ヤンキース松井秀喜バッティングArchives!?

~松井のワールドチャンピオンになるまでの軌跡を見つめていきます~

Hideki Matsui is on fire right now!!
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

4打数・1安打・2打点・1本塁打  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 159 618 185 22 114 .299 .363 .485 .848
松井:5番・レフト先発出場
先発:スモール【W,10勝0敗】(IP:6.2 H:4 R:2 ER:2 BB:5 ERA:3.20)

『対戦ピッチャー』
・vs ビダード(L)【Career:9-3 avg .333】:第1打席
・vs ボールドウィン(R):第2・3打席
・vs フリオ(R):第4打席
・vs グリムズリー(R):第5打席

第1打席0-1-0 ランナー:一塁 初球、外角やや高めへの速球(143km/h)を打ってファール。2球目、外角低めへ逃げながら沈んでいく変化球(127km/h)にやや泳がされ気味で引っ掛けてセカンドゴロ。緩い変化球に体が開き、当てにいったようなバッティングだった。そのため力の無いスイングに見えた。ランナーはきっちり進塁させた。

第2打席2-1-0 ランナー:なし 2球目、外角やや低めへの速球を打ってファール。大島氏:「インコースに意識があったのか目線が早く離れた。体を振っているわけではないが、顔がポイントから早く離れてしまう。ボールが当たるところまで見るくらいあごというか顔を抑えるとヘッドが上手く抜けていく。右の肩にあごを乗せてキープするとバットのヘッドがポイントまで早く出てきて、そんなに手首を使わなくてもヘッドがスパンと抜けてくれる。」3球目、外角高めへ速球(138km/h)を見送ってボール。4球目、外角やや高めへの速球(137km/h)を素直にセンター方向に打ち返すも、打球に伸びがなくセンターフライ。いい形でボールを呼び込み、軸足に重心を乗せて最後まで綺麗に振り切っているように見えた。しかし、意外に打球は伸びていかなかった。僅かに芯を外れて上がりすぎたのかなと思った。

第3打席3-1-1 ランナー:一塁・二塁 四球を選ぶ。

matsui_050929_smile matsui_050929_22homerun 第4打席3-0-1 ランナー:二塁 初球、高さは真ん中、外角への速球(150km/h)を見送ってボール。2球目、外角高めへ変化球(127km/h)が抜けてボール。3球目、外角高めへの速球(153km/h)を見送ってボール。カウント3-0となる。4球目、ど真ん中への綺麗なフォーシームの速球(155km/h)を見逃さなかった。155km/hの速球にも遅れることなく完璧なタイミングで捉えた打球は、ピンポン球のように勢いよく飛んでいく。フックがかかりライトポールを巻くようにしてスタンドへ飛び込んだ。大きな第22号2ランホームラン。久しぶり(9月7日以来)のフェンス越え。忘れかけていたホームランの感覚がよみがえってきて、思わず何度も叫んでいた。いつもより素早くテイクバックを取り、待つ体勢が出来ていたので、早い球に対しても十分なタメがあったのではないかと感じた。また、どっしりと安定した下半身の基、スイングの中で左腕を上手く使い最後の押し込みがあったのでは。今回のホームランはこれまでの前に押し出すホームランとは少し違って、引っ張る力の強いホームランに感じられた。大島氏:「きっちりと体が残り、バットが体の中から外にパンッと鋭く出てきた。ヘッドが速い。」疲れている状況の中でも、これだけのホームランが打てるということは、これまでホームランが出なかったことが不思議なくらい。

松井のコメント:「(あとは)角度だけだった。久しぶりに強く振り抜いたという印象です。このところ打たされる感じが多かったので、振り抜けてよかった。甘いボールでしたし、完璧でした。カウントもあったが、狙いすました感じ。非常にいい感じで振り抜けたから、あした以降にいい形でつなげられたら。この感触があす以降にいい形でつながってくれれば…」

トーリ監督のコメント:「松井のホームランは素晴らしかった。しかし、あの時点で貴重なホームランになるとは思わなかったね。」

これまで苦しんでいた松井が、新たな扉を開いたような気がした。

第5打席2-0-2 ランナー:なし 2球、外角への変化球が外れてカウント2-0。3球目、外角低めへのシュート回転の速球(138km/h)を引っ掛けて力の無いセカンドゴロ。外角の球を打つには開きが早く強引さが出たバッティングだった。外角の球に対して強引さがなぜか目立つ。ボールを見極めるタメを作りきれていないのかなぁと感じた。

<試合内容>
昨日、残り5試合でヤンキースとレッドソックスが同率で首位に並んでいるというのは1949年、1978年に次いで3度目という事だったらしい。

昨日ミーティングでトーリ監督は、「最後まで野球を楽しもう。私たちの運命は私たちが決める。試合に集中すればいい。明日(今日)が大切。」と語っていた。

初回、ジーターが四球、ロドリゲスがヒットで無死一塁・二塁のチャンス。ここでジアンビに3ランホームランが出てチームに勢いを与える。シェフィールドが歩いてシエラが2死三塁からタイムリーを放つ。この回、計4点。
2回表もその勢いを持ってカノーのヒット、ジアンビの四球(ジアンビの四球を取る力は大きな魅力。)のあとシェフィールドにタイムリーが出て1点追加。これで0-5。

5回表、ロドリゲスがヒットで出塁し盗塁を決める。ジアンビが死球で出塁し無死一塁・二塁。松井が歩いて1死満塁。ポサダは四球を選び押し出し。これで0-6。続くシエラ、ウィリアムズが倒れて3者残塁。

7回表、松井に2ランホームランが出てダメ押し。

先発・スモールは、打者の手元で微妙に動く球を駆使して打たせて取るピッチング。2回まで三者凡退に抑え無難な立ち上がりを見せる。3回に3連続四球を与えるなど崩れかけるが、その後も好投を見せ7回までくる。7回裏、再びピンチが訪れる。ランナーを一塁に置いて、2ランホームランを打たれる。更にヒット2本と四球で2死満塁としたところでスモールはマウンドを降りる。スターツがピッチャーゴロに抑えこの回チェンジ。

8回裏、スターツは、四球の後、2ランホームランを打たれる。これで4-8。その後、ゴードンに代わってきっちりこの回を締める。

9回はプロクターが締め試合終了。

----------------------------------------------------------------

結局、スモールは、みんなの期待に応え6回2/3を投げ被安打4、失点2と申し分ない投球を見せてくれた。これでスモールは2ケタの10勝目。メジャーリーグ史上4人目の2ケタ勝って負け無しの投手になった。見事、無敗伝説を達成した。おめでとうございます!!やっぱり、スモールが投げれば打線が活発になるという相性は生きていた。よかったぁ~。スモールの後を引き継いだスターツの結果は、【IP:0.2 H:1 R:2 ER:2 BB:1 HR:1 ERA:4.73】。やはり、ゴードン、リベラ以外のリリーフは打たれるというイメージは拭い切れなかった。明日からのレッドソックスとの直接対決、リリーフ陣に爆弾を抱えたまま臨むことになる。あ~、恐ろしい。

攻撃では、今日はなんと言ってもジアンビの3ランに尽きる。あのホームランでヤンキースは流れを掴むことが出来た。今日のジアンビは1打数・1安打・3打点・1本塁打・2四球だった。ボールをしっかり見極め、甘い球を逃さない、いい状態にあるのでは。松井選手にもホームランが飛び出した。この二人が打つと負ける気がしない。レッドソックス戦に向けて、助走をつける理想的な攻撃が出来たのでは。

同時に試合をしていたレッドソックスはリードされて苦しい試合展開だった。そして徐々にレッドソックスが追い上げを見せ、ヤンキースが9回裏を戦っている時に、レ軍が4-4の同点に追いついたという情報が入ってきた。やっぱりそう簡単には負けてくれないなぁという嫌な印象を持ったままヤンキースは試合を終えた。その後、インターネットでレ軍の試合結果を恐る恐る確認する。久しぶりにこんなに緊張した。結果は5-4とレ軍が逆転勝ちを収めていた。やっぱりなぁ~とがっくり肩を落とした。ほんの少し負けているのではないかという期待を持っていただけに、ショックが大きかったのかもしれない。結果を知った後も、しばらく心臓のドキドキは治まらなかった。これからいよいよ、直接対決だという実感とサヨナラ勝ちで勢いに乗ってくるレ軍の恐怖、色々な感情が入り混じっていた。
今日の試合、レッドソックスは、ラミレスの2ランホームラン、オルティスの同点ホームラン、サヨナラタイムリーで勝ちを収めた。この2人がチームを引っ張るという今シーズンの典型的な試合。この2人のここぞという場面での勝負強さは相変わらず規格外。ヤンキースが、ラミレス・オルティスをどう抑えて、勢いを止めるかが鍵となってくる。徹底的なマークを期待。

今日も松井選手は、外角への逃げていく球に脆さを見せ、強引さが付きまとった。この球に対してレフト方向へ強い打球が飛べば調子はぐんぐん上がってくるんだろうなぁと思った。しかし、甘い球に対しては、打ち損じない勝負強さが出てきたと感じる。また、最近、今日の第2打席目のようなセンターへの大きな当たりが出てきているのはいい兆候なのでは。明日からは、おそらく外角を徹底的に攻められるのではないかと予想される。外角の球にどのようなバッティングで対応してくれるのか楽しみ。
疲れが取れない中、何とかレ軍との最終カードに照準を合わせて?バッティングの状態を上げてきた。そして、直前の試合の今日、土壇場でいい感触を手にした。
レッドソックスの打線は、僕にとって恐れおののくほど驚異的な存在。プレッシャーに潰されてしまいそうになる。しかし、松井選手と一緒に最後まで逃げずに闘いたい。松井選手には勝負のかかった場面での驚異的な集中力がある。それを武器に果敢にレッドソックスに挑んでくれると信じています。頑張れ~、松井!!今こそ勝負のとき。松井選手のバットから何かが起きる!!

松井のコメント:「シーズン終盤にこれだけ緊迫した中でやるのは3年目で初めてですね。リードしているかもしれないが、直接対決が最後にありますし。今までやってきたことを別に変えるつもりはありません。勝てるようにやるだけです。」

トーリ監督のコメント:「われわれは自信と誇りを持っている。このチームを誇りに思う。力が入りすぎて遠回りしたこともあるが、絆(きずな)は深まった。(3連戦は)凄い試合になるだろう。」

ジーターのコメント:「われわれはポストシーズンを目指しているのではなく、すでにポストシーズンを戦っている。」

この試合中、ピッチャーの交代で監督、内野手がマウンドに集まったとき、ジーターがトーリ監督の肩に手を置いて励ます?場面が見られた。思わず解説の方も笑っていたが、チームが沈んでいる場面で、ジーターが先頭に立ち、笑顔でその雰囲気を変え、チームを引っ張ろうとしているのが感じられた。こんな頼りになるキャプテンの元、チーム一丸となって全員野球でレッドソックスを倒しにかかる。頑張れ~、ヤンキース!!

いよいよ、ここまでこぎつけた。一時、地区首位チームと9ゲーム差まで離された苦しい時期もあった。先発ピッチャーが足りない緊急事態もあった。それでも、「GRIND IT」を合言葉にチームがまとまり最後まで戦い抜いてきた。そして、9月の破竹の連勝でレッドソックスへの挑戦権を勝ち取った。今、選手達の気持ちの高ぶりはいかばかりか。あとは夢への強い思いをレッドソックスにぶつけるのみ。後悔のない最高の戦いをヤンキースナインが見せてくれることを信じています!!!

松井選手は、「負けた悔しさを忘れてはいけない。」と語っている。松井選手の全身全霊のプレーを見逃さない。

AIのE.O.を聞いて気持ちを奮い立たせる。
<追記・ニュース記事>
◆最終決戦過去2度はヤ軍勝利 03、04年とリーグ優勝決定シリーズで激突し03年はヤンキース、昨年はRソックスがともに最終7戦で決めたライバル同士。公式戦での最終決戦は2度ある。49年はレ軍が1ゲーム差つけて最後の2連戦。初戦に4点差を逆転したヤ軍が連勝して逆転優勝。レ軍の主砲ウィリアムス外野手は打撃3部門トップで迎えたが、2試合5打数1安打で2毛差でタイガースのケル外野手に逆転を許し優勝も3冠王も逃した。78年は途中14ゲーム差をつけられたヤ軍が162試合終了時で同率。優勝決定戦はデント遊撃手の逆転3ランでヤ軍が地区優勝を飾った。

・松井選手は、20連戦を振り返って「悪いところね? どこというのでも、調子の波というのでもないのかもね」と原因の究明に戸惑った。
~(スポーツ報知)~
スポンサーサイト

4打数・1安打・0打点 
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 158 614 184 21 112 .300 .362 .482 .845
松井:5番・レフト先発出場
先発:チャコーン【W,8勝10敗】(IP:6.2 H:4 R:1 ER:1 BB:3 HR:1 ERA:3.40)

『対戦ピッチャー』
・vs カブレラ(R)【Career:11-6 avg .545】:第1・2・3打席
・vs レイ(R):第4打席

第1打席3-1-0 ランナー:なし インコース低めに微妙に動く速球中心に攻めてきたカブレラ。カウント3-1となって5球目、ややシュート気味の速球が、インコース高めに入ってくる。松井は積極的に打ちにいっていい当たりで捉えるもライナー気味のライトフライに倒れる。ギリギリまでボールを引き付けて、目線を動かさずボールを見極めていたように感じた。鋭い回転で体の前で上手くさばいたように見えたが、僅かにバットの根元に当たり詰まっていた。芯に当たればフェンスまで届いていたと思われるようなスイングだっただけに残念。

第2打席0-1-1 ランナー:一塁 初球、インコース低めへ鋭く沈む変化球(138km/h)を空振り。松井にしては珍しく、ボールとバットとの距離のある空振りだった。2球目、真ん中高めへの速球(155km/h)を打つも、球威に押されてファーストゴロ。下からバットを振り上げるようなスイングで、完全に上を向いてしまったバッティングだった。かなり強引で、力の入った打席だったのかもしれない。

matsui_050928_right_hit 第3打席1-0-2 ランナー:一塁 初球、インコース低めに変化球が大きく外れてボール。2球目、真ん中低めへのシュート回転の速球(151km/h)に振り遅れることなく、いいポイントで捉えて一・二塁間を抜ける痛烈なライト前ヒット。バランスよくボールを呼び込んで、しっかりボールを見据えて打ったように見えた。スイング軌道が安定してきたという印象。

第4打席2-1-1 ランナー:一塁 2球、外角低めへの球が外れてカウント2-0。3球目、外角低めへのシュート回転の速球を空振り。引っ張る意識が強いスイングだった。4球目、外角低めへの変化球(134km/h)を打ち上げてしまいサードへのファールフライに倒れる。なんとなく打ちにいったようなスイングに見えた。レフト方向への強い打球を見たかった。残念。

<試合内容>
1回裏、カノーが2死からセンターへ抜けそうな打球をキャッチして、体勢を立て直すまもなく振り向きざまに素早くファーストへ送球し、間一髪アウトを取るといったワンダホーな守備を見せチェンジ。カノー、やる~。

2回裏、ロペスに先制ソロホームランを打たれる。

4回表、ジアンビの四球の後、シェフィールドが大きな当たりで、フェンス僅か手前まで運ぶ。非常に惜しいあたりだった。おもわず、ため息。この回、無死のランナーを出すものの、得点圏に進めることが出来ず無得点。

4回裏、オリオールズの攻撃。ランナーを一塁に置いてあわやホームランかというような大きな当たりをレフトポール際に打たれる。危なかったー。命拾いをした感じ。

5回表、ウィリアムズのヒットで1死一塁とするが、カノーがランナーを進めることが出来ずダブルプレー。

6回表、この回は1番・ジーターから。ジーターが倒れたあと、ロドリゲスの打球がフラフラと上がる。センターフライかと思いきや、これがなんとスタンドへ入って同点に追いつく第47号ソロホームラン(右打者として1937年に46本を放ったジョー・ディマジオの記録を抜く球団史上年間最多本塁打)。ホームランと確認した後、ロドリゲスがポーンと手を叩いた。続くシェフィールドの打球はピッチャー強襲のヒット。松井もヒットで2死ながら一塁・二塁のチャンス。しかし、シエラが簡単にフライを上げてしまい追加点ならず。もったいなかった~。

6回裏、四球で歩かせたランナーが三塁まで進むピンチを迎えるが、最後は何とかサードゴロに打ち取って無失点に抑える。

7回表、ポサダのヒット、ウィリアムズの死球で無死一塁・二塁。ここで先発・カブレラが交代。この緊張する場面で、しっかりカノーが送りバントを決める。パチパチパチ。かなりドキドキした。そして、1番・ジーターへと繋がっていく。ジーターが、ファーストの横を抜けるタイムリーヒット!!勝ち越しに成功。なおも1死一塁・三塁でロドリゲス。レフトへのフライを打ってウィリアムズがタッチアップ。いいボールが返ってきて、際どいタイミングだったがアウトの判定。スローで見ると、バーニーの足がホームベースへ入るのが若干早いようにも見えた。今日は、ストライク・ボールの判定でヤンキース打線が、かなり助けられていた部分も合ったが、この判定だけはヤンキースにとって厳しいものだった。

7回裏、四球でランナーを出してしまう。しかし、オリオールズがヒットエンドランを仕掛けてバッターは空振りし、一塁ランナーは二塁でタッチアウト。その後2ベースヒットを打たれるが、代わったゴードンがきっちり締める。ちぐはぐなオリオールズの攻撃にヤンキースは助けられる。

------------------------------------------------------------

先発・チャコーンは期待通り、6回2/3を投げてヒット4本、失点1の好投を見せた。結局、ホームランによる1失点のみ。チャコーンは、ヤンキースに来てから7勝3敗。今季ロッキーズでは1勝7敗のピッチャーだったとは思えぬ働きぶりでヤンキースを助けた。本当にお疲れ様でした。 その後の必勝リレーを引き継いだゴードン、リベラは休養十分で1-2と緊迫した中でも快投を見せ試合をきっちりと締めた。

今日の攻撃陣は、先発した選手の内、シエラを除きまんべんなくヒットが出た。しかし、イマイチ繋がりに欠け、先頭バッターを出すものの、効率の良い攻撃をすることは出来なかった。チームのヒット数は9で残塁数は8。それを救ったのがロドリゲスのホームランとジーターのタイムリーだった。やはりロドリゲスの長打は魅力的。9月に入ってから得点圏打率もかなり上がってきている模様。そのロドリゲスが2番というのは、ちょっとかわいそうな気もするが、2番としても確実に機能しているように感じる。最強の2番バッター。そして、ジーターは相変わらず頼りになるなぁという印象。

ジーターのコメント:「あれでシーズンが終わったわけじゃないけど、まあ大きいヒットではあるよね。」

松井のコメント:「勝負どころでAロッドとジーターの勝負強さが出ました。さすがですね。プレーしない10月を知らないわけでしょう。ジーターは10年間もいて。すごい。そういうチームでやりたいとは思っていたけど。」

昨日の大味な試合展開から一転して、今日は息詰まる投手戦だった。ピッチャーが変わるとこうもゲーム内容がガラッと変わるのかと思わせた。
レッドソックスが劣勢だという情報が伝えられる中試合は進行していった。カノー、ロドリゲスが再三に渡り好プレーを見せ引き締まった試合を演出すれば、死球から貰ったチャンスを確実に追加点に繋げた。更に、オリオールズのまずい攻めにも助けられた。今日は、強いヤンキースの勝ち方が出来たのでは。
1-2の試合が一番面白いと実況の方が言われていたが、全くその通りで、緊張感が漂い、白熱した首位争いをしている状況の仲で闘っているんだなぁという事を実感できるような本当にいい試合だった。

トーリ監督のコメント:「七回の勝ち越しは大きかった。われわれは自らの手で未来をコントロールしている。喜びもあるが、それよりも今夜はとても、とても厳しい試合だった。ここまでみんな、よくやった。今年はいろいろあったけれど、戦いには満足している。残り5試合、悔いのないように頑張ろう。」

今日の影の立役者は、カノーだったと思う。堅実な守備と送りバント。存在感をはっきり示した試合だった。7回表の送りバントの場面では、初球、外角のボール球を無理やりバントしようとして失敗。一瞬、どうなることかと思ったが(笑)、その後、プレッシャーのかかる中でバントを決めた。初めの頃は、よくバントを失敗していたような記憶があるが、このところそれもなくなった。バッティングでも守備でも確実に成長しているのが手に取るように分かる。頑張れ~、カノー。

松井は、やや強引さは見られたものの、甘い球は逃さないスイングの安定性が出てきたのかなぁと思った。今日、ホームランを打ったロドリゲスは、外角の球を踏み込んで、右肩が全く開かず最短距離にバットを出してボールを捉えていた。松井選手にもそんなレフト方向への強い打球を期待。頑張れ~、松井!!

050928_syohai トーリ監督は、試合前、「162試合あって最高のチームが勝つ。だが、それが最後まで分からない。野球にはいいことだ。オレの胃には悪い。こいつらがどう乗りきるか見てみようじゃないか」と語り、「今後、主力選手は全イニング出場だ。最後の力を振り絞って頑張ってほしい。」と必勝体制で試合に臨み、全試合取りにいくという意気込みを示した。トーリ監督のコメントから、選手達は今、最高の時間を過ごしているんだなぁということが感じ取れた。こういう時だからこそ飛び出す最高のプレーを心に刻む。松井選手に対しては、「松井は疲れもあるだろうが、毎日出場することについては選手の中でナンバーワンだ。彼の性格は分かっているつもりだ。」と話した。徐々に試合数も少なくなり、ヤンキースもいい形で徐々にチームの士気を高めてきているというのを感じる。勝負どころを知っている経験値の高いチームが、優勝戦線を勝ち抜いていく。あと4試合、このところ息を潜めている松井選手が、一発逆転、チームを勝利に導く活躍をしてくれると信じています。そういうイメージトレーニングは、もう完了している。(^^)

050928_vs_redsox レッドソックスは、今日は2-7で破れた。レッドソックスと対戦したブルージェイズが、外野手のダイビングキャッチあり、3本のホームランありと、本来レッドソックスがしたいような気迫とガッツ溢れる戦いぶりを逆に見せつけた。レッドソックスはここに来てまさかの2連敗で、ヤンキースが1ゲーム差をつけた。

明日の先発はスモール。公式戦最後の登板、無敗伝説樹立を祈る。

この日、日本では、阪神タイガースがセ・リーグ優勝を決めた。

5打数・3安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 157 610 183 21 112 .300 .363 .484 .847
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ(IP:1.2 H:7 R:5 ER:5 BB:1 ERA:4.41)

『対戦ピッチャー』
・vs チェン(R)【Career:17-4 avg .235】:第1・2・3打席
・vs バーダック(L):第4打席
・vs ウィリアムズ(R):第5打席

第1打席0-0-2 ランナー:一塁 初球、高さは真ん中、外角寄りへの速球を芯で捉えライト前へのクリーンヒット。非常にリラックスした構えから体の開きを抑えて十分ボールを引き付けていたように見えた。その後、体の正面でボールを捉え、軸足に重心の乗った綺麗な軸回転だったと思う。松井自身のスイングが出来た時に見られる振り切った後のクルッと回ってポーンと放り出すバットの動きもあった。

第2打席1-1-0 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角寄りへの変化球(127km/h)を見送ってストライク。2球目、外角低めへ大きく外れる変化球(116km/h)を見送ってボール。3球目、インコース寄り高めへのボール球と思われる変化球(117km/h)を打つも、詰まったような形になってセカンド正面へのゴロ。しかし、セカンドが弾いてセカンドゴロエラー。かなり窮屈そうなバッティングだった。多少バットの返りが早かったのかなと思った。

第3打席1-2-2 ランナー:なし 初球、外角やや高めへの変化球を見送ってストライク。3球目、外角低めへの緩い変化球(108km/h)を見送ってストライク。4球目、高さは真ん中、インコースへの速球(142km/h)に差し込まれ詰まりファーストゴロ。十分なタメを作らせてもらえなかった印象。そのためか、軸がブレて体が前に流れているように見えた。重心が後ろに残って体重の乗った打球とは違っていた。難しい球だったが、松井らしくないスイングに感じた。

第4打席1-2-1 ランナー:なし 4球目、インコース真ん中への速球を打ち返して、詰まりながらもセカンドの右を抜けるセンター前ヒット。やや差し込まれていたように見えたが、飛んだところが良くラッキーだった。こういうラッキーなヒットで徐々に調子は上がってくると信じたい。しかし、中々インコースの球をバットに乗せて運ぶバッティングが出なかった。差し込まれ気味でバットが寝ているのが原因なのかなと思ったりした。

第5打席1-2-0 ランナー:なし 4球目、外角低めへの速球?(142km/h)を打ってセンター前ヒット。この打席のバッティングは、これまでのライト方向への強引なバッティングとは全く違っていた。ボールをポイントまで自然体で呼び込み、前に押し出すようなスイングだった。しかも体重の乗った打球が飛んだ。軸がしっかりしていてバッティングの中に余裕を感じた。こういう当たりを続けていると、自然と強い大きな当たりが出てくるのではと予感させた。

松井のコメント:「1打席目は甘いボールでしたが、その後の2本はしっかり打てて内容のいいヒットでした。」

<試合内容>
初回、ジーターの先頭打者ホームランで幸先よく先制したヤンキースだったが、今日の先発ムッシーナはいい時と少し違っていた。初回に3本の長短打で効率良く2失点すると、2回、2死から四球を与え、その後4連打を打たれ3失点、ノックアウトされる。今シーズン、1回の中でボロボロに打たれるというのが何回かあったが、その時の悪いムッシーナが出てしまった。ピッチャーはライターに交代。

3回、4回にシェフィールドが2ラン、満塁ホームランを放ち、5-7と一時は逆転する。今日の日替わりヒーローはシェフィールドで、完璧にハマッているなと思ったのもつかの間、4回、5回のオリオールズの悪夢の攻撃が待っていた。4回にはライターがタイムリー、2ランホームランを打たれ、あっさり逆転される。8-7。5回からはプロクターに代わるが、本塁打を打たれ、更に満塁としたところでF.ロドリゲスに交代。しかし、パスボール、押し出し四球で2点を献上。ピッチャーは5番手・フランクリンに。押し出し四球、犠牲フライで更に2点追加される。この回、3長短打、4四球で5失点。13-7。
完全にリリーフ陣が崩壊した。もう特に驚かないけど・・・、先発が早く降板した時のヤンキースの極端な脆さが露呈した。

7回、8回にヤンキースは1点ずつ返すが、8回裏、マウンドにはスターツが上がる。ここで、タイムリー2ベース、3ランホームランで2四球が絡み4失点。こんなことが起こっても全然驚きませんよ。アハハ。(汗)

ライター【L,7勝12敗】【IP:2.1 H:2 R:3 ER:3 BB:1 HR:1 ERA:6.16】
プロクター【IP:0.1 H:3 R:4 ER:4 BB:1 HR:1 ERA:5.83】
F.ロドリゲス【IP:0.0 H:0 R:1 ER:1 BB:2 HR:0 ERA:4.99】
フランクリン【IP:1.2 H:0 R:0 ER:0 BB:2 HR:0 ERA:5.25】
エンブリー【IP:1.0 H:0 R:0 ER:0 BB:0 HR:0 ERA:7.66】
スターツ【IP:0.2 H:2 R:4 ER:4 BB:2 HR:1 ERA:4.54】
デ・ポーラ【IP:0.1 H:0 R:0 ER:0 BB:0 HR:0 ERA:8.10】

リリーフ陣が総出演の試合となった。ここまで来ると圧巻。今日も、ゴードン、リベラを温存できた。やったー。(^^;) しかし、レ軍と直接対決でのムッシーナの登板に心配が残った。
結局、完全にヤンキースの息の根を止めたオリオールズが、昨日の悔しさを跳ね返し17-9と大勝した。試合時間は、4時間16分と長丁場だった。

トーリ監督のコメント:「醜い試合だった。今日は1人として正しい継投ができなかった。Rソックスも我々と同じ気持ちでいるのだろう。(だが怒りをたぎらせているわけでもない。7人の救援投手を送り込むたびに向かったマウンドで笑顔もあった。)いろいろ面白い話をしたよ。うちのチームは面白いやつが多いな。」

トーリ監督は、ミーティングで「いいことがあっても、悪いことがあっても、それはその場に置いて次に進め。」と語ったという。松井選手は、「ある意味良かったですよね」と話した。こんな大敗をしても1敗は1敗。こんなことで下を向くヤンキースではない。明るく前向きにこの状況を楽しんで戦い抜いてくれるに違いない。

松井のコメント:「仕方がない。ことしは何度もあった。今日はカバーしきれなかった。」

今日は、ヤンキース、レッドソックス、インディアンズが、共に仲良く負けたために、再びこの3チームが同率で並んだ。あとたった5試合を残してこんなことってありですか?凄すぎて笑えてきた。この盛り上がりの渦中にヤンキースが入っているという事に幸せを感じる。この中で2チームが上に進めるわけで、その2チームにヤンキースが入っていて欲しいなぁと切に願う。う~ん、どんなドラマが待っているのだろう。今日のヤンキースの大敗も最後のドラマに向けての演出なのか。

この試合、松井選手の打席で、得点圏にランナーをおいた場面はなかった。最近、チャンスでシェフィールドがホームランを打つのは嬉しいけど、少しは松井選手にランナーを残してね。(^^)
オリオールズは松井に対して、積極的にインコースを攻めてきた。それに対して、中々タイミングが合わず、差し込まれてゴロが多かった。調子の良い時に見られる、ボールを見極める一瞬のタメがないのかなぁと思ったりした。しかし、内角、外角と打ってヒットは3本。特に3本目は外角の球をセンターに綺麗に打ち返した。このヒットは次に繋がる一打だったと感じた。疲れが残る中でも調子は上向きなのでは。そう信じたい。頑張れ~、松井!!

