればうれしいです。」

トーリ監督のコメント:「野茂は多くの大舞台で成功を収めてきた。われわれの力になってくれると思う。」

ブライアン・キャッシュマンGMのコメント:「一緒にやることに同意してくれた野茂に感謝している。」


このブログをNetscapeで開くと上手く表示されないことが発覚。解決策も見当たらずテンション下がり気味です。(^^;)

4打数・2安打・2打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 98 375 115 17 78 .307 .373 .520 .893
松井:5番・レフト先発出場
先発:R.ジョンソン【W,11勝6敗】(IP:8.0 H:2 R:0 ER:0 SO:11)

『対戦ピッチャー』
・vs ラドキー(R)【Career:7-3 avg .429】:第1・2・3打席
・vs ロメロ(L)【Career:5-2 avg .400】:第4打席

第1打席1-0-0 ランナー:なし 外角低めへの速球?を打ってサードゴロ。引き付けて捉えたが、差し込まれた印象。しかも手元で微妙に沈んだように見え、バットに乗せることが出来ずに当てるだけになったのでは。

第2打席0-0-1 ランナー:なし 外角やや高めへの微妙に動く変化球(140km/h)を打ってレフトフェンスにワンバウンドで当たる2ベースヒット。レフトに打つには絶好球の球に対して、素直にバットを出して余分な力を入れずに振り抜いていたように見えた。ホームランにならなかったのは、腰の開きが早く右側に壁が出来なくて、打球に十分体重が乗らなかったからなのかなぁと考えたりもした。

第3打席0-1-0 ランナー:一塁 初球、外角低めいっぱいに変化球(140km/h)が決まりストライク。2球目、今度は一転高さは真ん中、内角へボールかストライクか微妙なぎりぎりのコースへ速球が来る。その球を捉えるもバットの根元に当たり完全に詰まらされてキャッチャーファールフライ。解説によると、外角へもう1球来るのではないかというイメージが、松井の中であったのではないかと言うことだった。キャッチするのは難しいだろうと安心していたら、キャッチャーの好プレーで捕球されてしまう。ツキがないなぁっと思っていたが、この後の第4打席に満塁で回ってきたのである意味、松井に流れが来ていたのかも。

第4打席2-1-2 ランナー:満塁 2-0とヤンキースが2点リードして迎えた7回裏。追加点が欲しい場面で、満塁となり松井の打席。
初球、インコース寄り低めへ速球が外れてボール。2球目、インコースやや低めへ抜いたチェンジアップが決まりストライク。松井は判定に少し不満そう。3球目、真ん中低めへ速球?が大きく外れてボール。カウント2-1となりバッターに有利なカウントになる。4球目、キャッチャーは内角低めに構える。しかし、真ん中やや低めに甘く速球が入ってくる。それに対して振り遅れることなく見事に捉えた打球は二遊間を抜けるセンター前2点タイムリーヒット。何度見ても、ため息が出るほど完璧に捉えていた。ゆったりとテイクバックを取り、しっかりとトップの位置に入ってからバットを振り下ろしていた。タイミングの取り方にまだ余裕があるように感じた。満塁というプレッシャーのかかる場面でも、甘い球を見逃さず落ち着いてきっちり捉えることが出来る、そんないい状態なのかなと思った。松井は一塁でベースコーチと話し、思わず笑みがこぼれる。これまでヒットは出るものの、1安打ともう一歩波に乗れなかった松井が、そんなもやもやを一気に振り払うような今日2安打目の1打だった。

<松井のコメント>
・(左の切り札、ロメロに対して)「何度も対戦して特徴はつかんでいる。甘い球がくれば打てる。甘い球がきてラッキーでした。あそこで2点入ってチームとしても大きかったですね。」
・(先発・ラドキーについて)「コントロールのいい投手なので、追い込まれたら厳しい。早いカウントの直球ということは考えていた。」

今日は全体的に、ゆったりとしたテイクバックを取り、松井の間合いで打てていたように感じた。いい間合いを作ることが出来れば、外角球に対しても素直にバットが出て逆方向に打てるのかなと思った。

それにしても、今シーズン松井は左投手を全く苦にしていない。打率は、対左.336(122-41)、対右.292(253-74)。対左の方が打率が良いというのは珍しいのでは。今は相手チームが終盤、ピンチで松井の打席に左投手を送り込んできたら、松井はしめしめと思っているかも。ちなみに【2004年】対左.265(189-50)、対右.314(395-124)、【2003年】対左.287(195-56)、対右.287(428-123)。今年に入って対左は急激に打率が良くなっている。よく調子を落としている時は、逆に左投手の方が体が開かずにボールを呼び込めるから良いと言われるが、この結果には何か秘密があるのだろうか。今年は、左投手の外に逃げていく球に対して、上手く対応出来るようになったという事なのだろうか。今後も高打率を維持していくには対左ピッチャーが鍵になってくると思われる。頑張れ、松井!!

試合の方は、R.ジョンソンがあわやノーヒットノーランというような最高のピッチングを見せ、8回を無失点に抑える。最後は、ここ最近調子がいまいちだったゴードンがしっかり押さえ試合終了。ここで、レッドソックスが今日負けてくれていれば最高だったが、試合の終盤しぶとい粘りを見せ10-9と辛くも勝利を収めていた。今ヤンキースは、じっくりレッドソックスに離されずついていく時期なのかなと感じた。頑張れ、ヤンキース!!

今日はR.ジョンソンのリズムの良い好投もあり、さくさくと回が進んでいった。試合時間は大きく3時間を下回り2時間30分だった。いつも試合時間は長いと感じているので、このくらいの時間で決着がついてくれると見終わったあとも爽快感が残り、いい感じなんだけどなぁ。

・R.ジョンソンのコメント:「初ヒットを許したときは『集中しよう』と自分に言い聞かせた。味方が早い回に点をとってくれて楽に投げられた。2点の追加点はとても大きかった。」
・捕手フラハティのコメント:(R.ジョンソンの投球について)「今季一番の制球力だった。」
・松井のコメント:「1球1球、非常に気持ちが入っていましたね。この暑い中、守る時間が短くて助かりましたねぇ~、本当に。」
・A.ロドリゲスのコメント「(ジョンソンの復調によって)ヤンキースは今年のプレーオフで、より危険な存在になる。」
・トーリ監督のコメント:「直球のスピードは決して速くなかった。それでもスライダーと直球をうまく混ぜて、両サイドに投げ分けていた。ランディは投球というものをよく心得ている。」

昨日、宇宙へと飛び立った野口さんが、松井秀喜選手ら日本人メジャーリーガー7人のサインが記されたボールを宇宙に持参しているらしい。「MAJOR.JP Express」のコラムにもあったが、僕も日本人メジャーリーガー(特に松井選手)と野口さんを重ね合わせて見ていた。自分の夢をとことん追求する姿でみんなに元気や希望を与え、子供達に夢を与えているという点では全く一緒だと思う。野口さん、頑張ってください!無事の帰還を祈っています。

4打数・1安打・2打点・1本塁打  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 97 371 113 17 76 .305 .371 .518 .889
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ【W,10勝5敗】(IP:6.1 H:7 R:1 ER:1)

『対戦ピッチャー』
・vs ウォッシュバーン(L)【Career:4-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs ペラルタ(R):第4打席

第1打席0-0-0 ランナー:一塁 初球、インコース寄りやや高めへの速球?を打って大きなセンターフライ。やや差し込まれ気味だったのでは。バットは振れている気がした。解説・大島氏「ボールに力があり高めだったからこの結果になったが、ボール一個分低かったら違った打球になっていたのでは。」

第2打席2-2-0 ランナー:なし 初球、外角寄り低めへの速球を見送ってストライク。2球目、インコース低めへの変化球(130km/h)がストライク。3球目、速球(142km/h)が高めに外れてボール。4球目、外角へ逃げていく変化球(132km/h)が外れてカウント2-2。5球目、やや外角寄りに外に逃げていくスライダーを打つも平凡なライトフライに倒れる。変化球に対し待ちきれず、体がやや前に流れながらのバッティングになってしまったのでは。そのため、力強いスイングにはならなかったように見えた。アウトにはなったが、ゴロでアウトになるより全然修正はしやすいと思われる。
大島氏:「カウントによってイメージしているのが、速いボールなのか緩いボールなのか変わってくる。本当に調子がいい時はストレート系のボールを待って変化球にも対応できる。悪くはないんだけど、いい時なら外角寄りのスライダーを逆方向へというのが松井の中であると思う。チーム状態が悪いなど色んなことを考えて、言葉を変えれば強引に行き過ぎたともいえる。状態がいいから強引にいってしまうというのもある。」

matsui_050724_homerun 第3打席1-0-1 ランナー:一塁 0-1とヤンキースが1点を追う7回表。1死・一塁で松井の打席。
初球、外角へ速球が外れてボール。大島氏:「松井はボールは非常に良く見えている。」2球目、真ん中ややインコース寄りの速球(140km/h)を捉える。打球が上がる角度が大きかったし、少し詰まらされたように見えたため、打った瞬間は完全にセンターフライだと思った。しかし、打球はぐんぐん伸びていき5メートルはある右中間フェンスを越え第17号逆転2ランホームラン!この打席はゆったりとしたテイクバックでボールを引き付け、その後、鋭い振りによって完璧に捉えていた。松井の間合いが作れたのではないか。下半身がどっしりしていて体重の乗った打球に見えた。それにしても力強いスイングだった。
大島氏:「非常にスムーズなバッティングで素直に打った打席だった。」

その後、ジアンビが死球で出塁しポサダのレフト前ヒットの間に三塁を陥れる激走を見せる。重そうな体を揺らしながら三塁へ突進するジアンビは愛嬌があって思わず微笑んでしまった。松井のホームラン以降、ヤンキースの攻撃が動き出した感じがした。マルティネスは、ファーストゴロ。ダブルプレーになるかと思われたが、ファーストにボールが送球されピッチャーがカバーに入った際、ピッチャーの足がベースから離れていたと判定されてセーフ。その間にジアンビが貴重な3点目を挙げる。審判、ナイスアシストです!!

松井のコメント:「今日は非常にコントロールが良かったが、(ホームランを)打った球だけ甘く来たから運が良かった。いいスイングで打てたと思う。いいスイングができてラッキーだった。」

第4打席3-2-2 ランナー:一塁・二塁 初球、低めに速球(140km/h)が外れてボール。2球目、真ん中に甘く入ってきた変化球(135km/h)に対して振り遅れでファール。3球目、インコース寄り低めへの変化球(127km/h)を見送ってストライク。4球目、低めへ変化球(119km/h)が外れてカウント2-2。大島氏:「このボールを簡単に見送れるという事はボールが良く見えている証拠。」5球目、外角に速球が外れてボール。6球目、真ん中低めへの変化球(135km/h)を打ってファール。大島氏:「低さが厳しいので思ったようなスイングをさせてもらえないが、緩い球を頭に置いたバットコントロールだからいいと思う。」7球目、真ん中へスーッと入ってくる変化球?を打ってサードファールフライ
この打席、松井はステップするために足を上げて、いつもよりゆっくり降ろしていたように見えた。そうやってボールを長く見て引き付けようとしているように感じた。その分、何球か甘い球に対して振り遅れがあったのでは。しかし、右足をケガをしていた時は、そのゆったりとした足の降ろし方がバッティングにいい影響を与えたと思っている。今回も、これが松井自身のタメを作るいい兆候だったらいいな。

大島氏によると甘い球もあり、松井の状態を考えると今日は2安打出てもおかしくないと言うことだった。ここ4試合はヒットは出るものの、いずれも1安打と波に乗れそうで乗れないもどかしさがないわけではない。今は踊り場にいる状態で、ここから徐々にエンジンがかかってくることを期待。頑張れ~、松井!!松井の本当の後半戦はこれからだ!

解説・大島氏の話:(松井のバッティングのバロメーターについて)「まず、右肩の入り。テイクバックを取ったときにピッチャーから見て背番号が多く見えるときは大体調子は良くない。次に、構えた時の重心のかけ方で、スッと立てているか座り気味にあるか。ひざの折り具合を見る。本来からすると力まずにスッと立てるほうが良い。また、打席に入る前の素振りの時にグリップエンドを気にしている場合は良くない。自分の手が何処にあるか気にしている時は、意外とバットがスムーズに出てこない。」

このカード、常にこつこつと当てるバッティングで、つなぐ野球をしてきたエンジェルス。それに対して、今日は7回までウォッシュバーンに無得点に抑えられていたヤンキース打線は、「俺が決めなければ」というやや大味なバッティングが目立ち、糸口を見つけられずにいた。このまま試合が動かなければ4試合連続敗戦という悪夢も頭をよぎっていた。そんな中、松井秀喜がやってくれました!!ヤンキースに流れを引き戻す大きな意味を持つ逆転ホームラン。ヤンキース戦を報じる「MLB.com」や「NYTimes.com」ではトップに松井のホームランを打ったシーンの写真が。久しぶりに松井の写真が載ったのではないか。(確信はありません。) 松井の働きがヤンキースに貢献したことを認められたようで嬉しかった。やったねっ!!