3打数・1安打・0打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 156 605 180 21 112 .298 .361 .483 .844
松井:5番・レフト先発出場
先発:R.ジョンソン【W,16勝8敗】(IP:6.0 H:4 R:0 ER:0 BB:1 SO:2 ERA:3.79)

『対戦ピッチャー』
・vs ロペス(R)【Career:30-7 avg .233】:第1・2・3打席
・vs デュボース(L)【Career:10-3 avg .300】:第4打席

第1打席3-0-2 ランナー:一塁・三塁 初球、真ん中低めへの速球?を見送ってボール。2球目、外角高めに大きく外れた速球でボール。3球目、外角低めへの変化球が外れてボール。4球目、外角やや低めへの変化球(129km/h)を打ってセカンド正面へのゴロ。やや強引に打ったという印象。しっかりトップの位置に入る前に打ちにいって、タメが作りきれていないのではないかと感じた。そのためかタイミングがずれているように見えた。レフト方向へ踏み込んで打っていればどんな打球が飛んだのか見てみたかった。大島氏:「狙った球がそのまま来て、強引に行き過ぎた。少し長いのをというのが頭をよぎる。それが力みに繋がってバットの返りが早かった。」

第2打席0-0-0 ランナー:なし 初球、ややインコース寄り高めへのカーブ?を素直に打ち返してピッチャーの横を抜けるセンター前ヒット。緩い変化球に対して、十分引き付けて、前に流れることなくその場で軸回転していた。一見、詰まりそうな打球だったが最短距離にバットを出して、きっちり振り抜いた。

松井のコメント:「ちょっと詰まったけれど、飛んでくれたところがよかったです。」

matsui_050926_centerfly 第3打席0-1-2 ランナー:一塁 初球、真ん中低めへの速球(138km/h)を見送ってストライク。2球目、ど真ん中への変化球(124km/h)を打ってフェンス手前まで運ぶ大きなセンターフライ。スタンドまであと1メートルだった。ついに出ました!!若干打ち損じていたもののセンター方向への強い大きな打球。緩い変化球に対しても前に軸がぶれることなく、軸足に重心を残して最後まで松井自身の形で振り抜いていた。そして、これまで影を潜めていた左腕での押し込みのあるバッティング。何度も見返して、嬉しくて久しぶりにテンションが上がった。これが、松井本来のバッティングではないかと思えた。きっと松井選手も手応えを感じているのでは。

第4打席3-0-0 ランナー:一塁・二塁 ストレートの四球を選ぶ。

<試合内容>
雨のため1時間10分遅れて試合が始まるといういつもと少し違った空気の流れる中、試合は始まった。同じ時間に試合の始まる予定だったレッドソックスは早々に中止が決まる。ヤンキースも中止になれば明日、ダブルヘッダーという事になるだろうが、疲れのある松井選手への負担を考えたらどうしても今日の試合は今日の内に消化して欲しかった。

ヤンキースは、初回、ジーターがヒット、ロドリゲスが四球で無死一塁・二塁とチャンスを作るも、その後が続かず無得点。2回・無死一塁、3回・1死二塁のランナーを還すことが出来ず無得点。それでも先発がランディということで焦ることはなかった。

4回表、松井、カノーのヒットで1死一塁・三塁。フラハティのところで、相手先発・ロペスが一塁ランナーを気にして、牽制で投球間隔が長くなる。結局、歩かせて1死満塁。この四球は大きかった。ここでクロスビーが打席へ。2球ボール球を振らされて、追い込まれる。3球目、打ち上げて内野フライ。ジーターへはフルカウントから四球・押し出しでヤンキース先制。ロドリゲスは、三塁線を破る2点タイムリー2ベースヒット。そして、当たりの止まっていたジアンビが、真ん中への甘く入ってきた速球を見逃さず、3ランホームランを放つ。これで、0-6。一気にヤンキースペースに。

5回表、フラハティがヒット、クロスビーの打球をファーストがトンネルして、2死一塁・三塁。ジーターが四球で歩いて、満塁でロドリゲスの打席。しかし、ロドリゲスがセンターフライでこの回無得点。

6回表、ジアンビ、シェフィールド、松井の3者連続四球で無死満塁。続くシエラの打球はピッチャーのグラブに当たり、内野安打。これで1得点。0-7。カノーは、浅いセンターフライで三塁ランナーはタッチアップできず。フラハティの打球はサードのエラーを誘い2点を追加。更に2死二塁・三塁から、ジーターが逆方向に見事に打ち返し、1得点。更に更に、ロドリゲスのタイムリーで1得点。ジアンビを歩かせ再び満塁。シェフィールドの打球はヒット性だったが、ライトがダイビングキャッチをしてこの回終了。是非チャンスで松井に回してほしかった。今日の松井はなんだか打ってくれる予感がしたのに。残念。

この試合は、午前零時5分に3-11の大勝で終わった。

投げては、試合の遅延や、中断などによってピッチングにどのような影響があるか心配された先発・ジョンソンが、2三振と奪三振数は少なかったものの、6回を投げヒット4本、無失点と好投を見せた。更に、味方の大量援護によって6回でマウンドを降りることが出来たのは、次の試合へいい影響があるのでは。その後を引き継いだプロクター、F.ロドリゲスはノーヒットと自分の仕事をきっちりこなすが、9回裏に登板したエンブリーが、ピリッとしない。結果は、被安打4(2ラン本塁打を含む)で3失点。気持ちの良い快勝に水をさす形となった。やはりエンブリーは大事な場面での登板には不安が募りそう。それが分かったのは収穫か。

今日の試合、ヤンキースのビッグイニングとなった4回と6回は、いずれも四球が絡んでいた。結局この試合、オリオールズが与えた四球は11。そして、5回、6回にはオリオールズが致命的なエラーを犯し、守りにほころびがでた。そのオリオールズの見せた隙を見逃さず捉えたヤンキースも流石だが、今日は、オリオールズに勝ちを譲ってもらったという印象を受けた。そして、試合途中から主力を休ませることが出来る展開になって本当にヤンキースにとってはラッキーだった。
その試合の中で、打撃陣はキッカケを掴むようなバッティングをしていた。ホームランはポコポコ出るがいまひとつ本調子ではなかった(大島氏談)ロドリゲスが、本来のバッティングを見せ3打数・2安打・3打点・2四球。そして、9月13日以来ホームランがなく、ここ20打数2安打と当たりの止まっていたジアンビについに待ちに待ったホームランが出た。今日の結果は、3打数・1安打・3打点・2四球・1本塁打だった。
それから何と言っても松井選手。4回には、大量点のキッカケとなるヒット。大島氏は、松井選手が打てば何かが起こると言っていたが、全くその通りだなぁとしみじみ。そして、第3打席のセンターへの大きな飛球。前にも書いたが、6月のスランプから抜け出るキッカケとなったのは、甘いチェンジアップを体が全く前に出ず、軸足に残すイメージで打てた打席だった。今日の第3打席は、それに似たものがあるのではないか。これが、松井本来のバッティングを取り戻すキッカケとなる打席になったらいいなと感じた。
ここ最近、調子が上がらず、エラーもあって松井選手にとって決していい流れだったとはいえない。その中で、今日、内容のあるバッティング、勝利への足がかりとなるヒット、大量得点による快勝、試合途中で交代して気持ちよく休養を取れたことなど、松井選手にとっていい気分転換になり、これからの戦いに向けてアクセントとなる試合になったのでは。悪い流れを断ち切り、気分一新、明日からの試合に望めればいいな。これまで松井選手の調子が上がらず、気分が落ち込み気味だったが、今日の松井選手を見て、松井"本来"のバッティングはテンションが自然と上がり、元気を貰えると改めて分かった。
やはり、3番ジアンビ・5番松井の復活はこれからのヤンキースに必要不可欠なもの。この2人に本来の当たりが戻ってくれば、レッドソックス打線にも絶対負けないワクワクする打線になる。頑張れ~、松井&ヤンキース!!

トーリ監督のコメント:「今日は2アウトから相手に大きなダメージを与えられた。ゴードンやリベラが休めたのも大きかった。自分たちにできることは、自分たちの運命を変えることだけ。ほかは関係ない。」

松井のコメント:「今後に向けて、非常に意味のある試合でした。楽な展開になってみんな休めたし。とりあえずよかったですね。また明日の試合、集中してやるだけ。オレは元来、怠け者。シーズン中に休みを与えられたら、だらだらしちゃって、体を保っていられない。連続試合出場して、毎日先発というのが、一番僕が僕を保てる。休みは点差が離れた時に、ベンチに下がるぐらいがちょうどいい。」

4打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 155 602 179 21 112 .297 .361 .483 .844
松井:5番・指名打者(DH)先発出場
先発:王建民【W,8勝4敗】(IP:7.0 H:6 R:3 ER:3 BB:1 ERA:4.02)

『対戦ピッチャー』
・vs タワーズ(R)【Career:12-3 avg .250】:第1・2・3打席
(持ち球:ツーシーム、スライダー、チェンジアップ)
・vs リーグ(R):第4打席

第1打席1-1-2 ランナー:一塁 初球、真ん中低めへの微妙に沈む速球(142km/h)を見送ってボール。2球目、高さは真ん中、外角へのやや外へ逃げていくような速球(143km/h)を打ってファール。3球目、外角やや低めへの変化球(135km/h)を打って平凡なレフトフライ。速球のあとの変化球にもタイミングは合っているように見えた。しかし、バットを上から下に振り下ろすようなスイング軌道だったので、軸足に重心を残して、ボールをバットに乗せて運ぶバッティングとは違っていた。ボールを呼び込むというよりは、やや迎えにいって合わせたような印象。松井の狙いがはっきりせず、淡白なバッティングに感じた。

第2打席0-1-2 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角寄りへのやや甘い速球(143km/h)を見送ってストライク。この球に自然と反応できないという事は、状態はいまひとつなのかなと感じた。レフト方向へ強い打球を打って欲しかった。構えたとき、右足をいつもより大きく引いていた。このところ、打席ごとにオープンスタンスの具合が違う。2球目、高さは真ん中、外角への微妙に外に逃げていく速球(143km/h)を引っ掛けてボテボテのセカンドゴロ。体の開きが早いために右側に壁が出来ず、松井の強引に引っ張る悪い癖が出たような気がした。はじめから、どんな球が来ても右方向へというようなバッティングに見えた。そのためかバッティングに柔軟性を感じなかった。(勝手な印象です。すいません(^^;))松井とは対照的に、カノーは、最近レフト方向へのいい打球が飛んでいるんだけどなぁ。

第3打席0-2-2 ランナー:なし 2球目、外角やや高めへの甘く入ってきた速球(143km/h)を打ってファール。軸がブレてスイングにキレを感じなかった。調子のいい時の松井ならレフト方向へホームランを打ってもおかしくないような球だと思った。小早川氏:「前に泳ぎたくないから引き付けようとする、そうすると差し込まれる。今は中途半端な状態かも。」2球で追い込まれる。3球目、高さは真ん中、インコースへの速球(147km/h)を詰まらされてセカンド正面へのゴロ。追い込まれてから難しい球を打たされたといった感じだった。この打席は、2球目を捉え切れなかったのが痛かった。

第4打席1-0-0 ランナー:なし 松井の前でピッチャーがリーグに変わる。リーグは160km/h近くの速球、しかもその球が微妙に動くという松井が苦手とするピッチャーのように感じる。
2球目、真ん中低めへ微妙に沈む速球(151km/h)を打ち上げてセカンドフライ。引き付けて後ろに残したバッティングではなく、ボールを迎えにいって軸が前にブレたように見えた。小早川氏:「タイミング的にはバットとボールがいいところで当たったが、打ちそこなった感じ。最近の松井は、構えに意識がいき過ぎているのでは。そのため、中々タメが思うように作れない。早めに構えて、力が早い段階から入りすぎているのかもしれない。状態が悪いから慎重にならざるを得ない。したがって早くから構えて準備をしてしまう。」


松井が昨日のエラーを受けて?早速、指名打者で起用された。代わりに足の故障でDHに入っていたシェフィールドがライトの守備についた。今シーズンは指名打者での出場も多く(19試合?)、松井自身もリズムの作り方を掴んだと語っている。ベンチ裏のテレビで相手ピッチャーをチェックできるし、打席につくための準備も入念に出来、利点は多い。松井のバッティングに期待した。

トーリ監督のコメント:「疲れもあるだろうが、日本人は努力することに優れている。今日は半休。一息入れる必要がある。今一番、重要なこと。どんなに疲れているか分かっていても、マツイを打線から外せない。守備でミスしても、単打、二塁打で相手に痛手を与えてくれる。」

  1回裏、先頭・ジーターセンター前ヒットで出塁。ロドリゲスが、四球で歩き無死一塁・二塁のチャンス。続くジアンビはあわやホームランかという打球をセンターの一番深いところに打つ。スタンドまであと1メートルもないところでキャッチされる。二塁のジーターがタッチアップし、1死一塁・三塁。シェフィールドが犠牲フライを打って、幸先よく先制点を挙げる。1番から5番まで見事な打順だと思っているけど、それが久しぶりにバッチリ機能したように感じた。それでも無死一塁・二塁から1点しか取れないのは今のヤンキースの打線の状態を表しているのかも。

王は非常に落ち着いたピッチングで、次々とバッターを内野ゴロに打ち取っていった。自分に与えられた責任の大きさを感じつつも、冷静に淡々と投げているようだった。3回まで三振2つ、内野ゴロ7つというノーヒットピッチング。こういうピッチングだと内野手も動きが軽快になる。

それに応えたい打線だったが、3回裏の9番・クロスビーからの好打順?を三者凡退。ジーターの打球はライトのフェンス手前1メートルのところまで飛ぶ。今日はホームランが出そうで出ない。ヤンキースも3回までヒット1本。

4回表も王は3人の打者をすべて内野ゴロに打ち取る。故障から復帰し、前回の登板で手応えを掴み、今日本領発揮といった感じ。

ヤンキースは追加点を取れないまま迎えた5回表。突然、王が崩れる。2ベースヒットの後、センター後方へ2ランホームランを打たれ2失点。更に、四球とヒットで1死一塁・三塁。盗塁失敗の後、2ベースヒットを打たれ1失点。結局、この回3失点。いきなりヤンキース、苦しい展開へ。それでも盗塁?を防いだのは大きかった。

5回裏、カノーがこの日、チームで2本目のヒットで出塁。ウィリアムズは内野安打だった。しかしカノーがその間に三塁を狙い、悠々タッチアウトになってしまう。これで2死一塁。カノーが停滞していた打線に火をつけてくれたと思っていたのに、若さが出てしまった。残念。続くクロスビーはライト前ヒット。2死一塁・二塁。ここで頼れるキャプテン・ジーターが、しぶとくセンター前ヒット。ウィリアムズが生還し1点返す。続くロドリゲスは、一塁・三塁のチャンスで見逃し三振。
カノーのミスとチャンスであと一本が出なかったロドリゲスの打席。いまひとつ流れを引き寄せることが出来ない。それでも、1点取れたことは次に繋がる。

6回裏は、3番・ジアンビからの打順だったが、3人の打者いずれも内野ゴロに打ち取られる。

7回裏、ポサダがヒットで出塁。続くカノーがなんと逆転の2ランホームラン!!これで4-3。中々波に乗れない打線をカノーが引っ張るという形になった。ホームランを打ったカノーのユニフォームが、ズボンからペロッと出ていたのが笑えた。バックがしっかり守って最小点に抑えていれば、今のヤンキースは、何とか追いつくことが出来るということか。

カノーのコメント:「センター返ししか頭になかった。勝ててよかった。ティノ(マルティネス)が助けてくれた。」【5回に走塁ミスを犯した新人二塁手はマルティネスに「ミスは誰でもする。前を向け」と声を掛けられていた。】

8回表からは、ゴードンがマウンドへ。1死からファールゾーンへのフライをジーターとクロスビーが捕球に向かい接触。ボールを落としてしまう。1死二塁から、内野ゴロで2死二塁へ。ここでリベラを投入。しかし、フルカウントから四球を与えてしまう。それでも続く打者を三振に切って取り見事にピンチをしのぐ。

8回裏、先頭・ロドリゲスがヒットで出塁。ジアンビが四球で無死一塁・二塁。ここでシェフィールドにレフトスタンドへの3ランホームランが出て7-3とブルージェイズを引き離す。松井が倒れて、ポサダに2ベースヒット、カノーにレフト線へのヒットが出て1死一塁・三塁。ウィリアムズが倒れるもクロスビーにタイムリーが出て更に1得点。この回、打者9人を送り4得点のビッグイニングになった。

9回表、リベラがすんなり3人で終わると思われたが、ヒット、四球で2人のランナーを背負ってタイムリーを打たれ1失点。しかしその後、きっちり内野ゴロに打ち取って試合終了。

今日はルーキー・カノーの存在感が際立っていた。4打数・3安打・1本塁打・2打点。レフト、ライトへ確率の高い安定したバッティングを披露し、ヤンキースの打線の起爆剤となる。その他の下位打線も活発で繋がりがあった。ポサダ2安打、クロスビー2安打。
また、1回と8回の攻撃では、上位打線が機能した。トーリ監督の打順を組んだ意図通りの結果が出たのでは。1番・2番が出塁し出塁率の高いジアンビ、得点圏打率の高いシェフィールドへと繋いで効率よく得点していった。
上位打線と、下位打線の間を打つ5番・松井だけが4打数・0安打で、先発では唯一出塁がなく、蚊帳の外といった感じだった。

松井のコメント:「ある程度打つべき球は打っていますが、思ってるところにバットが出てくれないのでしょうね。(思ってるようにバットが出てくれない。)」

小早川氏のコメント:「しっかりとしたバックスイング、タメ、間というものが取れない状況なんでしょうね。思ったところにバットが出ないというのは、トップの位置が、きっちり収まるところに収まらないからそういうズレが生じてくるのだと思う。ちょっとしたキッカケで戻る事はある。」

最近の松井選手は、本来のバッティングをしていないと感じることが多い。17試合ホームランが出ていないということもあるし、ここ10試合の長打率が.282(長打は2塁打1本)と低い数字になっている。ちなみに打率は.256。これは、ヒットは出るものの強い打球が上がらないというのが原因になっていると思われる。もし、構えに意識がいき過ぎるという事であれば、打席の中で迷いが生じていることなのかなぁと考えたりもした。試合数もあと残り僅かということで、バッティングの修正に焦りがあるのかもしれない。重要なのは打ちにいくまでのバランスだと松井選手は語っている。そこにズレがあるためにレフト方向への強い打球も減ってきているのでは。自然体でボールを呼び込んでレフト方向にもライト方向にも打てる柔軟な体の反応が戻ってくればいいな。
このまま松井選手自身のバッティングを取り戻せないままシーズンが終わるとは考えられない。追い込まれれば追い込まれるほど、力を発揮する松井選手。必ず本来の爆発力のあるバッティングを見せてくれるに違いない。空に吸い込まれるような力強い打球が夢をかなえる。

松井は、「疲れているものは疲れている。ただ気力でカバーできるでしょう。この時期になれば。」と話した。軸の微妙なズレ、打ち損じ、スイングスピードは、少なからず疲れが影響していると思われる。それでも、これから先、休養日もないし、これから体力を消耗するロード7連戦が始まる。もう祈ることしか出来ません。頑張れ~、頑張れ~、松井!!

<ニュース記事>
ニューヨーク・ヤンキースのジョー・トーリ監督は、左足に故障を抱えているゲリー・シェフィールド外野手が右翼でプレーできる限り、今後2~3試合は松井秀喜外野手を指名打者(DH)で起用するとの意向を示した。
~(MLB.com)~

松井のコメント:(DHの起用について)「ベストコンディションではないのは確かだが、それが自分のパフォーマンスに影響を与えているとは考えていない。毎日へとへとになるまでプレーしているから、いったんDHでプレーするのはいいと思う。」

050925_starter_9 投げては、5回に一瞬、崩れかけた王建民がその後立ち直りを見せ、7回を投げ、6安打・1四球・3失点の好投。ヤンキース打線も相手ピッチャーを打ちあぐねていたが、王建民のリズムのよい投球にこのまま終わるはずがない、終盤に必ず山場が来るということを予感をさせた。そして、7回・8回のヤンキース打線の猛攻。ピッチャーが、四球を与えず最小失点で抑え、守りも堅実にこなして隙を見せなければ、チャンスはやってくるものだなぁと感じた。

トーリ監督のコメント:「王は安定している。数年前からいい投手とは思っていたけど、ここまで安定感があるとは。金曜日のRソックス第1戦で先発してもらうつもりだ。カノはプレーしながら学んでいる。ホームランはとても大きな一打だった。」

今季ヤンキースタジアムでの公式戦は今日が最後。松井選手は「この一週間ですべてが決まる。もちろん(本拠地が)今年最後だなんて思っていない。またプレーできると信じています。」と語った。本拠地、最終戦ということで今後の去就が注目されるバーニーに盛大な歓声が送られた。今シーズンもあと少しなんだなあということを実感した。なんだか卒業式前のすがすがしさみたいなものがあった。しかし、ここから本当の勝負が待っている。あと7戦ということは、先に4勝すれば勝ちとはいかないけど、もうほとんどワールドシリーズと同じ状態。僕もまたヤンキースタジアムに戻ってこれると信じて疑っていません。そして、松井選手の調子が鍵を握っていると考えてます。絶対、松井選手にミラクルが起きる!!松井選手にはその力を感じる。(^^)

<追記・ニュース記事>
今季限りでニューヨーク・ヤンキースを退団することが確実なバーニー・ウィリアムズ外野手が、本拠地ヤンキー・スタジアムでの今季最終戦に「8番・中堅」で先発出場。打席に入るたびに満員の観客からスタンディングオベーションを受けた。
 熱烈な歓声に「1人の人間としてぐっと胸に押し寄せるものがある」と感謝の意を表したウィリアムズ。「1991年にメジャーデビューしたときからは想像もできないことだ。あのころは『(傘下の3Aの)コロンバスへ帰れ』という声が聞こえてきたからね」とデビュー当時を振り返った。なお楽天家の彼は、約1週間後には地区シリーズの初戦で再びピンストライプに袖を通すと信じている。「今、チームは私個人の将来なんかより心配すべきことがたくさんある。重要なゲームが多く残っているし、今はそれに集中しなくてはならない」。
~(MLB.com)~

・ヤ軍、409万人動員 ア・リーグ新記録
 米大リーグ、ヤンキースは25日、本拠地での全日程を終了し、今季の観客動員がア・リーグ新記録の409万696人となった。これまでの記録は1993年、ブルージェイズの405万7947人だった。大リーグ記録は93年、ロッキーズの448万3350人。
 本拠地最終戦のブルージェイズ戦には5万5136人が入り、入場券売り切れは81試合中、43試合に達した。
~(ニューヨーク共同)~

4打数・1安打・0打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 154 598 179 21 112 .299 .363 .487 .849
松井:5番・レフト先発出場
先発:ライト【L,5勝4敗】(IP:1.0 H:6 R:7 ER:3 BB:1 ERA:5.97)

『対戦ピッチャー』
・vs ダウンズ(L)【Career:4-1 avg .250】:第1・2・3打席
・vs ショーネワイス(L):第4打席
・vs バティスタ(R):第5打席

matsui_050924_error 1回表、ライトがいきなり2連続ヒットで無死一塁・二塁のピンチ。そして、センター前にヒットを打たれ、1アウトも取れず満塁に。ライトの球にキレがないように感じた。慎重になりすぎているのか。続く打者にアンラッキーな内野安打を打たれ、1失点。そして、次の打者の打球が松井の横へ。ここで信じられないことが起こった。松井が、追いついて余裕を持ってキャッチかと思いきや、ボールが無情にもグラブを弾き、捕球できず。松井のエラーで、2失点。ちょうど、グラブでボールの位置が死角となり捕球する瞬間が見えなかったのでは。更に打球が、ピッチャーを強襲。何とかライトは、倒れこみながらも1アウトを取る。しかし、犠牲フライが出て1失点。結局、この回、4失点。初回から波乱の展開に。救いは早い回での失点という事。松井がエラーをしたので今日は絶対負けられない。打撃陣、どうか援護してください。

第1打席3-0-2 ランナー:なし 1回裏、今日ヤンキースは4点を追いつく勢いがあるのか、見極めながら試合を見る。ジーターがいきなり、死球で出塁。その後、ロドリゲスが第46号2ランホームランを放つ。ジアンビ、シェフィールドが倒れて松井の打席。先ほどエラーをしてしまった松井に対しても、変わらず温かい拍手が送られる。
外角低め中心の攻めだったが、ストレートの四球を選ぶ。

ポサダが倒れて、この回2得点で終わる。4点取られた直後に2点取り返したのは大きい。ヤンキースは、追いつく力を秘めている予感。

2回表、ライターはこの回もピリッとせず、2連続ヒットで無死一塁・二塁。続く打者に四球を出してしまい満塁にしてしまう。ここで、トーリ監督は我慢しきれずにスモールへ交代。ツキを持っているスモール。なんだか打線の援護が期待できそうな予感。
1人打ち取るも、カノーが強襲の打球を弾いてしまい2失点。カノーにはエラーがつく。なおも1死一塁・三塁。犠牲フライが出て更に1失点。この回3失点。ヤンキースの息を止めかねない3点が入ってしまう。

2回裏、2アウトながらクロスビーのヒット、ジーターの死球で一塁・二塁。チャンスでロドリゲスの打席。詰まりながらもライト前に運ぶタイムリー。3-7と4点差。

3回表、ジーターの前に落ちそうな当たりをダイレクトで捕球し、成立させたダブルプレー、クロスビーの浅いフライに対するダイビングキャッチ。バックが、スモールの投球を盛り立てる。

第2打席0-2-1 ランナー:なし 3回裏。
初球、真ん中低めへの速球(134km/h)を見送ってストライク。2球目、外角高めへの速球(137km/h)を見送ってストライク。2球で追い込まれる。3球目、高さは真ん中、インコース寄りへのカット気味の速球(137km/h)を打って浅いレフトフライに倒れる。完全に差し込まれ、詰まっていた。かなり窮屈なスイングに見えた。外角への意識が大きく、インコースに来て意表をつかれたのでは。また、やや始動が遅れたのではないかと感じた。

第3打席1-0-2 ランナー:一塁・二塁 5回裏。2番・ロドリゲスが四球で出塁。シェフィールドがレフト前へのヒットで2死一塁・二塁。ミスを取り返すチャンスで松井の打席。
初球、外角高めへの速球(138mkm)が外れてボール。2球目、インコース寄り高めへのカーブ(119km/h)を打ち損じて浅いライトフライ。もう少し低かったら長打が出たかもしれないが、やや難しいコースだったのでは。また、若干差し込まれていたように見えた。右足をステップする際、素直に右足を上げるのではなく、何度かポンポンと地面をたたいてから慌てて上げているように見えた。タイミングの取り方が、松井の中でしっくりときていないのではないかと感じた。

松井のコメント:「バットの当たる所の角度の問題なんですけど…。」

徐々に得点を取れないまま回は進んでゆく。

6回裏、ウィリアムズが出塁し、クロスビーに代わりシエラが代打として送られる。そのシエラが右中間へヒットを放ち2死一塁・三塁。ジーターがボテボテの内野ゴロを打つ。あたりが弱すぎてどこにも投げられず、三塁ランナーが生還。4-7と3点差。なおも一塁・二塁だったが、ロドリゲスがフライアウト。

第4打席1-2-1 ランナー:一塁 7回裏。ジアンビが四球で出塁。シェフィールドが倒れて松井の打席。またしても温かい声援が松井に送られる。ミスを取り戻せと、松井の背中を後押ししているようだった。
2球速球(145km/h)を見せられた後の3球目、高さは真ん中、インコースへの速球(148km/h)を見送ってストライク。4球目、高さは真ん中、インコース寄りへの速球(148km/h)を捉えライトの横を抜けるシングルヒット。ライトが深く守っていたためにシングルどまり。この打席は、すべて速球で松井も完璧にタイミングを合わせてきた。インコースの難しい球だったが、鋭い体の回転により、上手く前でさばいたのでは。一瞬、ボールを見極める間合いがあって、この打席は、タイミングの取り方に余裕があったように見えた。

1死一塁・三塁のチャンスでポサダの打席。ここでポサダの打球は野手の正面をつき、ダブルプレーに倒れてしまう。このダブルプレーは痛い。この回無得点。

8回裏、ウィリアムズが、1死からヒットで出塁。シエラが倒れて、ジーターが四球で出塁。2死一塁・二塁。ここで当たりが戻ってきたロドリゲスが打席へ。ボールを見てカウント3-0となる。結果的に四球を選び2死満塁。打席にジアンビが入る。ジアンビ頼むと祈るような気持ちで見つめる。しかし、変化球に空振り三振。1球ど真ん中に甘い速球が来た。一瞬よく見えず捉えたかと思ったら、力んでファールに。残念。

第5打席0-2-1 ランナー:なし 9回裏。とうとう最後の攻撃。シェフィールドが三振で倒れて松井の打席。 2球、外角への変化球、速球で2ストライク。2球で追い込まれる。3球目、真ん中低めの鋭く沈む変化球(135km/h)。変化についていけず空振り三振。ストライクゾーンからボールゾーンへの素晴らしい変化球だった。

続くポサダが倒れて試合終了。

結局、ライターから変わったスモールは、6回2/3を投げてヒット4本、無失点の好投を見せた。その後をスターツが引き継ぎ1回1/3を無失点に抑える。

050924_order 今日は腰の痛みで欠場していたジアンビが戻ってきた。結果は4打数・0安打・1四球だった。8回裏の満塁の場面での打席は本当に惜しかった。久しぶりの試合ということで、まだバッティングの感覚が戻っていないのかもしれない。3番に起用されているジアンビの活躍が、今後のヤンキースの戦いの中で不可欠となってくる。ジアンビの復活を願う。

松井のミスが帳消しになるような結果になることを終始、望んで試合を見守った。更に、あの投げれば必ず勝てるスモールが登板となれば、今日は絶対負けられないと思った。スモールという大きなカードを無駄にして欲しくない。
しかし、スモールの好投を打線が援護することは出来なかった。何度も得点圏にランナーを進めるも、あと一本が出ず残塁数は11。得点できたのは、2回以降、2点のみ。ヤンキースらしくない戦い方だった。

この試合を振り返ると、ライトの崩れ方も凄かったが、すべてが松井選手のエラーに集約されるように感じてしまう。やはり相手に隙を見せれば苦しくなる。
今日は、色んな要素が重なり全く負けた気がしない試合。絶対負けられない試合を落としたことで、夢でも見ているようなのと、負けた要因の一つが、松井選手のエラーということでそれを簡単に受け入れられないでいるのかもしれない。しかもそのエラーが、堅実なプレーをする松井選手を考えると、なんとも不可解なエラーだったから。前回レッドソックス戦でのエラーは、プレッシャーのかかる場面で大切にいき過ぎたのが原因だった。今回は、松井選手に何が起こっていたのか。

<松井のコメント>
・「自分でも原因が分からない。捕れないということはへたくそなんでしょうね。足を引っ張ってしまった。(トーリ監督の、グラブを閉じるのが早かったのではというコメントについて)自分ではそういう感じではなかった。いつも通りにやったが、もしかしたら送球を急いだのかもしれない。」
・「目と手の連係ということ。全力で走っていると狂いが出やすい。センスの問題。」
・「(落球は)しょうがないときと、そうじゃないときがある。今日はまったく自分のミス。落球だから悔しい、送球ミスだから悔しいというのはない。エラーは何でも悔しい。」

いずれにしても、最近のエラーが致命的な失点に繋がっていて、松井選手にとってはツイていない。
でもこれが現実。1点差の試合が続いていた中で、昨日、久しぶりに余裕を持った勝ち方をして、ホッとしてしまい、一瞬、気の緩みがあったのかもしれない。まるでエアポケット?に入ったよう。このふわふわとした不思議な感覚は一体・・・。このままガタガタといきかねない気がして不安がよぎる。
050924_yankees_katiagari 更に、今日は、レッドソックスが勝って、ヤンキースとのゲーム差は0となった。これまで苦労して苦労して、築き上げたゲーム差1が、これほど簡単に崩れ去ってしまうとは。1ゲーム差というものに幻想でも抱いていたかも。
それでも、レッドソックスとは同率の首位。一時期の地区優勝を危ぶまれていた状況から考えると、望んでいた位置にいる。まだまだこれからと自分に言い聞かせる。
ヤンキース、そして松井選手が、これからどのように立て直してくるのか。

松井のコメント:「今日のことは今日のことでしっかり反省して、また明日、勝てるようにやるだけ。」

松井選手は、コメントなどから、問題に直面した時に素直にそれを受け止め、正面からと取り組むというイメージがある。最後まで開き直ることなく足場を固めて確実に前に進む、そんな松井選手の野球に対する姿勢でこの困難な状況を乗り越えてくれるに違いない。レッドソックスと並んで、再び明日からスタートする8連戦。相手をしっかり見据えて、浮き足立つことなく冷静に、出来ることを確実にやっていけば、必ず道は開けると信じています。頑張れ~松井&ヤンキース!!

<追記>
今日ホームランを打ったロドリゲスは、1937年に大打者ジョー・ディマジオがマークした年間46本塁打という右打者の球団最多記録に並んだ。
ロドリゲスのコメント:「信じられないほど光栄だ。自分自身がディマジオの大ファンだから本当に特別に感じる。ただ、(試合に負けて)素直に喜べないのが残念。」
トーリ監督のコメント:「ディマジオたちの名前を引き合いに出されるのは本当に選ばれた者だけだ。」

3打数・1安打・1打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 153 594 178 21 112 .300 .362 .488 .851
松井:5番・レフト先発出場
先発:チャコーン【W,7勝10敗】(IP:8.0 H:3 R:0 ER:0 BB:1 ERA:3.49)

『対戦ピッチャー』
・vs リリー(L)【Career:21-7 avg .333】:第1打席
・vs マーカム(R):第2打席
・vs ウォーカー(R):第3打席
・vs チョーク(R):第4打席

第1打席2-1-1 ランナー:二塁 1回裏、ジーターが、いきなり先頭打者ホームラン。続くカノーにも2者連続となるソロホームランが飛び出す。ロドリゲスが四球。シェフィールドが倒れて松井の打席。 初球、高さは真ん中、外角への速球(140km/h)を見送ってストライク。2球目、外角寄り低めに変化球(130km/h)が外れてカウント1-1。3球目、ワイルドピッチでランナーは二塁へ。4球目、高さは真ん中、ややインコース寄りへの甘いカーブ(109km/h)を打ってライト線への痛烈なタイムリー2ベースヒット。タメを作って、ポイントまで呼び込み、綺麗な軸回転で打っていたように見えた。昨日まで、変化球にタイミングが取れていないように感じたが、この打席は、どっしりと構えてボールを待っていたようだった。そして軸足に重心がしっかり乗っていたので、素直にバットが出たのでは。

松井のコメント:「変化球打ちは、体が止まるかどうか。それだけ。甘く高めに来ましたから。しっかり体がたまって、強く打てましたね。ミスター二塁打? いいじゃないですか…。角度だけの問題だと思う。いいバッティングでした。甘いカーブをしっかり体に引きつけて強く打てました。強引にいかなくてよかったと思います。」

ポサダが四球で歩き1死一塁・二塁。ウィリアムズはフライアウト。続くマルティネスがセンター前へのヒットを打って松井が生還。これで4点目。クロスビーが凡退でこの回終了。

第2打席1-0-1 ランナー:満塁 2回表、ジーター、カノーが出塁し、無死一塁・三塁。四球でロドリゲスが歩き満塁へ。シェフィールドがサードゴロを打って、1死満塁となり松井の打席。
1球、外角へ速球が外れた後の2球目、真ん中へのやや外に変化する速球(140km/h)を打ってファースト正面へのゴロで痛恨の併殺打に倒れる。やや強引だが見られ、下からバットが出ていたのでは。左腕で押し込むような前に打ち出すバッティングとは違っていた。解説・小早川氏は、「ボールを捉えるポイントで力が加わっていないように感じる。したがって打球に力がない。腰が入っていなく角度もつき難いのではないか。松井はメジャーに渡りバッティングフォームを改造し、打つポイントを近くした。ポイントを近くすればボールを押し出す力が必要。今の松井は、押し出す力というより、引っ掛ける力でボールを弾き返している。右手の引っ張り、リードだけでバットを振っているような感じに映る。いい状態ではない。」と語っていた。

第3打席2-2-1 ランナー:なし チェンジアップ中心の投球でカウント2-2。5球目、インコース寄り低めへのチェンジアップ(126km/h)に上手くバットを内から出して捉えるもファースト正面へのゴロ。ややタイミングが早くポイントが前だったのかなという印象。

第4打席3-2-1 ランナー:二塁 ロドリゲスがレフト前へヒット。シェフィールドが倒れて松井の打席。ロドリゲスは盗塁を決め二塁へ。
ファールでで粘り四球を選ぶ。

1死一塁・二塁で当たっているポサダが打席へ。ポサダは、ピッチャーゴロでダブルプレーコース。しかし、ピッチャーがセカンドへ悪送球。その間にロドリゲスが生還し貴重な追加点・5点目を挙げる。なおも、1死一塁・三塁。後続が倒れてこの回1点止まり。

<試合>
3回表、ランナーを一塁に置いて大きな打球が左中間に飛ぶ。抜けていれば1点という当たりを松井が上手く回りこんで後ろ向きでナイスキャッチ。2回裏のチャンスで凡退したのを帳消しにするようなプレーだった。

無難な立ち上がりを見せた先発・チャコーンは、1回裏の味方の得点で更に波に乗った。緩急とコントロールが良く、打たせて取るピッチングを披露し、4回以降相手打線をノーヒットに抑える。結局8回を投げヒット3、四球1、無失点だった。

9回表、チャコーンに代わりプロクターがマウンドへ。先頭バッターのライト前への当たりをクロスビーがダイビングキャッチ。続く打者も打ち取って2死ランナー無しとするが、その後、ヒット、四球で一塁・二塁。しかし、最後の打者をファールフライに打ち取って試合終了。

こんな楽な展開は久しぶりだった。久しぶりにゴードン、リベラに頼らない展開で、すっきりとした勝ち方に秋の空のような爽快感があった。

一方、ブルージェイズのピッチャーは、リリーが1回でマウンドを降りた後、5人のリリーフ陣で繋いだ。ヤンキース打線は、そのリリーフ陣に対して僅かにヒット3本に抑えられた。

松井選手は、今日も好守があったし、連日のように堅実な守備でピッチャーを助けている。ランナーを進めない無駄のない動きや、球際の判断のよさなど派手さはないが、確実なプレー。松井選手のところに飛ぶと何とかしてくれるという期待感を自然と抱かせてくれる。
打撃の方では、ニュース記事に【「悪いときはいろいろとやってみなくちゃね」と、ここ1週間はオープンスタンスをとる右足の開きを変えるなど工夫を続けている。】とあった。ここ最近、ライト方向へのゴロやヒットが多くなっていて、レフト、センターへの大きな打球は久しく出ていない。小早川氏は、打球に角度のつき難いバッティングフォームになっていると指摘されていた。強引さがなくなり、センター方向へ大きな打球が飛ぶバッティングが徐々に出てくればいいな。頑張れ~、松井!!