今は、先発陣がしぶとくゲームを作ってくれれば、打撃陣が何とかしてくれるということを証明した試合だったのでは。ムッシーナ投手、14年連続2ケタ勝利おめでとうございます。後半、トーリ監督は早い段階で継投をしてスターツ、ゴードン、リベラと次々とピッチャーを送り込んだ。今日は絶対に落とせないという気迫が感じられた。そのような展開にした松井選手に感謝。

トーリ監督のコメント:「松井のホームランはとても大きかったな。」

松井のコメント:「今日の勝利が、この先につながってくれればいいですね。ひと息つける状況ではありませんが、またニューヨークでいいゲームができれば、と思います。」

一方、レッドソックスと対戦したホワイトソックス・井口。勝ち越し2ランホームランを含む3安打・3打点と大活躍し、レッドソックスを破る大きな原動力となった。ありがとう、井口選手。もしポストシーズンヤンキースとホワイトソックスが対戦したら怖い存在になりそう。その時は、少し手加減してください。

4打数・1安打・0打点・1死球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 96 367 112 16 74 .305 .373 .512 .885
松井:5番・レフト先発出場
先発:ブラウン【L,4勝7敗】(IP:3.1 H:6 R:7 ER:7 BB:4)

『対戦ピッチャー』
・vs サンタナ(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs ヤン(R):第4打席
・vs ロドリゲス(R):第5打席

第1打席2-1-0 ランナー:なし スライダーがつま先に当たり死球

第2打席2-2-1 ランナー:一塁 カウント1-0から2球目、真ん中への変化球(138km/h)?を打ってファール。3球目、真ん中への速球?を打ってファール。2球目、3球目いずれも振り遅れでレフト方向へファール。始動がやや遅れていたり、何か松井の中で間合いを取ることに対してズレが生じているのかもしれない。カウント2-2からインコースへのチェンジアップ(134km/h)を打つもバットが折れて、打球に伸びがなくライトフライ。最後の球に対しては、引き付けて下半身の柔軟性を利用してバットに乗せて運ぶようなバッティングだった。バットが折れてしまったが、ほんの少しのズレでホームランにならなかったのでは。

第3打席0-1-1 ランナー:一塁・二塁 真ん中高めへのチェンジアップを打ってセカンドゴロ。ダブルプレーは免れ、松井は一塁に残る。

第4打席2-2-2 ランナー:なし インコース寄り低めへの速球をバットを折りながらもしぶとくレフト前ヒット。フォロースルーの最後まで松井のバッティングの形が崩れることなく、きっちり振り切っていた。下半身の安定感もあった。しかし、内角の球に対してやや差し込まれ気味だったかもしれない。

第5打席0-1-2 ランナー:なし 真ん中低めへのスライダーを打ってセンターフライ

今日は、松井に2つの好守があったということだった。5回裏、3塁線を破るヒットを打って走者は2塁を狙う。その走者を素早い返球により2塁で刺した。また8回裏、1死一塁でレフト前にヒットが飛んでくる。素早い処理で松井が内野に返球。三塁を陥れようとする一走を三塁でタッチアウトにした。
昨日は、トーリ監督の評価が高いセンター・クロスビーの安定した守備によって攻守にリズムを与えたような気がした。今日はレフトの松井が2度ピッチャーを助け、追加点を許さなかった。やはり打撃と同じくらい守備力も勝利には必須条件で、安定した守備が与えるチームへの好影響の大きさを感じた。

ブラウンは期待通り?の投球で、3回・1/3を7失点と大きく崩れ、ヤンキースは3戦連続逆転負け。ブラウンが先発の時は、10点取る覚悟がないと・・・。一時、先発投手陣が立ち直る兆しを見せたかと思われたが、ここに来てチームも三連敗し先が見えなくなってきた。やはり、7/31までにトレードがあるのだろうか。ふぅ~。

4打数・1安打・1打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 95 363 111 16 74 .306 .372 .515 .887
松井:5番・レフト先発出場
先発:ライター【L,4勝8敗】(IP:6.0 H:10 R:6 ER:6)

『対戦ピッチャー』
・vs ラッキー(R)【Career:14-5 avg .357】:第1・2・3打席
・vs シールズ(R):第4打席

第1打席0-1-0 ランナー:一塁 初球、インコース低めへの変化球を見送ってストライク。2球目、外角やや高めへの微妙に動く速球?を打つも、引っ掛けてセカンドゴロ。一塁ランナーを進める意識があったのか、手首が早く返ってやや強引さの感じられるバッティングだった。僕の勝手な印象として、高めへの球に対して伸び上がるような打ち方になっていてのではと感じる。軸足に体重が残って呼び込んでバットに乗せるようなバッティングではない気がする。前に体が流れているのかもしれない。

第2打席1-1-1 ランナー:一塁・二塁 初球、インコース寄り低めへ沈む変化球を打ってファール。2球目、低めに速球が外れてボール。3球目、外角低めへのシュート気味のツーシームを上手くバットに乗せて運びレフト前タイムリーヒット。下半身が安定していてしっかり下半身の力が打球に伝わっていた。また、何の無駄もなく自然体でバットが出ているように見えた。こういうバッティングが出来ていればどんどん調子は上がっていくのでは。

第3打席3-0-0 ランナー:一塁 5-3とヤンキースが2点を追う6回表。無死・ランナー一塁で松井の打席。
カウント3-0からの4球目、真ん中やや低めへ少し抜いたような球が甘く入ってくる。待ってましたとばかり引き付けて打ちにいくが、力が入ったのか打ち損じてセンターフライに倒れる。打ち上げてしまい松井の表情が悔しさにゆがむ。やや待ち切れなかった印象。そのため軸足に体重が残らず、上から下へ振り下ろすようなバットの軌道になってしまったのでは。
ここで松井がヒットを打っていれば、ヤンキースに一気に流れを引き寄せる展開になりそうだっただけに残念。

第4打席0-0-1 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角へのシュート気味の速球を打ち損じてショートゴロ。解説によるとシールズの球は打者の手元でよく伸び、よく変化するということだった。ボールを呼び込んで松井自信のタメが出来ていない分、上半身だけのバッティングとなり下半身の力が伝わっていないように見えたのかなぁと考えた。

今日は、第2打席目以外は松井の間合いでボールを捉えることが出来ず、絶好調時に見られた松井独特のタメを作り、軸足に体重を残し安定した下半身から打ち出すバッティングが影を潜めた。今、現地で取材をしているNHK解説者・武田氏によると松井は、現在状態は良いということだった。もう少し突っ込んだことを聞きたかったので少し拍子抜けしてしまった。今は打席ごとにいい時と悪い時が混在しているが、これから調子が上がっていくのも時間の問題なのかなぁと感じた。頑張れ、松井!!武田氏は、もっと視聴者に意欲的に情報を伝えて欲しいな。武田さん、ごめんなさい。

ヤンキースで今季登板2回目のライターは、高めにボールが行く場面が多く前回のような球のキレは感じられなかった。4回以降立ち直りを見せるが、2・3回の大きく崩れた時の5点が響きヤンキースは今日も逆転負け。昨日の敗戦のショックを引きずったまま、この試合に入ってしまったような試合展開だった。やはり、昨日の初戦で勝ちゲームを落としたのは痛かった。悪いイメージを持った状態でこのカード戦い続けなけれなならない。早くこの悪い流れを払拭したいところ。頑張れ、ヤンキース!!
今日のライターの出来を見ると、再び先発ピッチャー陣に不穏な空気が・・・。今シーズンは、投手陣に不安を抱えたまま終盤まで戦わなければならなくなりそう。

4打数・1安打・1打点・1本塁打  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 94 359 110 16 73 .306 .373 .518 .892
松井:5番・指名打者(DH)先発出場
先発:R.ジョンソン(IP:6.0 H:4 R:2 ER:2)

『対戦ピッチャー』
・vs コロン(R)【Career:7-2 avg .286】:第1・2・3打席
・vs ロドリゲス(R):第4打席

第1打席2-1-2 ランナー:なし 初球、速球が外角に外れてボール。2球目、インコース低めにチェンジアップが来てタイミングが合わず見送りストライク。3球目、低めに大きくチェンジアップが外れてカウント2-1。4球目、外角寄りやや高めへの速球を捉えてセンターへ運ぶが、もう一つ伸びがなくセンターフライ。やや詰まった感じがした。フォロースルーが小さく最後の押し込みが足りなかったように見えた。また、打った瞬間少し伸び上がるような形になり、下半身のどっしりとした安定感が無かったかも。外角寄りの球をセンターの深いところにホームランにするのは、よっぽど完璧な当たりでない限り難しいと思う。しかし、センターへの意識がバッティング全体にいい影響を与えるのではないか。

第2打席3-2-0 ランナー:一塁 初球、外角へ速球が外れてボール。2球目、外角への速球に不意を突かれた感じで空振り。3球目、外角低めへの伸びのある速球をカットのような形でファール。上からボールを叩こうとしていた。4球目、真ん中高めへの速球が外れてボール。5球目、外角高めへ速球?が外れてフルカウントとなる。6球目、投球と同時に一塁ランナーのロドリゲスはスタートを切る。外角低めへ逃げていくボール球と思われる変化球に松井は何とかバットを当てようとするが、空を切り空振り三振。スタートを切っていたロドリゲスもアウト。 解説・大島氏:「ランエンドヒットの形になった。松井の犠牲的精神で、何とかしようということでバットの先で引っ掛けてランナーを進めようとした。一種のチームバッティングだった。しかし、普通に打っていった方が良かったかもしれない。フルカウントからランナーを走らせることが出来るのは松井のバットコントロールに信頼があるから。」

この後、ジアンビがソロ本塁打を放つ。

matsui_050721_homerun 第3打席1-1-0 ランナー:なし 初球、外角への速球が外れてボール。2球目、真ん中ややインコース寄りへの速球を打ってファール。3球目、外角やや高めへのストレート(151km/h)を捉え、痛烈な打球がレフトポール際へ飛んでいく。スタンドへ突き刺さり、松井はタイヤモンドをゆっくり回る。しかし一番近くにいた観客はファールを必死にアピールしている。どうせ、後からファールと判定されるんだろうな~と思って半信半疑で松井を見守った。次のバッターにピッチャーが1球目を投球して初めて第16号ホームランだったんだと確信できた。どうやらポールに直撃したようで1本ホームランを得した気分。2-3と1点差でヤンキースがリードしていたので貴重な追加点となった。
大島氏の話:「ボールが速いピッチャーと対戦する時は、どうしても上から叩いていこうという意識が働く。2球目のファールは、強く上から押さえ込もうとして左の肩が早く出すぎた。3球目のバッティングはそれを上手く修正できていた。バットが最短距離に出ると打球が切れない。オールスター前とそんなに状態は変わらない。強引にいかなければこの状態を保っていけるのでは。」
しっかりと引き付けながらも詰まることなく、今回打ったポイントで一番力が伝わるようなバッティングだった。最短距離に出たバットの軌道と効果的な左腕の使い方とフォロースルー。どれもがバッチリとハマったようだった。

この後、ジアンビが2打席連続ホームランを放ち、2-5とヤンキースが3点リードする。

松井のコメント:「ファウルかと思ったけど、ギリギリポールに当たってくれましたね。あっちへ飛んだのは偶然。ただ、上からしっかり叩けたので切れなかった。感触は非常によかったですよ。距離的には足りると思いました。」

第4打席1-2-0 ランナー:二塁 6-5とヤンキースが逆転されて迎えた9回表。ロドリゲスがフェンス直撃の2ベースヒットを打って得点圏にランナーを置いて松井の打席。
初球、外角への速球が外れてボール。2球目、高さは真ん中外角への速球をファール。解説・大島氏:「強引に引っ張り、ランナーを進めようとする手首の返し方だった。ピッチャーは、k.ロッドと好投手なのでランナーが三塁に行っても犠牲フライが上がるとは限らない。それだったら3人で攻撃していって1点を取るように松井には考えてもらいたい。」3球目、高さは真ん中インコース寄りへの変化球を打って一塁線へファール。大島氏:「セカンドゴロをライト方向へ打ちにいっている。」4球目、真ん中低めへ沈んでいく変化球に何とかバットを当てファール。大島氏:「追い込まれているので8割以上速いボールが頭にある。それで緩いボールへも対応しようとしていると思う。コースが甘いために対応できた。」5球目、インコース低めへの速球を打ち上げてしまい平凡なセンターフライ。この間にロドリゲスはタッチアップして3塁に進む。大島氏:「結果的に進塁打にはなったが、意識としては進めようとするのが感じられた。」打った球に対しては、松井はライト方向へボールをバットに乗せて運ぶというイメージがあったのではないかと感じた。それがバットの芯を僅かに外れてセンター方向へのフライになってしまったように見えた。残念。もし、1アウト・ランナー二塁だったら松井も、もう少し自由に打てたのかも。

この後、ジアンビは三振。ウィリアムスは四球で歩きバッターは代打のポサダ。いい当たりを打つもセカンド正面へのゴロで試合終了。

今日は2打席目といい4打席目といい、松井の状況に応じたチームバッティングがいい方向へは向かわなかった。しかし、チームに一人こんな自己犠牲もいとわない選手がいるというのは、いざというとき大きな力になると思う。今日は残念な結果になったが、これぞ松井の野球哲学というものを見せてもらった気がする。松井のチームにどのように貢献できるかよく考えられたチームバッティングが、今後上手く機能しますように。頑張れ~、松井!!

解説・大島氏の話:(オールスター明け打率が下がっていることについて)「松井は、いい状態を残したままオールスター休みに入った。体は休みを挟んで非常に軽くなっていたはず。体で覚えているものをそのままオールスター明け3試合出そうとすると、必要以上に力が入るもの。それがバッター。それだけコンディションが良かった。そして、結果が出ないためにバッターは不安になったりいろんなことがある。その繰り返し。これから徐々にヒットは出てくると思う。ただ強引にいかないほうがいい。状態はいい。」

解説・大島氏の話:(松井のバッティングについて)「右足のステップ。もっとそっとスパイクの剣が土につくかつかないか位で前に出していく感じの方がいい。右足をケガしていた時はそういう状態だった。右足が痛いためにガッと前に踏み出すところを少し我慢して、左の軸足に上手く体重を乗せて打っていた。」

右足をゆったりとステップしていた頃は、グリップのテイクバックもゆったりとしていてボールを非常にいい形で呼び込んでいた。今はテイクバックの動作が以前より小さくなってきている気がする。やはりそれは、右足のステップの変化と関係があるのだろうか。今のフォームでもホームランは出ているが、僕は以前のフォームの方が好きだなぁ。どんな球に対しても崩されにくく、しかもバットとボールの距離が取れて飛距離も出ていたケガをしていた頃のフォーム、come back~。

今日は何と言っても7回裏。2-5と3点ヤンキースがリードして迎える。先発・R.ジョンソンが足首をケガしたのかこの回、ピッチャーはプロクター【ERA:5.54】。いきなり先頭バッターを歩かせグルーム【ERA:5.11】に交代。グルームが連続ヒットを打たれ満塁としゴードンへ継投。ここで、ゲレーロがなんと満塁ホームランを放ち一気に逆転されてしまう。先発ピッチャーからゴードン・リベラに繋げる間のたった1回を守り切れないリリーフ陣。リリーフ陣に不安があると言いながらも、こんなに最悪のシナリオ通りにならなくてもいいのに!!悪夢でも見そうな感じ・・・。なんだか3試合連続負けたような脱力感がある。みんなで積み上げてきたものが一気に崩れ去ってしまった悲しさがあった。ふぅ~。(泣)

トーリ監督のコメント:(ゲレーロの満塁弾について)「見たくないものを見てしまった。不幸な結果だ。ずっとリードしていたのに。一振りでひっくり返されてしまった。」

4打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 93 355 109 15 72 .307 .375 .513 .887
松井:5番・レフト先発出場
先発:スモール【W,1勝0敗】(IP:5.1 H:5 R:3 ER:3 BB:4)

「対戦ピッチャー」
・vs ベノイト(R)【Career:3-1 avg .333】:第1・2打席
・vs シャウス(L):第3打席
・vs ブローケル(R):第4打席

第1打席2-2-1 ランナー:なし キャッチャーは外角低めに構えていた。しかし、146km/hの速球が真ん中に甘く入ってくる。捉えるもセンターフライに倒れる。打ちごろの球だっただけに残念。打球はセンターよりやや左方向へ飛んだ。若干振り遅れで、打つポイントが近かったのかも。しかし、素直にバットが出ていていい感じに映った。

第2打席2-1-1 ランナー:なし 真ん中低めへ沈むチェンジアップ(130km/h)に合わせ重心を下げて捉えるも、打ち上げてしまいセンターフライ。体重がもう少し後ろに残っていたら違った結果になっていたかも。

第3打席0-0-0 ランナー:なし サイドスローから投げられた速球?に差し込まれ、窮屈なスイングになりショートゴロ

第4打席0-1-1 ランナー:なし ファーストゴロ

松井のコメント:「内容が悪いということはないです。基本的には全部ミスショット。」

今日の試合はレンジャーズがヒット8本で4点に対し、ヤンキースはヒット10本で8点と効率よく得点した。と言うのも、得点はすべてホームランによるものだった。今日ホームランを打ったのは、ジアンビ【12号・13号】、ポサダ【13号】、マルティネス【14号・15号】、カノー【7号】。主軸のシェフィールド、ロドリゲス、松井はホームランどころか無安打、しかも四球による出塁もなしに終わった。3番、4番、5番にヒットがなく、その他の選手が全員ヒットをコンスタントに打って勝ったというのは珍しいのではないか。主軸が打てない時は、それ以外の選手がカバーするという感じで、ヤンキースのチーム状態の良さが出た試合だったかもしれない。
以前、「ヤンキースはスター選手が揃っているために、全員が一発長打を狙っていて打線に繋がりがない。」と言われている方がいた。今日は、そういう面がいい方向に働いたのかもしれない。しかし、ホームランはいつも出るものではない。やはり"つなぎの野球"も必要となってくると思う。そこで状況に応じてチームバッティングの出来る松井の存在は大きいのではないか。しかも、下位打線と上位打線の間の5番にいる松井。もちろん長打は打って欲しいけど、下位のジアンビやポサダにつなぐバッティングにも期待。チャンスメイクに得点源に大活躍して欲しい~です!!頑張れ、松井!!

トーリ監督のコメント:(6発の本塁打が飛び出しながら、中軸が無安打で勝ったことに)「不思議な試合だった。」

松井のコメント:「結果的に勝ったからよかった。中軸が打てなくても勝てるならいいことじゃないですか。」

今日の先発は、3Aから昇格したスモール(33)。今季は3Aで11試合に登板して1勝4敗、防御率4.96という成績。先日の戦力外通告を受けヤンキースへ移籍してきたライターもそうだったが、今シーズンこれまで抜群の成績を残していないながらも、いきなりヤンキースでの初先発において結果を残した。このライターとスモールの2勝は大きいと思う。ここで、もし新しく加入した先発投手がボロボロに打たれていたら、ヤンキースのこれからの戦いが全く闇の中に入ってしまい、チームの雰囲気も最悪になっていただろう。綱渡りの戦いをしながらも、何とかやりくりできているヤンキースにはまだツキがあるのかもしれない。スモールとライターの2回目の先発が重要になってくると思う。次の登板に大注目。これから、先発の一角としてやっていけることを証明する熱い投球を見せて欲しいです。

今日も本塁打を含む2安打を打ったカノーが、今熱い。ここ10試合で、46打数・18安打・打率.391。10試合前、打率が.283だったのが、今や打率.307と松井に並んでしまった。今まで、そんなに注目していなかったが、もしかしたら将来、ヤンキースを背負って立つとんでもない素質を持った選手なのかもしれない。参りました。

ここまで5カード連続勝ち越ししているヤンキース。明日からはア・リーグ西地区首位を走るエンゼルスとの4連戦。チーム状態の良い、特に打線が活発なヤンキースが、どんな戦いを見せてくれるのか楽しみ。頑張れ~、ヤンキース!!

3打数・1安打・0打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 92 351 109 15 72 .311 .378 .519 .897
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ(IP:6.0 H:4 R:0 ER:0)

「対戦ピッチャー」
・vs 朴賛浩(R)【Career:5-0 avg .000】:第1・2・3打席
(持ち球:ストレート、ツーシーム、カットボール、スライダー、フォーク) ・vs コルデロ(R):第4打席

第1打席0-2-0 ランナー:一塁 外角低めへ変化球(127km/h)に対しタイミングを外され、体重の乗らないスイングで空振り三振

第2打席3-1-2 ランナー:一塁 四球を選ぶ。

第3打席2-1-0 ランナー:なし 外角高めへのツーシームを打ってピッチャーゴロ

松井のコメント:「甘いところからのいい球でした。」

第4打席1-2-0 ランナー:なし 完全にボールと思われるスライダー(137km/h)を打つもバットの根元に当たり、グリップの辺りからバットが折れる。力の無い打球だったためにファーストへの内野安打

松井のコメント:「スライダーは頭にありませんでした。多分、ボール球でしょう。びっくりして打ちにいってしまいました。結果はラッキーでしたが。」

松井のコメント:(対戦した韓国人投手・朴について)「全体的に低めに球が来ていて、両サイドにいい球が来ていた。ツーシーム系のコントロールがいいから…。甘い球が来ない、というのが一番の原因でしょうね。」

今日は、昨日から一転して投手戦。7回まで両チーム無得点で試合は展開する。8回表にカノーのタイムリーで1点勝ち越すが、その裏にフランクリン【IP:0.2 H:3 R:2 ER:2 ERA:12.27】が逆転2ランホームランを打たれ万事休す。
後からBS1の「MLBハイライト」を見て、ヤンキースはチャンスは何度かあったが、あと1本が出ず惜敗だったことが分かる。ムッシーナが好投してくれていただけに今日の負けは本当に残念。大量点の次の日は、往々にして最小点の試合になると言うイメージがあるが、今日はその通りになってしまった。

一日でヤンキースは首位を明け渡す。

トーリ監督のコメント:(打たれたフランクリンについて)「調子は悪くなかったと思う。打たれたボールも、決して悪い球ではなかったよ。」

シエラが昨日の左足太もものケガによって15日間の故障者リストに登録された。1つでも駒が減るというのはヤンキースにとって痛い。このシワ寄せが色んなところで出てこないことを祈る。

5打数・2安打・2打点・1本塁打  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 91 348 108 15 72 .310 .377 .520 .897
松井:5番・レフト先発出場
先発:ブラウン(IP:4.1 H:10 R:6 ER:6 BB:0)

「対戦ピッチャー」
・vs R.ロドリゲス(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2打席
・vs メイヘイ(L):第3打席
・vs ワズディン(R):第4打席
・vs ブロケール(R):第5打席

第1打席1-0-0 ランナー:一塁 3点リードされての2回表のヤンキースの攻撃。ランナーを一塁に置いて松井の打席。
2球目、真ん中やや外寄り低めへの速球を打ってセンター前ヒット。きっちり引き付け、丁寧に打っていたように見えた。ここ数試合の強引に右方向へ引っ張るといった姿はそこにはなかった。

ヤンキースはこの回、打者10人を送り6得点の猛攻を見せる。

第2打席2-1-0 ランナー:なし レフトライナー

matsui_050718_homerun 第3打席0-2-1 ランナー:一塁 追い込まれてから高さは真ん中、内角寄りに甘く入ってきたカーブ(124km/h)をバットに乗せ運んだ打球はライトポール際へ飛び込む第15号2ランホームラン。遅い変化球に対してもタメをつくり、重心がしっかり後ろに残った素晴らしいホームランだったのでは。左投手のカーブは、ややアッパー気味のスイングをする松井には合っているみたいで、得意としていると話していた。

松井のコメント:「追い込まれてから甘くカーブが入ってきました。僕としてはすごくラッキー。しっかり打てたし、いいバッティングでした。肩口からのカーブは左打者は軌道がよく見えるんだよね。」

第4打席1-1-2 ランナー:なし ショートゴロ

第5打席2-0-1 ランナー:一塁・二塁 8回表、10-9と1点を追うヤンキース。1死一塁・二塁と追加点のチャンスで松井の打席。
センターフライに倒れる。

今シーズン、長い間松井がホームランを打てなかった時期があった。その時、MLBでは調子を落としている選手が、ホームランを偶然でも打てるほど甘い世界ではないというのを思い知らされた。今日のホームランでなんだかホッとした。「今は、そう簡単には崩れないと思います。」という松井の言葉は本当だった。

松井のコメント:「練習の状態もずっといい。甘い球が来たから打てる。それだけ。この球場でホームランが打てたの初めてだよね。」

ブラウンは4回・1/3を被安打10本、失点6とパッとしないピッチング。この先、立ち直っていってくれるのだろうか。今日はケガからの復帰第一戦ということもあり今後、どんな投球をしてくれるのか楽しみ。去年のポストシーズンのことや、現在の成績【4勝6敗、防御率.591】のこともあり、僕の中ではあんまり期待していない。その分、先発の一角を担ってくれたら儲けもの。

2死からウィリアムズの落球で2点タイムリーエラーなどあり、10失点もしながら11点取り返して勝ちに繋げるなんて、僕には奇跡的なことのように映る。それだけ打撃陣が波に乗っているのだろう。先発全員安打とはいかなかったものの先発全員出塁。ウィリアムズ以外まんべんなくヒットを打ち、チームで13安打。その輪の中にしっかり松井が入っているのが嬉しくて仕方がない。2安打2打点2得点と大きくチームに貢献してくれた。やったねっ!!!(^^)/ 明日からも頑張れ~、松井!!

トーリ監督のコメント:「確かにいいゲームではなかった。だが、こうして粘って勝てたことは誇りに思う。」

松井のコメント:「多少、雑なプレーはいくつかあったけど、勝ったというのが一番大きなこと。」

レッドソックスが負けて、ヤンキースは今日の勝ちでついに4月9日以来の東地区首位に立つ。

トーリ監督のコメント:「敵地での連戦は、今季のわれわれにとって非常に重要な意味を持つ。(この日はトーリ監督の誕生日で監督生活を振り返り)偶然とはいえ、誕生日に首位に立てたのは良かった。96年に2年契約でニューヨークに来たときには、この歳までやるとは思わなかった。妻はもっと信じられないと思っているんじゃないかな。この仕事は自分にとって非常に楽しい仕事だ。まだまだ楽しめるよ。」

松井のコメント:「まだまだ先は長いし、実際にまだシーズンは半分を過ぎたくらい。これからも苦しい試合が続くでしょう。首位に立ったのはいいことだけど、落ち着ける状態ではないと思います。」

正直言ってこんなに早く首位に立てるとは思わなかった。近年にないくらい東地区は混戦。観ている方は応援に熱くなるけど、松井の言葉のように選手達は"1試合も落とせない"というプレッシャーのかかった試合が続いていくと思う。出来れば早い段階でヤンキースが一歩抜け出して、自然体で戦えるようになるといいなぁ。

3打数・1安打・0打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 90 343 106 14 70 .309 .377 .513 .890
松井:5番・レフト先発出場
先発:ライター【W,4勝7敗】(IP:6.1 H:3 R:1 ER:1)

「対戦ピッチャー」
・vs ウェイクフィールド(R)【Career:27-4 avg .148】:第1・2・3・4打席

matsui_050717_2base 第1打席2-0-1 ランナー:なし 初球、内角低めへのナックル(109km/h)が外れてボール。2球目、外角低めへのナックル(106km/h)を見てボール。落ち着いて見送っていた。3球目、外角やや高めへのナックル(109km/h)を十分引き付け、強振せずに余分な力が入っていないスイングでバットに乗せて運んだという感じだった。バットの芯に当たったレフトへの打球は伸びてダイレクトにレフトフェンスに直撃する2ベースヒット。右肩が開かず体の正面でボールをミートしていた。これが今シーズン初のウェイクフィールドからのヒット。解説・辻氏の話:「ヒットが出ていないときは、どうしても体重移動が上手くできていないと言うか、自分の意識の中でちょっと残りすぎという気がしていたが、この打席は球が遅い分、引き付けられて打ったんじゃないか。」

第2打席3-0-2 ランナー:なし ストレートの四球。いい形でボールを見送っていたように思う。

第3打席0-0-1 ランナー:なし 初球、外角高めのナックル(109km/h)をセンター方向へ打ち返すもショートゴロに倒れる。やや差し込まれてしまって伸び上がる形になったように見えた。解説・辻氏の話:「打った瞬間、バットのヘッドが返ってしまった感じ。左中間方向へ上がっていけばいいんですけど、ちょっとコネた分ゴロになりましたね。」

第4打席3-2-2 ランナー:なし フルカウントから真ん中高めへのナックル(113km/h)に中途半端にバットを出してしまい空振り三振

松井のコメント:「状態は悪くなかったから。彼は(球種を)ほとんどナックルに合わせてます。得点にもつながったし、いいヒットでしたね。」

8回表にロドリゲスのソロホームランが飛び出し、1-5と4点差で迎えた9回裏。余裕を持って勝てると思ったがそうは簡単にはいかなかった。先頭バッターのラミレスがホームランを放ち1点返す。その後、四球、カノーの送球エラーで一塁・三塁となる。バリテックのタイムリーで更に1点追加。そして、B・ミラーにもヒットが出て無死満塁と決定的なピンチになりヤンキースは追い込まれる。それでも不思議とリベラは何とかしてくれると信じて落ち着いて観ることが出来た。リベラは異常に盛り上がるレッドソックスファンの歓声の中でも、冷静に2つのゴロを打たせ試合を閉めてくれた。

それにしてもいい試合だった。マルティネスのファールフライに対するフェンス際のスライディングキャッチや、ジーターのライナーに対するジャンピングスーパーキャッチなど、随所にヤンキースの勝利に向けての執念がのぞき、久しぶりに熱くなる試合を見た。今日の試合は投打ががっちり噛み合った頼もしいヤンキースがいた。ヤンキースは3勝1敗と勝ち越し、首位レッドソックスとの差は0.5に縮めた。先発投手陣が揃わなく緊急事態の中、レッドソックスとの4連戦をこの結果で終えることが出来たのは大きい。

ライターの投球は積極性や闘争心を感じた。戦力外通告を受け新天地で必ず結果を残すんだという意思が投球に現れているようで、見ていて気持ちが良かった。ヤンキースに新しい風をもたらしてくれるのでは。今、昨日戦力外通告された野茂がヤンキース入りする可能性があるのではという話が持ち上がっている。もし本当にプロフェッショナルな意識の高い野茂がヤンキースに加わることが出来たらヤンキースの今後の展開の見通しも良くなるんじゃないかと感じる。

トーリ監督のコメント:「日曜日の先発すら決まっていなかったし、3勝できたのは本当に大きい。アル・ライターは『勝ち方』を知っている。我々が期待していた以上のピッチングだった。」
(ライターと元チームメイトの)シェフィールドのコメント:「早めに点を取ってアルを落ち着かせてやろうと、みんなで言っていたんだ。」

今日のウェイクフィールドはシングルヒットが一本も無く、打たれたヒットがすべて長打。しかも失点したのがすべてホームランだった。ある意味、ウェイクフィールドらしい展開。

松井はヒット1本出て本当に良かった。今日、ヒットが出るのと出ないでは、松井の気持ちの持ち方が随分違うと思う。しかも、そのヒットはポサダの先制2ランホームランに繋がったし。次のカード、レンジャーズが松井に対してどのような攻めをしてくるのか分からないけど、松井らしいバッティングが増えてくることを期待。頑張れ~、松井秀喜!!