<追記・ニュース記事>
・今季本拠地で戦えるのは、この1週間だけだ。松井は試合後、早々と球場を離れている。巨人時代から専属契約を結ぶトレーナーとともに、帰宅後にトレーニングするためだ。「どんな時でも体のチェックは必要だから」ラストスパートへ向けての準備に怠りはない。(スポーツ報知)
・この一撃が8試合ぶりの長打となったように、決して打撃好調とは言えない。それでも「自分のやれるべきことをしっかりやることが大事」とオープンスタンスを取る右足の開きの角度を変えるなど、一戦一戦に工夫を凝らして、大詰めを迎えたV争いに臨んでいる。トーリ監督もその姿に「いま苦しんでいることがプレーオフの舞台で役立つ」と評した。(スポーツニッポン)

3打数・1安打・1打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 152 591 177 21 111 .299 .362 .487 .849
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ【W,13勝8敗】(IP:6.0 H:4 R:1 ER:0 BB:0 SO:6 ERA:4.20)

『対戦ピッチャー』
・vs チェン(L)【Career:14-3 avg .214】:第1・2・3打席
(持ち球:チェンジアップ、カーブ、ツーシーム) ・vs レーカーズ(R):第4打席

第1打席2-2-2 ランナー:一塁・三塁 1回裏、先頭・ジーターが内野ゴロを打つ。サード・モーラが捕球できず記録はヒットに。カノーがきっちり送りバント。なぜかファーストベースに誰も入っていないという珍プレーが見られ、無死一塁・三塁。ここで3番・ロドリゲスが、空振り三振。続くシェフィールドが内野フライ。そして、松井の打席。
外角への速球を見せられた後の2球目、真ん中高めへの速球(140km/h)を振り遅れてファール。右足のステップを見ると慌ててタイミングを取ったように見えた。2球、外角へのカーブ(横にスライドするカーブと縦に割れるカーブ)(119km/h)でカウント2-2。5球目、高さは真ん中、外角への速球(147km/h)にタイミングが全く合わず、手だけで打ちにいって空振り三振。それまで140km/h台前半の速球だったのに最後の球は147km/hだった。始動が遅れたという印象。もしかしたら松井の中でカットしようという考えがあったのかも。昨日からタイミングが取れないというのが、今日も続いているよう。打席の中で多少迷いがあるように感じた。

相手の守備の乱れで得たノーアウトのチャンスを生かせず。ヤンキースらしくない攻撃だった。ムッシーナを援護できず。

第2打席0-1-2 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、インコース寄りへの縦に割れるカーブを見送ってストライク。大島氏:「過去1本打っているホームランは、この球を打った。最近の松井は初球から打ちにいかないことが多い。」松井の好きな肩口から入ってくる緩いカーブだった。残念。2球目、高さは真ん中、外角へのカーブ(119km/h)を打って力のないピッチャーゴロに倒れる。一瞬、タメを作って打ちにいくが、タイミングが合わず、バットが素直に出てこないように見えた。そのため力の無いスイングだった。ポイントが近く、バットとボールの距離が取れなかったのでは。大島氏:「待ちきれないし、中途半端なバッティングだった。チェンは、カーブとストレートでバッターに迷いを生じさせている。」

第3打席1-0-1 ランナー:一塁・二塁 6回裏、カノーの痛烈なショートへの打球をテハーダが弾いて、無死一塁。ヤンキースはチャンスを貰う。ロドリゲスは空振り三振。シェフィールドがライトへヒットを放ち1死一塁・二塁のチャンスで松井の打席。試合の行くへを大きく左右する場面だけに、最近チャンスで打ててないとか関係なしに、松井なら何とかしてくれると信じて打席に集中した。自然と力が入る。
初球、外角への速球(143km/h)が外れてボール。2球目、外角低めへの速球(142km/h)を芯で捉え一・二塁間を抜けるタイムリーヒット!!カノーが生還し勝ち越しに成功。スタジアムの熱気は最高潮に。松井に待ちに待ったタイムリーが。ヤンキースに流れを呼び込む価値あるヒットに思わず声が枯れるほど叫んでいた。外角低めの難しいコースだった。一歩間間違えば引っ掛けてセカンドゴロダブルプレーというリスクはあったものの、松井は迷わず振りぬいた。軸がしっかりしていて、最短距離にバットが出た力強いスイングに見えた。右肩の開きを抑え、体の正面で捉えていたのでそれほど強引さは感じなかった。これまで、タイミングが取り難いのかなと思っていたが、この打席、松井の集中力の凄さを見た。周りの雑音など一切入っていないようだった。大島氏:「見逃せばボールという感じだった。松井の中でバッティングを変えている。この打席はこうするべきとかああするべきとか。これがホームランは少ないが打点が上がることに繋がっているのでは。松井の一発でムードが変わる。松井に繋ごうとする選手が出てくる。右方向へとかそういう意識はなく、とにかく積極的にと考えていたと思う。」

松井のコメント:「真っすぐが多かったので、低めのボールを意識していた。チェンの真っすぐは素直な球。そういう意味では低めの方が合いやすい。」

なおも1死一塁・二塁でポサダの打席。インコースへの速球を上手く打って3ランホームランが飛び出す。これで5-1。まさか、まさかの2打席連続ホームラン!!一塁を回ったところでポサダは小さくガッツポーズ。今年のヤンキースは、1人の選手が1試合の中で、手がつけられないほど固め打ちしてヒーローになるということが多い気がする。そしてそのヒーローが日替わりで出てくる。こういう時は優勝すると大島氏が話されていたので、その通りになればいいな。

第4打席3-2-1 ランナー:なし 7回裏、先頭バッター・カノーがあわやホームランかというような3ベースヒット。ロドリゲスが犠牲フライを放ち6点目。続くシェフィールドが、第30号ソロホームラン。これで7点目。ランナーなしで松井の打席。
2球で2ストライクと追い込まれながら、ファールで粘り、ボールを見極め四球を選んだ。大島氏:「これは価値ある四球だった。追い込まれてからじっくりボールを見極めていた。こういう四球が取れると3割が見えてくる。」

<試合内容>
今日は、ジアンビが腰を痛め今日は欠場。2番にカノーが入り、3番にロドリゲスというオーダーだった。ライトには昨日ホームランを打ったロートン。

matsui_050922_catch 1回表、先頭バッターが、レフと線へヒット性の打球を打つ。しかし、それを松井選手が、壁を諸共せずに追っていき、見事に砂煙を上げながらスライディングキャッチ。ピッチャーを助ける大きなプレーだった。

2回表、ヒットで無死一塁。続く打者の打った打球がジーターのところへ。ダブルプレーコースだったが、ジーターがトンネルし、後ろに逸らしてしまい無死一塁・三塁のピンチへ。タイムリーヒットが出て先制点を許す。この後、ジーターのファインプレー(ジャンピングキャッチ)でダブルプレーに切って取る。
1回裏、相手のミスに付け込めなかったヤンキース。相手のミスから確実に得点したオリオールズ。

5回裏、ポサダがソロホームランを放ち同点に追いつく。その後、マルティネスが四球で出るも後が続かず、この回1点止まり。

6回表、2アウトから内野と外野の間に落ちるアンラッキーなヒットを打たれる。続く打者は、ファーストゴロだったが、マルティネスがボールを後ろに逸らすエラーが出て2死一塁・三塁のピンチを招く。しかし、ここはムッシーナがショートゴロに打ち取り、きっちり締める。

7回表、ムッシーナに代わり、ライターが登板。3人で問題なく抑える。

8回表、マウンドには引き続きライターが。ストレートの四球で先頭バッターを出してしまう。続く打者にも四球を与える。これで無死一塁・二塁。ここで、2者連続タイムリーを打たれ2失点で7-3。ピッチャーはスターツに交代。内野ゴロの間に1失点。2ベースヒットで更に1失点。7-5と2点差に迫られる。この後2人の打者を抑えてようやくチェンジ。この回4失点。

9回表、リリーフ陣がもたず、結局ゴードンを出さざるを得ない展開へ。このところランナーを出してしまう場面が多いゴードン。しかし、今日はポサダの構えたところにコントロールされた球がいっていた。ソロホームランを打たれてしまうが、4人で締める。最後の打者をショートゴロに打ち取ったところで、嬉しくて天井につきそうなくらい?ジャンプした。毎試合ヒヤヒヤさせられる。たまには楽に勝ってみたい。

ヤンキースは、序盤のチャンスで得点が出来ず、チェンのカーブと速球の巧みな投球に抑えられていた。その嫌な流れを変えたのはポサダだった。5回のソロホームランが突破口を開き、ヤンキースにこの試合もいけるという勇気を与え、6回の3ランでヤンキースへの流れを確実のものにした。その間でしぶとく打った松井のタイムリーは、派手さはないがキラリと光る仕事っぷりで記憶にしっかりと残った。7回にもシェフィールドのソロホームランなどで2点を加え、久しぶりに今日は気持ちよく勝てると思ったが、そう現実は甘くなかった。ライター【IP:1.0 H:2 R:4 ER:4 BB:2 ERA:6.07】が制球力に苦しみ大きく崩れ4失点。マウンドを降りたライターは、悔しさで顔を赤くした。ライターは左のリリーフとして注目していたので、残念だった。その後をスターツ、ゴードンも打たれるが何とか締めて試合終了。

050922_yankees ヤンキースが大きくリードしている中で、リリーフ陣が打ち込まれるというのは、いつものことなのでそんなに驚かなかった。最近は、リリーフ陣が崩れても僅差で勝ってきたという経験がそうさせた。今日も絶対勝ってくれると疑わなかった。しかし、良く考えると、ここ9試合中7試合は1点差の試合でそのうち6試合に勝っているというのは、驚きの勝負強さと運の強さ。この快進撃は、改めて神懸り的なところがあるなと感じた。それだけ、ヤンキースナインの勝ちへの貪欲さがあるということか。
気がつけば、20連戦の半分10試合が終わって9勝1敗という予想を遥かに超えた結果に。ここまで上手くいくと逆に怖くなってこなくもないが、この好結果でしか優勝は望めないことも分かっている。明日からはブルージェイズ戦。松井選手は、「明日から相手も変わるし、全力でやりたい。」と話した。新たな気持ちで一戦一戦全力で相手に立ち向かう。

右ひじの炎症から復帰初の登板(3週間ぶり)である先発・ムッシーナは、キレのある変化球が低めに決まり6回をヒット4本、1失点と好投。復帰したばかりだし、前回内容が悪かっただけに、正直あまり期待していなかった。今日の出来には驚かされた。さすが、登板するからには万全の状態に持ってくるベテランの強みを感じた。「今のヤンキースの状態だと5回までにマウンドを降りることは許されない」というムッシーナのコメントから、マウンドへ上がることへの覚悟を感じた。

ムッシーナのコメント:「100%じゃないけど、やるべきことは分かっていた。いい投球になるとは思っていたよ。」

今日の松井は、6試合ぶりにタイムリーが出た。それもヤンキースの勝利の呼び水となるタイムリー。これまでヤンキースが勝っても、何かが足りなかった。素直に盛り上がれない部分がどこかにあった。やはり松井が打たないと、始まらない!!(^^) 久しぶりに心の底から熱くなる。まさに、この感覚を待っていたといった感じ。5番という打順を任され、チームでの大きな役割を託されている松井が、その期待に応えてくれた。3打席目は、松井の集中力でオーラみたいなものを感じた。そんな力強い松井選手をもっと見たい。これから優勝へのラストスパートが始まる。頑張れ~、松井。

松井のコメント:「ここまで来たら、追うとか、追われるとか、(どちらでも)変わらない。とりあえず明日また全力でやる。」

<追記>
プロフィールのところにアップしている写真の猫は"ニャジラ"といいます。もう家に来て12年くらいになりますが、ニャジラと名づけたのは妹でした。僕は他の名前を考えていたのですが、多数決により敢え無く却下。そして、現在松井選手のブログを始め、うちの猫の写真を載せていたわけですが、最近になってようやくゴジラとニャジラ、似ているなという事に気付きました。今まで、あまりにも普通に馴染み過ぎていて気にも留めていなかったので。(笑) 近頃はもう歳なので、歯が抜けて柔らかい物しか食べられずあまり元気がありません。ゴジラこと松井選手に幸運をもたらしてくれる招き猫(勝手にそう思ってます(^^;))として長生きして欲しいなと思う今日この頃です。そして、今こそ松井選手に力を。(^^)

4打数・2安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 151 588 176 21 110 .299 .361 .488 .849
松井:5番・レフト先発出場
先発:R.ジョンソン【W,15勝8敗】(IP:8.0 H:3 R:1 ER:1 BB:1 SO:6 ERA:3.90)

『対戦ピッチャー』
・vs R.ロペス(R)【Career:27-5 avg .185】:第1・2・3打席
・vs ライアン(L):第4打席

第1打席2-2-1 ランナー:なし 初球、真ん中やや外寄りの速球(142km/h)を見送ってストライク。甘い球だったが、タイミングが取れていないよう。調子のいい時の松井なら確実に打ちにいっていたはず。2球目、外角やや低めへの速球(145km/h)を見送ってストライク。2球で追い込まれる。2球、変化球が外れてカウント2-2。5球目、外角低めへの変化球(130km/h)を打ってファール。腰の入ったいいスイングに見えた。6球目、インコース低めへの速球(145km/h)を打って、詰まりながらもセンター前にポトリと落ちるヒット。解説・梨田氏:「いい時の松井君ならもっていけた。高さ的も松井君の好きな高さだと思う。」ライトスタンドへの大きな打球がイメージできた球だった。速球にしっかりとした間合いを取らせてもらえなかった感があった。そして、外角を意識させられたようなバッティングに見えた。軸が前後にブレて綺麗な軸回転ではなかったので、バットが遠回りしていた印象を受ける。

カノーが倒れた後、ロートンに2ランホームランが出て、ヤンキースが2点を先制。

第2打席2-1-1 ランナー:なし 外中心の攻めでカウント2-1。4球目、高さは真ん中、外角への変化球(126km/h)を打って一・ニ塁間を抜けるセンター前ヒット。変化球に対し、一瞬タメを作ってボールを呼び込んでいた。しかし、中にボールを入れすぎたためかタイミングが崩れ、体重の乗らないバッティングになったように見えた。それでも外角の球に対して、昨日までの強引さはなく、きっちりセンター方向へ打ち返していた。梨田氏:「ポイントがずれているが、いいところへ飛んでいった。アウトサイドに絞っていたのがヒットになったと思う。テイクバックのとき、タメ過ぎてバットが出づらい状態になったのでは。2段階になっていてワンピースではなかった。意識ではタメを作っているが、早く右足をステップしてて、手が後ろに残ったような感じ。ホームランを期待できるようなスイングではなかった。手にゆとりがありすぎて、後ろにありすぎる感じがする。」

第3打席1-0-1 ランナー:一塁・二塁 6回裏、ロドリゲスが、死球で出塁。マルティネスが四球で無死一塁・二塁。シェフィールドが倒れて松井の打席。
初球、外角へ大きく変化球(130km/h)が外れてボール。2球目、外角低めへの外に鋭く逃げていく変化球(129km/h)を引っ掛けてボテボテのセカンドゴロ。打った後、松井は思わず「アーッ」と声を上げる。松井の予測より、球が外に逃げていったために、かなり強引なバッティングになってしまったのでは。松井の悪い癖が出てしまった気がした。松井のボールを待っているタイミングの取り方を見ると、打席の中で、バタバタしていているという印象を受けた。松井の中でタイミングが取れない状態なのかなと感じた。どっしりと構えて、ボールを見極めるタメがなかったのでは。梨田氏:「カウント1-0だったのでもう少しストライクゾーンを上げておく必要があった。狙いはいいと思うが、あそこで我慢するか、ショートの頭の上を狙うくらいのつもりじゃないと。ただ漠然とスイングしたように感じた。きっちり狙いを定めて打って欲しかった。」

続くカノーも倒れて、この回無死一・二塁のチャンスを活かすことが出来ず。これで流れが変わらなければいいが。

第4打席2-2-2 ランナー:三塁 3番・マルティネスが2ベースヒットで出塁。シェフィールドが痛烈な内野ゴロに倒れる。その間にランナーは3塁へ。そして、松井の打席。
カウント1-0から2球、キャッチャーの前でワンバウンドするボール球の変化球に思わず手が出て空振り。松井自身のタイミングを取れていない印象。状態が良くないことを感じさせた。1球ボールの後の5球目、外角高めへの速球(148km/h)に振らされて空振り三振。松井のバッティングに脆さが見られ、かなり落ち込む。

<試合経過>
3回裏、先頭・クロスビーがヒットで出塁。しかし、その後が続かず無得点。

5回表、ジーターのエラー、ヒットで、1死一塁・二塁のピンチを迎えるが、ジョンソンがダブルプレーで切って取る。

5回裏、クロスビーが2死ながらヒットで出塁した後、待望の盗塁を決める。今シーズン4つ目の盗塁。ジーターが倒れてこの回無得点。

6回表、一塁に内野安打のランナーを置いて、モーラがタイムリー2ベースヒットを放つ。続く打者をセンターフライに打ち取って2死二塁。ここでロドリゲスが好守を見せこの回を1失点で抑える。2-1とオリオールズが1点差に迫る。

7回裏、ロートンがヒットで出て、フラハティが送りバントで1死二塁。打席は、今日2安打のクロスビー。しかし、空振り三振。続くジーターも空振り三振。

9回表、リベラがマウンドへ。この回は、2番・モーラから始まる好打順ということで、少し力が入った。死球でランナーを出した後、レフト線へのヒットを打たれる。ここで、松井が全力疾走で追いつき、素早い送球で、一塁ランナーが三塁へ進塁するのを食い止めた。ナイスフィールディングです。
リベラのコメント:「相手に優位を与えなかったグレートプレーだ。」
トーリ監督のコメント:「あそこで一、二塁と一、三塁じゃ全然違う。松井はスピードはないが、だれよりも反応が良いからな。あれは大きかった。」
松井のコメント:「守備で評価されるのはうれしいですよ。走塁でも、打撃でも、何でも評価されるのはね。」
これで1死一塁・二塁。その後、後続を断って試合を締めた。リベラ、ありがとう。

解説・梨田氏は、最近の松井選手について「インサイドの球を意識しながら負けまいと思っているので、左腰、左ひざが折れる形になってしまう。そのためバットが下から遠回りしているように感じる。」と語った。今日も、復調を予感させるヒットは出なかった。それでも、状態が悪い中で決勝点に繋がるヒットなど2安打と結果を出した。あと、残り試合は11。勝負の時は来た。松井選手は、今シーズン中盤の絶不調を経験し、自分のバッティングのチェックポイントはしっかりと掴んでいると話している。今シーズンの集大成となるバッティング、進化したバッティングを見たい。今日の2安打がラストスパートの起爆剤となればいいな。頑張れ~、松井!!

昨日の試合とは一転、投手戦となった。ヤンキースはヒット7本に抑えられ、チャンスを作るも決定打を打たせてもらえなかった。その中で存在感を見せたのが、下位打線の7番・ロートン、9番・クロスビーだった。ロートンは、決勝点となった2ランを含む2安打。クロスビーもチャンスを作り盗塁も決めた2安打。
ヤンキースは6回、7回に得点圏にランナーを進めチャンスを作るもいずれも、得点できず普通ならオリオールズに流れがいってしまいそうな展開だった。それを1人で必死に食い止めたのが、前回不本意な降板を見せたジョンソンだった。
初回から気合の入ったピッチングで8回を投げきり、わずかにヒット3本、1失点に抑える。何度かハーフスイングを取ってもらえず、ピッチングに影響するのかなと心配したが、そこは前回の反省も活かし、崩れることはなかった。ランディは、ピッチングにその時の精神状態が直に出てしまうと誰かが言っていたが、気持ちが充実していると本当にいいピッチングを見せてくれる。

050921_arod_vs_ortiz 日替わりでヒーローが誕生しているヤンキース。上位打線も、下位打線も、お互いを補完しながら何とか勝ちにつなげてきた。チーム全員で闘っているという印象を受け、理想的なチーム状態にあると感じる。

そして、そして、今日、とうとうヤンキースが、7月18日以来、約2ヶ月ぶりにレッドソックスを抜いて東地区首位に立った!!レッドソックスがデビルレイズとの3連戦にまさかの負け越しを喫したからだ。これまで、レッドソックスは、中々負けないと言われていたが、今度はヤンキースが、中々負けない返し?を仕掛けている。いい感じでレッドソックスにプレッシャーをかけることが出来ているのでは。

<松井のコメント>
・「みんなの負けられないという気持ちが結果として表れている。正直嬉しいが、まだまだ気が抜けない。最後までまったく油断できない試合が続くと思う。全然、一息つける状況ではない。気を抜かずに最後まで頑張りたい。」
・「今日のようにあまり打てないときはピッチャーが抑えて、ピッチャーが点を取られたら打線がカバーして、そういう(投打の)歯車が合っている感じ。特にこういう時期にいい波が来たのは非常に大きいと思う。(優勝を)競っているということもあるだろうし、お客さんもそれを理解して応援しているだろうし、そういうものが交わって(緊張感が)できているんだと思う。」

トーリ監督のコメント:「Rソックスとは最後に3連戦が残っている。何が起こるか分からない。1位はどうなるのか、最後まで分からないよ。今の1位はなんでもない。最後の日曜日の1位が意味をなすんだ。」

7月18日の時は、一日でレッドソックスに首位を明け渡した。今のヤンキースは、これまでとは一味違う。優勝に向かって一直線に突き進んで欲しいです。頑張れ、ヤンキース!!

松井のコメント:(チームがシーズン大詰めの段階で激しい首位争いを展開していることについて)「プレーヤーにとって幸せなこと。こうやって競っているし、お客さんも理解して応援してるし、いろんなものが交わって、雰囲気出てる。僕は(この緊張感が)非常に好きです。楽しいですよ、毎日。」

シーズン終盤まで地区優勝を争うこの近年稀に見る盛り上がりを体験できている今。とっても幸せな時間を過ごしているなぁと感じます。もう気持ちだけは、ニューヨークへ。こんな凄い、スケールの大きな物語に出会わせてくれ、夢を見させてくれている松井選手に感謝です。長かったシーズンもいよいよ大詰めになってきた。これからどんな結末が待っているのかワクワク、ドキドキ。とか言いつつも、内心は不安もある。でも前向きに応援したい。

<ニュース記事>
九回を抑えのリベラが締めて3連勝を飾った直後、ヤンキー・スタジアムの電光掲示板にレッドソックスがリードされているとの途中経過が流れた。そのまま終われば、ヤンキースが首位になることを承知のファンは大騒ぎ。結末はファンの期待通りとなり、11試合を残して首位に立った。
~(毎日新聞)~

4打数・1安打・0打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 150 584 174 21 110 .298 .360 .488 .848
松井:5番・レフト先発出場
先発:スモール【W,9勝0敗】(IP:5.0 H:10 R:4 ER:4 BB:2 ERA:3.59)

『対戦ピッチャー』
・vs メイン(R)【Career:0-0 avg .000】:第1打席
・vs ボールドウィン(R):第2・3打席
・vs クライン(L):第4打席
・vs フリオ(R)【Career:5-2 avg .400】:第5打席

第1打席0-1-2 ランナー:二塁 1回裏、先頭バッター・ジーターがヒットで出て、ロドリゲスの内野ゴロの間に二塁へ。ジアンビが打席のところで、ジーターが三盗を成功させる。ジアンビが三振の後、シェフィールドがレフトへタイムリー2ベース。ヤンキースが先制点を挙げる。2死2塁で松井の打席。
初球、外角低めへの速球(150km/h)を見送ってボール。2球目、外角低めへ逃げていくような変化球(134km/h)を上手くバットに乗せて一・ニ塁間へ。セカンドが追いつくも送球できずセカンドへの内野安打。変化球に対して、体を開かずにタメを作ってボールを引き付けていた。そして、重心を落として上手く軸足に体重の残ったバッティングだった。しかし、外角の球を右方向へというのが少し気になるところ。

2死一塁・三塁でポサダが、3ランホームラン!!カノーが、空振り三振でこの回終了。2アウトから、ヤンキースが4点を取る効率のよい攻撃を見せた。ポサダは、1回表に盗塁を刺しており、波に乗っている。

第2打席3-1-1 ランナー:なし 2回裏、先頭・バーニーがセンターへヒットで出塁。ボークでランナーは二塁へ。クロスビーは送りバント。ピッチャーが一塁へ送球するもクロスビーとランナーが交錯して、ファースト・ロバーツが腕を負傷。腕が関節とは逆方向へ曲がり、かなり痛そうだった。ボールはグラブからこぼれてファーストはセーフ。バーニーはホームへ戻ってくる。これで、5-3。更に、ジーターの打球は、ピッチャーゴロだったが、ボールが手につかず一塁・二塁オールセーフ。ロドリゲスは、フライアウト。続くジアンビはクロスビーのバットで打席へ。ファールで粘った後、外野と内野の間に落ちるラッキーなヒット。これで、1死満塁。そして、4番・シェフィールドがインコースの球をうまく打って、第29号満塁ホームラン。そして、その歓声の残る中、松井の打席。
カウント3-1から四球を選ぶ。

ポサダは、三振、カノーは、ライトへの痛烈なライナーでこの回終了。結局、5得点を挙げて9-3。

第3打席1-1-2 ランナー:一塁 4回裏。先頭・ロドリゲスがヒットで出塁。ジアンビ、シェフィールドが倒れて、松井の打席。
2球外角への速球でカウント1-1となって、3球目、真ん中やや高めへの速球(142km/h)を捉え痛烈な当たりだったが、セカンド正面へのライナー。ポイントまでいい形でボールを引き付け、鋭い回転でさばいていた。ただ、ホームランになった時のバッティングと比べると右肩の開きが早く、体の正面で捉え切れなかったのかなと感じた。そのためか、やや強引なバッティングに見えた。

第4打席2-0-1 ランナー:なし 外角低めへの120km/h台の変化球が、2球外れてカウント2-0。3球目、外角寄りやや低めへの変化球(129km/h)を撫でるようなバッティングで力の無いセカンドゴロ。やや強引に引っ張ったという印象。腰が引けて体重の乗らないバッティングに見えた。タメを作って左方向へのバッティングを見たかった。右方向へ引っ張るにはバットとボールの距離が取れなかったのかなと感じた。

第5打席3-2-1 ランナー:一塁 8回表、ロドリゲスが、ライト・アッパーデッキまで届く特大の第45号ソロホームランを放ち貴重な追加点を挙げる。11-7。マルティネスは、左中間への2ベースヒット。シェフにタイムリーが出て松井の打席。
2球目、外角高めへの速球(143km/h)を振り遅れてファール。インコース高めへの速球(151km/h)を見せられてフルカウントになってから最後、外角やや低めへの変化球(132km/h)に完全にタイミングを外され空振り三振。手だけで当てにいった感じで、完全に崩された形となった。解説によると、外角の球に対して踏み込みが甘いという事だった。

<試合内容>
2回表、オリオールズの攻撃。カノーが内野ゴロを捕球するも、なぜか送球が遅れ、出塁を許してしまう。カノーの軽率なプレーが出てしまう。その後、3ベースヒットが出てヤンキースが1失点。更に、スモールが、2死から死球を出して一塁・三塁のピンチ。ここでライト前へのヒットをクロスビーが後ろに逸らしてしまい、2人ランナーが還ってくる。守りと死球で相手に隙を見せてしまった。この回、3失点。

5回裏、カノーの左中間への2ベースヒットの後、ウィリアムズがタイムリーヒット。10-3。ジーターにもヒットが出て2死一塁・二塁。ロドリゲスが内野安打で満塁とするもジアンビがフライアウト。

6回表、2人のランナーを出したところでスモールが降板し代わってプロクターがマウンドへ。1本犠牲フライを打たれるもきっちりその後を抑える。

7回表、プロクターが、2ランホームランを浴び10-6。

8回表、ゴードンがマウンドへ。ランナーを一塁に置いて、右中間へのタイムリー2ベースヒットを打たれる。これで10-7まで追いつかれる。

9回表は、エンブリーがマウンドへ。先頭バッターを2ベースヒットで出す。続く打者にセンター前ヒットを打たれ1失点。1アウトも取れず。ここで、4点差にもかかわらずリベラが登場。タイムリーを打たれ1失点するも後続を断って試合終了。

シェフィールドのコメント:「ケガは忍耐だ。もちろんフラストレーションはたまっている。とにかく、われわれはあきらめない。勝ち続けていくしかないんだ。このチームには今、勢いがあるんだ。おれたちは絶対にあきらめない。いつまでも勝ち続けそうな気がするよ。」

トーリ監督のコメント:「あいつは100%の状態でなくてもスタメンに名を連ねるだけで十分に仕事をしている。」

050920_a_rod_homerun 今日は両チーム、ヒットが飛び交い乱打戦となり3時間41分の試合となった。
ヤンキースは初回から打線が爆発。ホームラン攻勢で得点を重ね、先制、中押し、ダメ押しと理想的な攻撃で終わってみれば12点を挙げた。効率のよい得点の仕方で、残塁数は6だった。先発・全員安打でヒット16本。特に当たっていたのが、シェフィールド【5打数・3安打・6打点・1本塁打】、ロドリゲス【5打数・3安打・1打点・1本塁打】。他にもポサダは初回の貴重な1本塁打、ジーター、ウィリアムズはそれぞれ2安打だった。カノーも1安打に終わったが、何度かヒット性の当たりがあった。一方、ジアンビは9月13日に5打点の大活躍をして以来、当たりがやや止まっており、ここ7試合、22打数・3安打・打率.136。今日、縁起を担いでクロスビーのバットでラッキーなヒットを放ったが、少し心配。

ヤンキースは、全体的に打線が活発だったが、それでもヒット数はオリオールズの方が上回っていた。ヒット18本で9得点。特に下位打線に打たれた。
ヤンキース先発・スモールは、毎回のようにランナーを背負うピリッとしない投球で、5回までにヒット10本、4失点、3四死球?だった。それでも、まだスモール伝説は続いていた。5回を終わって10-3とヤンキースが大量リード。スモールが先発の場合、いい時も悪いときも投打がバッチリ噛み合う。しかし、その後を引き継いだリリーフ陣に不安な投球が続き、最後リベラを投入せざるを得ない展開にしてしまう。

プロクター【IP:2.0 H:3 R:2 ER:2 BB:0 ERA:5.26】
ゴードン【IP:1.0 H:2 R:1 ER:1 BB:0 ERA:2.48】
エンブリー【IP:0.0 H:2 R:2 ER:2 BB:0 ERA:7.43】

エンブリーは、左打者対策用に投入されながら、その左打者に打ち込まれた。左のリリーフとして、ライターに期待。

最近は下位打線がチームを引っ張ってきたという感じだったが、この試合は主力が活躍した。しかし松井選手は、その波にもう一つ乗れなかった。
今日の松井は、昨日に引き続き、すべて右方向への打球だった。前に飛ばす力より、ライト方向へ引っ張る力の方が強くなり、打球を遠くに飛ばすパワーが有効に使われていないという気がした。やはり体の開きが問題なのか。センター方向への意識を持って、しっかり軸足に残ったバッティングが見られれば、今日の結果はずいぶん違ったのではないかと感じた。1打席目は、構えた時の右足の引きが大きいために、外角の球をセンターから左方向へという体の反応を邪魔しているのかなと思ったりした。(あくまで勝手な妄想です。(^^;))

松井のコメント:「調子は別によくないけど、打てないとも限らないし、打てるとも限らない。今の状態の中で、出来る限り努力するしかない。」

少し力の無いコメントのように感じた。しかし、これまでキッカケを掴めば劇的に状態が良くなってきた松井選手。松井選手の"出来る限り努力する"の言葉の意味は重い。悲願の目標に向かって、最後の力を振り絞って踏ん張ってくれるに違いない。復活の日は近いと信じたい。今のヤンキースには、松井選手の力が必要なんです。頑張れ~、松井!!