松井のコメント:「先は長いけど、少しずつ勝利を重ねていきたい。」

3打数・0安打・0打点・2四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 89 340 105 14 70 .309 .376 .512 .887
松井:5番・レフト先発出場
先発:R.ジョンソン【W,10勝6敗】(IP:6.1 H:8 R:4 ER:4 SO:10)

「対戦ピッチャー」
・vs クレメント(R)【Career:5-2 avg .400】:第1・2打席
(持ち球:スライダー、4シーム、2シーム)
・vs ゴンザレス(R):第3打席
・vs エンブリー(L):第4打席
・vs シリング(R):第5打席

第1打席3-1-0 ランナー:なし 初球、外角への速球(142km/h)が外れてボール。2球目、外角低めへ沈む変化球(132km/h)が外れてボール。3球目、外角いっぱいに速球(142km/h)が決まってストライク。4球目、外に逃げていく変化球(134km/h)が外れてボール。5球目、内角低めにスライダーが外れてボール。松井は四球を選び、オールスター明け初の出塁。初球から4球連続外の球で攻めてきた。徹底している。

その後、ジアンビも四球を選び無死一塁・二塁。しかし後の打者が続かず、この回は無得点。

第2打席3-2-0 ランナー:なし シェフィールドが2ベースヒットで出塁してロドリゲスの2ランホームランで2点の先制。そして、ランナーなしで松井の打席。
2球目、真ん中外角寄り低めへの微妙に変化する速球(140km/h)が入ってストライク。3球目、外角いっぱいに速球(142km/h)が決まってストライク。4球目、真ん中高めへの速球(142km/h)に振り遅れてファール。5球目、外角への変化球(129km/h)が外れてボール。6球目、真ん中低めに大きく変化球(132km/h)が外れてボール。7球目、外角高めに速球(140km/h)が外れて四球を選ぶ。この打席も徹底的に外の球で勝負をしてきた。カウントを取る球は外角いっぱいの球で、歩かせてもいいから甘い球は絶対に投げないというマークのキツさを感じた。

ジアンビも四球を選びランナー一塁・二塁。ウイリアムズのタイムリーで1点追加。マルティネスの四球で満塁となり、フラハティの2点タイムリー、ジーターのタイムリーと続きこの回一挙6点を獲得。

第3打席3-2-2 ランナー:なし 初球、外角低めへ変化球(126km/h)が外れてボール。2球目、内角寄り低めへ変化球?(138km/h)が外れてボール。3球目、外角いっぱいに決まる速球(140km/h)を見送ってストライク。4球目、外角低めいっぱいに沈む変化球が決まってストライク。またも外角ぎりぎりの球、2球で追い込まれる。5球目、外角高めへの変化球?(135km/h)を強引に巻き込む形で打つもファール。アッパースイングになり上体だけのスイングだった。6球目、真ん中高めへ速球(140km/h)が大きく外れてフルカウント。7球目、真ん中ややインコース寄りへのチェンジアップ(126km/h)を打ち上げてしまいライトフライ。若干タイミングを外されポイントより前で打っていた。解説・与田氏:「もう少し呼び込めていたらホームランになっていたかも。」あと少しタメが出来ていたら。

第4打席0-2-0 ランナー:二塁 カウント0-2と追い込まれる。3球目?、左投手ということで角度のある外角への難しい変化球。体勢を崩しながらも、タイミングを合わせ捉えた打球は、ファースト正面への鋭い当たり。ファーストのエラーを誘い貴重な1点が追加される。いい当たりだったが、かなり無理のある打ち方だった。好調時の松井なら確実にセンターから左方向へ打っていた球だと思う。オールスター以降、やや強引さが目立つ。(松井は進塁打のために右方向に打ったようです。僕が間違っていました。(^^;))<

第5打席1-2-0 ランナー:なし 初球、外角いっぱいに速球(148km/h)が決まりストライク。2球目、外角いっぱいに変化球(134km/h)が決まり2球で追い込まれる。3球目、インコース高めへ誘い球の速球(147km/h)が大きく外れてカウント1-2。最後、インコース低めへの内側に曲がってくるカットボール(146km/h)にバットが空を切り空振り三振。上体が前に突込み気味だった。松井自身の間合いを取らせてもらえず、振らされてしまったというスイングだった。最近、三振数はかなり少なくなってきていた。打席の中で迷いがあるのかも。

今日の相手バッテリーは、ちょっとイライラしてくるくらい徹底してコントロールされた外角の球で松井を苦しめた。外角の手の出せないぎりぎりのコースへ投げて早い段階でカウントを稼ぐ。追い込んでからはボールになってもいいと割り切ったような厳しいコースに手を出させて打ち取る。松井はその球を強引に右方向へ打とうとする。これは、松井自身が話していた前半戦スランプに陥った過程によく似ている気がする。悪い方向へ流れが行きかけている。しかし、絶不調を経験した松井は「今はそう簡単には崩れない。」と言っている。僕はその言葉を信じたい。軸足に体重を残してしっかりとボールとの間合いを作るなどの確認作業をして、この難局を松井らしく乗り越えていってくれるに違いない。「徐々に松井が調子に乗ってきた!!」とこのブログで書ける日が待ち遠しいです。頑張れ~、松井!!

試合の方は、一時レッドソックスに2点差まで詰め寄られるが、ゴードン、リベラがきっちり継投の仕事を果たして逃げ切る。あのレッドソックスに対し大事な試合を勝って飛び上がるくらい嬉しいはずが、松井の状態を考えると気分は晴れなかった。やはり、悔しい気持ちが先にたってしまう。明日は1本でいいから松井にはヒットを打って欲しいなぁ。野球の神様お願いします!!

<松井のコメント>
・「(状態はオールスター前と)変わらない。」
・「今日は甘い球がなかった。両サイドにきていた」

松井秀喜の哲学
松井秀喜は頑固な男だ。

「変えない、踏ん張る。」

松井秀喜は自信家である。

「自分が確立してきたっていうものは、しっかりとしたものを持っていると自分では思っています。」

松井秀喜は結構、割り切っている。

(トレード問題について)「ヤンキースにいる限り何を書かれても不思議じゃないし、何が起こっても驚かないし、慣れましたね。」

メジャー3年目、松井秀喜は自己最高とも言える成績で前半戦を終えた。では一体あれは何だったのか。打球がフェンスを越えなかった51日間。

『スランプの理由』
「自分がコントロールできないところまで考え過ぎたというか、そういうところでしょうね。チームがなかなか勝てない。そういう状況の中で、今まで以上の責任感とニューヨークという街の人気と伝統のあるチームという重圧も重なった。チームのことを考え過ぎて、自分のこともおかしくなった。もしかしたら初めてかもしれない。」

ほんの少し心のバランスを失い、かつてない深みにはまっていったバッティング。だが、自分を見失ったことはなかった。

『復活のプロセス』
「自分が確立してきたっていうものはしっかりとしたものを持っていると自分では思っていますから。根本的なことは何一つ変わっていない。グリップの位置だとか、始動のタイミングだとか、どういう風に待つだとか、自分のバッティングを見つめ直して、そういう作業を日々やっていました。」

ひたすら地道な確認作業の繰り返し。松井の心はくじけなかった。
5月31日、203打席ぶりのHR。

松井_走
「悪いときこそ変えない。踏ん張る。熱意を持って自らそこに突っ込んでいく。やっている作業は基本的には変わらない。いいときも、悪いときも。ちゃんとやるべきことをやる。投げやりになったり、開き直ったりするのは、簡単ですから。はっきり言ってね。それで良くなっても、それこそ脆い。しっかり階段を一つ一つ踏んでいく。地道な作業ですけど。」

絶対に変えない。近道を進もうとも思わない。松井は一歩ずつ階段を登っていく。

「今は、そう簡単には崩れないんじゃないかという感じは持っています。ちゃんとしっかりとした作業を踏んできていますから、そういう自信はあるんですけどね。」

~TBS「筑紫哲也NEWS23」(7/15)より~

随所に松井らしい言葉が聞けて嬉しかった。やっぱり松井選手は僕のイメージしていた通りの選手だった。以前、松井が長い間ホームランが出なかった時、「いい意味で開き直って打席に入れば意外とすんなりホームランが出るかも。」とこのブログで書いたことがある。しかし決して松井はそんな事はしなかった。熱意を持って問題に正面からぶつかっていったというのは印象的だった。不器用でも地道に階段を一歩一歩上がっていく、そういう松井が好きだ。

4打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 88 337 105 14 70 .312 .375 .516 .892
松井:5番・レフト先発出場
先発:レディング【L,0勝6敗】(IP:1.0 H:4 R:6 ER:6 BB:4)
2番手:メイ(IP:6.0 H:6 R:6 ER:6 BB:3)

「対戦ピッチャー」
・vs ウェルズ(L)【Career:9-3 avg .333】:第1・2・3打席
・vs ゴンザレス(R):第4打席

第1打席3-2-1 ランナー:なし 初球、真ん中へ大きく曲がるカーブ(118km/h)が決まってストライク。2球、インコースへ速球(140km/h、142km/h)が外れてカウント2-1。4球目、真ん中やや低めへの速球(142km/h)を打ちにいくも振り遅れでファール。コース、球速ともそんなに厳しくなく、捉えてもおかしくないと思ったが、見た目以上に球威があるのかもしれない。松井はファールの後、厳しい表情。5球目、カーブ(119km/h)が低めに大きく外れてフルカウント。6球目、高さは真ん中インコースいっぱいへの速球(142km/h)を打つも、バットの根元に当たり詰まってセカンドゴロ。ヒットにするには厳しいコースだった。ファールといいセカンドゴロといい、ややバットとボールの距離が取れていないのかなといった印象。

第2打席0-0-2 ランナー:なし 初球、見逃せばボールと思われる真ん中高めへの変化球(135km/h)を強引に打ちにいって力の無いセカンドゴロ。初球から打ちに行くには難しい球だったのでは。厳しいコースにも手が出て、松井のバッティングの流れが悪くなっている気がした。この打席も完全にバットとボールの距離が取れず、打つポイントが近くなってボールに力が伝わっていない気がした。

第3打席2-0-2 ランナー:二塁・三塁 初球、外角低めへのカーブが外れてボール。2球目、内角低めへカーブ(114km/h)が外れてボール。3球目、真ん中やや外角寄り低めへ若干沈んでいく速球(142km/h)を打つも当たり損ねでセカンドゴロ。上体だけでバットを振ったという印象で、バットに乗せて運ぶといった感じではなかった。ややバッティングが淡白になっているような気がした。

第4打席1-2-0 ランナー:なし 初球、外角高めの速球を見送ってボール。2球目、真ん中高めの完全なボール球となる速球に手を出して空振り。オールスター前の好調な松井なら考えられないようなボール球に対する空振りだった。これが今の松井の状態を表しているのか。打席の中で余裕がなくなってきているのかも。3球目、真ん中インコース寄りの速球(145km/h)を打ってファール。やや差し込まれたように見えたが、上からボールを叩いていてスイング自体はいいように感じた。4球目、外角高めへの速球(142km/h)を打ちにいくも上体だけのスイングになり、当てただけのセカンドゴロ。軸足に体重が残った粘りのあるバッティングとは違っていた。ゆったりとボールを引き付けようとしているようには見えた。しかし、打つべきポイントを見失っているのではないかと感じた。松井は以前、インタビューで「右方向に強い打球を打とうとしちゃってるんですよね。どっかで。だから体が前にいくというか、どうしても巻き込もうとしてしまっていました。強い打球イコール右方向という僕の悪い癖ですよね。」と話している。この打席はその悪い癖が出てしまったと思われる。

松井のコメント:「(ウェルズは)両サイド、低めに決まっていた。(第1打席は)詰まった。(第2打席は)打ち損じ。(第3打席、第4打席は、左方向に打てば安打の確率が高い球だったと認めた。)」

オールスターを挟んで、松井の好調なバッティングが途絶えてしまうんじゃないかという悪い予感はあったが、それが現実のものとなってしまった。ちょっとした感覚のズレが今日の4連続セカンドゴロに繋がっているんじゃないだろうかと感じる。早く1本ヒットを打ってきっかけを掴んでもらいたいです。今日のウェルズの出来はよく、仕方のない部分もあったかもしれない。明日から心機一転頑張れ~、松井!!

試合は一回からレッドソックスの打線が爆発。ヤンキースが投入するピッチャーが面白いように打たれる。レッドソックスに打たれたヒットは15本、与えた四球はなんと9個。四球でランナーを溜めここまで気持ちよくヒットを打たれたらもう笑うしかない。レッドソックスは誰一人打ち損じるバッターがいないといった印象を受け、打線の安定感を感じた。ヤンキースにとっては脅威の打線。

今日出てきたピッチャー、これがあの伝統あるヤンキースのピッチャーなのかと疑いたくなってしまった。今日登板したレディングやメイをGMはどういう考えでヤンキースに引っ張ってきたのだろうか。GMの目に狂いがあったのか、それとも他にヤンキースへ移籍可能な選手がいなかったのか。エラそうなこと言ってすいません。m(..)m
今はきちんとした先発が、R.ジョンソンとムッシーナの2人しかいない。この緊急事態を経験しながらこれから先、優勝争いに絡んでいけたらある意味凄いと思う。頑張れ、ヤンキース!!

5打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 87 333 105 14 70 .315 .379 .523 .902
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ(IP:6.0 H:8 R:5 ER:5)

「対戦ピッチャー」
・vs アローヨ(R)【Career:15-8 avg .533】:第1・2・3打席
・vs エンブリー(L):第4打席
・vs シリング(R):第5打席

第1打席0-1-2 ランナー:一塁・三塁 1回表、カノーがレフト前へぽとりと落ちるヒットを放つ。それをラミレスが後ろに逸らす間に3塁を狙うが、暴走気味でタッチアウト。その後、一塁・三塁に四球のシェフィールドとヒットのロドリゲスを置いて松井の打席。
初球、キャッチャーは外角に構えたがカーブ(118km/h)がインコース低めに来て空振り。2球目、真ん中やや外角寄り高めに甘く入ってきた速球(147km/h)をいい当たりで捉えるが、センターのほぼ正面に飛んでしまいセンターフライ。いい当たりの割には伸びがそれほど無かった。もしかしたら、バットの先に当たっていたのかも。しかし、いい感じでボールを引き付けて打っていたと思う。外角寄りの球がきっちりセンター方向へ飛んでいたし、まだオールスター前の感覚が続いているような気がした。

この回はカノーのアウトといい、松井の正面をついたアウトといいヤンキースには、ややツイていない場面が続いて無得点で終わる。

第2打席2-1-1 ランナー:二塁 初球、内角高めに速球(143km/h)が外れてボール。2球目、外角高めの速球(145km/h)を見送ってボール。3球目、真ん中低めへの変化球(130km/h)にタイミングが合わず開き気味でファール。4球目、真ん中やや内角寄り高めへの変化球(121km/h)を打つも平凡なセンターフライ。この球に対してもタイミングを外され、やや腰の開きが早く松井の意図するポイントで打てなかったのでは。アローヨに対しては15打数8安打と相性のいい松井だが、今日は速球と変化球に翻弄されているのかなと感じた。

解説・高橋氏の話:「打球がセンター方向へ飛んでいるという事は、素直に打ち返しているという事でスイング自体はいいと思う。」

第3打席2-2-1 ランナー:なし 初球、真ん中に外から入ってくる変化球を見送ってストライク。2球目、真ん中低めへ沈む変化球(122km/h)が外れてボール。3球目、外角へ逃げていく変化球(140km/h)が外れてボール。4球目、ややインコース寄り低めへ沈む変化球(135km/h)を打つもファール。オールスター前の松井なら引き付けて、上手くバットに乗せてライト方向へ長打を打ったのではと思わせる球だった。変化球に対しての間合いが思うように取れていないのかなと感じた。5球目、外角低めへ沈む変化球?(142km/h)を打つも引っ掛けてボテボテのセカンドゴロ。体が前に泳ぎ、体重の乗らない打球だった。松井の調子が悪いときに良く見られた打球だけにちょっと嫌な感じ。相手バッテリーは、外角を中心に徹底的に変化球で攻めてきた。松井に対してマークがきつく研究されているなという印象。

第4打席0-0-1 ランナー:一塁 初球、真ん中高めへの速球(150km/h)を完璧に捉えいい角度で上がり、打った瞬間いった~!!!!!と思った打球はもう一つ伸びが無くフェンス手前のライトフライ。横からの映像を見るとやや差し込まれ気味だったかもしれないと感じた。連続試合出塁のこともあり本当に残念。

松井のコメント:「詰まった。」

第5打席3-2-0 ランナー:なし フルカウントから外角低めいっぱいに決まる変化球(135km/h)に手が出ず見逃し三振。本当に際どいコースだった。松井はショックを隠せず肩を落としてベンチに戻っていった。どうにもいい方向に転がってくれない今日のバッティングを象徴しているような打席となった。これで連続出塁記録は36でストップ。記録については決して口にしない松井だが悔しかったに違いない。

松井のコメント:「自信を持って見送った。仕方ない」

試合の方は、6-6の同点で迎えた9回表、ケガから復帰したばかりのシリングからロドリゲスが2ランホームランを放ち、勝ち越しに成功。9回裏、リベラがきっちりと三人で抑えヤンキースが乱打戦をものにした。

今日は、どこからでも長打が打てるレッドソックスの打線の怖さを感じさせる試合だった。ヤンキースの投手陣を考えると、レッドソックスの打線に対しては5失点は覚悟しておかないといけないのかなぁと思った。そして、その打線をヤンキースがこのゲームでは上回った。上位打線が特に活発で、中でもシェフィールドが4打数3安打2打点と大爆発だった。2本の2ベースヒットと1本のホームランでTBが8。ここ最近、シェフィールドが打点を挙げると負けじと松井も打点を稼いでいたので今日は残念な結果となってしまった。

松井はいい当たりはあるもののヒットにはならなかった。ということは、何かバッティングにズレがあるのではないかと考えてしまう。長くホームランが出なかった時期、いい当たりがあったとしてもフェンス手前で失速する打球が何度となくあった。今日の2本の完璧だと思われた当たりもそれに似ているのではないか。6月に掴んだいい感覚が、オールスター明けも続いているのか心配しながら見たためにそう感じてしまったのかもしれないけど・・・。
また、今日は特に外角の球と変化球に苦しめられた気がする。調子がいい時はゆったりとしたテイクバックの後、鋭いスイングでボールを捉えていると何度も書いた。しかし、今日は少しテイクバックの時間が短くタメが上手く作れていなかったんじゃないだろうか。

松井はオールスター前、「4月も今も状態の良さは同じかもしれないけど、自分としては今の方がしっくりいっている。(開幕時の好調は昨年のプレーオフから続いて)キャンプをまたいで結果が出続けた。そういう意味での自信はあった。ただ、どうしてなのか理由は分かっていなかった。4月は確認ができていなかった。1度ああいう風に悪くなって考えて、ひとつひとつ確認して段階を踏んだ。今は、状態は何ともいえないけど安定してますね。自分で自分のことを把握できてる。自分で確認するべきことが分かっている。もう、そんなに崩れないと思う。」と話している。

明日から徐々に試合の勘を取り戻していき、今日の結果を受けてバッティングの微妙なズレ(僕が勝手にそう思ってます(^^;))も修正してくれるに違いない。頑張れ~、松井!!

<松井のコメント>
・「バッティングの結果はよくなかったけど、内容は悪くなかったので全然問題ないです。」
・(途切れた記録については)「全然(意識しない)。」
・(試合について)「序盤から苦しい展開でしたが、しっかり頑張り抜いたのでこういうゲームにできました。」

大事な初戦を勝利で飾ったヤンキース。しかし、王建民がDL入りし先行きが全く不透明。これからどうなっていくんだろうか。今は打線が引っ張っていくしかないので、松井の活躍は不可欠となってくる。松井のバッティングがいい方向へ転がって生きますように。

<追記>
今日は何と言っても、松井が37打席ぶりに出塁なし。いつもと違い、今日の松井のバッティング成績に0が並び、ちょっと気分が落ち込みがち。いつの間にか松井が出塁するのが当たり前になっていた。それだけファンを楽しませていてくれたんだなぁ・・・。こんな日もあるよね。

松井は、開幕2試合で9打数6安打2本塁打とこれまでにないスタートダッシュを見せる。

batting_form_balance
今年、松井は新しいバッティングフォームでシーズンに臨んだ。その狙いは手元で変化するボールをより見極めること。テイクバックを昨シーズンより深く取り、同時に右足を挙げる。バランスを取り体の軸が崩れないようにしている。

「体の真ん中でバランスを取りながらそれをやっていってボールを長く見る。それがしっかり出来ていれば対応も良くなるし、力強いスイングも出来る。」

より破壊力を増した松井のバッティング。相手バッテリーはより警戒を強めていった。

「ボール球で勝負し、最悪歩かせてもいいという感じだった。かなり気を使っている感じがした。」

相手チームがとった松井封じ。それは徹底的な外角攻めだった。掴んだはずの感覚にいつしか狂いが生じていった。5月、打率は2割3分台まで落ちていた。苦しむ松井にマッティングリー打撃コーチがヒントを与えた。5月31日、試合開始6時間前から打撃練習を行った松井。そこでコーチが指摘したのはミートポイントのズレだった。

batting_form_hikaku
・絶好調だった開幕戦と5月のバッティングフォームを比べると、5月はミートポイントが後ろに来ている。執拗な外角攻めにバランスを崩し軸がズレていた。

「しっかり距離を取るようにという話だった。体とミートポイントの距離をちゃんと取れるように。僕のやろうとしている『なるべくボールを引き付けて打つ』という話と繋がるが、そのことを意識するあまり距離が取れなさ過ぎる。ボールが中に入って来過ぎていた。いいところで打ててないという感じに映ったのだろう。体はもちろん前に出ては駄目で、体はちゃんと真ん中に置いてバランスを取りつつ距離だけはしっかり取るようにという事はおっしゃっていた。」

特打ちの成果は次第に現れる。6月11日、カーディナルス戦。フェンス直撃のタイムリー2ベース。変化球にもバランスを崩すことなく芯で捉えた。

「バッティングとしては決して良くなかった。甘いチェンジアップが抜けてきて、結果ラッキーだった。チェンジアップに対し、体が全然前に出ずに打てた。スイングの軌道は本当はよくなかった。ただ、軸足に残すイメージがあの打席で持てた。」

6月12日、松井をアクシデントが襲う。前日の雨でグラウンドが緩んでいた。ケガは軸足と反対の右足首。次の試合、DHで起用された松井。第1打席、ライトスタンドへのホームラン。ケガを感じさせない松井本来のスイングだった。

「打っている時は右足が痛いという風なことを考えて打っていない。もしかして、なるべく柔らかくステップしてあげようだとかそういう風なものが無意識のうちに出ていて、いい影響を及ぼしていたのかもしれない。もしそれがあったとしても僕の意識してない部分。」

開幕時のバッティングを取り戻した松井。7月1日にはアウトコースの球を力強く叩いたレフトへのホームランが飛び出す。打率も3割を回復。

「状態が崩されることが今は少ない。それだけしっかり体が止まって、その場で待てていいポイントにバットが出ているのだろう。今年の中では非常にいい状態だと思う。」

~BS1「2005オールスター直前!MLB前半戦の主役たち」より~

非常に興味深い話だった。ボールを長く見極めることと、ボールとバットの距離を取ることの相反する事象を同時にクリアしようとし苦しんでいた松井。これはもうほとんど感覚的な部分で、微妙なバランス感覚を必要とする高いレベルの技術だと思う。今の松井はこの壁を乗り越え、粘り強く勝負強いバッティングを見せてくれている。後半戦も6月半ばから掴んだ感覚を維持し続けて頑張ってほしいです。頑張れ~、松井。

4月、例年になく高い打率を残したイチロー。

「数字を残すことで自分がだまされてしまう。何かしっくり来ない、何かもう一つ違うなぁというものを感じている自分がいるのに、成績が残ってしまうことでそれを消してしまう。」

その違和感は、5月に入ると徐々に形となって表れてくる。本来イチローは、ストライクゾーンから外れた球であっても、打てると思った球は迷わず振りに行くバッターだった。しかしこの時期、その積極性は影を潜めてしまった。このボールを打つのか、見送るのか一瞬のためらいがズレを生じさせていた。

「本来の自分の姿を殺してしまってボールを良く見ようとする。結局それは選球眼に頼ろうとしている。目でストライクかボールか判断しようとしている。それが落とし穴だった。ボールを良く見ようとすることの恐ろしさ。やっぱりボールは体で感じなくてはいけない。」

己のバッティング感覚を見失ったイチロー。6月、自分を取り戻すきっかけが突然訪れる。6月11日、対ナショナルズ戦。2ストライクと追い込まれ迎えた3球目。高めに大きく外れたボール球を空振り。しかし、イチローはこの空振りが違和感を消し去ってくれたと感じていた。

「これは何の問題もない。僕の中で。これは打てると思って打ちにいっている。体が打てると思っている。それで結局は空振りをしているわけだが。見極めようとして手が出てしまった空振りと打てると思って打ちにいった空振り、見てる人は同じように見えるかもしれないが、僕の中では全く違うもの。」

イチローの体に本来の感覚が戻ってきた。7月に入ると結果が伴い始める。複数安打も増え打率を3割台に乗せる。思わぬ苦しみを経験し、イチローは野球の奥深さを改めて感じていた。

「見えているようでも見えていない。自分のことが。野球というのは恐ろしい。そう感じている。これがあれば大丈夫っていうのもが動いていく。形は同じように見えても、見えていない所で感じているものが変わっていったりしている。」

~BS1「2005オールスター直前!MLB前半戦の主役たち」より~

4打数・3安打・1打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 86 328 105 14 70 .320 .384 .530 .915
AL - - 7位 22位 5位 6位 11位 12位 10位
松井:5番・レフト先発出場
先発:R・ジョンソン【W,9勝6敗】(IP:6.0 H:9 R:3 ER:3)

「対戦ピッチャー」
・vs ウェストブルック(R)【Career:6-2 avg .333】:第1・2・3打席
・vs サワーベック(L):第4打席

第1打席0-0-1 ランナー:なし 初球、真ん中低めへ高速で沈んでいくシンカー(148km/h)を打つも、芯を外されゴロで二遊間に飛ぶ。セカンドが追いつくが投げられずセカンド内野安打。かなり差し込まれ気味だったが飛んだところが良くラッキーなヒット。

その後、満塁となりフラハティが犠牲フライを放ち松井がホームに還り1得点。

第2打席2-1-0 ランナー:なし 初球、真ん中高めに速球(147km/h)が決まってストライク。2球目、インコース低めに変化球(140km/h)が外れてボール。3球目、高さは真ん中インコースへの変化球?(143km/h)が外れてボール。4球目、真ん中やや外角寄りに甘く入ってきた微妙に変化するシンカー(148km/h)をいい当たりで捉えるもショート正面へ。難しいバウンドになりショートのエラーで出塁。ややバットの根元寄りに当たり、芯を外れて詰まったような打球だった。しかし、今日も松井の間合いでボールを呼び込めていて、甘い球が来たら逃さないといった安定感を打席の中で感じた。