050920_left_card ヤンキースの試合中、オルティスが2打席連続ホームランという情報が入ってきた。今日は、5打数・4安打・4打点・2本塁打と大活躍。ここ最近、毎試合のように勝利に貢献しているのを耳にする。オルティスの勝負強さは反則気味。ここ9試合で8本塁打。普通のバッターのヒットより多く打っているんじゃないかというほど。直接対決までには、調子を落としていてくれたらいいな。でも、そもそも調子の波はあるのかな。そして、一方もう1人の主砲・ラミレスはなんと4打数・4安打・4打点・2本塁打。オルティスとラミレス、この二人の爆発力がレッドソックスを引っ張る。ヤンキースには、全員野球を期待。

10月の改編でフジの日曜夜10時からの情報番組に"爆笑問題"が、起用されるという噂をキャッチ。かなり楽しみです。

4打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 149 580 173 21 110 .298 .360 .490 .849
松井:5番・レフト先発出場
先発:王建民(IP:8.0 H:7 R:2 ER:2 BB:1 ERA:4.03)

『対戦ピッチャー』
・vs ベダード(L)【Career:6-3 avg .500】:第1・2・3打席
・vs デュボース(L):第4打席

第1打席1-2-0 ランナー:一塁 2回裏、シェフィールドが四球で歩き、松井の打席。
初球、インコース寄りやや高めへの速球(150km/h)に振り遅れてファール。2球目、真ん中への速球(150km/h)を打ってファール。振り遅れで、間合いを作らせてもらえなかったという感じがした。やや始動のタイミングが遅れたのかなと思った。1球、外角への変化球(143km/h)が大きく外れた後の4球目、外角低めへの緩い変化球(122km/h)に完全にタイミングを外され、合わせるだけのバッティングになってしまいボテボテのセカンドゴロ。速球を意識させられての緩い外角の変化球に当てるのが精一杯という感じだった。腰の開きがあり打球がライト方向へ飛んだが、一瞬のタメを作ってセンターから左方向に合わせていれば、ヒットに出来たのかなと思った。調子のいい時に見られた、タメを作って何とか軸足に残したバッティングは見られなかった。

ポサダが歩いて1死一塁・二塁。ウィリアムズが外野フライ、カノーが三振でこの回無得点。

第2打席0-1-0 ランナー:なし 初球、真ん中への速球(148km/h)を打ってライト方向へのファール。前の打席、速球に押されていたので今回は、タイミングを早くしたように感じた。そのためか、体の開きが早く、真ん中のボールでも遠く感じるようなバッティングだった。体が背中方向に流れているように感じた。このボールを捉えられないと後が厳しくなる。これまでより構えた時の右足の引きが大きいように感じた。2球目、高さは真ん中、インコースへの変化球(126km/h)に詰まらされて力の無いファーストゴロに倒れる。かなり差し込まれ、バットの根元に当たったように見えた。まるでバットの重さに体が振られているいるような軸のブレがあった。本来、松井選手の好きな左投手のインコースだった。それを捉えきれないのは、調子を落としているということか。

第3打席3-2-2 ランナー:二塁・三塁 5回裏、先頭バッターのカノーが実に見事なバッティングでレフト方向へのヒットで出塁。続くクロスビーが絶妙なバントを決め、オールセーフ。無死一塁・二塁。スタジアムが否が応でも盛り上がる。その歓声に乗ってジーターがライト前ヒットで、無死満塁。ロドリゲスが、外の球を上手く打ってタイムリーヒット!!嬉しくて手が痛くなるほど叩いていた。この段階で1-2。ジアンビ、三振の後、シェフが内野ゴロの間に1得点。2-2の同点に追いつく。なおも2死二塁・三塁で、勝ち越しのチャンスに松井の打席。

2球目、高さは真ん中、外角へのやや甘い変化球を打ってファール。体の開きが早く崩されてしまった。調子のいい松井なら、体の開きを抑えて強い左方向への打球になっていたような球だった。4球目、真ん中高めへの速球(150km/h)に振り遅れでファール。綺麗な軸回転ではなく波があるように感じた。速球は手元で伸びがあるのか、中々捉えることが出来ない。フルカウントとなっての6球目、真ん中高めへのボール球である速球(151km/h)を打ちにいって空振り三振。。一瞬、打つか見送るか迷いがあって振りが遅れてしまったという感じだった。速球に振り遅れまいとする気持ちが、ボール球に思わず手を出させたのかなと思った。

matsui_050919_bontai 第4打席3-2-2 ランナー:一塁・二塁 2-2と同点で迎えた7回裏。ジアンビが四球、シェフがヒット。2死一塁・二塁のチャンスで松井の打席。ここは試合の大きな山場。松井の前で左ピッチャーに交代。
試合の行方を決める場面だけに、かなりドキドキした。まるでポストシーズンのよう。2球目、真ん中への変化球(127km/h)を打ってファール。もう一歩溜めきれないのか、体の開きが早く感じた。タメが無い分、スイングにキレも足りない気がした。カウント3-1まですべて変化球。5球目、外角低めへの逃げていく変化球(113km/h)を打ちにいって空振り。完全にタイミングを外され、体が前に流れていた。また、開きが早く腰が引けてバットに当てることが出来なかったのでは。6球目も同じようなところに同じ球種の変化球が来た。そして同じようなバッティングで空振り三振。ライト方向への打球を狙ったようなスイングだった。フルカウントになった段階で、レフトへの打球を意識したバッティングをして欲しかった。残念。
松井ならやってくれると期待が大きかっただけに空振り三振の後、頭をガーンと殴られたような衝撃があった。暫くボーッとしていた。

松井のコメント:「フルカウントから手がでちゃいました。なんとかファウルにしたかったけど…。投球がよかったのでしょうね。」

<試合経過>
1回表、王が2アウトを取りながら、3連打を浴びて1失点。

2回表、カノーが、緩いゴロをシングルハンドキャッチをして一塁へ素早く送球。アウトを取る。このところ守備でいいところが目立つ。

3回表、オリオールズの攻撃。ヒット、四球で無死一塁・二塁から送りバントで二塁・三塁。ファーストゴロの間に1失点。いつの間にか気がついたら得点されていたという感じ。気がつかないうちに致命傷を負わされていたということにならなければいいな。

3回裏、クロスビーが内野安打のあと、ジーターが判断よくセイフティーバントを決め無死一塁・二塁。ロドリゲスは、外角いっぱいの球を見逃して三振。ジアンビが死球で出て1死満塁。しかし、シェフがダブルプレーに倒れる。どんな形でもいいから、松井に回してほしかった~。撃沈。

6回表、ポサダが四球で出塁し、ウィリアムズの内野ゴロの間に二塁へ。当たっているカノーは、痛烈な打球を飛ばすものの、ツキがなくライトの正面へ。クロスビーがレフトフライに倒れ、この回無得点。

7回表、オリオールズの攻撃は、3人すべてピッチャーゴロ。王建民が本来の投球を取り戻したような気がした。

8回表、王は、ランナーを出しながらも3人で抑える。

9回表、2-2の同点ながら、リベラが登場。問題なく3人で仕留める。いつもサンキューです。

050919_crosby_2 9回裏、ニュースがあって画面が切り替わった瞬間、先頭バッターのクロスビーが初球?を完璧なスイングで捉える。まさか・・・。まさか。入った------っ!!思わず飛び上がって手を叩いた。クロスビーの今シーズン初ホームランがライトスタンドへ運ぶ劇的なサヨナラホームランとなった。クロスビーさん、ありがとお!!クロスビーは通算でもホームランは3本。

クロスビーのコメント:「サヨナラホームランなんて生涯で初めて。それをヤンキースタジアムで打てたなんて最高だ。信じられない気持ちだ。本塁打なんて思ってもみなかった。必死にやるだけだった。」

トーリ監督のコメント:「代打を送る気はなかった。守備もいいから、延長戦に備えて交代させられる選手ではなかった。もともとパンチ力はある。いい仕事をしてくれた。守備の安定感を買って先発させたが、広角に打てるうまさも、バント安打で出塁する走力もある。最後の1発みたいなパンチ力だって持っている。昨日負けただけに、非常に重要な勝利。」

050919_joy 050919_joy_2 松井のコメント:(サヨナラの瞬間は)「(クラブハウスで)着替えていました。でもテレビでは見ていましたよ。単純にこの勝ちはでかいと思う。こういう勢いがあしたにつながればいい。」

前も、松井選手はサヨナラの歓喜の輪の中にいなかったような。喜んでいる松井選手を見たいのに・・・。ちょっと寂しい。

050919_order 今日は、7回まで8番・カノー、9番・クロスビー、1番・ジーター(4-2)、2番・ロドリゲス(4-1)の四人だけがヒットを打っていて、その間の中軸に当たりがなかった。そんな苦しい試合展開の中でも、カノー、クロスビーの若手がチームを引っ張った。この二人がチャンスメイクをし、ジーター、ロドリゲスに回すといういい形が出来上がっていた。
今日のクロスビーは4打数・3安打、そのうち一本は試合を決める一発。カノーは、4打数・1安打だったものの、その1安打は、貴重な得点に繋がるヒットだったし、チャンスにヒット性の当たりもあった。更に守備で何度もいいプレーを見せた。カノーは、先週の週間MVP【打率.429、3本塁打、13打点】を取ったということで、まだその勢いは続いているよう。
今日の8番・9番は秀逸。こんな8番・9番があっていいのかというほど。シーズンの終盤になれば、ベテランの成熟したプレーがチームを引っ張ると思っていたが、カノーやクロスビーのような選手の若さ溢れるハツラツとしたプレーもチームには、必要だという事が分かった。今のヤンキースは、ベテランと若手の力が相まっていいチームになっていると感じた。
昨日、ライトに入ったシエラが守備でいいところがなかったために、今日は、クロスビーが先発した。それが見事に的中。

投げては、立ち上がりに不安定な投球を見せていた王建民が、3回以降、無得点に抑える好投を見せ、8回を被安打7、失点2と試合をしっかり作った。7回の3者凡退に打ち取った投球などは、王の打たせて取るピッチングの持ち味が発揮されて、いい感じだったのでは。次の登板にも期待が膨らみ楽しみです。

今日の松井は、2度試合を決めるチャンスに打席が回ってきたが、結果を残すことが出来なかった。僕は、かなり落ち込んでいたが、クロスビーのサヨナラホームランに救われた。もし今日負けるようなことがあったら、松井選手も責任を感じていただろうし、僕も暫くは立ち直れなかっただろう。本当にクロスビーには、感謝です。
状態が良ければ捉えることの出来た球は何球かあった。しかし、捉えられなかった。状態としては、かなり悪いのではないかという印象。体の開きが早く、一瞬のタメを作れないように映った。そして何より、速球にどうしても振り遅れてしまう。特に同じ失敗を続けないというイメージのある松井選手が、4打席目、2球同じ球を空振りした。すぐには修正できないような根の深いズレがあるのかなと感じた。
matsui_050827_stance matsui_050919_stance 松井選手の構えにおいて、以前からオープンスタンスではあったが、今日は、いつもより、より右足の引きが大きいように感じた。5月8日のニュース記事に【松井は昨季終盤、ややオープンスタンスに変更して以来、ボールを長く見られるようになり、好調な打撃をポストシーズン、今季のオープン戦、開幕当初につなげた。ところが、長く見られるがために強引な打撃に陥り、二ゴロが増えていた。】というのがある。今日のバッティングに少なからず影響があるのかなと思った。最近、速球に振り遅れることが多いのと関係があるのかも。明日の試合、何らかのキッカケを掴む一打が出ますように。頑張れ~、松井!!今日もそうだったけど、やっぱりチームに流れを引き込むかどうかは、松井選手にかかっている。

matsui_050919_vs いつものように順位表を確認すると、なんとヤンキースとレッドソックスとの差が0.5となっていた!!あのレッドソックスが、デビルレイズに8-7で負けて連敗?!とうとう、レッドソックスが手の届くところまで来たという現実に息が上がった。長い間、遠い存在と思っていたものを、急に目の前に突きつけられた気がして、一気に緊張してきた。ここから先は、1敗も出来ない綱渡りをするような戦いが待っている予感。気合をもう一度入れ直したい。頑張れ~、ヤンキース!!

トーリ監督のコメント:「これでわれわれは流れを取り戻した。」

これから、風に乗って更に勢いを加速させ、ヤンキースが天高く上昇してゆく。そんなイメージ。

4打数・2安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 148 576 173 21 110 .300 .362 .493 .855
松井:5番・レフト先発出場
先発:ライト【,勝敗】(IP:2.1 H:5 R:4 ER:3 BB:1 ERA:5.61)

『対戦ピッチャー』
・vs リリー(L)【Career:18-5 avg .278】:第1・2・3打席
(持ち球:カーブ、チェンジアップ、カットボール)
・vs ショーネワイス(L)【Career:13-1 avg .077】:第4打席

第1打席3-0-1 ランナー:なし 1点リードされ1-0となって迎えた2回表。チームに勢いを与えるためにも出塁したい場面で松井の打席。
カウント3-0からの4球目、高さは真ん中、外角への速球?(129km/h)を打ってセカンドの横に。追いつくも投げられずセカンドへの内野安打。やや強引さを感じたバッティングだった。体の開きが若干早く、外角の球が更に遠く感じた。ゆったりとしたテイクバックは見られたが、それでも待ちきれていないという印象。先日までヒットが続いていた時は、同じような球をセンターの左に飛ばしていたと思う。特に左投手には開きを抑えて打てるという松井だっただけに残念。

シエラがアウトになった後、ポサダが歩いて2死一塁・二塁。打席にはウィリアムズが入るが、ポサダのリードが大ききくポサダがキャッチャーに刺され、チャンスを逸してしまう。

第2打席0-0-1 ランナー:なし 4回表。
初球、ど真ん中への緩い速球?を打ってライトフライ。残念。甘い絶好球だった。ややバットがボールの下に入って上がりすぎたのと、少し詰まっていたのかなと感じた。ホームランを打つ時は、ボールを自分の形で呼び込んで綺麗な軸回転をしているが、この打席は、ややボールを迎えに行ったという印象を受けた。そのため、キレのある軸回転ではなかった。松井の状態は、やや下降気味なのかなと思わせた。しかし、ゆったりとしたテイクバックは健在。

第3打席0-1-1 ランナー:なし 7回表。
初球、外角寄り低めへの変化球(126km/h)を見送ってボール。2球目、真ん中高めへの緩い速球を捉え、詰まりながらもレフト前にポトリと落ちるシングルヒット。高めのボール球だった。ボールをゆったりと構えて引き付け、内からバットを出して、レフト前へ運んだ。あのコースをヒットにするには、この打ち方しかないのではというバッティングだった。
小早川氏:「詰まり気味になるなと判断したところで、バットの先端を遅らし気味に出して、レフト方向へ持っていくという上手いバッティング。」

シエラにサードゴロエラーが出て1死一塁・二塁。ここで、ポサダが、しぶとく三遊間を破るヒットを放ち、松井が生還。5-3。これまで苦しめられていたリリーのカーブを見事に捉えたバッティングだった。ここでピッチャーは交代。なおも、1死一塁・二塁でウィリアムズの打席。ウィリアムズの打球は伸びがなくレフトフライ。カノーが打席に登場。しかし、空振り三振でこの回終了。

第4打席2-0-1 ランナー:一塁 8回表、再び1番・ジーターから。そのジーターが、なんとソロホームラン。5-4と1点差に追いつく!!次の打者・マルティネスのライトへのヒット性の打球は、スライディングをしながら好捕される。シェフが歩き、2死一塁で松井の打席。ここは、ヤンキースにとって試合の大きな山場だったかもしれない。松井の力でチームを引き上げるチャンス。
外角への速球が2球外れての3球目、真ん中やや低めへの甘く入ってきた速球(146km/h)を芯で捉えたように見えた打球は、無常にもセカンド正面へのゴロ。ゆったりとしたテイクバックはあるものの、その後の鋭い軸回転が影を潜めている気がした。軸足に重心の乗った一瞬のタメがないのかなと考えてみた。

このままいけば松井にとって最後の打席。松井なら、絶対この劣勢を覆すバッティングをしてくれると期待したが、残念ながらヒットは出なかった。普通なら、1点差に追いつき、一気に逆転と、チームが盛り上がってくるはずなのに、今日のヤンキースにはその勢いを感じなかった。やはり、守りの乱れによる失点が重くのしかかっているのか。もしチームに勢いがあれば、それに乗って松井もヒットを打ったに違いない。

松井のコメント:「そんなにメチャメチャいい、とは思わなかったけど、要所で抑えていたから、(デキは)よかったんでしょう。」

<試合内容>
試合前、レッドソックスが負け、インディアンズは勝ちという情報が入ってくる。これでこの時点でEAST、WILD CARDでゲーム差は、それぞれ1.0。

1回裏、TORの攻撃。2アウトから、ライトへポトリと落ちるの打球をシエラがジャックルして三塁打にしてしまう。四球の後、ライトへのヒットがあって1失点。

2回裏、TORの攻撃。ヒット2本で1死一塁、三塁のピンチ。続く打者のショートゴロでダブルプレーかと思いきや、ジーターの一塁への送球が力みが入って、悪送球。この間に1点入る。更に2死一塁・二塁となったところでポサダが後ろに投球を逸らし、二塁・三塁。その後、タイムリーヒットが出て、2点追加される。この回、ヤンキースの守備にミスが目立った。昨日の隙を見せないヤンキースは、そこにはいなかった。

3回表、カノーの2ベースの後、ロドリゲスの2ランホームランが飛び出す。失点した直後の回で取り返し、チームに勇気をもたらした。

050918_relief 3回裏、先日のジョンソンに続きまたもアクシデントが起こる。折れたバットが先発・ライトを直撃し、降板。バットが当たったとき、無念そうな仕草を見せる。ここまで調子とリズムがイマイチだったライト。結果的にはよかったのかもしれない。ライター【IP:3.2 H:3 R:1 ER:1 BB:0 ERA:5.86】が、この回急遽登板し、無難に2アウトを取ってこの回終了。

試合途中、ジアンビがベンチに下がる。背中の筋肉が痙攣したという事。3番を任されているジアンビ。かなり心配なことが今日はたくさん起こる。

5回裏、TORの攻撃。1死二塁・三塁とされ、内野安打の間に1失点。5-2と3点リードされる。

6回表、ヤンキースは1番からの好打順だったが、リリーの前に全く歯が立たず3者凡退。

7回裏から、ライターに代わりスターツ【IP:1.2 H:2 R:1 ER:1 BB:0 ERA:4.24】がマウンドへ送られる。そして無失点で抑える。

8回裏、2死一塁としたところでエンブリー【IP:0.1 H:1 R:0 ER:0 BB:1 ERA:7.07】がマウンドへ。代わっていきなり四球。なんてこった。続く打者にタイムリーを打たれる。四球を与えたのが、もう悔しくてたまらない。はぁ~↓

9回表、2死一塁でカノーの打席。ピンチランナーのロートンが盗塁を決め二塁にランナーを置いて、カノーがタイムリー2ベースヒット!!6-5と1点差に追いつく。ここでジーターが打席へ。しかし、見逃しの三振で、試合終了。思わず頭を抱えて叫んでしまった。この負けは、簡単には受け入れることが出来ない・・・。悔やんでも悔やみきれない試合となってしまった。

<松井のコメント>
・「序盤にやらなくていい点があった。」
・「(レッドソックスの途中経過が)見えるからね。見ていましたけど。仕方ない。また明日頑張る。」

今日は、肝心なところで守備のミスや四球で相手に隙を見せてしまった。そのために、守りが攻撃への勢いをそいでしまった感じがした。
また、守備では追いつけそうなフライを早めに諦めたり(スタートを切るのが遅かった?)、強襲の打球を捕球できなかったり、攻撃では、各バッターがボール球に手を出して相手ピッチャーを助けたり、"球際の強さ"が見られなかった。それがこの点差になったのかなと思った。
今日は完全に勝てる試合だった。レッドソックスが負けたことで、気の緩みがあったのかもしれない。見ていて、僕に、少し安堵感があったことは確か。しかし、振り返っている暇はない。この試合の負けで、この後の戦いが厳しくなったことは間違いない。優勝到達ラインを94勝とするとヤンキースは、9勝5敗しなければいけないのに対し、レッドソックスは、7勝6敗でいいという事になる。ジーターが話していたように、本当にプレーオフ状態に入ってきた。1試合も落とせないというプレッシャーが更に高まったのでは。このプレッシャーが、チームの集中力に変わり、チームを一つにする原動力となればいいな。頑張れ~、ヤンキース!!明日の試合が重要。トーリ監督の言っていた7連勝は現実のものにはならなかったが、今度は、6連勝中のチームのいい雰囲気を保って9連勝を期待。(^^)

050918_sun_shine 松井選手は9月に入ってまだホームランが1本。8月は3本だった。僕は、今、松井選手はホームランを捨てているから、この現状は仕方ないと思っていた。また、ホームランを狙えばバッティングが崩れると感じていた。しかし、今シーズン、イチロー選手が、打撃フォームを改造したことによって、ホームランを狙わなくてもホームランが出るようになったという事を聞いてハッとした。よく考えたら、松井はヒットとホームランを両立できる選手だと思う。これまで重ねてきたバッティングフォームの改良は、すべて飛距離を伸ばすためのものだった。大島氏はホームランを狙わないほうがいいと言われていたが、本当に状態がいい時は、狙わなくても自然とホームランが出るはず。松井選手が理想とする左にも右にも"強い打球"を打つフォームは、ホームランへと繋がっている。やはりホームランへの夢を諦めたくない。ホームランが出だした時が、本当の意味での松井選手の絶好調。そしてそれが、チャンピオンリングへと繋がっていく。頑張れ~、松井!!
2004年のポストシーズンの打率は.412(51-21)など、ポストシーズンに強いイメージのある松井選手。これは、松井選手の特徴だと思う。ポストシーズン状態の今、松井選手のここぞという場面での集中力と爆発力が発揮されると信じています。

ワイルドカード争いをしているインディアンズは、明日からホワイトソックスと直接対決。ホワイトソックス、是非意地を見せてください。

<ニュース記事>
ジアンビ本人は広報を通じて「明日はプレーできる」と表明。ジョー・トーリ監督も「これであいつが長く戦列を離れることになるとは思わない」と語っており、大事には至っていない模様。
~(MLB.com)~

4打数・1安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 147 572 171 21 110 .299 .361 .493 .854
松井:5番・レフト先発出場
先発:チャコーン【W,6勝10敗】(IP:8.0 H:4 R:0 ER:0 BB:1 ERA:3.70)

『対戦ピッチャー』
・vs チャシーン(L)【Career:12-3 avg .250】:第1・2・3打席
(持ち球:チェンジアップ、カットボール、ツーシーム) ・vs チョーク(R):第4打席

第1打席3-2-2 ランナー:一塁・二塁 1回表。ジーターのヒット、ジアンビの四球でシェフィールドライトフライに倒れて2死一塁・二塁。
チャシーンは、それほど球の速さはないが、キレがあるといった印象。4球目、インコース寄り低めへの抜いた変化球(121km/h)にタイミングを外され空振り。体の開きが早く、ボールを呼び込み切れなかったのでは。フルカウントになり、6球目、インコースへの速球(140km/h)を打つも、詰まってボテボテのセカンドゴロ。かなり窮屈なバッティングになり、綺麗な軸回転が出来なかったように見えた。体重が前に流れていたような印象。

第2打席0-0-1 ランナー:一塁 3回表。シェフの死球で松井の打席。
初球、真ん中やや外寄り高めへの速球(145km/h)を打ち上げてしまいサードフライ。初球から、ボール気味の球に手を出して簡単にフライアウトになってしまい、思わず「えっ」と呟いた。松井らしくない気がした。おそらく球速表示以上に手元で伸びてきているであろう速球に押されてしまった。腕だけで打ったという感じで、しっかり打ちにいったというより、手が出てしまったというバッティングだったのかなと思った。

第3打席0-2-1 ランナー:なし 6回表。
初球、インコースやや低めへの変化球(132km/h)を見送ってストライク。2球目、高さは真ん中、インコースへの速球(140km/h)に詰まってファール。2球で追い込まれる。今日は、速球にかなり差し込まれているという印象。3球目、高さは真ん中、インコースへの変化球?(138km/h)を詰まりながらも捉え、打球は二遊間へ。セカンドが追いつくも送球できずセカンドへの内野安打。飛んだところがラッキーだった。かなりバットの根元に当たっていた。この打席、インコースを中心に攻められていたが、追い込まれたこともありストライクゾーンを広くして待っていたという印象。

1死一塁となり、ポサダがセンターオーバーの大きなあたりを打つ。打った瞬間、高く上がったので松井は一・二塁間でボールの行方を追っていた。この時点でホームへは厳しいなあと思っていたら、松井は三塁を回り一気にホームを狙う。しかし、ボールがホームに返ってきて悠々アウト。かなりの暴走だった。3塁ベースコーチはどういう判断をしたのか。2死三塁となってシエラがフライアウト。この回、無得点に終わったことがこの後の展開にどう響いてくるか。

第4打席3-1-2 ランナー:一塁 8回表。シェフィールドが、内野安打で出て2死一塁。
低めを中心にボールが外れてカウント3-1。5球目、やや外角寄り低めへの変化球(127km/h)を打ち上げてしまいセンターフライ。変化球に対してタメが作りきれなく、体が前に突っ込んでしまったように見えた。いい時の松井なら、もう少しポイントまで引き付けて、体重も残せたかも。外角へやや逃げていく変化球に追いかけていったという印象もあった。解説によると、力の入っていないところでバットに当たっているという事だった。

<試合内容>
2回表、ポサダの2ベース、シエラのヒットで無死一塁・三塁。ここでウィリアムズのタイムリーが飛び出す。ヤンキース1点先制!!更に無死一塁・二塁でカノーが送りバントをきっちり決める。しかし、ジーター、ロドリゲスが内野ゴロで凡退し、この回1点どまり。1回に続き上位打線にどうしてもタイムリーが出ず。この回、1死二塁・三塁で得点できないというのは、ヤンキースへ来た流れを逸してしまいそう。

両チーム、流れを掴みそうで掴みきれず、そのまま無得点で回は進んでいった。

7回表、先頭バッター・ウィリアムズが出塁するも、進めることも出来ずに3アウト。

7回裏、チャコーンは四球、審判に当たるヒットで無死一塁・二塁のピンチを迎える。ここで内野ゴロをダブルプレーに打ち取り、2死三塁。最後はレフトフライに打ち取り何とかピンチをしのぐ。

050917_chacon matsui_050917_super_catch 8回裏、ブルージェイズの攻撃。カノーの横に打球が飛ぶが、飛びつき捕球。取っ手からも素早く一塁へ送球して間一髪アウト。今日はいいプレーが何度もある。ノッているかノー。次の打者の打球は浅いレフトへのフライ。懸命に松井が追って走ってグラブの先でスーパーキャッチ!!最後まで諦めないでボールを捕球に行った。この場面でランナーを出せば一気に形勢は不利になるという事を松井も認識していた。気持ちで取りにいった感じがして、松井が守備で魅せてくれた。あれだけギリギリのプレーで勝負したのは久しぶりかもしれない。チャコーンは、こぶしを天高く掲げた。
2連続の好プレーにチャコーンは助けられ、この回無失点に抑える。好守はチームを鼓舞する。チームが一つになっている気がした。

<松井の好捕について>
チャコーンのコメント:「信じられない。」
松井のコメント:「打った瞬間は分からなかった。とりあえず落下地点まで行ってから見ようと思った。」
トーリ監督のコメント:「カノのプレー(八回無死で二遊間のゴロを好捕)も大きかったが、その後のマツイはもっと大きい。それほど勢いはなかったけど逃げていく打球。」

9回表、ヤンキースは、ポサダがノーアウトで出塁するも無得点。

9回裏、ゴードンがマウンドへ。先頭バッターをヒットで出してしまう。続く打者にもヒットを打たれ、無死一塁・二塁。ここでまず三振で1アウト。1点は覚悟したが、次のバッターをダブルプレーに切って取り試合終了。この瞬間、かなり熱くなった。ヨッシャー!!打球を捕球したロドリゲスも、ガッツポーズを見せる。

松井のコメント:「打ち合いでも勝って、今日みたいな試合もしっかり守り抜ける。そういう意味では歯車がかみ合ってきた。守備で勝ったのはいいことだよ。きょうは信じられないプレーが多かったね。」

シーソーのように得点のチャンスがいったり来たりするも、それを両チーム、ものにすることが出来なかった。得点が入りそうで入らない不思議な感覚。0-1のまま終わるわけがない、何かが起こると思ってずっと試合を見守ったが、結局、試合は0-1という結果に。こんなこともあるんだなぁと思いながらも、辛勝を喜んだ。ヤンキースはヒット10本、残塁8、ブルージェイズはヒット6本、残塁5。それだけ投手が粘りを見せたということか。
ヤンキースは、何度もノーアウトのランナーを出すも単調な攻撃でチャンスを作ることが出来なかった。1点を争う試合展開で、足を絡めた攻撃が出来ないというのは、ヤンキースの大きな弱点なのかもしれない。ブルージェイズが、足でかき回すチームじゃなくてよかった。ホッ。

今日のカノーは、ノーヒットながらも好守やチャンスを広げるバントでチームに堅実に貢献した。打撃で得た自信が守備での積極性に繋がっているのかも。カノー、頑張れ~。

今日の松井は、速球には振り遅れ気味で、変化球には待ちきれず崩される形となった。松井の中でややタイミングが取れていない状態なのかなと感じた。ちょっとした感覚のズレなんじゃないかと思う。まだ、好調をキープしていると信じたい。また、明日に期待。頑張れ~、松井!!

今日、カージナルスが地区優勝を確定させた。田口選手、おめでとうございます。ヤンキースもいきますよ~!!

<ヤンキース防御率>
リリーフ      4.12
ゴードン、リベラ  1.91

<追記・ニュース記事>
今、ヤ軍ナインの間で流行しているTシャツがある。紺地で胸元には『GRIND IT』(粘れ、踏ん張れの意)の白文字。ジョー・トーリ監督(65)がよくミーティングで口にする言葉をとってホルヘ・ポサダ捕手(34)がポケットマネーで発注。最近、クラブハウスで配った。松井秀もお気に入りのTシャツがこの夜のような一丸野球に一役買っている。
~(サンケイスポーツ)~

この記事からチームのいい雰囲気が伝わってきた。『GRIND IT』を合い言葉に前向きに、そして、一丸となって笑顔で試合に臨む選手達の姿が思い浮かんだ。頑張れ~、ヤンキース!!

5打数・1安打・1打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 146 568 170 21 110 .299 .362 .495 .856
松井:5番・レフト先発出場
先発:R.ジョンソン(IP:1.2 H:2 R:3 ER:3 BB:2 HR:1 ERA:4.01)

『対戦ピッチャー』
・vs ブッシュ(R)【Career:9-2 avg .222】:第1・2打席
・vs リーグ(R):第3・4打席
・vs ショーネワイス(L):第5打席

第1打席2-1-2 ランナー:三塁 ロドリゲスが、四球、盗塁で1死二塁となって、ジアンビが左中間にタイムリー2ベースヒット。1点先制。シェフィールドが内野ゴロの間にジアンビは三塁へ。ここで松井の打席。 初球、足元へ大きく外れるボール球。2球目、インコース低めへ沈む変化球(134km/h)を見送ってボール。3球目、インコース低めへの変化球(134km/h)をハーフスイングでストライク。4球目、高さは真ん中、外角へのやや逃げていくような変化球(122km/h)を捉えるも伸びがなく、平凡なレフトフライに倒れる。いい当たりにも見えたが、意外にも伸びが無かった。バットの先に当たっていた。若干伸び上がるような感じはあったが、緩い変化球をしっかり引き付け、崩されることなく振り切っていた。右肩の開きも少なく体の正面で捉えているようだった。落ち着いてボールを呼び込むといういい感覚はまだ続いているのでは。この打席、長打が出る雰囲気を感じた。

第2打席1-0-1 ランナー:一塁 3-2と1点を追う3回表。ジアンビが四球で歩く。シェフが内野フライ。 初球、腰を引かされるインコースへの速球が外れてボール。2球目、真ん中低めへの速球を真芯で捉え、痛烈な当たりが狭い二遊間を抜けるセンター前ヒット。確実にセンター方向への意識を持った見事なバッティングだった。非常にバランスよくテイクバックを取り、ボールを見極める間合いをしっかり作っていた。体が開かず、ギリギリまで呼び込んで体の正面できっちり捉えていた。ゆったりとしたテイクバックで、松井自身が理想的とする打つまでの準備が出来ているのでは。

1死一塁・三塁でカノーに打席が回る。ここでなんと、カノーが昨日に引き続き3ランホームランを放ち、3-5と逆転に成功する。四球を絡め、松井が繋いでカノーの一発。なんとも隙のない見事な攻撃だった。更にフラハティーにもソロホームランが出る。

第3打席2-1-0 ランナー:一塁・三塁 4回表。ジーターの2ベースヒットの後、ロドリゲスの第43号2ランホームランが飛び出す。打った瞬間、センターフライかと思われるようなあたりだったが、ぐんぐん打球が伸びてセンター後方のスタンドまで届いた。ロドリゲスのパワーには脱帽。ジアンビが四球。シェフのヒットで1死一塁・三塁となり松井の打席。
初球、外角やや低めへの逃げていく変化球を見送ってストライク。2球目、外角への逃げていく速球 (148km/h)を見送ってボール。3球目、高さは真ん中、外角への変化球(135km/h)を見送ってボール。カウント2-1。4球目、真ん中やや低めへの逃げながら沈む速球(150km/h)をやや強引に打ちにいってセカンドゴロ。ダブルプレー崩れの間に3塁ランナーはホームイン。松井は、打点1を挙げる。イエスっ!!ゆったりとしたテイクバックは見られたが、松井が思ったより球の変化が大きかったのでは。手元へ微妙に変化する捉え難そうなボールだった。

050916_cano 一塁に松井が残って、カノーの打席。ここでカノーが2打席連続となる2ランホームランを放つ。カノーさん、どうしたん?凄すぎます。ここまで出ているヒット10本の内8本が長打。

第4打席2-1-2 ランナー:一塁・二塁 5回表。ジアンビの四球、シェフィールドのヒットで2死一塁・二塁となり松井の打席。
2球目、インコース寄り低めへの速球(155km/h)を見送ってボール。3球目、外角低めへの変化球(142km/h)を見送ってボール。4球目、真ん中低めへの鋭く沈む速球(156km/h)を打ち損じてピッチャーゴロに倒れる。この打席も手元で動く球にやられたという感じだった。低い球に合わせ重心を落として打ちにいったが、軸足に残らず、フォロースルーが小さいバッティングに見えた。

第5打席0-0-0 ランナー:なし 初球、インコース高めへの速球に詰まらされてピッチャーゴロに倒れる。ポイントが近く差し込まれていて、かなり窮屈なバッティングに見えた。上手く打たされて、自分のバッティングをさせてもらえなかった。最近の松井には珍しく、間合いを完全に取れなかったのでは。普段より、バットが寝て出てきた印象。

今日の試合は、序盤から荒れ模様だった。
先発・ジョンソンは、1回裏、先頭バッターに死球を与えると、次の打者にもストレートの四球。そして、3ランホームランを浴びてしまう。1アウトを取るもその後、またも四球を与える。その後、何とか2死を取ってこの回を終わらせる。初回、33球。解説によると精神的なものが投球に出てしまっているという事だった。

すると2回裏、ジョンソンが、ストライク、ボールの判定に対する不満を態度で表したことで、審判とひと悶着あり退場へ追い込まれる。初回から、かなりイライラしていたようだった。前回、レッドソックス戦で7回を1失点と素晴らしい投球を見せていて、今日はどんな闘志を見せてくれるのか楽しみだったのに残念。ブルージェイズとの対戦では、R.ジェイソンにとって役不足だったのか。ジョンソンへのペナルティーがちょっと心配。代わってプロクターがマウンドへ。

050916_order ヤンキースは、4回まで毎回得点で一挙11点。昨日までの勢いそのままにイケイケだった。
1回に、当たりの止まっていたジアンビに待望のタイムリーが飛び出すと、2回表、カノー、フラハティーの2本の2ベースヒットで1点返す。3回にもカノーに3ラン、フラハティーにソロが出る。 4回にはロドリゲス、カノーに2ランが飛び出したこともあり5得点。

しかし、5回から状況が一変し形勢はブルージェイズへと傾いていく。

050916_tousyu 6回裏、1死満塁としてプロクター【IP:3.2 H:5 R:4 ER:4 BB:1 ERA:5.06】からF.ロドリゲス【IP:0.2 H:3 R:2 ER:2 BB:0 ERA:4.85】へ交代。しかし、走者一掃の2ベースヒットを打たれ、7-11とされる。 7回裏、F.ロドリゲスがヒットと2ベースヒットを打たれて、1点返され8-11。ここで、エンブリー【IP:0.2 H:2 R:1 ER:1 BB:0 ERA:7.11】に交代。なおも無死二塁。1アウトを取るも2ベースヒット、シングルヒットを打たれ、更に2点追加。10-11。
4回が終わって3-11となった時は、このまま回が進めば、ヤンキースの主力が休めるなあと余裕で見ていた。そしたら、あれよあれよという間に1点差に。なんということだ。こんなことがあっていいのか。リリーフ陣が全く踏ん張れない。ため息。
2死一塁となってスターツに継投し、この回を締める。
8回裏、この回もスターツがマウンドへ上がる。1死から内野安打を打たれる。かなりヤンキースにしたら苦しい展開。8回表、ヤンキースは簡単に3人で終わり、勢いはブルージェイズに。三振と盗塁で2死二塁。しかし、ここは大きなセンターフライに打ち取りチェンジ。
9回裏は、リベラが登板。1人のランナーを出すも3アウトを取り、ヤンキースが1点差で何とか逃げ切った。

松井のコメント:「フフフ…。何とか逃げ切れたけど、大変でしたね。あんな展開、だれも予想できないですよ。すべてに関してやるべきことがある。それをやるしかない。残り試合、しっかり準備してゲームの中ですべて出す、それだけです。」

トーリ監督のコメント:「ランディは自分自身に不満がたまっていたのだろう。まあ、きょうはわれわれがすべきことをやったよ。」

結局、ヤンキースは、5回以降、打線が沈黙し得点を取ることが出来なかった。リリーフ陣の崩壊で14安打10失点を許し、危うく大量リードをひっくり返されるところだった。大きなリードで油断があったのかは分からないけど、ヤンキースにとってはツキのある試合となった。これも投打が噛み合っているというのかなぁ。とりあえず勝ちは勝ち。この時期に来ると試合内容より勝つことが大事。本当に良かったです。
昨日に引き続き下位打線が活発だった。6番・カノーが5打数3安打5打点。8番・フラハティが4打数2安打2打点。下位打線が元気だと、得点が底上げされる。今日の試合もカノー様様。22歳のルーキーがこの終盤に来て、ここまで遺憾なく力を発揮するとは・・・。打撃の好調さが、守備へいい影響を与えればいいな。そして、今日の試合の一番鍵となったのは打率.158だったフラハティの活躍だったのでは。1点差の試合となれば、どれもこれも見逃せない試合の鍵に思えてくる。

今日の松井は、チャンスに打席に回ってくるが、そこでヒットを放つことが出来なかった。3打席目以降、ゴロが続いた。手元で微妙に動くボール。松井が、メジャーに渡り課題としてきた球に仕留められた。リーグというピッチャー。微妙に変化し、更に球威があるということで今後も苦労しそう。ギリギリまでボールを引き付けて見極めるために、これまで試行錯誤してきた。進化した松井のバッティング【バットを引いていく間を取ることで、ボールを長く見る感覚を掴めるようになった。右足はピッチャー側に出ていき、グリップは引いていく。そして重心は身体の中央に保ちながらバランスを取りボールを長く見ていく。これにより重心が前後にぶれることなく身体の幹を軸にして駒のようにスイング出来、強い打球を打てる】を発揮する時。頑張れ~、松井!!3打席目以降、スイングにキレが感じられなかったの少し気になるところ。

トーリ監督は、冗談交じりに「残り17試合だったら、7連勝くらいがないとな。」と語ったという。ブルージェイズにスイープ。これぐらいしないとヤンキースは厳しい。それに、今のヤンキースはそれを可能にする勢いとツキがある。監督の口から出た言葉が現実のものになることを密かに期待。(^^)

<ヤンキース打撃成績>
        AL順位
打率  .275   (2)
本塁打 199   (2)
得点  786   (3)
      ※前日終了時

3打数・2安打・0打点・2四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 145 563 169 21 109 .300 .363 .497 .860
松井:5番・レフト先発出場
先発:スモール【W,8勝0敗】(IP:6.2 H:7 R:5 ER:5 BB:0 HR:1 ERA:3.28)

『対戦ピッチャー』
・vs マクラング(R)【Career:2-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs ミラー(L):第4打席
・vs カーター(R):第5打席

第1打席2-2-2 ランナー:一塁・三塁 ジアンビが四球、シェフィールドがセンター前ヒットで、2死一塁・三塁。チャンスで松井の打席。
初球、外角低めへの速球(151km/h)を見送ってストライク。大島氏:「本当はチャンスで、今のところも打ちにいきたいところだが、1球見るという余裕がある。」2球目、インコース低めへの速球(153km/h)が外れてボール。3球目、外角低めへの速球(151km/h)を見てボール。4球目、真ん中から低めに沈むインコース寄りのカーブ(127km/h)に空振り。大島氏:「真っ直ぐを打ちにいっての空振り。これは2-1というカウントなのでいいと思う。」5球目、真ん中やや外寄りへの速球(155km/h)を打ってサードフライ。球威に押されて間合いを作りきれなかったのかもしれない。そのためか、甘い球のようにも見えたが、バットの軌道が上から下に振り下ろすような感じに見え、左腕で押し込みがなかった。大島氏:「気持ちはセンター方向へというのがある。しかし、速さに負けた。タイミング的には合っている。このバッティングを続けていけばいいと思う。あれを強引にバットのヘッドを返してしまうと、ライト方向へのゴロが増えてしまうので。」

第2打席3-2-1 ランナー:なし 大島氏:「ホームランはもう頭から消していると思う。一発狙いというのは見受けられない。」3球目、インコース寄りやや低めへの速球(155km/h)をうってファール。大島氏:「思ったより、マクがいい。捕まえているつもりでも後ろにいってしまう。」4球目、真ん中やや高めへの変化球(135km/h)を打ってファール。5球目、6球目、外角への速球(155km/h、153km/h)が外れてボール。大島氏:「ボールがよく見えていると思う。打ちに行ってタイミングがあって見逃している。」7球目、外角寄り低めへ沈む変化球(130km/h)を打ってファール。大島氏:「頭の中では8割ぐらいストレートがあり、変化球に対応しようとしている。状態が悪くないからファールで逃げることが出来る。」8球目、真ん中低めへの速球(155km/h)に振り遅れてファール。大島氏:「ボール一つポイントを前に出したいが、フルカウントということで変化球も来る可能性があるので出せない。それでも少し遅れている。ポイントを前に出してしまうと引っ掛けてライト方向へのゴロになりやすい。」最後は、外角高めへの変化球(129km/h)が外れて四球を選ぶ。大島氏:「きっちり打ちにいって自分の中で判断が出来ている。」

第3打席1-2-0 ランナー:なし 5-1と大きくリードされて迎えた6回表。
初球、高さは真ん中、インコースへの速球を打ってファール。バットが内から出ていた。2球目、外角高めへの速球が決まってストライク。3球目、インコース低めへの沈む変化球を打ってファール。変化球に対しても体がきちんとついていけているという印象。大島氏:「松井の中に逆方向への意識があったスイングだった。」4球目、真ん中やや高めに甘く入ってきた速球(145km/h)を捉え、フラフラと上がった打球は、ポトリとライト線横に落ちる。松井が激走を見せ、ライト前への2ベースヒット。やや体の開きが早く、差し込まれていたように見えた。しかし、レフトへの意識がいい形で出たのでは。大島氏:「1球目を振ったときからこういう感じのイメージはしていたと思う。追い込まれていて、何とか塁に出たいという状況では大正解。」

ウィリアムズの四球、ポサダのレフト前ヒットで無死満塁。ここで、なななんとカノーが5-5に追いつく、同点満塁ホームランをライトスタンドへ叩き込む!!三塁にいた松井は、思わず両手を挙げて喜びを表現した。更にジーターが四球、ワイルドピッチで1死二塁。2番ロドリゲスが、勝ち越しの2ランホームラン。これで5-7。
続く、ジアンビが四球で出塁。シェフィールドのレフト前ヒット。1死一塁・二塁。ここで打者が一巡して松井の打席。

第4打席3-1-1 ランナー:一塁・二塁 大島氏:「この打席のボールの見逃し方もレフト方向への意図が見える。無理してライト方向へというのステップはしてこない。ライト方向へという意識があればインコースの球に対して、反応してしまうが、いとも簡単に見逃している。」結局、松井は、カウント3-1から四球を選ぶ。

1死満塁。ウィリアムズは空振り三振。ポサダは、セカンドゴロでチェンジ。この回、計6得点。

第5打席2-2-2 ランナー:一塁 シェフィールドがファーストゴロ。足のケガのこともあり最後は、ファーストへヘッドスライディングを見せセーフ。シェフがプレーでヤンキースナインを鼓舞する。大島氏:「チームがまとまっていくのは、監督が言葉で言うより、1人の選手がこういうプレーで勝利への意欲を見せるのが、一番効果的。」
大島氏:「今日の松井は、ボールも良く見えているし、打ちにいって見逃している。バッターボックス内で落ち着きがある。状態はいいと思う。このケースでもホームランを狙わないほうがいい。今の状態を壊したくないので、センターから左方向へ打ち返して欲しい。」
初球、外角低めへの変化球(127km/h)を見逃してボール。2球目、外角高めへの速球?(135km/h)を見逃してストライク。3球目、外角低めへ沈む変化球(117km/h)を見逃すもストライクと判定。4球目、インコース低めへの速球(138km/h)を打ってファール。今日は、インコースの球をレフト方向へファールすることが多い気がする。内からバットが出ていて、レフトへの意識が高いのでは。大島氏:「今のは少し体を振り過ぎ。これをやってしまうとタイミングが狂ってくる。追い込まれているので普通ならあそこまでは振らないが、あの変化球を見送ったという事は、早いボールへの意識があったのかも。それで追い込まれてからチェンジアップが来て、思わず振ってしまった可能性はある。」5球目、外角高めへの変化球(129km/h)を見送ってボール。6球目、外角低めへの抜いた変化球(117km/h)を上手くバットに乗せセンター前ヒット。強引に引っ張るといった素振りは一切見せず、センター方向への意識をしっかり持った打席だったので出来たバッティングだったのかなと思った。タイミングを上手く合わせ、体を残して捉えていた。
大島氏:「ヘッドを返すのを我慢して、押し出した感じ。技あり。軸足にある程度残ってないとこういうバッティングは出来ない。追い込まれてああいう打撃、また、ストライク、ボールの判定が出来ているのは、タイミングが取れている証拠。」

<試合内容>
5回表、カノーのライト線への2ベースヒット、クロスビーのシングルで1点返す。ジーターが打席の時、ワイルドピッチでクロスビーが二塁へ進塁。ジーターが倒れて、ロドリゲスが四球で出塁。ジアンビの内野ゴロの間にランナーはそれぞれ進塁。2死二塁・三塁でシェフィールド。しかし、セカンドゴロに倒れ、この回1点止まり。
5回裏、スモールが3ランホームランを浴びて5-1とリードを広げられてしまう。

今日はあの無敗のラッキーボーイ・スモールが先発だということで、5-1と大きくリードされても、不思議と気持ちを乱すという事は無かった。スモールが投げ続けている限り、打線が必ず何とかしてくれるという理由なき自信みたいなものがあった。

そして迎えた6回表、カノーの満塁ホームランで同点に追いつく。この回、松井から始まり、下位打線で取った4点というのは大きい。チーム全員で闘っているという印象を受ける。更にロドリゲスに2ランが出て、この回一挙6点。

満塁の場面でカノーにホームランが出るというのは、スモールのもたらしたチームへの好影響があったと信じたい。スモールが投げているということで、リードされてもヤンキース打線に焦りはなかったように感じた。

7回裏、2死から3ベースヒットを打たれ、スモールに代わってエンブリー。エンブリーが、低めにボールを集め三振に切って取る。きっちりと与えられた仕事を果たす。
8回裏、予定通りゴードンが登板。四球を出し、2死ながら一塁・二塁。ここで、リベラがマウンドへ。しかし、代打・ペレスに対しホームランを警戒し、ボール先行で歩かせ、2死満塁。次の打者をセカンドゴロに切って取りこの回を締める。かなり緊迫し、紙一重の攻防だった。3アウトを取った瞬間に脱力。
9回表、ポサダの2ベース、カノーの3ベースで待望の追加点。更にクロスビーがタイムリーがあって5-9。ジーターは、浅いライトフライ。飛び出していたクロスビーの走塁ミスでダブルプレー。その後、ロドリゲスの3ベースが出るも得点には繋がらなかった。
9回裏、リベラが、悠々と投げ3者凡退に抑え、ゲームを締めた。
今日は、6回以降、ヤンキースが、ランナーを背負うピンチもあったが、必死の継投で無失点に抑えたというのが大きかった。お疲れ様です。

<トーリ監督のコメント>
・(TBをスイープしたことについて)「すべては自信がもたらした勝利だろう。」
・「To come right back and do what we did, I thought it was huge.It says a lot about how determined these guys are.」

松井のコメント:「今はチームに力を感じますね。みんな勝負どころを分かってプレーしている。(チームは今)強いという実感があります。内容を伴っている感じがします。非常にいい状態。日曜日(11日)あたりから力を感じますね。もう離されないように、一つ一つ勝っていくだけ。それが出来れば上にいけると思っています。いいの、ホームランが少なくても。勝てばいい。勝つために、やってるんだから。」

スモールのコメント:「Offense picked me up.I didn't have my best stuff tonight -- didn't feel as good.I wanted to keep us in the game the best I could, and I'm glad it worked out the way it did.」

ロドリゲスのコメント:「Down the stretch, we need everyone to contribute.Bubba Crosby has been a nice addition to our lineup, and Robinson Cano has really come into his own in the last two weeks.」

今日の試合は何と言っても、下位打線の8番・カノー【5打数・3安打・5打点】、9番・クロスビー【5打数・3安打・2打点】が、キープレーヤーとなった。この二人で7打点を叩き出した。更に7番・ポサダも5打数・2安打と当たっている。下位打線が活発だとチーム全体が元気になったような印象を受ける。
トーリ監督は、「今が、シーズン通して一番チーム状態がよく、まとまっている。」と話している。その意味がよく分かる試合となった。チームが、一丸となって戦っている勢いみたいなものを感じた。見ていても、ウキウキしてくる。これが本来のヤンキースの姿なのかもしれない。ここに来てようやく、ヤンキースというチームの完成形が見えたような気がした。

クロスビーは、マッティングリー打撃コーチに付いてもらって特訓を受けたという。ここ4試合の打率は.467(15-7)と好調。もともと守備のよいクロスビーが、打撃もいけるとなれば、これほど頼もしいことはない。シェフが守備につけない今、ロートンではないくクロスビーを先発で起用し、それが見事に当たった。さすが、トーリ監督。更に、監督は、守備でいいところのなかったカノーを使い続けている。カノーは、その監督の期待に応えて見せた。8月の打率は.207と冴えなかったが、9月に入って脅威の打率.455。このまま、シーズン終わりまで突っ走って欲しいな。

今日のヤンキース打線は、TBとの初戦9月13日と同じオーダー。しかし、昨日今日とジアンビがノーヒット。この打順を維持するには、ジアンビの好調が不可欠となるだけに、本当に頑張ってほしいです。いざとなれば、カノーが2番に入り、ロドリゲスが3番というのも考えられるが、個人的には、今の打順の方が好きです。トーリ監督は、「見ていて安心する打線だ。」と話す。5番について松井は、「基本的に何番でも変わりはないです。好き嫌いはありません。好き嫌いがある人もいるのでしょうけど。ただ、慣れというのはありますね。5番は、慣れた打順ではあります。」と語った。松井に5番はよく似合う。
2番・ロドリゲスについてトーリ監督は、「彼の働きぶり、大変感謝している。4番を打たせれば4番バッターの働き、2番の場合には、状況に応じたバッティングをしてくれる。」チームのためなら犠牲になっても構わないという、ロドリゲスの姿勢には頭が下がります。

松井の2ベースヒットが起点となり、6回のヤンキースの猛攻が始まった。やはり松井の長打はチームに活気を与える何かがある。今日の逆らわないバッティングについて松井は、「追い込まれて慎重になって、ああいう打撃になりました。結果がよくてよかったです。」と答えた。ボールをよく見極めて、チームバッティングに徹しているように見えた。状況に応じたバッティングが出来る松井選手の強みがフルに活かされた試合だったのでは。いい状態は続いている。頑張れ~、松井!!

松井のコメント:(3割復帰について)「あっ、そうなんですか。良かったですね。」

松井らしいコメントに思わず笑ってしまった。松井選手には、チームの勝ちしか見えていない。

今日は、4点差から逆転勝ちし、ボストンが2-6と負けたとなれば、俄然チームが勢いに乗るのでは。 大島氏は、6回のヤンキースの攻撃について「効果的なホームランになる時は、必ず四球、エラーというのが絡んでくる。そこを付け込んでいくというのが強いチーム。前半戦のヤンキースは、それがなかった。相手にミスでチャンスを与えて、失点というのが多かった。ここのところ、大事なゲームになってきてそれが逆になってきた。ミスが少なくなって、相手のミスに付け込んで打ち込んでいく。」と語っていた。これからの試合も、我慢くらべに負けずしぶとく闘って、相手のミスを誘い、確実に得点していく、そんな強い勝ち方が続けばいいな。頑張れ、ヤンキース!!

<追記・ニュース記事>
右ひじを痛めて先発ローテーションから外れているニューヨーク・ヤンキースのマイク・ムシーナ投手が、早ければ22日にも戦列へ復帰する可能性が出てきた。ジョー・トーリ監督によると、ムシーナは今後16日に投球練習を行う予定。
 トーリ監督は「我々は試合に勝つ手段を常に考えている。ムシーナの復帰は頼れる選手が1人増えるということだ」とコメント。また、もしムシーナが22日に先発した場合、ヤンキースは同日に先発予定だったショーン・チャコン投手の登板予定を1日後ろにずらすと見られている。
~(MLB.com)~

スピードワゴンの井戸田潤さんと安達祐実さんが結婚した。なんだかとっても幸せな気分を分けてもらいました。おめでとうございます!!(^^)

5打数・2安打・1打点・2二塁打  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 144 560 167 21 109 .298 .359 .495 .854
松井:5番・レフト先発出場
先発:王建民【W,7勝4敗】(IP:6.1 H:9 R:5 ER:5 BB:0 ERA:4.18)

『対戦ピッチャー』
・vs ヘンドリクソン(L)【Career:24-7 avg .292】:第1・2・3打席
・vs オルベラ(R):第4打席
・vs ボロースキ(R):第5打席

第1打席1-1-2 ランナー:一塁・二塁 初回。ジーターがヒットで出塁。ロドリゲス、ジアンビが倒れてシェフィールドが四球を選ぶ。2死一塁・二塁で松井の打席。
matsui_050914_2basehit 初球、高さは真ん中、インコース寄りへの速球(143km/h)を見送ってストライク。しっかり松井自身の間合いを作って見送っていた。2球目、外角低めへの変化球(126km/h)を見送ってボール。梨田氏:「今のカーブの見送り方はいい。落ち着いた、いいタイミングの見送り方。」3球目、インコース高めへの速球?(130km/h)を捉え、ライト線へのタイムリー2ベースヒット。 いい当たりだとファールになりそうなコースの球だったが、体が開かずポイントまでしっかり呼び込み、体重を後ろに残して捉えていた。今の松井のスイング軌道は非常に安定しているように感じた。 梨田氏:「上手く回転できていた。」

更に、ポサダが歩き、2死満塁。しかし、バーニーが空振り三振に倒れ、この回松井のタイムリーで得た1点止まり。

第2打席1-2-1 ランナー:一塁・三塁 3回表。ロドリゲスが、ショートのエラーで出塁。シェフのヒットで1死一塁・三塁で松井の打席。
初球、肩口から真ん中に入ってくるカーブを見送ってストライク。2球目、高さは真ん中、インコースへの速球(143km/h)を見送ってボール。梨田氏:「変化球も頭に置いた見逃し方だった。」3球目、インコース低めへの速球(142km/h)を打ってファール。カウント1-2。4球目、外角低めへの速球(142km/h)を打ちにいってバットを止めきれず、空振り三振。インコースを意識させられての外角への厳しいコースで、松井にとっては上手く攻められた。
梨田氏:「この打席、カーブというものが頭にあった打席だったのでは。そういう中で、初球のカーブを見送ってしまったというのは少し消極的だったのでは。」

続くポサダも倒れて、この回無得点。

第3打席3-2-0 ランナー:一塁 5回表。シェフィールドがヒットで出塁し、無死一塁で松井の打席。 初球、外角低めへの速球(142km/h)を見送ってボール。梨田氏:「大きなカーブを頭に入れすぎているのかもしれない。」2球目、高さは真ん中、インコースへの縦に割れるカーブを打ってファール。梨田氏:「今のは待っていた球だと思われる。ポイントが近く詰まってしまった。」3球目、外角低めへの速球(140km/h)を見送ってボール。4球目、真ん中インコース寄りへの速球(140km/h)に完全に振り遅れてファール。5球目、外角低めへの速球(142km/h)を見送ってボール。これでフルカウント。6球目、インコース低めへの速球(150km/h)に詰まってファーストゴロに倒れる。ダブルプレーは取れず、一塁に松井が残る。外角を意識していたのか、かなり窮屈なバッティングだった。しかし、いい形でボールを呼び込めていたと感じた。
左投手のカーブを松井選手は得意としている。タイミングをそれに合わせるより、8割くらいの比重で速球を待っていた方が、意外とカーブを上手く打てたりして。

続くポサダがセンターフライに倒れて、ウィリアムズが内野安打。シエラが四球を選んで2死満塁となる。打席にはカノー。カウント1-2と追い込まれてから、しぶとく一・二塁間を抜けるヒットを放ち2点追加。

第4打席1-2-0 ランナー:なし 4-4と同点で迎えた7回表。先頭バッターは松井。
初球、外角高めへの変化球を見送ってストライク。2球目、外角へ速球が外れてボール。3球目、インコース低めへの速球(146km/h)を見送ってストライク。1-2と追い込まれる。4球目、高さは真ん中、インコースへスーッと入ってきた速球を捉え、またもライト線への2ベースヒット!!思わず、「いけー!!」と叫んでいた。インコースへの難しい球を引き付けて、鋭い回転で完璧に捉えていた。上手く腕をたたんで内からバットが出ていた。
梨田氏:「上手く右手を抜いた。強引に前にいかずにその場で回転した。」

ポサダは、センターに大きなフライを打って松井は三塁タッチアップ。1死三塁。ウィリアムズ、シエラを歩かせ満塁で再びカノーへ回ってくる。この時点で、ボストンとインディアンズはリードしているという情報が入ってくる。ここは、どうしてもタイムリーを打って欲しいと祈るような気持ち。カウント3-1となる。しかし、打ち上げてしまいサードフライ。梨田氏:「甘いボールだったが、迷いながらスイングしているという感じがした。」2死満塁となり、次の打者は、頼れるジーター。そのジーターがフルカウントから2点タイムリーヒット!!イエスっ!!

第5打席3-2-2 ランナー:なし 初球、外角低めへの変化球(126km/h)を見送ってボール。2球目、インコース低めへの速球(143km/h)を見送ってストライク。3球目、外角高めへ速球(142km/h)が外れてボール。4球目、インコース寄り高めへの速球(143km/h)を見送ってボール。バットが振れている今の松井なら、ヒットに出来たコースだったように感じた。積極的にいって欲しかった。5球目、外角高めへの速球(145km/h)が外れてフルカウントになる。梨田氏:「インサイドしか待っていない見逃し方。」6球目、真ん中やや高めへの速球(145km/h)を打ってファール。梨田氏:「下からバットが出ていた。カウント3-2ということでポイントを下げているので、高い球に対してバットのヘッドが下がっていた。真ん中からインコース寄り低めにきたときには、バットのヘッドが下がりながらでも距離が取れるので、長打が出る可能性がある。」1球ファールの後の8球目、高さは真ん中、インコースへの緩い変化球(130km/h)に完全にタイミングを外され、空振り三振

050914_order 今日のヤンキースの上位の打順は昨日と全く同じ。それを知って、かなり嬉かった。これで今日もいけるような気がした。ロドリゲスは、2番について「打順は何番でもいい。チームに貢献できればそれでいい。」と話している。
ニューヨークの地元紙は、ジョー・トーレ監督の考えとして、左のジアンビーと松井の打順を離すことが第一の目的であったことを紹介。ジアンビーが2番としては足が遅いこと、松井が5番で好成績を残していることから、今回2人を3番と5番に置くオーダーになったと分析したらしい。(スポーツナビ参照)。今日はジアンビが5打数・0安打と当たりが止まってしまったが、新オーダーでキーとなるのは、3番・ジアンビと5番・松井だと思う。この2人が好調をキープすることがチームの勝利への近道になるのでは。

ヤンキースは、1・4・5・7回に奪った得点はすべて2アウトからだった。特に0-1とヤンキースが1点リードして迎えた4回。2死からロドリゲスが打ったタイムリーは、ヤンキースが主導権を握る上で大きかったように感じた。残塁数の多いヤンキースが、これだけ2アウトから得点できたのは珍しいのではないか。まさに崖っぷちに追い込まれたチームが必死に闘っているのを象徴しているようだった。今日のどのタイムリーも気持ちの乗ったヒットに感じ、心の底から選手達を応援した。

トーリ監督のコメント:「2死からの得点が大事なんだ。きょうは6点のうち6点が2死からか。」

松井のコメント:(2死からの安打について)「考えることはない。打つしかないから。アウトカウントが少ない方が気楽ではあるけど、両方やりやすさはある。うん。勝負強いとかそういうのでなく、『あいつなら』と思われるのは大事なこと。チーム内でもそういうのはあるわけだから。」

投げては、トーリ監督から試合前、「体調は問題ない。心配なのは制球力。低めにボールを集めて欲しい。」と語られていた王建民が先発。
1回裏、クロフォードが俊足を生かしてセンター前ヒットを2ベースヒットにしてしまう。その後、完全にセンターに抜けたと思われた当たりを打たれるが、カノーがいい位置に守っていてセカンドランナーをタッチアウトに取る。
050914_vs_tb ラッキーな面もあり無難な立ち上がりを見せるが、その後、味方が点を取れば、同じだけ点を与えてしまうという悪い流れが続いた。地区最下位のデビルレイズも若い選手中心ということでヤンキースに対して、全く諦める素振りを見せず必死に喰らいついてくる。昨日の試合とは一転、全く流れの読めない展開で試合に自然と惹きつけられる。

7回表にヤンキースが4-6と2点勝ち越し。そして迎えた7回裏。引き続き王がマウンドへ。連続ヒットで無死一塁・三塁のピンチを招く。一塁ランナーが盗塁し、無死二塁・三塁。それでもピッチャー交代はなし。ピッチャーゴロで1死となったところでエンブリーに継投。セカンドゴロの間に1点返されるもエンブリーは自分の仕事を果たして、スターツに継投。いきなり死球で2死一塁・三塁。ここでゴードンに交代。ハフの打球はレフト松井へのところへ飛び、レフトフライでこの回を締める。松井選手のところに打球が飛ぶと自分が守っているかのようにドキッとする。フゥと一息。
8回裏もゴードンが3人でピシャッと押さえる。
9回裏、リベラが2死から四球でランナーを出すも、ポサダが盗塁を刺してゲームセット。何度見ても1点差での9回の守りは緊張する。これが野球の醍醐味か。
今日は引き締まった本当にいい試合でした。ヤンキースナインのすがすがしいプレーが、試合が終わった後、爽やかな風をもたらしてくれた。まだまだいける。

<松井のコメント>
・「きのうは点差が開いて楽な展開でしたけれどきょうは接戦でした。気を抜くことなく集中していましたよ。」
・(一発がなく、11安打をつないでの勝利について)「本塁打を打てる打者はたくさんいるけど、こういう形が出ている時の方がチームとしての力が出るから、いい傾向だと思う。」
・「踏ん張って、踏ん張って、何とか逃げ切れてよかった。みんなが細かいことをしっかりやろうという意識を持っている。こういう形の方がヤンキースの力が出る。」
・「強く振れたし、ゲームの状況を考えても大きなヒットでした。」

昨日の松井は、外角の球を的確に左方向へ打っていたためか、今日はデビルレイズバッテリーが積極的にインコースを攻めてきていたいたように感じた。そして、その球をきっちり捉えた。調子の悪いときならファールになっていたであろう球も引き付けて、痛烈な当たりがライトへ飛んだ。これこそ松井らしい、松井の魅力と言える打球に思える。本来の松井の姿を見ることが出来て本当に嬉しい。やったねっ!!そして2本目の2ベースヒットは決勝点へと繋がるチームにとっても価値のある1本となった。松井が勝利への大きな原動力となる。今まさに、輝いている松井がそこにいる。この光景をしっかり記憶に刻みたい。
調子がいい時は、それに合わせて2ベースヒットが増えくる気がする。今日の2本で松井の2ベースヒットは今季41本。ア・リーグ単独3位。ホームランも見たいが、痛烈な打球の長打で塁上を勢いよく走る松井選手は、チームに活気を与え、見ているものを熱くする。頑張れ~、松井!!

松井選手は、今日の打点でメジャーに渡って、自己新となる109打点となった。毎年、確実にレベルアップしている松井選手。結果として表現してみせるのは容易なことではないと想像できるが、それをやってのける松井選手は凄い。チームで最も求められている打点で高いレベルのパフォーマンスを発揮する、これぞ真のプロだなぁとしみじみ思う。おめでとうございます!!