その後、ジアンビが2ランホームランを放ち3-2と逆転に成功。

第3打席1-1-2 ランナー:一塁・二塁 初球、インコースへの変化球(143km/h)を打ってファール。2球目インコース低めへの大きく外れる変化球(135km/h)を打ちにいくもバットをかろうじて止めてボール。3球目、高さは真ん中インコースへの変化球(143km/h)を引っ張り、痛烈な当たりでライト線ぎりぎりに入るタイムリー2ベースヒット
解説・高橋氏の話:「これは体が開かなかった。我慢してボールを体の近くまで呼び込んでスイングをしていた。したがってファールにならなかった。調子が悪いときは体が開いてファールになってしまう。」
ここで4-3と勝ち越す。インコースへの難しい球だったと思う。バットがボールに当たる直前までバットの根元に当たるんじゃないかと思える様な位置関係なのに、ミートの瞬間体の鋭い回転によって体の前でボールを払うようにしてバットの芯に当てていた。解説によると「ボールが当たった後のフォロースルーがいい。余裕を残してスイングしている。また、軸足に体重が残っているからスイングしても打球がファールにならない。体が前へ突っ込んでいないということだろう。」ということだった。ミートするまではコンパクトなスイングで、その後大きなフォロースルーへ移行していた。しかもバットを振り切るまで頭の位置が残り、軸がブレていなかった。

その後、2死満塁としシエラのタイムリーで更に2点を追加する。

松井のコメント「甘いスライダーを打った。スライダーを狙っていたわけじゃないけど、甘く入ってきて体がしっかり反応してくれたという感じ。大事な場面だったし、僕の中ですごくいいヒットだった。非常にいいバッティングだったと思う。(大事な場面でも)意識することはない。逆に、いつもと変わらないようにと思うことかな。」

第4打席0-2-1 ランナー:一塁 外角いっぱいの変化球?(138km/h)を見送ってストライク。2球目、外角低めへ大きく曲がるカーブ(122km/h)にタイミングが合わず空振り。3球目、外角低めへ逃げていく変化球(121km/h)に対し一瞬タメを作り、泳がされながらもバットにボールを乗せライト前に運ぶヒット。変化球に対してこのような打球が打てるという事は、バッターボックスの中で余裕があり、揺ぎない間合いが取れているんじゃないかと思う。スイングに遊びがあるといった感じ。

試合のほうは、8回裏にシェフィールドの3ランホームランが飛び出し試合を決定付ける。最後はリベラが危なげなく試合を閉めた。R・ジョンソンは5回まで毎回先頭ランナーを出し、ヒット9本を打たれ苦しいマウンドだったが、何とか踏みとどまりゲームを作る。
ヤンキースは7月を7勝2敗で乗り切り最高の形で前半戦を終えることが出来た。後半戦、まだまだレッドソックスには苦しめられるだろうが、いいチームの雰囲気を保ちつつ粘り強く頑張って欲しいです。

松井は6月半ば以降驚異的な追い上げでバッティング成績を回復してきた。今の成績はあの苦しんだ松井の姿からは想像もできないような素晴らしいものとなっている。やっぱり松井は松井。しかし、その成績にも安心することなく常に準備を怠らない松井の姿が思い浮かぶ。今のゆったりとボールを呼び込むタメが出来ている限り今後も松井の逆襲は続いていくのでは。たとえ調子を崩すことがあっても必ず乗り切ってくれるはず。
今日の試合を見ても松井のチームの役割の大きさが良く分かる。後半戦も頑張れ~、松井!!!!!!

<松井のコメント>
・「打点も挙げチャンスメイクも出来て、ゲームもいいゲームだったし非常にいい一日になった。」
・(前半戦の成績について聞かれ)「まだ途中だからなんとも言えないが、結構波があった前半戦だったなといった感じ。まだまだ半分あるし上がいるので、早く我々が上にいけるよう頑張りたい。だいぶレッドソックスの背中が見えてきた。オールスター明けから大事な試合が続くのでしっかり準備していきたいと思う。」
・「内容のいい打席が多い。打率も着実に上がって、今はいい状態です。打点もチームは僕に期待していると思うのですが、前に出塁率のいいバッターが並んで、たまたまいい場面で回ってくることが多いだけです。」

<サイトの記事>
敵地ボストンへの移動日も含めると、3日間の球宴休みがある。「まったく予定を立てていなかったので、これから相手してくれる人を探します」と話したが、トーリ監督は「松井のことだから、必ず打撃練習をするだろう」と含み笑い。松井はこれを受け、「じゃあ報道陣のみなさん、ヤンキースタジアムで張り込んでいてください。みんなオールスターでいないんだよね。来よう! じゃあいつ来ようかなあ」と、周囲の笑いを誘った。
~(夕刊フジ)~

先日、松井にはオールスター期間中休んで欲しいと書いてはみたものの、3日間の試合のないブランクはどう影響するのだろうか。「打撃が好調なだけに、3日間も試合から離れるのは嫌な感じがするのでは?」という問いに松井は、「多分、野球選手はどんなに調子がよくても休みって言われたら、うれしいと思うよ。」と話している。気分転換と軽い練習で心も体もきっちりリフレッシュして、再びグランドに戻ってきてくれるに違いない。前半戦、お疲れ様でした。

4打数・1安打・3打点・1本塁打  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 85 324 102 14 69 .315 .380 .525 .905
松井:5番・レフト先発出場
先発:メイ【L,1勝4敗】(IP:4.1 H:8 R:7 ER:7)

「対戦ピッチャー」
・vs エラートン(R)【Career:3-1 avg .333】:第1・2・3打席
・vs ローズ(L):第4打席

第1打席0-0-2 ランナー:なし 前の打席、シェフィールドとロドリゲスが連続ホームランを打ったの後の松井の打席。初球、高さは真ん中外角への速球(147km/h)を打ち上げてしまいレフトフライ。最後まで崩されることなくきっちりと振り切っていた。いいスイングだったと思う。同じようなコースをロドリゲスは逆方向へ打ち、打球に伸びがありホームランにした。松井もロドリゲスもしっかり踏み込んで打っていたが、よりロドリゲスの方が打球に体重が乗っている感じだった。

第2打席3-2-0 ランナー:なし 初球、真ん中低めへの変化球(121km/h)を見てストライク。2球目、インコース高めに速球(143km/h)が外れてボール。3球目、高さは真ん中、インコースへの速球(145km/h)を体の前でさばいていい当たりだったがファール。4球目、5球目、高めに速球(147km/h)が外れてカウント3-2。6球目、3球目と同じようなインコースへ速球(145km/h)が来る。3球目よりやや真ん中寄りだったかもしれない。その球を打ってライト線ぎりぎりへの痛烈な当たりを打つもファール。若干開きが早い分ファールになってしまうのか。しかし、ファールにはなっているものの、インコースの速球に対してもゆったりとしたテイクバックでしっかりとタメが出来ていた。非常にいい形でバットが振れているんじゃないかと感じた。7球目、インコース高めの速球(147km/h)を体の回転によりコンパクトに振り抜いていい当たりで捉えるも飛んだところが悪くライトフライに倒れる。松井は調子がいい時、高めの難しいコースを独特のスイングで捉える。この打席もインコース高めに対し、右肩を引き左肘をたたんで上からしっかり叩いていた。一時期インコースに対して詰まることが多かったが、打つポイントを修正してきているんじゃないかと感じた。どんな球に対しても自然と体が反応するいい状態にあるのでは。

解説・与田氏の話:「上下動が少なくなり目線をしっかり安定させることが出来、ピッチャーの投げたボールを線としてじーっと待てている。」

第3打席1-2-1 ランナー:なし 初球、外角いっぱいへのカーブ(118km/h)を見送ってストライク。2球目、真ん中ややインコース寄り低めへのカーブ(122km/h)を見てストライク。2球で追い込まれる。3球目、外角に変化球(134km/h)が大きく外れてボール。4球目、高さは真ん中、インコースへの速球(145km/h)を打つもやや窮屈な打ち方になり詰まらされた。振り切っていたのでライトの前に落ちるかと思ったが浅いライトフライに倒れる。

解説・与田氏のコメント:「ボール自体は、カウントによって松井の対応できない所ではなかったが、カーブを見せられ追い込まれたことによって反応が少し遅れたのでは。」

matsui_050709_14homerun 第4打席1-0-1 ランナー:一塁・二塁 8回裏、3-7で4点を追うヤンキース。一死一・二塁の場面で松井に打席が回ってくる。今日の松井の状態を考えたら一瞬ホームランが頭をよぎった。初球、外角低めに速球(150km/h)が外れてボール。2球目、真ん中ややインコース寄り高めへの速球(150km/h)を完璧に捉えライナーでライトスタンドへ突き刺さる大きな第14号3ランホームラン。これで1点差に追いつき、松井はカーテンコールにヘルメットを取って応える。ボールをポイントまでしっかり呼び込み、タイミングがバッチリ合ったホームランだった。150km/hの速球にも振り遅れることなく1球で甘い球を仕留めたのは、松井の状態の良さを物語っているのかも。

松井のコメント:「真ん中高めの甘い球を完璧に打つことが出来た。状態はいいと思う。」

1点差のまま勢いに乗って9回裏を迎えたかったところだが、9回表にインディアンズに1点追加され2点差にされてしまう。

9回裏、シエラのソロホームランで再び1点差。その後、無死一塁・二塁となりカノーの打席。カノーに若さが出てバント、ヒットエンドランが成功せず、最後は併殺打に倒れてしまう。シェフィールドが四球で出塁しなおも一塁・三塁となりロドリゲスに打席が回る。しかし、ショートゴロで試合終了。

あと一人、塁に出ていれば最高の場面で松井の打席が回っていた。今日の松井は、ゆったりとしたテイクバックでボールを自分のポイントまで非常にいい形で呼び込めていたし、バットも振れていた。それだけに5打席目どんなバッティングをしてくれるのか是非見たかった。スポーツに「たら・れば」は無いけれど、試合終了後、色んな「たら・れば」が頭に浮かんできて悔しさが倍増した。やはり、9回表の1点が大きく響いた。9回表リベラの投入という選択肢は無かったのだろうか。

ヤンキースの連勝は6でストップ。明日の試合は絶対に落とせない。頑張れ、ヤンキース&松井!!

matsui_interview_050709
「自分で素振りするときなんかいろんなことを意識している。例えば軸足を意識したり、テイクバックの位置をしっかり意識したりとか、そこからのスイングだとか。ボールを打っていない時は、いろんなことを意識できる。まあでも僕は一番大切なのは、打ちにいくまでのボールを見る時間だと思っている。しっかり体重が残って打ちにいく体勢がしっかり出来る。トップも自分の一番いいところに決まる。後はボールが自分のポイントに来たら打つ。それだけだから打ちに行くところまでが最も意識する部分。」

~BS1「7月9日 アメリカ大リーグ・インディアンス×ヤンキース 」より~

解説・梨田氏の話:「松井は強く叩こう、遠くへ飛ばそうという意識が働いた時、かなり上体が突っ込むことがある。突っ込みすぎて距離が取れないから軸足が折れた感じになったりする。それが右足を捻挫して以来、自然体で立てていて軸足に上手く残って前へ突っ込んでいない。ボールとの距離が非常に良く取れるようになった。調子を落としてくるとボールが見えている時間が短く、タイミングが計れなくなる。ピッチャーがモーションを起こしてからどれだけボールを長く見られるかが重要。」

4打数・1安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 84 320 101 13 66 .316 .382 .519 .901
松井:5番・レフト先発出場
先発:王建民【W,6勝3敗】(IP:6.2 H:7 R:3 ER:3)

「対戦ピッチャー」
・vs リー(L)【Career:3-1 avg .333】:第1・2・3打席
・vs ウィックマン(R):第4打席

第1打席0-0-0 ランナー:一塁 初球、外角やや低めへの速球(147km/h)を打つもバットの先に当たりライトフライ。やや体が前に流れ気味で泳がされた形になり、当てただけのバッティングになった感じ。
解説・梨田氏の話:「少しタイミングが合わないままに振ってしまった。初球にしては自分のスイングが出来なかった。探りながら振ってしまった印象。」

第2打席1-2-1 ランナー:一塁・二塁 初球、真ん中ややインコース寄り高めの速球(142km/h)を見送ってストライク。 2球目、高さは真ん中、インコースへの速球(148km/h)を打ってファール。やや差し込まれていて松井のポイントでは打てていなかった。3球目、カーブ(122km/h)が大きく外れてカウント1-2。4球目、外角低めに沈むチェンジアップにタイミングを外され空振り三振。52打席ぶりの三振を喫する。最後の球はキレがあり素晴らしいボールだった。松井は自分の間合いを取らせてもらえず、不意を突かれた感じだった。

第3打席1-0-0 ランナー:なし 初球、内角低めへカーブ(118km/h)が外れてボール。2球目、真ん中やや低めへの速球(143km/h)を鋭く振り抜いて右中間を破る痛烈な2ベースヒット。ゆったりとボールを呼び込み、最後まで軸足に重心を残しつつ振り抜く松井の理想とするバッティングだったんじゃないかと思う。

その後、3塁まで進みポサダの犠牲フライで追加点を挙げる。この1点が今日の勝利に繋がる。

松井のコメント:「甘い球ではなかったけど、いいバッティングができた。直球が微妙に動いて、あそこ(6回)まではとらえられなかった。」

第4打席1-0-0 ランナー:一塁 外角高めへ逃げていく速球を打つもショートゴロ併殺打

僕の勝手な印象としては、今日の松井のバッティングを見ると全体的に少し体が重いのかなと感じた。試合前から雨が降り、重苦しい空気の中20分遅れで試合が始まったためにそう感じたのかもしれない。ここ最近のイチローのバッティングのキレ、躍動感は目を見張るものがある。松井にもイチローから受ける印象と同じような勢いが出てきたらいいな。

今日、オリオールズがレッドソックスに負け、ヤンキースがア・リーグ東地区2位に浮上した。去年プレーオフでレッドソックスに負けて以来、ヤンキースにとってレッドソックスは大きな壁のようなイメージがある。オールスター明け、いきなりレッドソックスとの4連戦が待っている。ヤンキースがレッドソックスと相対して悪いイメージを払拭し、どれだけ力を発揮できるか今から観るのが怖いようでもあり、楽しみでもある。今後の展開を占う上でも重要な試合となるはず。明日とあさっての試合、いい形で終えてレッドソックスとの戦いに備えたいところ。

4打数・1安打・1打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 83 316 100 13 66 .316 .383 .519 .902
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ【W,9勝5敗】(IP:7.0 H:6 ER:2)

「対戦ピッチャー」
・vs ミルウッド(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs カブレラ(R):第4打席