松井のコメント:「実感?あまりそういうのはないですね。自分は結果から入ることはないですから。その時その時に一番いい打撃を心がけてきただけ。」

4打数・4安打・4打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 143 555 165 21 108 .297 .359 .492 .851
松井:5番・レフト先発出場
先発:ライト【W,5勝2敗】(IP:7.0 H:5 R:3 ER:2 BB:4 ERA:5.37)

『対戦ピッチャー』
・vs ウェクター(R)【Career:18-6 avg .333】:第1打席
・vs ブラゼルトン(R):第2打席
・vs ベイメル(L):第3・4打席
・vs カーター(R):第5打席

第1打席1-1-0 ランナー:一塁 ジーター、ロドリゲスの連続ヒットで無死一塁・三塁としたところで、3番のジアンビが第30号3ランホームランを放つ。ジアンビは、3試合連続本塁打、6試合連続打点。シェフィールドは2ベースヒットコースに打つも、足のケガで思うよいうに走れずシングルヒット。無死一塁で松井の打席。
初球、真ん中低めへの速球(146km/h)を見送ってボール。2球目、インコース寄り低めへの変化球(127km/h)を打ちにいくも、バットがキャッチャーのグラブに当たり打撃妨害で出塁

ウィリアムズがヒットで無死満塁。ポサダが四球を選び押し出し。ここで早くもデビルレイズは、ピッチャー交代。カノーは三振。7番バッターまで連続出塁と初回から珍しい展開。クロスビーのファーストゴロの間に松井が生還し、更に1点追加。打順が一巡しジーターが、空振り三振でようやく1回表の攻撃が終了。結局、一挙5得点の猛攻を見せた。

matsui_050913_l_2basehit 第2打席3-2-0 ランナー:満塁 1回裏に2点返され2-5となり迎えた2回表。どうしても追加点の欲しい場面で松井の打席。
初球、インコースへのチェンジアップ(127km/h)を見送ってボール。1球、外に外れてからの3球目、真ん中に甘く入ってきた微妙に変化する速球(142km/h)を打ってファール。4球目、真ん中低めに沈む速球?(143km/h)を見送ってストライク。5球目、外角低めへ逃げていくような速球(143km/h)を体勢を崩されながらも、かろうじてカットする。6球目、真ん中低めへの速球が外れてフルカウントになる。7球目、高さは真ん中、外角へやや逃げていくようなツーシーム系の速球(138km/h)に対して素直にバットが出て左中間を破る2点タイムリー2ベースヒット。一塁ランナーが、シェフィールドだったために打点は2点止まりだった。外角の球を打つには理想的なバッティングだったのでは。体を開かずにボールを呼び込んでいて一瞬のタメが見受けられた。ボールを見極める余裕があったように見えた。そのために、右肩の開きが抑えられバットとボールの距離がしっかりと取れていたのか。また、バットが最短距離で出ていて、とても綺麗なスイング軌道だと感じた。全く無駄な動きのない惚れ惚れするようなバッティング。
5球目の外角低めへの厳しいコースをカットできたというのが、大きな意味を持った。状態の悪い時なら引っ掛けてゴロになっていたかもしれない。それだけ、ボールが見えていて体の反応がいい状態なのかもしれない。
辻氏:「松井君の気持ちの中にもセンターの方向にという気持ちがあったのでは。」

なおもウィリアムズ、ポサダに連続タイムリーが出る。ここでデビルレイズは3人目のピッチャーを投入。カノーに内野安打が出て無死満塁。クロスビー倒れて1死満塁。ジーターの内野ゴロの間に1点追加。この回もヤンキースが5得点を挙げる。

第3打席2-2-1 ランナー:なし 初球、外角寄り低めへの速球を見送ってストライク。2球、インコース低めへの変化球が外れてカウント2-1。4球目、外角低めへの速球が決まってストライク。5球目、真ん中ややインコース寄りへ甘く入ってきた速球(137km/h)を打ってレフト前ヒット。やや差し込まれ気味だったが、上手く体を回転させ、内から外に出てくるバットの軌道で打っていた。 辻氏:「ボールの見極め方に力みがなく、余裕があった。」

第4打席3-2-2 ランナー:なし 初球、真ん中低めへの速球?を見送ってストライク。2球目、インコース低めへの変化球(127km/h)を見送ってボール。3球目、真ん中低めへの速球?を見送ってボール。しっかり軸足に体重の乗った状態でバランスよくボールを見極めていた。4球目、外角低めへの速球?を見送ってボール。辻氏:「ボールがよく見えている。」5球目、外角低めへの速球を見送ってストライク。これでフルカウント。1球、ファールを挟んでからの7球目、真ん中やや低めへの速球(137km/h)を打って痛烈なライト前ヒット。右肩、右腰の開きを抑えて体の正面でボールを捉えていた。リラックスし力の入っていない、ゆったりとしたテイクバックがあった。一瞬の動きが止まるようなタメを作ることが可能になってボールをポイントまで呼び込めていたのでは。
辻氏:「高さ的にも簡単な球じゃなかったが、しっかり壁が出来て振れた。打った後に右ひじがしっかり締まって、バットが反対の方にかえってくる。いいポイント、体の正面で打っているので、右ひじがしまってバットが跳ね返ってくる。あれが本来の松井君のバッティングだと思う。壁が出来て体の正面で捉えられると、しっかりとしたヘッドが効いてくる。」
体が開かず正面で打っていて、顔がボールから離れないために、正確に芯で捉えられる確率が上がるのかなと思った。

第5打席0-0-1 ランナー:満塁 ヒットと2四球となり満塁。ロドリゲスが四球を選び、押し出しで1得点。ジアンビのタイムリーで2点追加。シェフが歩いて、今日2度目の満塁で松井の打席。
初球、外角やや高めへの速球を打って、センター前への2点タイムリーヒット。この打席もボールを呼び込み、しっかり踏み込んで体の正面でボールを捉えていた。また、バットが遠回りせず、素直に出ているように見えた。
ここで松井に代走が送られベンチへ退く。

その後、ウィリアムズ、ポサダの連打もあり、この回7得点。

<試合内容>
050913_order 1回表にいきなりエンドレスで打線が繋がり、一挙に5得点。前の試合、対レッドソックス戦の息を呑む投手戦とは正反対の試合展開にホッと一息できた。こんな安心できる試合もいいものだ。
この試合は、打者一巡が3度あり、なんと20安打・17得点。この試合展開にしたのはやはり、初回ジアンビの3ランホームランがキッカケだったと思う。このホームランで、ヤンキース打線は余分な力が抜け、リラックスして打席に入れるようになったのでは。今日のジアンビは4打数・2安打・5打点・1四球と3番の仕事を全うした。今日は大幅な打線の入れ替えがあった。1番、ジーター。2番には打率・打点は高い結果を残しつつも、意外にチャンスで弱い(得点圏打率:.273)といわれているロドリゲス。3番には、この打順で求められる出塁率(.446)と得点能力を持ち合わせたジアンビ。4番は、得点圏打率(.377)が極めて優れているシェフィールド。5番、走者を還すことに長けていて、状況に応じたバッティングの出来る松井。この入れ替えの大きな理由は、足をケガしているシェフィールドが、DHで今日から試合復帰というのがあった。しかし、怪我の功名か、今の各バッターの状態を考慮した完璧なオーダーに思えた。トーリ監督は、同じ左打者の5番・松井秀喜外野手とジアンビの打順を離すのが狙いだと語った。
トーリ監督のコメント:(シェフの復帰で)「これでウチの打線もかなり変わるよ。彼が入るおかげで厚みが出るし、得点力も上がるからね。」
松井も5番という落ち着いて、自分のリズムで打席に入れる打順で、走者を還すという仕事をきっちりとこなした。4打数・4安打・4打点。444と大当たり!!1試合4安打というのは、シェフィールド、ロドリゲス、松井と3者連続ホームランがあった6月21日の対デビルレイズ戦以来となった。何かがカチッとはまったような固め打ち。松井は今日の試合で、必ず何かバッティングの感覚を掴んだに違いない。絶好調の松井をもう一度見たいという願いが、現実味を帯びてきた。今年の松井は波が激しいので予断は出来ないが、今日の状態としては、6月21日あたりのバッティングに似ている気がする。あの時は、しばらく好調が続いた。今回もなるべく永く、いい感覚が続きますように。
今日の松井選手の何の無駄もない、洗練されたバッティングを見ることが出来て幸せだった。レッドソックス戦の10打数・1安打という暗雲立ち込めた状況があった。スタインブレナーオーナーが見守る中、犯してしまったエラー。松井選手に吹く風は強くなることが予想された。このような状況は何度も過去にあった。しかし、松井は自分のバットでそれを跳ね返す。今日、一筋の光が見えた。

投げては、初回、ライトが四球も絡んで2死満塁のピンチを迎える。そして、あっさり次の打者に2点タイムリーを打たれてしまう。ライトの立ち上がりに付きまとう不安が今日も出てしまった。しかし、その後、立ち直りを見せ7回を3失点に抑えた。F.ロドリゲス、デ・パウラと継投し無失点に抑え試合終了。

松井選手は今日、4打点を稼ぎ今シーズン108打点。一気にシーズン120打点という密かに願っていた夢が近づいた。打点という注目すべき部門で、大台が見えてきて更にワクワクする終盤戦となりそう。

<松井のコメント>
・「今日はチャンスで回ってくることが多く、いいバッティングができました。ああいうチャンスに打てたのは大きなことです。」
・(昨季と並ぶ108打点となったことについて)「常に前の年よりいい成績を残すのは選手としての目標ですから、打点に関してはよかったです。うれしいです。」
・(レッドソックスが負けゲーム差が2.5となったことについて)「負けてくれると正直うれしい。とくに我々が勝った時はね。やれることをしっかりやりながら、あとは半分神頼みです。」
・「序盤に得点を奪うのは大切なことだが、早い段階で得点しながら、その後はまったく点が取れないということもある。重要なのは積極的に攻め続けること。早いイニングに得点したことで落ち着いてしまうのでなく、点を取り続けることだ。」

トーリ監督のコメント:「今日は目の前の試合を楽しんでいたよ。」

ジアンビのコメント:「素晴らしい試合だった。このまま勢いに乗って明日の試合も同じような戦いをしなければいけないね。」

松井が課題としていた右肩が開かないというのが、確実に実践された試合となったのでは。右肩が開かないという事は、バランスよくボールを呼び込めて、体の正面でボールを捉えることができる。バッティングに遊び、余裕が出来るので右にも左にも強い打球が飛ぶ。そういう打ち方だと頭で色々意識しなくても、自然と外角の球に対してレフト方向への打球が打てるようにバットが出てくるのかも。今日のバッティングは、松井の理想とし目指しているものだったのでは。外角の球を左方向へ打てるかどうかというのは、松井選手の調子を計る上でいいバロメーターになる気がした。
今日のどの打席に於いても、一瞬のタメがあった。そのタメが軸足に重心を残す原動力になって、綺麗な軸回転を可能としたのかなと思った。そのタメに繋がった4打席目のゆったりとしたテイクバックというのは、6月、松井がケガをした後におとずれた絶好調時にも見られた。これから先、あの時の再現となればいいな。頑張れ~、松井!!

全打席、ボールを呼び込むが、差し込まれすぎず、ちょうどいいポイントで捉えられていて、バットとボールの距離が取れていた。

今日は3-17と大勝し、昨シーズンのポストシーズン、対レッドソックス戦が頭をよぎった。3戦目でヤンキースが18-9と大差をつけて勝ちを収めてから、悪夢の4連敗が始まった。大量点の後の試合は、意外に点を取れないというイメージがある。明日の先発・王建民にはゲームを作る巧みなピッチングを期待。

<追記・ニュース記事>
これで満塁での成績は17打数8安打1四球1犠飛の打率4割7分1厘、21打点となった。強打のヤンキースで打点を期待される4、5番に計115試合座り、その期待に応えた。満塁での成績は勝負強さの象徴と言ってもいい。
満塁本塁打のシーズン記録6を持つマッティングリー打撃コーチは「投手がストライクを投げてくる状況ではある。ただ打者に特別なアプローチがあるとは思わない。要はそれをどれだけ自分に有利とするか」と説明する。勝負強さとは火事場のばか力でなく、いかに状況に影響されずにバットを振れるか、なのだという。
松井のコメント:「チャンスだから気を入れてなんて思わない。アプローチはいつでも変わりません。」
~(デイリースポーツ)~

・「負けられない」ゴジラの気持ちをかき立てたのは、恩師の言葉だった。10日のレ軍戦で、自らの失策も絡んで惨敗し、ゲーム差が再び4に開いたことで、後ろ向きになった。「プレーオフに出られなかったら、オレどうしようかな」シーズン後のスケジュールをふと考えていた。そんな時、長嶋監督からの直筆メッセージを手にした。  「最後まであきらめるな 長嶋茂雄」慣れない左手で記されたものだが、その力強さに心を打たれた。「最後まであきらめません。楽しみに見ていてください」返事を書いたが、言葉で表すのがゴジラではない。自分を再び奮い立たせてくれた恩師に、バットで感謝の意を表した。
~(スポーツ報知)~

3打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 142 551 161 21 104 .292 .355 .486 .841
松井:5番・レフト先発出場
先発:R.ジョンソン【W,14勝8敗】(IP:7.0 H:1 R:0 ER:0 BB:2 SO:8 ERA:3.91)

『対戦ピッチャー』
・vs ウェイクフィールド(R)【Career:30-5 avg .167】:第1・2・3打席

第1打席3-2-0 ランナー:なし 初球、インコース高めへのナックル(111km/h)を見送ってボール。2球目、インコース低めへのナックル(111km/h)を見送ってボール。3球目、インコースやや低めへのナックル(111km/h)を見送ってストライク。4球目、真ん中高めへのナックル(109km/h)を打ってファール。いい形でボールを呼び込みタイミングは合っているように見えたが、芯で捉え切れなかった。かなり上体に力が入っている感じだったが、ナックルは力めば力むほど打てない傾向にあると思う。5球目、外角高めへのナックル(111km/h)を見送ってボール。これでフルカウント。6球目、外角やや高めへのナックル(111km/h)に当てるだけのバッティングになってしまいセカンドゴロ。外角の球を強引にいくという悪い癖が出たというよりは、松井が予想しているボールの軌道より外に変化していったので、フルカウントということもあり反射的にバットを当てにいったという感じだったのかなぁと思った。打つポイントが前だったのかなと思ったら、体の横で捉えていた。しかし、体は前へ流れていっていた。バットとボールの距離が上手く取れずに、どのポイントで打てばボールが飛ぶのか手探りの状態にある印象を受けた。

第2打席0-0-2 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角へのナックル(113km/h)をかなり強引に引っ張ってボテボテのセカンドゴロ。右方向へ強い打球という意識が強かったのかもしれない。しかし、ボールを呼び込みきれず上体だけで打ちにいった感じがした。そのため体重の乗った打球が飛ばなかった。ボールがどのように変化するか予測できないので、外角の球を引き付けてレフト方向へ狙うというのは、思いの外、難しいのかもしれない。第1打席、ジアンビはややアッパースイングでナックルを捉えていた。体重を残してアッパー気味のスイングで打てば、ナックルの軌道に合っているのかなぁと感じた。
小早川氏:「完全にバットが返っていた。バットが返った状態だとナックルにはゴロにしかならない。反対方向に押し返す、運ぶ感じでバットを出せばヒットの確率は高くなる。」

第3打席1-1-0 ランナー:なし 初球、外角低めへのナックル(108km/h)を見送ってボール。2球目、真ん中やや低めへのナックル(109km/h)を打ってファール。3球目、インコース寄りやや高めへのナックル(109km/h)を打ってショートフライ。前の2打席に比べると、ゆったりとタイミングを取って、リラックスしたスイングを心がけているように見えた。ややインコースの球に差し込まれ気味だったが、軸足に重心が乗っていて、下半身の力がスイングに伝わっているようなバッティングに見えた。このようなバッティングを続けていけばホームランが出る日も近いのでは。

<試合内容>
1回裏、ウェークフィールドからジアンビが、ナックルを引き付けてうまく捉え、ソロホームランをライトーポール際に打ち込む。幸先良く、先制点を挙げる。
3回裏、クロスビーが3ベースヒットを打ち1死三塁のチャンスを作るが、ジーター、カノーは見逃し三振。
6回裏、カノーが2ベースヒットで1死二塁。しかし、ジアンビ、ロドリゲスが連続三振。

初回、先頭バッター・デーモンを抑えたところで小さくガッツポーズをしたR.ジョンソン。ここまでバッターに向かっていく攻めの投球で無失点に抑えてきた。そして迎えた7回表、1死ランナーなしからバッターは、ラミレスを迎える。この打席が、この試合の山場になると思って見守った。厳しいコースをファールで粘られ中々打ち取れず、嫌な雰囲気はあったが、最後は、センターフライ。この回、無失点に抑え、8回は予定通りゴードンに継投。
ゴードンは、ノーアウトのランナーを出してしまう。一塁ランナーは代走を送られる。次の打者は内野フライを打ち上げるが、野手が揃って譲り合いポトリとその真ん中に落ちる。その後、ロドリゲスが落ち着いて二塁に送球しアウトを取る。続く打者が、松井へのフライを打ち上げる。昨日のことが頭をよぎり祈るような気持ちで見守るが、難なくキャッチし2アウトまでこぎつける。
9番打者に代打オルティスを送られたところでリベラを投入。オルティスに対しカウント3-1。ファールで粘りカウント3-2。1球、インコースのボールに対してファールの後、ボールで四球。これで2死一塁・二塁。次の打者は、デーモン。フルカウントまで追い込むが、カウントを取りにいった甘い速球をライト線わずかに外のファールを打たれる。もうこの時点で、心臓がドキドキし、体に力が入らない。こんなシビレる試合展開は久しぶりかもしれない。最後はファーストゴロに打ち取りホッと胸を撫で下ろす。
9回表は、リベラが続投。この回2番からで、4番ラミレスに回るというのが嫌な感じ。2人をきっちり抑え問題のラミレスが打席に登場。インコースを果敢に攻めるが、ストライクを取ってもらえず、カウント3-1。1球、ファールの後、高めに外れて四球で歩かせる。続くケビン・ミラーには、上手く合わせられセンター前ヒット。2死一塁・三塁のピンチを迎える。打席には代打・オルルッド。カウント2-2と追い込んで最後は空振りの三振に切って取る。何とかリベラが試合を締めた。 ランナーを出した辺りから呼吸が苦しくなるくらい緊張した。こんな厳しい試合を戦い抜いた選手にお疲れ様と言いたい。そして、ありがとう。

これほどの緊張感は、昨年のポストシーズン、対レッドソックス戦以来だなぁと去年のことを思い出していた。あの時は毎日、観戦するだけでも精神的負担が凄かった。しかしその先に待っている感動を思えばこそ耐えられた。後から思い返せば、すべていい思い出へと変わる。今年も、ポストシーズンのジリジリとした緊張感を絶対にまた味わいたい。そして、その先を見てみたい。

あのレッドソックス打線を無失点に抑えたのは、奇跡のようにさえ思えた。この試合は後から考えるとキーとなる試合になるのでは。R.ジョンソンは、今日、味方打線はそんなに得点できないであろう事は分かっていて、レッドソックスには1点もやらないという覚悟のようなものがあったように感じた。今日、ジョンソンが見せてくれた闘う姿勢は、チームに地区優勝を目指す強い気持ちを再び呼び覚ましてくれたに違いない。

R.ジョンソンのコメント:「今日のゲームがどれだけ重要か分かっていたから、集中して投げた。1-0というスコアは常に同点に追いつかれる可能性がある。強い気持ちを持ち続けることが必要だった。これが、みんなとオレ自身が期待している投手の姿さ。」

リベラのコメント:「大事な試合だったけど、それは考えないようにしていたよ。」

松井のコメント:「素晴らしい勝負でした。」

レ軍先発・ウェイクフィールドに対しては、結局ヒット3本、12三振という結果だった。松井も第1・2打席目は、ボールを撫でるようなバッティングになって、苦しめられた。タイミングを取らせてもらえず、自分のポイントでボールを捉えることが出来なかったように感じた。

松井のコメント:「打者に近いところまで来て、最後に左右に曲がるか、落ちるか、あるいはそのまま伸びてきたりする。振り出してからそういう動きをするので、バットのしんでとらえるのは難しい。」

松井の苦労がうかがえるコメントだった。今季、松井はウェイクフィールドと4試合対戦し、打率.083(試合前)と極端に苦手としている。今日はR.ジョンソンということで、あのオルティスがスタメンから外れた。このままだと、ウェイクフィールドが登板の時、松井もスタメンから外されてしまうという可能性もないわけではないと思う。ここは何とか苦手を克服して欲しいな。松井は7月17日、ウェイクフィールドからレフトへ2ベースヒットを放っている。その時は、余分な力を入れずにリラックスしたスイングで、バットに乗せて運んだという感じだった。そんなバッティングを次の対戦では期待。

050911_20rensen この後、一日休養日を挟んで20連戦が待っている。そのことについて松井は、「最後の20試合ですべてが決まる。息つく暇もない。最後に気力と体力を振り絞っていきたい。」と語った。松井の8月と9月のここまでは、疲れが伴い、いい時と悪い時が交互にやってきている。状態のいい時期が、中々長く続かないという印象を受ける。そのため、8月の打率が、.254で、9月に入ってからが、.243と波に乗れない。ちなみに、2004年シーズンの9月の打率が.282で、2003年シーズンの同月打率が.289。最終的に3割の大台に乗せるには、これから先、3割を越す打率を残さなければならない。厳しい状況が予想されるが、もう一度松井選手の絶好調時のバッティングが見たい。どうしても見たい!!あのワクワクするような、見ていて元気をもらえるバッティングを体験したい。松井選手のチャンピオンリングへの想いが、奇跡を可能にする。頑張れ~、松井!!

4打数・1安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 141 548 161 21 104 .294 .357 .489 .846
松井:5番・レフト先発出場
先発:チャコーン【L,5勝10敗】(IP:3.0 H:6 R:5 ER:5 BB:3 HR:2 ERA:3.93)

『対戦ピッチャー』
・vs シリング(R)【Career:12-4 avg .333】:第1・2・3・4打席

第1打席1-0-1 ランナー:なし 初球、外角高めへの速球(145km/h)を見送ってボール。2球目、真ん中低めへの速球(143km/h)を打ちあげてしまいセンターフライ。ポイントが近く差し込まれ気味だった。若干、ボールを見極めるバランスの良い間合いが作り切れていなかったのかなぁと感じた。綺麗な軸回転というよりは、上下にブレのあるスイングに見えた。

第2打席1-1-2 ランナー:なし 2球目、高さは真ん中、外角への速球(148km/h)を見逃してストライク。3球目、高さは真ん中、インコースへの速球(145km/h)に差し込まれてキャッチャーフライ。軸が安定していないためか、バットの軌道が遠回りしているように見えた。エラーの影響からか、バッティングが、大味になっていた印象を受けた。

第3打席1-0-1 ランナー:なし 初球、真ん中低めへの変化球(121km/h)を見送ってボール。2球目、高さは真ん中、外角への微妙に変化する速球?(142km/h)を逆らわず打ち返して二遊間を抜けるセンター前ヒット。打球が上がらず、飛んだ方向がラッキーだったという面もあるが、大振りせず外角の球を素直にセンター方向へ打ち返すという松井の狙い通りのバッティングだったのでは。 与田氏:「今回はバットを振ってやっと回転する形になっていた。状態が悪くなると先に右肩が開いて、後からバットがついてくる形になる。距離感が目線から遠くなる。バットに当たるまで右肩をじっと我慢して、前を向かないようにしてうまく回転するのが理想。」

第4打席0-0-2 ランナー:一塁・二塁 初球、高さは真ん中、外角寄りへの速球(148km/h)にやや差し込まれた感じで打ち上げてしまい、サードフライ。バットを振り切るまできっちり軸足に体重が乗った軸回転ではなく、背中方向へ体が流れている感じだった。そのためか、バットが遠回りして大振りに見えた。

初回、先発・チャコーンがリズム良く2人を抑えたが、オルティスを警戒し歩かせ、ここ最近調子を落とし気味だったラミレスに2ランホームランを打たれてしまう。やはり、この2人は、バッターボックスでの威圧感が違う。相当攻めづらそうにしていたが、一番打たせてはいけないバッターにホームランを打たせてしまった。残念。本当に"やられた~"という感じ。

チャコーンは、毎回の四球と粘りのあるレッドソックスバッターのバッティングで2回を終わって球数は54球。かなり苦しい立ち上がりとなった。
そして、迎えた問題の4回表。オルルッドにホームラン、その後も連続ヒットを打たれてマウンドを降りた。今日のチャコーンの調子はいまひとつだった。初回のオルティスとラミレスにリズムを崩された形となった。
チャコーンに代わってF.ロドリゲス【IP:0.1 H:1 R:1 ER:1 BB:0 ERA:4.50】。先発が早い回で降りてしまい、リリーフ陣に託すうというヤンキースにとっては、最も恐れていた展開。F.ロドリゲスは、代わっていきなりヒットを打たれ、無死満塁。次のバッターをピッチャーゴロに打ち取るが、ホームへの送球が乱れダブルプレーは取れず、1死満塁となりライター【IP:5.2 H:9 R:3 ER:1 BB:1 ERA:5.95】へ交代。バッターは、オルティス。打った打球はレフト・松井のところへ飛ぶ。目測を誤って後ろに下がった松井が、慌てて前へ出てくる。何とか追いつくも、ボールがグラブの土手に当たり落球。一瞬血の気が引く。松井のエラーと犠牲フライで、1失点。これで0-4。「隙を見せてはいけない」と語っていた松井が、まさかのミスを犯してしまうなんて・・・。松井選手の気持ちを考えるとショックで暫くその場から動けなかった。レッドソックスは、相手のミスを見逃さず、勢いに乗ってその後、2連続タイムリーで3失点。これで0-7。更に、ショートゴロでダブルプレーかと思いきや、今度は、カノーの一塁への送球エラーで1失点。この回、ヤンキースにまずいプレーが3つ重なり、一挙に6失点。
松井選手にエラーが、あると自分がミスしたようにオロオロしてしまう。かなり凹んだ。この落球で今季2つ目のエラー。1つ目は、照明が目に入って仕方ない部分があった。完全なエラーとしては今季初。それが終盤のレッドソックス戦で出てしまうなんて・・・。ツイていない。

<松井のコメント> ・「見ての通りという感じ。チームに迷惑を掛けた。グラブに当てたということは捕れたということ。去年も2度あった。本能的に必死で手でつかみにいってしまう。大事にいこうとして、そうなっている。グラブで捕るなら手の入っていない先の部分でつかまないといけない。」
・「思ったよりも打球が戻っていったんです。助走がついたし、捕球して即返球すれば、刺せるかもしれない。返球しようとしなければ、グラブを下から出していた。」

トーリ監督のコメント:「あれは犠牲フライ。点は入っていた。ただ(打者アウトで)塁が空いていれば、次のラミレスにもう少し違った攻めができただろう。本来の守備力を見せていれば、大量点は入っていなかった」

松井選手のコメントを聞くと、この大事な局面だからこそ出てしまったミスなのかもしれない。

ジアンビが、4回裏にソロホームランを打って1点を返し1-8とするが、5回以降、シリングの今日の出来を考えると7点差は、はるか遠いものに思えた。松井のミスでかなり気持ちが沈んで、今すぐ中継を観るのを止めたいという気持ちと、野球は9回3アウトまで何が起こるか分からないし、諦めたくないという気持ちが入り混じり、とても辛い観戦となった。

8回表にレッドソックスに1点追加され1-9と8点差をつけられる。その裏、ヤンキースが意地を見せ、無死一塁・二塁からウィリアムズのタイムリーで1点追加するが、反撃はそれだけで試合終了。

今日の松井は、シリングの速球にタイミングが合わず、ポイントが近くなり自分のスイングをさせてもらえなかった感じがした。状態がいい時に見られる一瞬動きが止まるような、余裕のあるタメがなかったのでは。また、軸足に体重の乗った安定した軸回転ではなく、体の軸に力強さが無かったように感じた。フォロースルーが終わるまで、崩されずきっちり最短距離にバットを出す松井自身のスイングを期待。

昨日のヤンキースとレッドソックス両チームの戦い方が、今日は全く逆転してしまった。ヤンキースはミスからリズムを崩して、そこをレッドソックスに付け入られてしまった。それと、相手先発・シリングは防御率が6.28と良い数字ではないので、いけると思っていたのに、いざマウンドに上がるとストレートのキレがよく、ぐいぐい押してくるピッチングでヤンキースに隙を見せなかった。結局、レッドソックスは16安打9得点に対し、ヤンキースはわずか6安打2得点だった。

予期せぬエラーはあったものの、ここまで点差が開いていると諦めもつく。明日へ引きずることはないと思われる。明日、また新たな気持ちで3連戦最後の試合に臨んでくれるに違いない。

松井のコメント:「同じことを繰り返さないよう反省して、また明日出直す気持ち。」

トーリ監督のコメント:「今がプレーオフだと思ってる。カードごとの話じゃない。毎日、勝たなくちゃいけない。」

050910_left_game 今日のエラーは松井選手にとって、転機になるのでは。これで、弱気になる松井選手は想像できない。松井選手はある番組で、「上手くいかないときもある。しかし、その悔しさを忘れないでエネルギーに変えて前に進んでいく」といった感じのことを語っていた。今回の悔しさを無駄にはしない。改めて地区優勝の気持ちを強くし、静かな闘志を燃やし立ち上がってくれるに違いない。それをしっかり見届けたい。僕も、絶対、レッドソックスにリベンジしてやるという気持ちがふつふつと沸いてきた。頑張れ、松井!!地区優勝、まだまだ諦めるわけにはいかない。

3打数・0安打・0打点・1四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 140 544 160 21 104 .294 .357 .491 .848
松井:5番・レフト先発出場
先発:スモール【W,7勝0敗】(IP:6.1 H:9 R:4 ER:4 BB:2 ERA:2.82)

『対戦ピッチャー』
・vs ウェルズ(L)【Career:12-3 avg .250】:第1・2・3打席
・vs マイヤーズ(L):第4打席

第1打席3-1-2 ランナー:二塁 四球を選ぶ。

第2打席0-0-1 ランナー:一塁 2-3とヤンキースが1点を追う3回裏。ロドリゲスのソロホームランが飛び出し同点。ジアンビのヒットで一塁にランナーを置いて松井の打席。
初球、真ん中やや高めへの甘く入ってきた速球(143km/h)を打ち上げてしまいファーストフライ。いい形でボールを呼び込んでいたように見えたが、完全に打ち損じた感じ。松井も思わず打った瞬間、悔しそうな表情を浮かべる。ポイントが近かったのと、いつもよりダウンスイングだったので窮屈なバッティングになったのかなぁと思った。また始動するタイミングが若干遅れ気味に見えた。

松井のコメント:「甘かった。力が入ったというか、ちょっと入ってくる球に詰まった。」

第3打席1-0-2 ランナー:なし 初球、真ん中低めへのカーブ(119km/h)を見送ってボール。2球目、外角高めへの速球(145km/h)を捉えた打球はレフト方向へ!!しっかり引き付けて、更に最短距離でバットが出ていた。また、腰の入ったバッティングだったので、一瞬いったかと思った。しかし、伸びがなくレフトフライに倒れる。右肩の開きが若干早く、左腕の押し込みが足りなかったのかなぁと思った。外角の球をきっちりレフト方向への強い打球が飛んだ。明日のシリングも外角の球で責めてくると思われるが、その球に対して期待が持てるバッティングだったのでは。

第4打席1-0-2 ランナー:一塁・三塁 6回裏、松井に回ってくるまで4点を追加し、松井も波に乗っていきたい場面。 初球、外角低めへの変化球(119km/h)を見送ってボール。2球目、真ん中へ甘く入ってきた球を捉える。観客は立ち上がって、大歓声。打った瞬間がきちんと見られなかったので、届くかどうか全く分からなかった。なるべく長く歓声が続いて欲しいと願ったが、打球にもう一つ伸びがなく、フェンス手前まで届く大きなライトフライに倒れる。今日ヒットのない松井が、ここでホームランが出れば、明日からも気持ちよく打席に入れると思ったので、なんとしてもスタンドに届いて欲しかった。悔しぃ~!!
サイドスローのピッチャーに対して、若干腰の開きが早く打球に体重が乗っていなかったのかなぁと思った。

松井のコメント:(今日のバッティングについて)「打つべき球を打った。」

トーリ監督のコメント:(松井5番起用について)「好調のジアンビを四球で歩かせることなく、勝負させたい。そのためには、後ろに松井を置くのが最適だ。」

試合前の松井のコメント:「首位のレッドソックスとやるわけですから、気持ちを新たに戦わなくてはいけないし、実際4ゲーム差離れているわけだから少しでも縮めていくしかない。一つの勝ち負けが非常に大きな差になってくるので、結果的にはずべて勝ちたいが、まず今日の試合絶対勝つという気持ちでやりたい。隙やミスを見せないことが重要。大事な時期には、そういうところが勝負を左右する。我慢して我慢して我慢して戦っていけば、必ずいい流れが我々に来ると思うし、ある意味、我慢勝負だと思う。それがしっかり出来れば、いい結果は出ると思っている。」

試合前のジーターのコメント:「これから1試合1試合がすべて決定的になる。今、とにかく我々は勝ち続けなければならない。いいバッティング、いいピッチングをしてシーズン最高のプレーをすることが重要なんだ。」

試合の方は、1回裏、ロドリゲスの2ベースの後、ジアンビがセカンドゴロを放つ。セカンドが一塁へ暴投の間にロドリゲスが生還し、ラッキーな先制点をヤンキースが挙げる。2回表のレッドソックスの攻撃。満塁から犠牲フライとライトロートンのまずい守備の絡んだ2ベースヒットで3失点。
その後、2回裏・ポサダ、3回裏・ロドリゲスにソロホームランが出て3-3の同点に追いつく。
matsui_060909_backhome 3回表にはレッドソックスの追加点のチャンスがあったが、レフト線への打球を松井がすばやく処理し、中継のジーターへ返球。そして、一塁から一気にホームを狙ったランナーを刺した。レッドソックスの勢いを止める大きなプレーとなった。この時はかなり興奮した。松井なら絶対やってくれると信じていた!!松井がボールを取ってから送球するまでの動作の速さは、目を見張るものがある。

6回裏、今日当たっているポサダがヒットで出塁。カノーがセンタ前へのヒットを放つ。センターのデーモンが打球を後ろに逸らし、その間にポサダが生還。カノーは三塁へ。ロートンはファーストゴロに倒れ、2死三塁となったところでウェルズはマウンドを降りる。その後、ジーターは粘って四球を選ぶ。続くバーニーがセンター前ヒットで三塁ランナーが生還し、6-3とレッドソックスを突き放す。ロドリゲス、ジアンビにもタイムリーが出て更に2点追加。

7回表、2人のランナーを出したところでスモールからスターツに交代。スターツがラミレスに対して死球を与え、満塁としてエンブリーに継投。一発出れば試合は分からなくなるという場面、かなり緊張した。ニクソンが打った打球は、カノーのところへ。ここでカノーが、何でもないゴロを後ろに逸らしてしまい1失点。カノーもかなり緊張して動きが硬くなっていたように見えた。カノーがまたやってしまった。今後、終盤ではセカンドの守備固めも考える必要があるのでは。エンブリーからゴードンへ継投。バリテックの打球がまたカノーのところに飛ぶが、今度はさばいてダブルプレーを取る。
8回表は、ゴードンが2ベースヒットを打たれるも、その後、攻める気合が感じられる投球で、連続三振に切って取り無失点に抑える。レッドソックス打線なので油断は出来ないが、勝利がグッと近づいた気がして、思わずガッツポーズ。
9回表、ヤンキースは万全の体制でリベラをマウンドへ。解説・武田氏によると、リベラは右バッターに対してやや不安があるということだった。右打者の時に、カットボールの曲がりが早かったり、曲がりが少なかったりする傾向があるみたいで、調子はイマイチらしい。それでも、きっちり抑え試合を締めた。パチパチパチ。

松井のコメント:「良かった。」

松井選手のこの一言に今日の試合が凝縮されているようだった。この3連戦が終わった後、もう一度同じ言葉を松井から聞きたい。まずは1勝。これで面白くなってきた!!明日からの試合の応援に更に熱が入りそう。(^^)

050909_c_line こうして優勝ラインを見てみると、思ったよりヤンキースは厳しい立場に置かれていることが分かった。この3連戦を3連勝すると劇的に状況を変えることが出来る。なんとしても明日、あさっては負けられない。

レッドソックスは、失点に繋がる致命的なエラーを含む4つのエラーが出た。一方、ヤンキースは、序盤リードを許してしまうが、松井の言葉通り浮き足立つことなく、冷静で落ち着いた戦いぶりを見せてくれた気がした。ジーターの再三の好プレー、松井の好守など確実に自分の仕事を果たした。今シーズンのラッキーボーイ的存在になりつつあるスモールも、そんなチームの雰囲気の中、ヒット9本を打たれるも大崩れすることなく自分の投球を見せた。スモールのコメント:「I appreciate the Yankees giving me this opportunity, and I thank God for the opportunity. He's blessing me. This is fun. I just can't put it into words.」
打ってはロドリゲス【5打数・3安打・2打点・1本塁打】、ポサダ【4打数・3安打・1本塁打】の活躍が光った。14安打8得点と全体的に打線が活発で充実していて、明日へと繋がる試合展開だったのでは。松井はそのチームの波に乗ることは出来なかったが、バッティングの内容は良かったように感じた。明日は、絶対に松井のバットがチームを勝利へと導いてくれる予感がする。頑張れ~、松井!!