第1打席2-2-2 ランナー:なし 初球、外角低めへの速球が決まりストライク。2球目、3球目、内角低めへスライダー(140km/h、138km/h)が外れてボール。4球目、外角いっぱいに決まる速球(151km/h)をカットしてファール。5球目、真ん中インコース寄りへの速球(148km/h)を打つもバットの芯よりグリップ側に当たり、詰まらされショート正面へのゴロ。バッテリーは内角、外角をまんべんなく攻めていくといった印象。最近、内角の球に対して詰まらされることが増えてきた。やや差し込まれ気味だったかも。

第2打席3-2-1 ランナー:なし 初球、外角高めへ速球(151km/h)が外れてボール。2球目、真ん中低めへの速球(151km/h)を打ちにいってバットを止めるが、振ったとしてストライクの判定。松井もこの判定には驚いていた。どう見ても振ってなかったのに・・・。3球目、外角への変化球(122km/h)を見送ってボール。4球目、真ん中への速球(153km/h)を打ってファール。速球にやや押されていた。5球目、高めに速球(150km/h)が外れてボール。6球目、真ん中インコース寄りへの手元で微妙に変化するチェンジアップ?(138km/h)を打ってファーストゴロ。変化球に完全にタイミングを外され泳がされた中でボールにバットが当たった感じだった。最近の松井には珍しくタメを作れていなかったのでは。相当速球に意識があったかもしれない。

第3打席1-1-1 ランナー:一塁・二塁 初球、外角高めへの速球(150km/h)をカット。2球目、外角高めへ速球(151km/h)が外れてボール。3球目、外角ぎりぎりの速球(151km/h)にめいいっぱい腕を伸ばし捉えた打球は二遊間を抜けるセンター前タイムリーヒット。貴重な追加点を挙げる。これまで速球に対し押され気味だったのが、一転振り遅れることなくきっちり捉えていた。しかも150km/hを超える外角の球をセンターに弾き返すなんて驚きだった。松井の対応力の高さが光った。
解説によると「コンパクトに振れている。あの球をセンターに打ち返すのは松井の調子がいい証拠。調子が悪いときは、ファールかレフトへの力のない打球になっていただろう。」という話だった。速球に的を絞っていたためにテイクバックから間の取り方がしっかり出来ていた気がする。大振りせずコンパクトに打ち返した松井の勝利。

松井のコメント:「飛んだところも良かったけど、いい打撃だった。後続の打者も点をとってくれたので、試合の流れの中では大きなヒットだったと思います。」

トーリ監督のコメント:「あの場面でよくつなげてくれた。」

第4打席2-1-2 ランナー:一塁 初球、外角への速球(148km/h)が外れてボール。2球目、外角低めへ速球(150km/h)が外れてボール。3球目、外角への速球(151km/h)を見送ってストライク。4球目、真ん中やや低めへ甘く入ってきた速球(150km/h)をいい当たりで捉えるもセカンド正面へのゴロ。タイミングの取り方はよかったが、若干芯を外されていたかもしれない。しかし、松井の形で打てていた。
解説の方は、松井の好調は続いていると言われていた。それを信じたい。

松井のコメント:「(オールスター戦まで)あと3試合いい形で終わりたい。」

松井は今日のヒットで8試合連続安打、33試合連続出塁、3試合連続打点、今季100安打を記録。シーズンのほぼ半ばで早くも100安打達成は凄い。今後も、200安打に迫るくらいコンスタントにヒットを重ねていってくれることを願っています。【2003年・179安打、2004年・174安打】頑張れ、松井~!!

ここのところ、ジアンビの勢いが止まらない。今日も1本のホームランを含む3打数2安打2打点。ここ4試合で12打数8安打、打率.667、本塁打4本、打点7。ヤンキース5連勝に大きく貢献し、間違いなく打線を引っ張っている。ジアンビの復活で打線に断然厚みが増し、攻撃力アップ。おそらくジアンビの復調をチーム全体で喜び、チームの雰囲気が良くなってきていると思われる。この調子でこの4連戦スイープだ!ってそうは簡単にいかないか。(笑)
頑張れ、ヤンキース!!

今日、2012年ロンドン夏季五輪の競技から野球が除外されるという悲しいニュースが入ってきた。前々から除外の対象に野球が挙がっていたのは聞いていたが、とうとう現実のものとなってしまった。野球はサッカーに比べ地域に根付くのに時間がかかるというのが、世界に普及していかない原因なのかもと考えてみたりした。やはりヨーロッパで野球が盛んでないのは(イメージで言ってます。(^^);)大きく除外の判断に影響したのかも。ヨーロッパではサッカーが大きな力を持っているので仕方ないとしても、今後、中国では是非とも野球文化が根付き、優秀な選手がどんどん排出されていって欲しいと願っています。
オリンピックで野球が無くなった今、ワールドベースボールクラシックは絶対に成功して欲しい。今のところ北中米、アジア、欧州、アフリカ、豪州などから16カ国・地域が参加する国別対抗戦ということだが、今後更に参加する国が増えていけばいいな。
<ワールドベースボールクラシック出場予定国>

4打数・3安打・3打点・1本塁打・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 82 312 99 13 65 .317 .385 .522 .907
松井:5番・レフト先発出場
先発:【W,8勝6敗】(IP:7.0 H:7 ER:2 SO:8)

「対戦ピッチャー」
・vs R.ロペス(R)【Career:25-4 avg .160】:第1・2打席
・vs S.リード(R):第3打席
・vs ボールドウィン(R):第4打席
・vs クライン(L):第5打席

第1打席1-0-2 ランナー:二塁・三塁 センターフライに倒れる。

第2打席0-0-1 ランナー:一塁・二塁 初球、真ん中外寄りの速球(143km/h)を打ってレフト前へのタイムリーヒット。自分のバッティングの型の中にボールを呼び込み、軸が全くぶれることなく打っていた。また、松井の理想とするゆったりとしたタイミングの取り方で長くボールを見ることが出来ていて、その後鋭いスイングで強くボールを叩き確実にヒットになっている。確率よく芯で捉えるために長くボールを見極めたいが見過ぎると差し込まれてしまうというジレンマがあるが、今の松井はそれに上手く折り合いをつけて非常にいいポイントで打てているのではないか。

第3打席1-2-0 ランナー:なし 追い込まれてから外角低めぎりぎりに沈むツーシーム(137km/h)を打ってレフト前ヒット。体の開きを抑えて外角の球に逆らうことなく流し打っていた。厳しいコースを技ありのヒット。

松井のコメント:「難しい球だった。追い込まれたから、ああいう打撃ができたのかもしれない。ああいうボールはあの打撃が一番確率が高いと思う。」

matsui_050705_homerun 第4打席1-0-1 ランナー:一塁 真ん中の速球(140km/h)を捉えライトスタンド3階席に届く特大の第13号2ランホームラン。今回のホームランは上手く説明できないが、今までのホームランとは一味違うという印象を受けた。あまりにも完璧なスイングと完璧な当たりですべてがスローモーションのように見えた。このあまりにも非の打ち所のないバッティングに思わず笑いが出てしまった。微動だにしない安定した下半身の上でフォロースルーの最後まで軸が一切ぶれることなく、更に全く余分な力が入っていなくリラックスしたスイングでバットを振り切っていた。
また、ボールをしっかり呼び込んでいてボールの方が松井の打つポイントに吸い込まれていくようだった。これだけあらゆるバッティングのいい要素が奇跡的にすべて揃うと、三階席まで届く飛距離が出るんだなぁという事を知った。 よく上からボールを叩くと言っていたが、今回のホームランに関しては特にバットがボールの軌道に入る角度が絶妙だったのではないかと思う。

松井のコメント:「甘い球をしっかり打てた。素晴らしいホームランだった。」

第5打席3-0-1 ランナー:なし ストレートの四球を選ぶ。

オリオールズは3回までに3つのエラーを犯し自滅したという印象を受けた。らしくないプレーが続いた。オリオールズのロペス選手は「I just made some bad decisions out there. When you do that against a team like the Yankees, you are going to pay for it. It was just a bad day.」とコメントしている。

ヤンキースはジアンビ(8号)、シェフィールド(15号)、A.ロドリゲス(21号)、松井(13号)と主力が揃ってホームランを放った。打線の復調を感じさせる試合だった。

トーリ監督のコメント:「ランディの好投が試合にいい流れを持ち込んでくれた。ジアンビもいいね。彼は一生懸命に練習をしてきた。さらに調子を上げてくれるだろう。」

4回裏、シェフィールド(打点64)が第15号3ランを放ち打点で一気に松井を抜き去ると、負けじと松井(65打点)もタイムリーヒット、2ランホームランで3打点を稼ぎシェフを抜き返す。2人の活躍を見ていると頼もしくもあり、非常に燃えてくるものがある。コンスタントに結果を残し、またここ2試合連続3ランホームランを打った優れたバッターであるシェフに戦いを挑んで(勝手に思っています。)引けを取らない結果を残している松井は、同じ日本人として誇りに思う。そして、今日ついに松井がシェフィールドをOPSの部門で抜いた。松井がOPS.907(AL10位)【OBP.385+SLG.522】、シェフィールドがOPS.906(AL11位)【OBP.394+SLG.512】。シェフィールドと比べややバッティングに波がある松井。出来るだけシェフィールドに食らい付いていって欲しいなぁと思います。
頑張れ~、松井!!感動をありがとう。

<ニュースサイトの記事>
 4月半ばからの長い不振の間「スイングを良くしようと思ったら、スイング以前が大事」と言い続けた。答えを見つけたのは6月10日の打撃練習中だった。テークバックの頂点を高く取ることで、球を待つ間のバランスが崩れなくなった。バランスが保てれば、バットは自在に出る。
 「投球に対していい対応ができているということ」。球は投手の手を離れてから約0・4-0・5秒で捕手に届く。バランスをものにした松井秀は、その短い間にいったいどれほどのことを考え、実行できるのか。1カ月前とは比べられないほど多くのことであるのは確かだ。
~(共同通信社)~

<追記>
今季5月以降で最高となる3割1分7厘にまで打率を上げた。ア・リーグの打撃成績ではメジャー3年間で最高となる7位まで順位を上げた。

4打数・2安打・2打点・1本塁打・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 81 308 96 12 62 .312 .379 .510 .889
松井:5番・レフト先発出場
先発:スターツ(IP:3.2 H:3 ER:4)

「対戦ピッチャー」
・vs チェン(L)【Career:13-2 avg .154】:第1打席
・vs ウィリアムズ(R):第2打席
・vs バーダク(L):第3打席
・vs レイ(R):第4打席
・vs ライアン(L):第5打席

matsui_050704_homerun 第1打席1-1-2 ランナー:なし 1回表、シェフィールドが3ランホームランを放ちヤンキースがいきなり先制。この時点でシェフィールドの打点が61で松井を追い抜く。そして松井の打席、内角低めへの落差のあるカーブ(108km/h)をすくい上げライト3階席手前の壁に当たる特大の第12号ソロホームラン。シェフィールドに打点を抜かれて松井の心に火がついたのか(勝手にそう思ってます。^^)このソロで松井の打点も61となりシェフに並ぶ。
昨日のカーブにタイミングが合わず打ちあぐねていた松井とは別人のようなバッティングだった。右足をステップした後ワンテンポ、タメを作って回転によって体の前で完璧にさばいていた。100km/h台の緩い、しかも変化の大きいカーブにタイミングを合わせ芯で捉えるというのは、相当高い技術を必要とすると思われる。さすが松井。

松井のコメント:「いい状態で待てている。(打ったカーブについて)あの辺から来るカーブはたまりやすい。いいバッティングでした。自分の一番好きなポイントで打つことが出来た。」

第2打席3-2-1 ランナー:なし 7球目、真ん中のストレートを詰まりながらもセンター前ヒット。スイングが力強くてバットが振れている印象を受け状態の良さを感じる。グッとボールを自分のポイントまで呼び込んでいて、いいタメが出来ていたのではないか。
第1打席と第2打席のヒットの後、自然と松井から笑顔がこぼれた。納得のいくバッティングが出来ているんだろうなぁと思われ嬉しくなった。

第3打席3-2-0 ランナー:なし フルカウントから7球目を打ってフェンス手前への大きなライトフライに倒れる。

第4打席3-2-2 ランナー:一塁 フルカウントから四球を選ぶ。

第5打席0-2-1 ランナー:一塁・三塁 6-8と逆転されヤンキースが2点を追う8回裏。いきなりジアンビが先頭バッターでこの日、2本目のソロホームランを放ち1点差に詰め寄る。ここからヤンキースの怒涛の攻撃が始まる。1死満塁となりロドリゲスが四球を選び押し出し。同点に追いつく。なおも満塁でここ最近、勝負強さを発揮している5番ウィリアムスが登場。プレッシャーを諸共せず2点タイムリーを放ち逆転に成功。ウィリアムズは試合の大事な場面で必ずヒットを打ってくれるというイメージがある。今の松井の打順は6番だが、やはり5番の方がチャンスで回ってくる機会が多いような気がする。だから松井に5番に入って欲しいなぁと思っていたが、今日のウィリアムスのヒットで当分5番はウィリアムズのものとなりそう。
1死一塁・三塁で松井の打席。3球目、外角低めの速球を打ってショートゴロエラー。最近クラッチヒッターとしての松井が鳴りをひそめている感じ。しかし、三塁ランナーが生還し松井に打点がつく。エラーでも打点がつくとは知らなくて、思いがけない打点に嬉しさがこみ上げてきた。ラッキー!!

その後も2点を追加し、ヤンキースがこの回7点を奪い試合を決めた。

松井のコメント:(打撃について)「特別良くもなく、悪くもなく。ここ数週間いい状態が続いているけど、トータルすると…。」

この試合、2回までにヤンキースが6点を奪い楽勝かと思われたが、その後ヤンキースの投入するピッチャーがじりじりと点を取られ、とうとう7回表に逆転を許してしまう。8回までに4人のピッチャーを送り出しヒット8本、四球8個、8失点。ヤンキースのブルペンの不安定さが露呈してしまった試合となった。一方、オリオールズもこの試合7人のピッチャーを投入し小刻みな継投をしていた。松井は全打席対戦するピッチャーが違うという珍しい試合となった。

今日の試合が81試合目。ヤンキースは貯金3で前半戦を折り返した。オリオールズに追いつくには明日の試合が重要になってくる。負けられない試合。今日のような最後まで諦めない魂のこもった試合を期待。GOGO、ヤンキース!!