トーリ監督のコメント:「投手がどれだけやるかに試合はかかっている。攻撃力はそれ次第で付いてくる。地区優勝が最優先。ここで3連勝すれば非現実的な話ではない。」

今日の勝因の一つに、オルティスを無安打、ラミレスを1安打に抑えたことがあると思う。ヤンキースバッテリーは、徹底的に研究してきていたように感じた。この2人が打つとチーム全体が盛り上がってくるだろうから、このままずっと大人しくしてて欲しいな。
レッドソックスは、余裕を持った戦いをしてくると思っていたので、4つのエラーは少し意外だった。今日の敗戦で、おそらく目を覚まして明日からは違った姿を見せてくるだろう。それでも、ヤンキースの方が、優勝への気持ちが上というところを見せて欲しいな。頑張れ~、ヤンキース!!

4打数・2安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 139 541 160 21 104 .296 .358 .494 .852
松井:3番・レフト先発出場
先発:王建民【L,6勝4敗】(IP:5.0 H:8 R:3 ER:3 BB:2 ERA:3.97)

『対戦ピッチャー』
・vs ヘンドリクソン(L)【Career:21-6 avg .286】:第1・2・3打席
・vs オルベラ(R):第4打席

第1打席0-0-1 ランナー:一塁 初球、ボール球と思われる真ん中高めへの速球(140km/h)を打って平凡なレフトフライに倒れる。頭の上下動なく、いい形でボールを呼び込み、鋭い回転によってきっちり振り切っていた。軸がしっかりしていて状態の良さを感じた。しかし、高めの球に対して、やや押され気味だったように見えた。左方向に打つには右肩の開きが早く、バットとボールの距離が取れなかったのかなと思ったりした。
与田氏:「ピッチャーが長身で高低差が見分け難いが、やはり高めの球を打とうとすると体が伸び上がってしまう。」

第2打席2-1-1 ランナー:なし 初球、外角低めへの変化球(122km/h)を見送ってボール。2球目、インコース寄り低めへの沈む変化球(122km/h)を打ってファール。3球目、インコース寄り高めへの変化球(132km/h)を見送ってボール。4球目、高さは真ん中、外角へのカット気味の速球(142km/h)を打つも、打ち損じでセカンドゴロ。かなりポイントが近いところで打っていて、バットとボールの距離が取れなかった感じ。体重の乗らない伸び上がるような打ち方になっていたように見えた。始めから完全にレフト方向への意識があって、腰の開きを抑えて打っていれば違った結果になったかも。

第3打席3-2-0 ランナー:なし 0-6と大きくリードされて迎えた7回裏。この回は松井から。
カウント2-1から4球目、外角低めへの変化球(127km/h)をよく見てボール。これでカウント3-1。ここからインコースの速球(140km/h)、外角への変化球(135km/h)と2球、厳しい球をファールで粘る。フルカウントからの7球目、真ん中ややインコース寄りに甘く入ってきたチェンジアップ(132km/h)を捉え、ファーストのわずかに上を抜けるライト線への2ベースヒット。昨日の2ベースヒットと同じように、ギリギリまで引き付けて、その場での鋭い軸回転で打っていた。後ろにきっちり重心を残しているので、余裕を持って前でさばけるのかなぁと思った。
松井はこの試合、2本目のヒット、そして初めて二塁を踏む。

その後、ロドリゲスの内野安打で無死一塁・三塁。ジアンビの珍しいレフトへの2ベースヒットで松井は生還。なおも二塁・三塁。ポサダのセカンドゴロの間に1点追加。そして、シエラの2ランホームラン。で4-6と2点差に迫る。

第4打席3-2-2 ランナー:なし 初球、インコース寄りやや低めへの甘い速球を見送ってストライク。2球目、高さは真ん中、外角への速球(151km/h)を見てボール。3球目、外角低めへの変化球(137km/h)を見送ってボール。4球目、外角やや高めへの変化球(134km/h)を打ってファール。5球目、外角高めへ速球(155km/h)が大きく外れてボール。フルカウントから6球目、高さは真ん中、外角へのシュート回転の速球(150km/h)をカット。与田氏:「今のはストライクゾーンの幅を広くして待っていた中でのカット。」7球目、高さは真ん中、インコース寄りへのチェンジアップ(138km/h)を捉えた痛烈な打球はライト線とファーストの狭い間を抜け、スタンドに入るエンタイトル2ベースヒット。ゴジラの雄たけびがスタジアムに響き渡る。この打席は、3打席目に引き続き非常に見応えがあった。変化球に体重が流れそうになるのを重心を落として残し、うまくバットに乗せたバッティングだった。頭の位置が前後にほとんどブレることなく残っていて、体の回転がスムーズにいきバットのヘッドが走っているのかなぁと思った。
与田氏:「引っ張ろうとしていたらもっと体が早く出てしまっていただろう。外の球に対する意識があったから今のようなバッティングが出来たと思う。右足を踏み込んでグッと止まった。」

ロドリゲスが続くことが出来ず、この回無得点。

松井のコメント:(先発・ヘンドリクソンについて)「コントロールが良くて、球もいつもより切れていた。かなり調子が良かったんじゃないか。」

3打席目、4打席目と厳しいコースをカットで粘り、甘い球を逃さず捉える理想的な形の松井が戻ってきたという印象。タメがしっかり出来ていて、ボールを見る"間"が取れている気がする。それがスイングにキレに繋がっているのだと思う。状態のよさを感じた。今の松井はピッチャーにとって打ち取り難い、嫌なバッターに見えるはず。昨日、今日の間合いの取り方が続けば、左方向への打球もこれから自然と増えていくのでは。

松井のコメント:「多少状態は上がっているんじゃないですか。」

松井が2番というのは嫌だ、嫌だと言っていたら、ようやく2番でしっくりと感じ始めた頃に、シェフィールドのケガで公式戦初の3番という打順が松井に転がり込んできた。見ているほうは、もうすでに2番で慣れ始めていたので、リズムを崩されたが、意外に3番というのも松井に似合っている。今の松井にはぴったりの打順かも。(笑)

松井のコメント:「試合のリズム的には2番よりやりやすかったです。すぐに思い出すのはベーブ・ルースでしょ。僕自身、打順にこだわりはないけど、簡単に座れるところではないよね。」

トーリ監督のコメント:「そのまま2番でもいいが、走者を置いて打たせたい。」

2ヶ月ぶりの登板となった王建民に対して、テビルレイズは初回、4本のヒットで効果的に2点を先制。昨日に比べるとまだマシかなぁという立ち上がり。その後も、ランナーを背負うものの要所を締めるピッチング。4回表には、浅いレフトフライが松井のところに飛ぶ。松井は追いつくものの、ちょうど照明が目に入り捕球できず後ろに逸らし、1死二塁のピンチ。松井、今季初のエラーが記録される。このエラーが失点に繋がらないかドキドキしながら見守るが、王が2連続三振に打ち取ってくれた。ありがとう。
しかし、5回、ヒットとワイルドピッチ、四球で2死一塁・二塁。ここで踏ん張り切れずヒットを許し、とうとう1失点。一方ヤンキース打線は5回までヒット1本、四球1個と先発・ヘンドリクソンに完全に抑えられていた。5回を終わって0-3と厳しい展開。
6回からは、王に代わって左のフランクリン【IP:0.1 H:2 R:2 ER:2 BB:0 ERA:6.10】が継投。しかし、連打を打たれ1死二塁・三塁としたところでプロクター【IP:1.2 H:2 R:1 ER:1 BB:1 ERA:4.54】に交代。プロクターも持ちこたえることが出来ず、タイムリー2ベースヒットを連続2本を浴びてしまう。リリーフ陣が大炎上。これで0-6。
デビルレイズは、チャンスを必ずものにするような勝負強いバッティングと先発の巧みな投球。余裕を感じる悠々とした戦いっぷり。デビルレイズ強すぎる・・・。クーッ。本当はヤンキースがこういう戦い方をしなければいけないのに、逆にやられているというのは屈辱的だった。
それでも7回裏、ヤンキースが意地を見せる。松井のヒットをキッカケに4得点。これは絶対いけるというようなヤンキースチームの盛り上がりを感じた。8回にはなんとゴードンを投入。気合の入った継投。その流れで、8回裏、再び松井が2ベースヒットとチャンスメイク。ロドリゲスのバッティングにかなり期待が高まったが、あえなく凡退。8回裏はジーターからの打順で、今日もミラクルが起きる予感がしてたのになぁ。残念。さらに9回表にF.ロドリゲス【IP:1.0 H:1 R:1 ER:1 BB:1 ERA:4.23】が打たれ追加点を許してしまい、ヤンキースの追撃は及ばず試合終了。

リリーフ陣の打たれた4点が大きく響いた試合となった。久しぶりの登板で王が、5回までしか投げられなかったのは仕方ないとしても、やはりヤンキースは、先発が5回まででは、勝ちが非常に遠くなってしまう。先発が交代した直後に、何で3点も取られなければいけないの?といった感じ!!

トーリ監督のコメント:「フラストレーションがたまる試合だった。」

050908_vs_redsox 明日からは、いよいよレッドソックスとの直接対決。ヤンキースがプレーオフに進出できるか出来ないかに直結する大事なカード。今から気持ちが高ぶり、ワクワク、そわそわ。残念ながら、デビルレイズとのカードで弾みをつけ、いい流れでレッドソックス戦とはいかなかった。しかし、相手がレッドソックスということで気持ちの入れ替えはしやすいのでは。レッドソックスの強力打線には、足がすくみそうになるが、ヤンキースの選手達はプレーオフのような緊張感を持って、果敢に挑んでくれるに違いない。打撃陣も奮起して接戦になる気がする。最後の勝敗を分ける"気持ち"だけはレッドソックスに負けて欲しくない。奇跡を起してくれることを信じて応援します!!頑張れ~、ヤンキースナイン!!
とりあえず、先発ピッチャーがゲームを作ってくれることを祈る。
昨シーズン、松井は、対レッドソックスに強かった。【打率:.361(72-26)、OPS:1.010】一方、今シーズンは、【打率:.245(49-12)、OPS:.743】とやや打ちあぐねている印象。昨年のいいイメージを持って大暴れして欲しいな。絶対に3連勝だーーーーーーー!!

松井のコメント:「3勝できれば一番いいですけど、簡単には勝たせてくれません。とにかく、あす勝てるように頑張るだけです。」

4打数・2安打・3打点・1本塁打  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 138 537 158 21 104 .294 .357 .490 .847
松井:2番・センター・レフト先発出場
先発:ライト(IP:6.2 H:8 R:4 ER:4 BB:4 ERA:5.76)

『対戦ピッチャー』
・vs ウェクター(R)【Career:15-4 avg .267】:第1・2・3打席
・vs ボロースキ(R):第4打席

第1打席1-2-1 ランナー:なし 初球、外角低めへの微妙に変化する速球(145km/h)を見送ってストライク。2球目、真ん中低めへの速球(147km/h)を見送ってボール。3球目、外角低めへの変化球(132km/h)を打ってファール。変化球に対して体がやや前に流れて、ボールを呼び込みきれなかったように見えた。調子のいい時の安定した隙のないテイクバックとは少し違っていて軸がブレているように感じた。4球目、インコース低めに鋭く沈むスライダーを打ちにいくも空振り三振

matsui_050907_21homerun 第2打席0-0-1 ランナー:なし 先発・ウェクターに3回までノーヒット、無四球と完全に抑えられていたヤンキース打線。4回は1番・ジーターから。ジーターが三振に倒れて松井の打席。
初球、インコースを狙った球が若干シュート回転して真ん中やや高めの甘いところに入ってくる。その球を逃さず捉えただ球は綺麗な放物線を描いてライトスタンドへ突き刺さった。第21号(日米通算400号)ソロホームラン!!これがヤンキースの初ヒットとなった。この打席は、全く上下動、軸のブレがなくスーッとテイクバックし、ボールを呼び込んでいたように見えた。そして、その場での綺麗な軸回転。ボールがよく見えていたという印象。また、ギリギリまでボールを呼び込み、いい間合いを作れていたのでは。この回、無得点で終わると嫌な雰囲気が、ヤンキースに流れ始めかけそうだったので、松井のホームランはチームを勇気付ける意味でも大きな得点だった。

松井のコメント:「初球の甘いボール。強く打てた。」

その後、ウィリアムズが2ベースヒットを放つが、ロドリゲス、ジアンビと倒れ追加点ならず。

第3打席2-1-0 ランナー:二塁・三塁 1-4とヤンキースが大きくリードされての6回裏。カノーのヒット、ジーターの2ベースヒットで無死二塁・三塁。チャンスで松井の打席。
初球、真ん中高めへの変化球(127km/h)を見送ってストライク。2球目、高さは真ん中、外角への速球(145km/h)を見送ってボール。3球目、インコースへの速球(147km/h)を見送ってボール。カウント2-1。4球目、インコース寄りやや高めへのチェンジアップ(132km/h)を捉え、痛烈なライナーでライトへの2点タイムリー2ベースヒット。非常にバランスよく間合いを作って、しっかりボールを呼び込めていたように感じた。ボールの呼び込み方がいいので、その後、変化球に対しても重心を後ろに残して綺麗な軸回転が出来、バットのヘッドが走ったのでは。ボール先行でバッティングカウントになったというのは松井にとってラッキーだった。

その後、ウィリアムズがセカンドへ進塁打を打ち、松井は三塁へ。ロドリゲスは敬遠でジアンビの打席。しかし、併殺打であえなくチェンジ。

第4打席1-1-0 ランナー:なし 3-4と1点を追う8回裏。この回は松井から。
初球、インコース寄り低めへ沈む変化球(126km/h)を見送ってストライク。2球目、インコース低めへの変化球(134km/h)を見送ってボール。3球目、真ん中高めへの変化球(126km/h)を打つも、高く上がり過ぎて平凡なセンターフライ。変化球に一瞬タメを作るが、ややタイミングをずらされ、差し込まれ気味だったように見えた。

その後、2死からロドリゲスが軽打で繋ぐヒットで、ジアンビに打席が回る。そして、ここぞという場面でジアンビに逆転の2ランホームランが出る。

前回、右鎖骨に打球を受け降板したヤンキース先発・ライトが初回にいきなり捕まる。四球、バントヒット、ライトの送球エラーで無死二塁・三塁のピンチ。ここであっさりタイムリーを打たれ2点の先制を許す。更に、タイムリー三塁打、犠牲フライで2失点。三塁打を追いかけたシェフが足を痛めてこの回で交代。それに伴いセンターだった松井がレフトに移動。
初回から苦しい立場に追い込まれたヤンキース。しかし、今日は絶対負けるわけにはいかない。そんな気持ちとは裏腹にいつものように残塁の山が築かれていく。ヤンキースは残塁数でア・リーグトップらしい?(記憶が曖昧)。
4回裏、1死二塁のチャンスに後続が凡退。
6回裏、1死一塁・三塁のチャンスにジアンビが不運な併殺打。
7回裏、1死満塁のチャンスにジーターが併殺打。
それでも、松井は冷静に闘志を燃やしていた。僕にはそう伝わってきた。9月3日まで不調の中でもがいていた松井が、それ以降、徐々に回復傾向を見せる。そして、今日4回のホームラン、6回の2点タイムリー2ベースヒットという結果として松井の存在を表現した。松井のポストシーズンに絶対進むという無言の意思表示。その気持ちに応えるように、1点ビハインドの8回裏、最近当たりが止まっていたロドリゲスが、後ろに繋げるチームバッティング、ジアンビが値千金の逆転ホームランを放ち、悪い流れがヤンキースの方へ好転していった。
投げては、初回以降、調子を取り戻したライトが無得点に抑え、その後をスターツ【IP:1.1 H:0 R:0 ER:0 BB:1 ERA:4.29】、リベラがきっちり自分の役割を果たし試合を締めた。

matsui_050907_keijiban 今日の試合は、松井にとって、チームにとって重要な試合となったことは間違いない。2番で中々自分のスタイルを出せなかった松井が、自分の居場所を見つけたような感じだった。松井は2番について「2番だと、自分が思っているより早く打順が回ってくる気がする。相手投手への対応がうまくできず、結果的に右肩が開く悪いクセが出ちゃう。」と話している。その松井が、2番という嫌なイメージを克服した。これからは、これまでより気持ちよく打席に入れるようになるのでは。今日は松井らしいバッティングを見た気がした。松井のバッティングの醍醐味を味わうことが出来て、嬉しくて仕方がない。思い出すだけでも熱くなってくる。しかも、ホームランは、記念すべき日米通算400号!!こんな重要な試合で、勝ちに繋がるホームランが通算400号となり、記憶に残る記録達成になった。

松井のコメント:(印象に残るホームランは?)「記憶に残るのはないけど、今まで打ったホームランは、ピッチャーが誰で、球種が何だったか全部覚えている。カウントを覚えているのもある。それを思い出すのは結構簡単なんだ。打った余韻に浸るより、誰から何の球種を打ったかが、僕の中では大切なんだ。次に対戦したときに『あ、このピッチャーね』って思い出せるでしょ。」

松井の試合直後のコメント:「最後、A.ロッドとジアンビに助けてもらいましたね。(ホームランについて)完璧な当たりでしたし、いいバッティングでした。(日米通算400号について)知ってましたけどね。だいぶ長い間でなかったですけど、まあよかったです。僕の中ではそういうことはあんまり意識していないんで、感慨とかはないんですけど、これから増えていくように頑張ります。(2点タイムリーについて)チェンジアップが高めに浮いてきてた。体がうまく止まってくれて強く打てました。いいバッティングだったと思います。(負けられない試合が続きますが)僕、こういうの好きなんで、毎日ビリビリしながらこれからも頑張ります。」

松井のコメントから、毎日、し烈なプレーオフ出場を懸けた戦いを楽しんでいる様子が伝わってきて嬉しかった。常にプラス思考の松井らしいし、ファンとしても松井の前向きな姿には勇気づけられる。バッティングの状態も上向きなのがにじみ出ていたのでは。

<トーリ監督のコメント>
・「本塁打もあったが、次の二塁打だろう。状況が分かっているプロ。あの二塁打で流れが変わった。」
・「松井は本当に素晴らしい選手だ。素晴らしいチームメートに恵まれたから、彼もより素晴らしくなっている。松井はいつでも自分を変えない。どんな状況でも必ず自分の力をフルに出せる。それが、チームメートが何より尊敬しているところなんだ。」
・「もちろんだとも。これからホームランバッターとして大成できる。逆方向へ大きな打球を飛ばす技術もあるし、もちろん右へ飛ばすパワーもある。松井には状況に応じた打撃ができる才能がある。メジャーには完全に適応しているよ。」
・「一発が出たが、その後の2点二塁打で、我々は『逆転できる』と思えたんだ。(スコアボードに映し出されたゴジラの日本での実績に驚かされたことがある)とんでもない打点を叩き出していたんだな。ここでも誰もが彼の攻撃力に一目、置いている。彼が私のチームにいて本当によかった。来年、彼がどうするかはわからないが、来年も私のチームにいてもらいたい。」

ロドリゲスのコメント:「彼は自分が『やりたい』と思うことをやり遂げてしまう。メジャーだけのプレーだけだったとしても、マツイなら同じ期間内に400本を達成できた。」

ヤンキース関係者が記念の400号ボールを試合後、松井に届けた。松井が記念ボールを父親にプレゼントする意向があるらしい。
松井のコメント:「For me, personally, I don't really add the statistics that I had in Japan and the home runs here.So for me, it's not that important. But perhaps my father will be pretty happy if I give it to him.」

<ニュース記事>

・【松井秀喜の歩み】
 松井秀は1993年にドラフト1位で巨人に入団。プロ入り1年目で巨人の高卒ルーキーとしては最多の11本塁打を記録した。95年には巨人軍第62代・4番に就く。98年、34本塁打で初めての本塁打王を獲得。この年は100打点で打点王も取った。2000年には本塁打、打点の2冠に加え、シーズン・シリーズMVPも受賞。01年は今まで唯一逃していた打率のタイトルを3割3分3厘で獲得した。すべてのタイトルを手中に収めて臨んだ02年シーズンは、惜しくも3冠王は逃したが、3度目となる本塁打、打点の2冠王となり、打率も2位でシーズンを終えた。
 03年、日本での輝かしい実績を引っさげて、米大リーグの名門ヤンキースに移籍する。1年目でワールド・シリーズに出場し、日本人として初の本塁打を放つなど持ち前の勝負強さを発揮した。ヤンキースの主軸として臨んだ04年は、31本塁打を打ち、スラッガーの証と言える30本超えを果たす。

松井秀喜_homerun_card 1号―1993年5月2日 (ヤクルト・高津臣吾から)
50号―1995年8月22日 (横浜・三浦大輔から)
100号―1997年4月27日 (広島・山崎健から)
150号―1998年 7月28日 (ヤクルト・川崎憲次郎から)
200号―1999年9月21日 (阪神・舩木聖士から)
250号―2001年 4月12日 (中日・バンチから)
300号―2002年7月9日 (広島・黒田博樹から)
350号―2004年4月24日 (レッドソックス・デレック・ローから)
400号―2005年9月8日 (デビルレイズ・ウェクターから)

・通算400号到達時の日本人年少ランキング
1位 王 貞治(巨人) 29歳4カ月
2位 松井 秀喜(ヤンキース) 31歳2カ月
3位 清原 和博(巨人) 32歳10カ月
4位 野村 克也(南海) 33歳0カ月
5位 大杉 勝男(ヤクルト) 34歳4カ月

~(スポーツナビ)~

・松井の本塁打は、日本の10年1268試合で332本。3・8試合に1本打っていた。米国では3年463試合で68本と6・8試合に1本。

~(産経新聞)~

◆日米経験者では初の大台 通算400本塁打は日本で13人、メジャーで40人が達成しているが、日米両方でプレーした外国人打者を見ても、これまではF・ハワードの382本が最多。松井が初めての大台達成だ。

◆王に次ぐ31歳2か月で達成 松井秀の31歳2か月での達成は、日本に当てはめると通算868本塁打の巨人・王貞治(現ソフトバンク監督)の29歳4か月に次ぐ若さ。メジャーでは今年6月にA・ロドリゲス(ヤンキース)が29歳10か月で最年少達成。他に30歳代で松井より早く達成したのはK・グリフィー(レッズ)、J・フォックス、M・マントルの3人。

◆松井 秀喜(まつい・ひでき)1974年6月12日、石川県能美郡根上町(現・能美市)生まれ。31歳。92年のドラフト1位で巨人入り。1年目の93年、5月から1軍に昇格。94年は開幕戦からフル出場。97年4月27日には、史上3位となる22歳10か月で通算100本塁打を達成した。日本での主なタイトルは首位打者1度、本塁打王3度、打点王3度。MVP受賞3回。02年オフにメジャー挑戦を決意。フリーエージェント(FA)権を行使して、ヤンキースに入団した。188センチ、104キロ。右投左打。

◆長嶋さんが打たせてくれた 試合前に広岡広報が伝言

 恩師の言葉が、耳から体へと自然に伝わっていた。「体が開いちゃってる。こういう時は軸足に体重をしっかり残さないと」長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督のアドバイスが、松井に強い意識を持たせた。

 「今年、このまま399本で終わったら、どうなるんだろう」試合前に苦笑いしていた松井の顔が、広岡勲広報の耳打ちで、一瞬にして固まった。「そう言っていたんだ…」伝えられたのは、恩師の言葉だった。

 所用のため帰国していた広岡広報に、長嶋さんがメッセージを託していたのだ。「常に自分の悪いところはわかっている。毎日、チェックしている」マッティングリー打撃コーチと話していた修正ポイント。だが、巨人時代、何度となく指導を受けてきた長嶋さんのメッセージに体が素直に反応した。恩師への感謝の気持ちが日米通算400号を生んだ。

◆400号記念球は実家へ

 400号の記念ボールが試合後、松井の手元に届けられた。「一応、実家に送ろうかと思ってる。飾るか飾らないかは、オヤジ(昌雄さん)が決めるでしょう」石川・能美市の実家に隣接する記念館にまた1つ、ゴジラの偉業を伝える“勲章”が増える。

~(スポーツ報知)~

「どこまでいけるか、チャレンジしよう」。バットには、王監督の直筆でそう書かれているのだ。知人を介してもらったときは20代前半。「通算868本や年間55本は、プロに入ったときからやろうと強く思っていたし、周りも期待していた」。若いころから大記録更新の野心を胸にプレーしてきた。
 ただその後、記録だけにこだわることは、マイナスになることにも気がついた。「おれの場合、数字とは違うことを意識したほうが、いいパフォーマンスが出るんじゃないかって気づいたんです。つまり勝つためにプレーすることですね」
 記録への力みが消えたのは平成12年から。前年、初の40本台をマークし、悟りの境地に達した。平成14年には50本塁打も達成。メジャーに来てから本塁打数は少なくなったが、今も「勝つために」という思いに変わりはない。
 「数字は、辞めるときに振り返るでしょうね。でも今、一番ほしいのはチャンピオンリング。それしかないですよ」。本塁打記録は追いかけるものではなく、勝つためにプレーした結果ついてくるもの。その積み重ねで「どこまでいけるか」。誰よりも松井秀自身が、一番楽しみにしている。」

~(サンケイスポーツ)~

技術的にはウエートトレで左腕を強化してきたことが大きい。過去、日本で右投げ左打ちで400本を打った選手はいない。利き腕の右が強く、長打力に必要な左の押し込む力が弱い。それを強化してきたことが、本塁打増も生んでいる。

~(日刊スポーツ)~

理想の打撃を常に求めてきた松井。そして、毎年バッティングを進化させてきた。理想の打撃が実現した時に生まれるという位置づけのホームラン(参考:共同通信社)が今日『400』に達した。無理にホームランを狙うのではなくて、理想のバッティングをしようと試みる延長線上にホームランがあるという意識はメジャーに渡った時に強くなったように感じる。それが、メジャーにおいて初年度からレギュラーを勝ち取り、生き残ってこれた要因だと思う。それからメジャー2年目の終盤戦で理想のバッティングと思える手ごたえを掴んだ。メジャーでホームランを量産することに対して、ある程度自信を得たのではないか。そして、今シーズン、いかに理想のバッティングが出来る打席を増やせるか、精度を上げていくかという技術の向上を試みると語っていた松井。これから、どんなバッティングを見せてくれるのか期待は高まる。綺麗な放物線を描いて空に吸い込まれていくホームランは、気持ちまで空に向かって飛んでいくような感じで、晴れやかになる。これから何度、松井のホームランが見られるのか楽しみ。
松井がプロに入って13年目。それでも松井は全く見ているものを飽きさせることがない。何が飛び出すか分からないワクワクするバッティング、期待を超えるバッティングに魅せられています。頑張れ~、松井選手!!

<追記>
・松井年度別打点数
   137試合  終了時
'03  92     106 
'04  91     108 
'05  101     ? 

・ヤンキース得点別勝敗
4点以上  73勝20敗
3点以下  4勝40敗 

2打数・1安打・0打点・2四球  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 137 533 156 20 101 .293 .356 .482 .838
松井:2番・レフト先発出場
先発:【,勝敗】(IP:6.1 H:7 R:3 ER:3 BB:2 SO:5 HR:0 ERA:4.05)

『対戦ピッチャー』
・vs フォッサム(L)【Career:9-3 avg .333】:第1・2・3打席
・vs オルベラ(R):第4打席

第1打席1-1-0 ランナー:一塁 サード強襲のヒットで先頭バッター・ジーターが出塁。一塁にランナーを置いて松井の打席。
初球、外角高めに速球が外れてボール。2球目、外角高めへの速球を打ってファール。3球目、外角やや低めへのカーブ(114km/h)に体が泳がされながらも、上手く重心を落としバットに乗せライト前ヒット。無死一塁・二塁とチャンスを広げる。

その後、松井・ジーターがダブルスチールを試みる。しかし、松井が二塁でアウトになり1死三塁。シェフィールドの内野安打で1点先制。ジアンビのヒットで2死一塁・三塁。シエラの打ったゴロをセカンドが逸らす間に2点目を追加。

第2打席3-1-1 ランナー:一塁 カノーの二塁打。ジーターのタイムリーで3点目。1死一塁で松井の打席。
四球を選ぶ。

その後、後ろが続かず追加点ならず。

第3打席0-1-0 ランナー:なし 初球、真ん中高めへのカーブを見送ってストライク。2球目、外角低めへの速球を引っ掛けてファーストゴロ

第4打席3-0-2 ランナー:なし 四球を選ぶ。

試合の方は7回まで、3-2とヤンキースリードで試合が進む。6回には、ジアンビがヒットを打ったが、二塁でタッチアウト。また、ウィリアムスがヒットで出塁し、フラハティのヒットでホームを狙うがタッチアウト。ヤンキースの先の塁を狙いたいという積極性が裏目に出たというか、勝利への焦りがそうさせたような印象を受けた。
先発・R.ジョンソンが7回表に捕まり、2本のヒットで1死一塁・三塁としたところでゴードンに継投。犠牲フライを打たれ同点にされるも、その後を打ち取る。8回は両者無得点。
3-3の同点で迎えた9回表。ヤンキースは、裏の攻撃での勝ち越しを信じてリベラを投入。ヒットと盗塁で1死二塁とされる。ここで簡単に盗塁を許したのが痛かったかも。更に、この試合最大の落とし穴が待っていた。セカンドに飛んだ打球をカノーがエラー。後ろに逸らす間にデビルレイズは勝ち越しの4点目を追加。
8月17日・対デビルレイズ戦、5-6とヤンキースがリードで迎えた8回裏、カノーの送球ミスによりピンチが広がり、ヤンキースが惜敗したという悪夢がよみがえった。勝負が懸かった大事な場面で、致命的なミスが目立つカノー。精神的な部分が大きいと思う。ルーキーで経験の少ないカノーへの同情の気持ちも大きい。将来のことを考えれば、カノーにはプラスにはならないかもしれないが、今シーズンだけでも終盤、緊迫した場面では、守備固めでベルホーンを起用するという選択肢も考えた方がいいのかもしれない。
1点リードされた形で9回裏。1死からカノーが意地の内野安打。ジーターが進塁打を打てば絶好のチャンスで松井に打順が回ってくるという場面だったが、ジーターが最悪の併殺打。試合は、無情にも幕を下ろした。

9回にはデビルレイズが2回の盗塁を決めたらしい。1点を争う終盤での足を絡めた攻撃は、本当に効果がある。ヤンキースは足を絡めた攻撃に対し、やるのもやられるのも脆さが見られる気がする。ある記事に「デビルレイズの戦いぶりには、失うもののない下位チームの強みもうかがえる。」とあった。全くその通りだなぁ・・・。松井が「もう大事な試合ばかりです。しっかり準備して、しっかり気持ちを引き締めていかないと。」と語るように、プレッシャーのかかったヤンキースにとっては本当に戦い難い相手。

松井のコメント:「ミスした方が負ける、ということ。野球はそういうスポーツです。(4勝10敗とデビルレイズに負け越しが決定したことについて)研究しているんじゃないですか。今年は粘りがある」

トーリ監督のコメント:「Dレイズはわれわれに自信を持っているのだろう。今日の負けは起こってはいけない負け。でも、気を取り直すしかない。」

今日の敗戦は、負け方もそうだが、先発がジョンソンということもあり、かなりヤンキースにとっては痛い。エンゼルスと対戦したレッドソックスは、ヤンキースと同じような展開で2-2と同点で迎えた9回裏に、オルティスのホームランで劇的なサヨナラ勝ち。一方、ヤンキースはエラーによる自滅で逆転負け。今日のそれぞれの結果が両チームに与える影響を考えると愕然としてしまう。しかも、直接対決を目前に控えたこの時期だからこそ、そのダメージは大きい。これが今シーズンのヤンキースとレッドソックスとの勢いの差なのか。是非ともこの後、デビルレイズに2連勝して、レッドソックスとの対戦に持ち込んで欲しいです。

今日の松井は、2番としてチャンスを作り、きっちりチームに貢献した。初回の攻撃のように、ジーターと松井の同級生1・2番コンビでチームに勢いを与えて欲しいな。頑張れ~、松井!!