女子プロゴルフの宮里藍選手が、アメリカで行われた大会の後ヤンキースの応援にスタジアムに訪れた。試合後、松井選手とついに初対面?を果たす。藍ちゃんが観戦している前で飛び出したホームラン。宮里選手は「鳥肌が立ちっぱなしでした。凄かったです。(世界の舞台で戦う松井秀の姿に)並大抵の努力ではないと思う。あこがれます。」と興奮気味だった。
なんだか藍ちゃんが幸運の女神で、ヤンキースにいい流れを持ってきてくれたのかなと感じた。藍ちゃんと松井選手が今日出会ったことで、松井選手にもこれから更にいい流れが来そうな予感!頑張れ、松井選手&藍ちゃん!!

4打数・2安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 80 304 94 11 60 .309 .376 .500 .876
松井:6番・レフト先発出場
先発:王建民【W,5勝3敗】(IP:7.0 H:5 ER:0)

「対戦ピッチャー」
・vs ロバートソン(L)【Career:7-1 avg .143】:第1・2・3・4打席

第1打席0-1-2 ランナー:なし 初球、真ん中ややインコース寄りの速球(142km/h)を見送ってストライク。2球目、インコース低めへの速球?(142km/h)を打つも当たり損ねでボテボテのファーストゴロ。右足をステップするために上げて、その下ろし方が若干早い気がした。絶好調の時はゆったりと足を下ろし、若干のタメがありボールを呼び込んでからバットの振り出しがあった。この打席ではそのボールを呼び込むタメを作り切れずに淡白なバッティングになったのではないか。ロバートソンとは対戦成績が悪いのもあるし、左投手ということもあってタイミングが取りにくいのかもしれない。

第2打席1-2-2 ランナー:一塁 初球、外角高めに速球(140km/h)が外れてボール。2球目、高さは真ん中インコースへの変化球(138km/h)を打ってファール。3球目、外角低めへのカーブ(129km/h)に完全にタイミングを外され空振り。4球目、真ん中への山なりの変化球(126km/h)を打ち上げて当たりとしてはアウトだったが、飛んだ場所が良くてライト前前ヒット。変化球に対して体の開きが早く外に流れ気味だったが、なんとか引き付けて打っていた。

第3打席1-2-2 ランナー:なし 初球、真ん中低めに決まるカーブを空振り。2球目、外角高めに抜けたカーブを見送ってボール。3球目、真ん中インコース寄りの速球を見てストライク。4球目、インコースやや高めへの速球?を打ってしぶとくセカンドの横をゴロで抜けるセンター前ヒット。インコースの球に対して窮屈そうなスイングでバットの根元寄りに当たり、やはり詰まり気味だった。マルティネスはインコースをホームランにするのが非常に上手い。最短距離でバットを出し、しっかり上から叩いてホームランにする。この打席の松井は若干アッパースイングになり打つポイントが近かったのではないかと感じた。インコースの球は差し込まれることなくしっかり体の前でさばくことが重要なんじゃないかとマルティネスのバッティングを見て思った。

第4打席1-2-1 ランナー:なし 初球、インコースへの変化球?が外れてボール。2球目、外角低めへカーブが決まってストライク。3球目、真ん中低めへの落差のあるカーブを待ち切れずに空振り。4球目、高さは真ん中インコースへのカーブ(124km/h)を打つも当たり損ねでファーストゴロに倒れる。この打席、徹底的にカーブで攻められた。タメを作って打っていたが相当この緩い球にタイミングを合わせるのは難しそうだった。それにしても松井は空振りはするものの、最後は必ずボールにバットを当てて前に飛ばしてくれる。だからどの打席もヒットの可能性を期待して見ることが出来る。ここ20試合、75打席中三振はわずか4つ。これは凄い数字だと思う。それだけボール球には手を出さずボールが良く見えている今の松井選手の調子の良さと、元々のボールをミートする技術力の高さを表しているのではないか。

松井のコメント:「最初のヒットは完全に泳がされた当たりで落ちたところが良かった。2本目のヒットもちょっと詰まったがいい所に飛んでくれた。今日はラッキーだった。」

今日はヤンキースにとって珍しい試合となった。3点以下の得点で初めての勝利。80試合目にしてやっと勝つことが出来た。それを達成したのが新人の王建民というのが意外だったような気持ちもあるし、これまでの出来を考えると王がこのロースコアでの勝利をもぎ取ったことは納得というところもある。打線が打てなくてもピッチャーが引っ張っていくゲームが増えてくれば、貯金も順調に伸びていくはず。

松井はこの2試合、ヒットは出るもののヒットの時に限って得点圏にランナーがいなく打点に繋がっていない。このところのヒットは、当たりが悪くても飛んだ場所が良かったりしてラッキーな部分が多かった。その分、打点の面では少しツキが無かったのかなぁと思ったりした。今、松井は2塁打が通算23本でア・リーグ3位(1位はオリオールズのテハダで25本)。明日からのオリオールズ戦、テハダの頭上を越える気分の晴れるような痛烈な当たりの2塁打が見たい。頑張れ~、松井!!

松井選手が昨年に続いて「32番目の男」を選ぶ最終ファン投票の候補(各リーグ5人)にノミネートされたらしい。松井にはオールスター期間中どうしても休んで欲しいので、一番選ばれる確率の高いと思われるジーターに一票入れてみました。
それにしても32番目の男を決める意味があまり良く分からない。選ばれても去年の松井はぎりぎりで最後の方ちょこっと出るだけだったしなぁ。扱いとしては厳しいものがある。

4打数・2安打・0打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 79 300 92 11 60 .307 .374 .500 .874
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ(IP:6.0 H:7 ER:4)

「対戦ピッチャー」
・vs ダグラス(R)【Career:5-2 avg .400】:第1・2・3打席
・vs ウォーカー(L):第4打席
・vs パーシバル(R):第5打席

第1打席1-0-0 ランナー:なし 初球、インコース低めに速球が外れてボール。2球目、高さは真ん中、インコースへの変化球?に対して詰まりながらも振り抜いた当たりは、僅かにサードの頭上を超えてショーと内野安打。かなり差し込まれていたがラッキーなヒットだった。こういうヒットからバッターはどんどん調子を掴んでいくらしい。

第2打席0-0-0 ランナー:一塁 初球、真ん中高めに入ってきた変化球(119km/h)をやや強引に打った感じでセンター前にポトリと落ちるヒット。体の開きが早くボールを捉えた瞬間には腰が完全に正面を向いていた。そのため最後は腕の力だけでセンター前まで持っていった感じだった。それがやや強引という印象を受けた理由かもしれない。遅い変化球だったために開きが早くなってしまったと思われるが、それでもしっかり対応できるのはそれだけいいタイミングの取り方が松井の中で出来ているのかも。

その後、一塁・三塁となりポサダのショートゴロの間に1点を先制する。

第3打席3-1-0 ランナー:一塁 外中心の攻めで四球を選ぶ。

その後、二塁・三塁となりウィリアムズのタイムリーで松井も生還し2点を追加。4-3とタイガースに1点差に追いつく。松井の選んだ四球は貴重なものとなった。

第4打席1-2-2 ランナー:二塁 松井の打席の前にシェフィールドがタイムリーを放ち、ヤンキースが4-4の同点に追いつく。勝ち越しのチャンスで松井に打席が回ってくる。シェフが打点を上げているので松井も負けずにタイムリーを打って欲しいと応援に力が入る。
初球、外角低めへの逃げていく変化球を見送りストライク。2球目、内角への速球?(137km/h)を見送り2球で追い込まれる。いかに松井は左投手の方が打率が良いと言ってもやはり打ちにくそうに見えてしまう。3球目、サイドスロー?(あまり意味は分かっていない)で投げられた変化球(126km/h)が大きく外角に外れてカウント1-2。4球目、外角やや低めへ逃げていくカーブ?(126km/h)にかろうじでバットを当てるも力の無いセカンドゴロに倒れる。久しぶりに外角の逃げていく球に腰が引けて、当てるだけのバッティングを見た気がする。逃げていく球に対してはどうしても追っていく形になり体勢を崩されてしまう。本当に厄介な球。タイミングを外されしかもコースが厳しくヒットにするには難しかったかもしれない。追い込まれていたために仕方ない。残念。

第5打席1-2-1 ランナー:二塁 9回表、4-4の同点で再び勝ち越しのチャンスで松井に打席が回ってくる。初球、ど真ん中への速球(150km/h)を見送る。なぜか松井は手を出さず。打ちにいったら面白かったと思われるが、松井の待っていた球と違ったのか。2球目、インコースに速球(148km/h)が外れる。3球目、外角いっぱいに速球(151km/h)が決まりカウント1-2。4球目、外角低めへの速球(151km/h)をファール。ゆったりとしたタイミングを取らしてもらえず、速球に押され気味。5球目、見逃せばボールかもしれないインコースへの速球(150km/h)に完全に詰まらされショートフライに倒れる。昨日のボンダーマンといいタイガースのピッチャーはインコースを積極的に攻めてきている。これまでなかった攻めに松井も少し困惑しているかもしれない。インコースいっぱいに決まる球はどういう風に打てばヒットになるのかなぁ。普通に打てば絶対、窮屈な打ち方になって詰まってしまうと思う。これからは他球団のピッチャーも内角への攻めが増えてくるかもしれない。昨日はインコースを中心に攻められてもそこばかりを意識しすぎず、自然体でバッターボックスに立ってレフトへのホームランに繋がったと松井は言っていたらしい。内角攻めにもバッティングを崩されることなく対応していけたらいいな。

その後、ウォーマックがタイムリーを放ちヤンキースが勝ち越しに成功する。2度の勝ち越しのチャンスで打てなかった松井もウォーマックのタイムリーで気持ち的に救われたのではないか。ありがとう、ウォーマック!更にウィリアムズの3ランホームランが飛び出し一気に勝負を決める。今日のウィリアムズは5打数4安打5打点と大活躍。凄いの一言。DHに入るようになりバッティングに集中出来ているのがいい結果に繋がっているのかも。

松井のコメント:
・(会心の当たりではない2安打について)「振り切ったからこそ。」
・(試合について)「苦しい試合をものにしたのが大きい。できたことによって、できると信じることができる。」

トーリ監督のコメント:「幸運にも勝率5割で首位がまだ近い。だれもタオルは投げていない。」

トーリ監督、いい事言うなぁ。僕も最後まで諦めずに選手達を信じて応援します。

ニュースサイトにこんな記事があった。
>ニューヨーク・ヤンキースの公式ウェブサイトでは現在、「ヤンキースの6月の最優秀選手(MVP)は誰?」との質問のファン投票を実施。3日午前7時(日本時間)の時点で約1万200票が集まり、およそ51パーセントのファンが松井秀喜外野手をMVPに選んだ。
~(by MAJOR.JP編集部)~

アメリカのファンに松井の活躍が認められた感じがして嬉しくなった。それにしても6月のヒットの量は驚異的だった。37本もヒットを打ってくれて37回喜ばさせてもらいました。でも去年イチローは月間50本以上打ったことを思い出し改めてイチローの凄さを感じる。長い間悩まされた鼻炎からも開放され今の松井は体調が非常にいいように映る。7月もこの調子でファンの印象に残る活躍をして欲しいと思います。頑張れ~、松井!!

4打数・1安打・1打点・1本塁打  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 78 296 90 11 60 .304 .371 .500 .871
松井:5番・レフト先発出場
先発:R.ジョンソン【L,7勝6敗】(IP:5.0 H:9 ER:7)

「対戦ピッチャー」
・vs ボンダーマン(R)【Career:11-6 avg .545】:第1・2・3・4打席

第1打席2-2-2 ランナー:三塁 内角の速球をファールにして、1打席2本のバットを折る珍事件が発生。このファール、芯で捉えることは出来なかったが、ゆったりとボールを呼び込んで非常にいい形でバットが振れていた。その後、カウント2-2から6球目、高めの変化球を打つもセカンドゴロ

第2打席0-0-2 ランナー:一塁・二塁 初球、内角速球を打つもバットの根元に当たってファーストゴロ。バットが折れる。

matsui_050701_homerun 第3打席2-1-2 ランナー:なし 4球目、真ん中外角寄り高めへ逃げていく速球を捉え打球はレフト方向へ。またレフトフライだろうなぁと思って見ていたら打球はぐんぐんと伸びていき、なんとレフトスタンドに飛び込む第11号ソロホームランにしてしまった。それもぎりぎりのホームランではなく、ある程度飛距離に余裕のあるホームランだった。待ちに待った今シーズン初のレフト方向へのホームラン。嬉しくて仕方ない。これまで、ことごとくレフト方向の打球はフェンス手前で失速していたが、これが調子の良さなのかホームランになる時はあっさりホームランになるものなんだなぁと感じた。そんなに強振したようには見えなかった。しかし速球に対し完璧のタイミングで上から強く叩いていた。レフト方向にはここのポイントしかホームランはないというようなタイミングで捉えたのではないか。そのためボールを捉えるミートポイントでグッと左肘を伸ばしボールを力強く押し込むことが出来たと感じた。また、左腰が入って下半身の力がボールにしっかり伝わっていた。今回のホームランは重心がやや高めで、更に重心は軸足に乗りつつもライト方向へのホームランの時より右足により多く体重が乗っていたような印象を受けた。体の回転による飛距離と言うよりはガツンとボールに上からバットをぶつけて体重をボールに乗せ飛距離が出たのかなと思った。
左腕の使い方とバットとボールの距離の取り方の感覚を掴んで、これからたくさんレフト方向へホームランが増えていけばいいな。レフト方向へホームランが出てくればホームランのペースも上がってくるのでは。

第4打席1-2-1 ランナー:なし 4球目、内角低めの変化球を引っ掛けてボテボテのピッチャーゴロ

松井のコメント:「1打席目、2打席目、インコースをガンガン攻められたが、(ホームランになった)あの1球はアウトコース寄りに甘く来たのでそれをしっかり強く打てた。」

試合のほうは、R.ジョンソンが5回を投げ9安打7失点。タイガースの打線が良かったのか、それともR.ジョンソンの調子が悪かったのか。エースがこんな状態では先が思いやられる。
ヤンキースは地区首位と6ゲーム差がつき、地区4位に後退してしまった。このままチーム状態が上がっていかなければオーナーやGMはシーズン中盤で優勝争いを諦め、来季に向けてのチーム作りに動きかねない。何とかオールスターまでにまだ優勝争いが出来るんだというところを見せて欲しいです。ヤンキースの誇りと意地が見たい。ガンバレ、ヤンキース&松井!!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。