6打数・2安打・1打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 136 531 155 20 101 .292 .354 .482 .836
松井:2番・レフト先発出場
先発:チャコーン【W,5勝9敗】(IP:6.2 H:5 R:2 ER:2 BB:3 HR:1 ERA:3.66)

『対戦ピッチャー』
・vs ジト(L)【Career:19-7 avg .368】:第1・2・3打席
・vs 藪(R):第4打席
・vs リンコン(L):第5打席
・vs ストリート(R):第6打席

第1打席1-2-0 ランナー:なし ジーターが先頭打者ホームランを放ち、ランナーなしで松井の打席。 初球、インコース高めへ速球(140km/h)を見送ってボール。2球目、外角低めへの速球(140km/h)を打ちにいって空振り。3球目、外角やや低めへのカーブ(124km/h)を見送ってストライク。カウント1-2。4球目、真ん中やや外角寄りへ甘く入ってきたカーブを一瞬タメを作って打つもセンターへの浅いフライ
解説・与田氏:「ほんの一瞬、腰が引けた。打ち方としてはカーブの軌道にじっくりタメてというのが見えたが、少し後ろに逸れたことにより踏み込みが足りなかったのでは。」
体がボールに向かっていくというよりは、かかと方向へ流れていったように見えた。

第2打席2-2-0 ランナー:なし 2回裏、アスレチックスに1点返され1-2とヤンキース1点リードで迎えた3回表。先頭打者の松井。
初球、外角やや低めへのスライダーを見送ってストライク。2球目、外角低めへのスライダー(127km/h)が外れてボール。3球目、真ん中低めへの大きく縦に割れるカーブ(114km/h)を打ちにいって空振り。タイミングを合わせ切れなかったといった感じ。4球目、外角低めへの速球(142km/h)を見送ってボール。5球目、高さは真ん中、外角へのスライダーを踏み込んで打ちにいくもピッチャーゴロに倒れる。タイミングが合っていないように見えた。ボールを引き付け切れなく、体が前に出て上体だけのスイングに感じた。
与田氏:「状態が良ければレフト方向へのヒットになるだろう。」

matsui_050904_3base 第3打席1-1-0 ランナー:三塁 ジーターが2ベースヒットで出塁。そして松井の打席。
初球、外角高めへの速球が外れてボール。2球目、外角高めへの速球(138km/h)を見送ってボール。その間にジーターが三盗を決める。3球目、真ん中やや高めへのカーブ(114km/h)を打って右中間を抜けるタイムリー3ベースヒット!!ついに出ました!待ちに待った会心のヒット。完璧に右中間を破り、快晴の秋の空の下、抜けるような爽快感があった。久しぶりに松井の打って走る姿に高揚感を覚えた。YES!!
matsui_050904_running 迷わず二塁を蹴って、更に加速し三塁を狙った松井。思っていたより松井のベースランニングが綺麗、かつ素早いことに少し驚いた。
緩いカーブに対し、ステップした後一瞬タメをつくり、尚且つ体が後ろにしっかり残ってその場で回転していた。完璧にタイミングの合ったバッティングだった。変化球に対するこのバッティングは、今後上昇していくにあたりきっかけになり得ると思う。
与田氏:「松井を楽に打たせるという意味では、三盗は効いた。カーブの軌道をしっかり読んで打っていた。ランナーが三塁になったことで、高めのボールを強く叩けた。ランナー・二塁では、一塁方向に打たなければいけないとか、自分のバッティングを犠牲にしなければいけないことが増えたと思う。ジーターの盗塁で、松井は自分の打席に集中できたのでは。」

<松井のコメント>
・「打者有利なカウントから外に沈んでいく球を強く打てましたね。緩いカーブは嫌いじゃないんですよ。どちらかといえば打ちやすいです。」
・「甘くくれば打ちやすい緩いボール。(状態が)悪くても、ああいうボールは打てるんです。それはどんなにいい投手が相手であっても一緒。」

その後、シェフィールドのタイムリーで松井が生還。

第4打席3-1-0 ランナー:なし 初球、真ん中高めに速球が外れてボール。2球目、外角へシュート回転の速球(142km/h)を見送ってボール。3球目、高さは真ん中、外角への速球がいっぱいに決まってストライク。4球目、3球目と同じようなコースに速球(146km/h)を見てボール。カウント3-1。5球目、真ん中やや外角寄りに甘く入ってきた速球(145km/h)を打って二遊間を綺麗に破るセンター前ヒット。弓を引くように力を溜めながらボールを引き付け、軸足に体重の乗った鋭い回転で力を解放しているように見えた。非常にいい形でタメが出来ていたのでは。前の打席の体重を残すことの出来たスイングが、いいイメージとなって残っていたのかも。とても綺麗で理想的なバッティングだった。
与田氏:「松井にとっては、バッティングカウントでボールに逆らわず、とにかくストライクゾーンに来たら打つという感じだった。強すぎるスイングというよりは、ミートを心がけた上手いバッティング。」

第5打席2-2-1 ランナー:満塁 2-6とヤンキースが4点リードをして迎えた7回表。満塁で松井の打席。 初球、外角高めへのスライダーが外れてボール。2球目、高さは真ん中、インコース寄りへの速球を見送ってストライク。外角へ意識があったのか松井は見送ったが、この球は打ちにいって欲しかった。3球目、外角低めへの速球?が外れてボール。4球目、高さは真ん中、外角寄りへのスライダーに振り遅れてファール。5球目、内角低めへの速球をカット。6球目、外角寄り低めへのスライダー(135km/h)を打ちにいくもバットに当たらず空振り三振。かなり上体に"力み"を感じるようなスイングで、バットの軌道が安定していないようだった。ライト方向へホームランを狙っていたようなバッティングだった。前の2打席がいいバッティングで期待をしていただけに、三振の落胆は大きかった。
与田氏:「強く打とうとして強振しすぎて、顔が離れすぎた。」

第6打席2-2-0 ランナー:なし 初球、外角低めへ速球が決まってストライク。2球目、インコース寄り低めへの変化球を見送ってボール。3球目、外角低めいっぱいに微妙に沈む変化球が決まってストライク。4球目、真ん中低めへ沈む変化球(135km/h)を見送ってボール。これでカウント2-2。5球目、外角やや高めへの速球(150km/h)を打ってファール。6球目、インコース寄り低めへ沈む変化球(140km/h)を打つも力の無いセカンドゴロ
与田氏:「打者に近いところでスッと変化するので、変化の軌道を予測するのが難しく、松井選手も当てるのが精一杯だったのでは。」

今日の試合は急遽全米放送されるということで自然とテンションは上がった。松井選手にはここでアピールして欲しかった。

相手チーム先発はジトということで、打線は苦戦を予想された。しかし、ジトの出来がイマイチだったのか、高めにボールが浮く場面が多く、それをヤンキース打線が捉えた。4回まで毎回得点で計6点。その中には、ジーターの初回・先頭打者ホームランも含まれている。先頭打者ホームランというのは、相手ピッチャーに与えるダメージは大きいようだ。
レッドソックスから新しく加入してきたセカンド・ベルホーンは、9回裏、3人でピシャッとリベラが抑えたい場面でエラー。やはりレッドソックスのスパイかと不安にさせる場面もあったが、それまで、安定感のある好守を見せ、さらに、追加点の欲しい2回に移籍後・初ホームラン、8回に押し出しの四球を選び、活躍が光った。ベルホーンは今日9番を打った。今後、打撃面で打率を挙げてくれば、チームにとって大きな戦力になるかも。ただ、去年レッドソックスにいた時の三振数が、177個というのが気になるところ。(ちなみに松井の三振数は、2003年:86個、2004年:103個)

投げては、チャコーンが7回途中まで2失点に抑える好投を見せる。その後を引き継いだゴードンが1点を返されるも危なげない投球。そして、9回はリベラが無失点で締めて試合終了。

トーリ監督のコメント:「大きな勝利だ。わがチームは自らの力に自信を持って戦っている。残り1ヶ月、やるべきことをやるだけだ。」

<松井のコメント>
・「ここまで来たらどのチームだって自分たちが(プレーオフに)出ると思ってやってますから。紙一重の差です。1戦1戦が本当に大事な試合になる。しっかり準備して、しっかり気持ちを引き締めて戦いたい。」
・「どのチームもプレーオフに出たいと思ってやっています。何が決め手になるのかはわかりません。でもワイルドカードで出たいとは、だれも思っていないでしょう。」

ジーターのコメント:「(メディアは)我々がプレーオフ進出に向けて努力しているというが、そうじゃない。プレーオフはもう始まっている。そのつもりで一戦一戦を戦わなくてはならないんだ。(どれか1試合ではなく)すべてのゲームが重要だ。どの試合もシーズン最後の1試合と思って勝ちにいく必要がある。」

ジーターには、今の置かれている状況に対して危機感があると同時に、プレーオフへの充実した意気込みが感じられた。明日は、休養日。今日は、チームに弾みをつける1勝だったのでは。今日の勝ちでホッと胸を撫で下ろした。いや、気の緩みは大敵だ。(^^;)

「マラソン男」と題し、松井の連続試合出場に注目したニューヨークの地元紙が、「松井には、少し疲れがあるようだが、彼をラインアップから外すのは、試合をあきらめたのと同じだ」というトーリ監督の言葉を紹介した。これまで不調でスタメンから外されそうになる危機があった時も、もうこれ以上打てないと本当に外されてしまうという土壇場で復活を果たしてきた。ひたむきな試合への準備をした上で、松井はそういう強運も持ち合わせている選手だと思う。監督もそんな松井に期待と信頼を寄せているのではないか。
6月、不調に陥っていた松井がきっかけを掴んだのが、6月11日、変化球(チェンジアップ)をバランスを崩すことなく打った2ベースヒットだった。その時は、目の覚めるような大きな当たりだったが、今日の右中間への3ベースヒットも、あの時と同じような復調のきっかけとなる打席になればいいな。
「悪いときこそ変えない。踏ん張る。熱意を持って自らそこに突っ込んでいく。」松井の情熱が、道を切り開いていく。頑張れ~、松井!!

2番という打順について松井は、昨日の段階で「相手投手をじっくり見るとか、僕が慣れてきた試合のリズムがある。2番だと、どうも早く打順が回ってくる感じでリズムが違うんだ。」と本音を吐露している。しかしその後、「僕が2番で役に立てるなら、それでいい。」と締めくくった。やはり2番には違和感を感じているみたい。それでも、最後の言葉に、逃げずに与えられた役目をどう全うするかという前向きな姿と覚悟を感じた。

<追記・ニュース記事>

・(松井)「ボストン(レッドソックス)もなかなか負けてくれないので、差が縮まらない…」連戦を12勝5敗と勝ち越したヤ軍だが、首位とのゲーム差は連戦スタート時の4差と、ほぼ変わらない3.5差。戦いは厳しいままだ。
~(スポーツ報知)~

・【オークランド4日】1日のシアトル・マリナーズ戦で右鎖骨付近にライナーの直撃を受けたニューヨーク・ヤンキースのジャレット・ライト投手だが、予定どおり7日のタンパベイ・デビルレイズ戦に先発することになりそうだ。
 3日にはキャッチボールを再会し、この日はブルペンでの投球練習もこなしたライトは「すべて問題ないと思う。この分なら(7日の先発は)大丈夫だろう」と語り、万全をアピールした。一方、右ひじを痛めているマイク・ムシーナ投手は、早くても9日まで練習を再開しない予定。
 なお右肩を痛めて7月初めから戦列を離れている王建民投手が、この日傘下の3Aコロンバスで2度目のリハビリ登板。5回を投げて11安打、3失点と今ひとつの内容だったが、ジョー・トーリ監督は「球速は戻っていたらしいね。メル(・ストットルマイヤー投手コーチ)が実際に王の投球を見た者たちから話を聞き、それから彼にもう一度リハビリ登板をさせるか、メジャーに復帰させるか決めることになるだろう」と語っている。
~(MLB.comより)~

4打数・0安打・2打点・1犠飛  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 135 524 153 20 100 .291 .354 .480 .834
松井:2番・指名打者(DH)先発出場
先発:スモール【W,6勝0敗】(IP:9.0 H:5 R:0 ER:0 BB:2 ERA:2.42)

『対戦ピッチャー』
・vs サールース(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs リンコン(L):第4打席
・vs クルーズ(R):第5打席

第1打席2-1-1 ランナー:なし 初球、真ん中低めへ沈む変化球を見送ってボール。2球目、真ん中低めへ沈む変化球を見送ってボール。3球目、高さは真ん中、外角への変化球を見送ってストライク。4球目、外角やや低めへのやや逃げながら沈んでいく変化球(132km/h)を打つも、バットの先に当たりボテボテのサードゴロ。小早川氏が、最近の松井の状態について、「タイミングが取れていない。特に外角の球を引き付けることが出来ない。」と言われていた。その言葉通り、この打席も、引き付けきれないために、体の開きが早くボールを捉え切れなかったのかなぁと思った。フォロースルーの時に、背中側に体重がかかり、引っ張りにいくようなスイングに見えた。外角の球に対して向かっていくバッティングとは違っていた。

第2打席1-0-1 ランナー:一塁・三塁 カノー、クロスビーの連続ヒットの後、ジーターの時にヒットエンドランを仕掛ける。しかし、ジーターが空振りし、3塁を狙ったカノーはタッチアウト。ジーターはヒットで1死一塁・三塁で松井の打席。
初球、真ん中低めへ沈む変化球(129km/h)が大きく外れてボール。2球目、外角やや高めへの変化球(129km/h)を打って左中間への犠牲フライ。ヤンキースが何とか先制点を挙げる。この打席は、外野に飛ばせばいいということで、余分な力が抜けゆったりと待つことが出来たのでは。そのために、引き付けて逆方向へ自分のスイングをしていたように見えた。

松井のコメント:「外野フライで1点の場面。高めのボールをしっかり打ちさえすれば、外野まで飛ばせる。」 第3打席1-2-2 ランナー:なし 初球、真ん中低めへ沈む変化球(130km/h)が外れてボール。2球目、外角やや低めへの変化球(135km/h)を見送ってストライク。3球目、外角低めへの変化球(130km/h)を見送ってストライク。1-2と追い込まれる。4球目、真ん中への甘く入ってきた速球?(143km/h)を捉え切れずファール。しっかりとしたタメが取れていないような印象。5球目、高さは真ん中、インコースへの変化球を打ってファーストゴロ。かなり外角を意識していたようなバッティングに見えた。インコースに対してスイングが窮屈だった。また、タイミングが遅れてかなりポイントが近かったのでは。

第4打席1-0-1 ランナー:満塁 ポサダ、カノーの連続ヒットで無死一塁・二塁。クロスビーが送って1死二塁・三塁。アスレチックスは、満塁策をとりジーターを歩かせる。1死満塁で松井の打席。
初球、外角低めへのスライダー(138km/h)を見送ってボール。2球目、高さは真ん中、外角へのスライダー(138km/h)をきっちり捉え、打球はセカンドの横へ飛ぶ。セカンドは下がりながらキャッチするも、間一髪松井の足が速くダブルプレーは取れず。その間に3塁ランナーはホームイン。松井の打ってからのスタートが非常に早かった。松井が左打者で本当に良かった。これで、3年連続100打点を達成!!
外角の球をやや強引にセンターから右方向へ引っ張ったという感じだった。そのため、ボールが遠く体重が乗っていない打球になったのでは。もう少し引き付けてセンターから左方向に踏み込んで打っていれば、違う結果になったかも。

松井のコメント:「一番嫌なのは、ダブルプレー。ゴロになるような球は我慢する。いい打撃だった。」

トーリ監督のコメント:「苦しんでいるけど、打点は挙げたな。」

その後、シェフが四球で歩き再び満塁。続くロドリゲスがライトへ2点タイムリー。更に、ジアンビが試合を決める3ランホームランを放つ。

第5打席0-2-1 ランナー:なし 初球、真ん中低めへの変化球(130km/h)を見送ってストライク。2球目、外角低めへ逃げながら沈む変化球(124km/h)を見送ってストライク。
小早川氏:「状態が悪い時は、相手投手が本当にいいところに投球して、あっという間に追い込まれる。」確かに・・・。
3球目、真ん中高めへの完全にボール球と分かるストレート(150km/h)に思わず手が出てしまい空振り三振。ボールを見極めるタメが出来ていないのかなと思った。感覚にズレがあり状態の悪さを表しているようだった。

matsui_050903_dajyunbetu 試合前のトーリ監督の話:「今日松井はDHで使う。DHをシェフィールドか松井で迷ったけれど、松井が少し疲れているようだからだ。毎日試合に出ていれば、好不調の波は必ずある。過去にもあったし、松井は自分でも解決方法を知っているだろう。松井のそうした苦しんでいる様子は、例えば、ランナー二塁でフライを上げてしまった、いわゆる進塁打が打てなかった時のしぐさから見て非常にイライラしているようだ。今、打席でタイミングを失っているようだ。」

松井選手のいい時は、ボールを引き付けて体重を残し、その場で鋭い回転をしている。横から押してもびくともしないしっかりとした軸が出来上がっているようだった。今は、疲れからかボールを自分のポイントまで呼び込めていないために、下半身が固定されたようなブレない軸が作れていないのかなと感じた。今日も、やはり体にキレがないように思えた。
トーリ監督の言葉にもあるように、体が重いのと結果が出ないために松井選手は、今落ち着いた精神状態にはないのではないかと感じる。いつも冷静な松井選手が、イライラしているのを傍から見て分かるというのは相当だと思う。5打席目は、そういう感情が空振り三振という内容になったのでは。

松井のコメント:「投手にいい対応ができていない。練習では決して悪くない。対策を徹底していけば、もう少しいいバッティングができると思う。疲れていない。」

松井選手は、悪い中でも決して諦めていない。今もこれまで同様、着実に不調から脱しようと懸命だと思った。明けない夜はない。頑張れ、松井!!

matsui_050903_stats 今日、松井が100打点を記録したことで、ヤンキースのチームにロドリゲス、シェフィールド、松井、3人の100打点以上を打っている選手がいることになった。ヤンキースのチーム記録として同じシーズンに3人が100打点以上という記録は1936年、1937年、ジョー・ディマジオ、ビル・ディッキー、ルー・ゲーリックの3人が達成して以来68年ぶり。
また、メジャー1年目から3年連続100打点達成は、ヤ軍では1938年のジョー・ディマジオ以来67年ぶり2人目で、大リーグ史上でも6人目の偉業。

松井のコメント:(今季100打点を記録したことについて)「素直にうれしい。チームも走者をかえす打撃を期待していると思うので。また、偉大な選手と名前が並べられるのは光栄です」

記録に関して無関心の素振りをよく見せる松井が、100打点に関しては素直に喜びを表現した。それだけ、松井の中で100打点というのはシーズンを通しての目標となっているのだろう。チームで3人100打点を記録したのが、68年ぶりだというのには驚いた。それだけ、100打点というのは達成するのが難しい記録という事になる。今年もその100打点に当たり前のように到達した松井。松井には、何か打点を引き付ける力があるのだろう。チャンスでもそうでなくても、変わらず冷静に求められる仕事をこなすところに強みがあるのか。打点には、前の打者の出塁も大きく関係してくる。1年目から走者を還す役割を勝ち取り、その期待にきっちり応えている。凄いの一言。
三年連続100打点おめでとうございます!!3年連続というところに意味がある。

050903_starter_stats 昨日、「この時期は悪いことがあると、引きずる可能性がある。気を取り直して、勝ちに行かなくては。」と話していたトーリ監督が、試合前緊急ミーティングを開き自分の考えを素直に話したらしい。何を話されたかは気になるが、2連敗している重苦しい雰囲気を吹き飛ばし、再び地区優勝を狙うチームの士気を高めたはず。
その効果か投げては、ムッシーナに代わり急きょ登板した先発のスモールが、好投を見せ9回を無失点で投げ切る。怪我の功名。スモールは、1月にマイナー契約でヤ軍入りし、7月中旬からメジャー昇格。「もらったチャンスでチームに貢献できてうれしいよ」苦労人の活躍がチームに光を差し込んだ。
そして打線も7回に繋がり一挙に6得点。キーになったのは、松井の第4打席目だと思う。あそこでダブルプレー崩れで1点追加できたのは、大量得点の大きなきっかけとなった。
A.ロドリゲスは、今日も調子が良く3打数・3安打・1死球・2打点。今年は、かなりコンスタントに結果を出しているという印象。打率は.320前後をキープしているし、やっぱり只者ではない。

松井のコメント:「連敗していたし、ズルズルといきかねないところだった。試合前からそういう(負けられないという)気持ちは強かった。」

トーリ監督のコメント:(先発・スモールについて)「チームに必要な勝利を導いてくれた。」

今日ヤンキースが勝利したことにより、ワイルドカード争いで、エンゼルス、アスレチックス、ヤンキースの3チームがゲーム差無しで並んだ。

3打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 134 521 153 20 98 .294 .357 .484 .840
松井:2番・レフト先発出場
先発:ライター【L,7勝11敗】(IP:0.2 H:5 R:6 ER:6 BB:1 HR:1 ERA:6.14)

『対戦ピッチャー』
・vs ハーレン(R)【Career:3-1 avg .333】:第1・2・3打席

第1打席0-0-0 ランナー:一塁 初球、真ん中低めの球を打ってレフトフライ

第2打席1-0-0 ランナー:二塁 ジーターの2ベースヒットの後の松井の打席。
レフトフライに倒れる。

その後、ロドリゲス、ジアンビが連続四球で満塁のチャンス。しかし、シエラが倒れてこの回無得点。あれ!?シエラ?今日から復帰したのかな。

第3打席1-0-2 ランナー:二塁・三塁 ファーストゴロ。得点圏にランナーを置いたチャンスを生かせず。

松井は、6回守備からベンチへ退く。

松井のコメント:「打席に入れば関係ない。これで集中力が切れることはない。」

試合結果をニュースサイトで確認すると、12-0となっていた。一瞬何かの間違いではないかと疑った。一体ヤンキースに何が起こったのか。
なんとヤンキース先発・ライターが初回に3死四球が絡み、1本塁打を含む5長短打を打たれ6失点!!ライターは一体どういうコンディションだったのか。その後を引き継いだのが、デ・パウラ【IP:5.1 H:8 R:6 ER:6 BB:2 HR:2 ERA:10.12】。デ・パウラ!?誰だ? そのデ・パウラが2回には、タイムリー、3ランホームランを打たれ4失点。3回、6回にも1点ずつ得点され、結局ヤンキースは計12失点の大敗を喫してしまった。 打線の方も元気なく、チャンスをものに出来ず、7安打で無得点だった。ヤンキースは、6回の守備から先発陣を大幅に交代させている。

『At Least Yankees Get Some Rest in Ugly Loss』(NYTimes.com、記事タイトル)

<ライターのコメント>
・「I was terrible.It was embarrassing.」
・(2死ランナーなしからソロホームランを打たれたことについて)「I didn't think Kielty was swinging.I thought they were going to be a very patient team, on-base percentage, taking a lot of pitches. I didn't think he was swinging and he hit a solo home run. It just seemed to continue to snowball.」

松井のコメント:「反撃しづらさはあったかもしれないけど、チャンスはいくつかあったし、少しは点を取らなきゃいけない。」

<トーリ監督のコメント>
・「It certainly doesn't feel good when that happens to you.But if your team is quality, there's no carryover. We just have to make sure that doesn't happen tomorrow.」
・「前回、ボロ負けしたときだってその後、連勝しただろう。また勝つんじゃないか。だからといって、そのためにわざと負けるようなことはしないけどな。明日(3日)は変わらなくちゃいけないな。」

今日は、レッドソックスも負けたというのが唯一の救い。ワイルドカードでは、昨日アスレチックス、エンゼルスに並ばれていたが、今日の負けで一歩後退した。アスレチックス、エンゼルスに1ゲーム差をつけられ、インディアンズと並び3位タイ。戦いはこれからだ。

ムッシーナの故障、昨日のライトのアクシデント、そして今日のライターの出来。この重要な時期に、一気に先発陣に暗雲が垂れ込めてきた。これからどうなっていくんだろう・・・。今は打線がカバーしていくしかない。明日から打線の奮起に期待。特に松井選手、頑張れ~!!

4打数・1安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 133 518 153 20 98 .295 .359 .486 .845
松井:2番・指名打者(DH)先発出場
先発:ライト(IP:5.1 H:3 R:1 ER:1 BB:2 ERA:5.82)

『対戦ピッチャー』
・vs ピネイロ(R)【Career:8-3 avg .375】:第1・2・3打席
・vs シェリル(L):第4打席

第1打席2-0-1 ランナー:なし 初球、外角低めへの速球(148km/h)を見送ってボール。2球目、高さは真ん中、外角への速球(148km/h)が外れてボール。3球目、ボールかストライクか微妙な真ん中高めへの速球(147km/h)を綺麗に打ち返してセンター前ヒット。体の開きがなく非常にリラックスした形でボールを呼び込めていたのでは。そのため、十分ボールを見極めるタメが可能となり、その後の的確なスイングにつながったような気がした。
解説・大島氏:「センター方向へ、チャンスメイクという意識で打っていて、いい1打席だった。」

その後、シェフが歩いて1死一塁・二塁。続くロドリゲスのタイムリーで松井が生還し、幸先よく先制。立ち上がり制球が安定しないピネイロだったが、ジアンビ、ウィリアムズが倒れ、得点は1点止まり。

第2打席3-2-0 ランナー:なし 初球、外角高めへの変化球(130km/h)を見送ってボール。2球目、外角低めへの変化球(132km/h)が外れてボール。3球目、インコースやや低めへの速球(147km/h)を見送ってストライク。
大島氏:「外角への意識があって、インコースの球を見送ったのでは。」
4球目、高さは真ん中、外角寄りへの変化球(134km/h)を打ってファール。
大島氏:「この球はおしかった。もしかしたら変化球に意識があったかもしれない。その球が来たが打ち損じた感じ。」
5球目、インコース高めへの速球(147km/h)を見送ってボール。
大島氏:「ボールがよく見えている。」
6球目、インコース高めへのチェンジアップ(138km/h)を打ちにいくも空振り三振。ボールを見過ぎて、かなり差し込まれたようなスイングだった。
大島氏:「ストレートを意識していって、ストレートに近いチェンジアップかスプリット系のボールだと思うが、あまり落ちなくて来た。バッターとしたら変化するなら変化した方がいい。変化の度合いが少なくて、真っ直ぐに見えたそのままのボールが来た時に、ポイントを入れすぎて中々うまくさばけない時がある。ファールで逃げようという意識もバットが出てくる間にあったかもしれない。高めのボールでも、ほんの少しの変化で対応しづらいボールもある。球が甘くなったから打てるというものでもない。バッターの読みや投げられた球種など色んなものが重ならないと、中々ヒットは打てない。狙ってない球でもヒットに出来るのがイチロー。バットコントロールが素晴らしい。」

第3打席1-1-2 ランナー:一塁 初球、外角高めへの変化球(132km/h)が外れてボール。2球目、外角寄り低めへの速球(148km/h)を見送ってストライク。3球目、外角高めへのカーブ?(126km/h)に対して、一瞬タメを作りタイミングを合わせ打つもレフトフライに倒れる。
大島氏:「やっぱり打ち損じ。タイミング的には悪くない。」

第4打席0-2-2 ランナー:一塁 6回裏に1-1と同点に追いつかれた直後の7回表。三振・振り逃げでカノーが出塁。フルカウントからカノーがスタートを切るも、ジーターが打ち上げてしまい進塁出来ず。2死一塁で松井の打席。
初球、外角低めいっぱいに決まるスライダー(122km/h)を見送ってストライク。2球目も同じところにスライダー(122km/h)が決まりストライク。見送る時、やや腰の開きが見られた。3球目、はじめの2球よりは内側に来た外角寄り低めへの速球(142km/h)に手が出ず見逃し三振
大島氏:「2ストライク目までがいいボール過ぎて、松井の中で迷いが生じた。そのために準備が出来ず、アッという間にストレートを投げられ手が出なかったという感じ。」

<松井のコメント>
・(第4打席について)「伸びてきましたね。もう少し低いと思ったんですけど。」
・「もうちょっといい対応がしたい。」

ヤンキースは、1回に松井のヒットをきっかけにチャンスを広げ、先制する。その後、何度かチャンスを作るも追加点を上げらず、両チーム無得点できた6回裏マリナーズの攻撃。好投を続けてきたヤンキース先発・ライトにアクシデントが起こる。1死からピッチャー返しがライトの右の鎖骨に直撃し、降板してしまう。急遽、スターツ【IP:1.0 H:2 R:1 ER:1 BB:1 HR:1 ERA:4.37】が登板。スターツの顔を見た時、嫌な予感はあった。四球で1死一塁・二塁と得点圏にランナーを進めてしまいう。その後、2死一塁・二塁となってヒットが、肩のそれほど強くないという印象のレフト・ロートンのところに飛ぶ。松井だったらクロスプレーになったかもしれないようなタイミングだったが、ロートンの返球が遅れてランナーは悠々セーフ。1-1の同点に追いつかれる。
7回裏、続投したスターツは、マリナーズの9番打者に痛い痛い勝ち越しソロホームランを浴びる。嫌な予感は的中。↓その後エンブリー【IP:0.2 H:1 R:1 ER:1 BB:0 ERA:7.12】に継投。8回裏、無死からヒット1本打たれたところで、ゴードンではなく今日メジャーへ昇格してきたメンドーサ【IP:1.0 H:2 R:2 ER:2 BB:0 HR:1 ERA:18.00】がマウンドへ。しかし、2ベースヒットを打たれマリナーズに3点目を追加される。さらに2ランを浴び5-1。完全に試合を壊してしまった。7回・8回を無得点でしのげないヤンキースリリーフ陣。もうショックで言葉も出ない。大島氏も話されていたが、ゴードン、リベラ意外にもう1人、絶対的な信頼をおけるリリーフピッチャーがいないというのが、今のヤンキースの大きな弱みなのではないか。残念。ゴードンを毎日投げさせるわけにはいかないのは分かる。ゴードンが二人いてくれたらなぁと思う今日この頃。はぁ~。

松井のコメント:「追加点が奪えなかったのが響いた。この時期の1敗は痛い。このあと勝ち続けるしかないですね」

トーリ監督のコメント:「我々は自信を失ったわけではない。」

今日の負けは痛い。このカードまさかの2勝2敗の五分。レッドソックスとのゲーム差が3.5となった。大島氏は、ゲーム差3.5がいっぱいいっぱいだと言われていた。マリナーズとの4連戦が終わって、いきなり厳しい状況に置かれたヤンキース。一般的に3ゲーム差を縮めるのに1ヶ月かかると言われているらしい。今シーズンは残り1ヶ月。もう負けて肩を落とすヤンキースナインは見たくない。気分が落ちこみかけるのを必死で食い止め、前を向いて応援したい。

解説・大島氏:「松井が2番に入って、制約されるケースが多くホームラン数が中々伸びてきてないという言い方をするが、そうじゃないと思う。打席数が回ってきてチャンスも増えると思うし。松井はチームのための犠牲的精神を元々人一倍持っている。だからこそずっとゲームにも出られる。サインが出る前に自らがそっちの方向へ打ってみたり、やるべきことを分かっている。」

さすが前向きな大島氏のコメント。

しかし、夕刊フジにはこんな記事があった。
【打順を2番に固定されてから打率.263でホームランがゼロと調子が上がらない。松井本人は「打順はどこでも関係ありません。いろいろな打順で打つことに慣れましたから」と強調するが、試合前の練習でも、快音は聞かれない。野球をはじめてから経験のない2番固定という事態に、どこか違和感を覚えているのだろう。】

昨日に続き2三振と精彩を欠いた松井には、マイナスの記事が多くなってきた。気分が滅入る。このまま松井の調子が上がらなければ、ヤンキースは大変なことになる。特に2番として結果を長い間出せないとなると、スタメンを外れるという声も聞こえてきそうだ。しかし、松井はこのまま終わるわけがない。必ず復活してくれる。これまでだって何度もあった危機を、冷静に確実に乗り越えてきたんだから。頑張れ、松井!!

松井選手はこの4連戦、17打数・2安打、打率.118と2番打者としてチャンスを広げることは出来ず、ややブレーキになってしまった。

松井のコメント:「(状態は)良くもないですね。相手投手がいいこともあるけど。疲れは気にならない。」

トーリ監督のコメント:(松井の疲れを考慮してDHで起用したことについて)「疲れがあり少し動きが鈍いように見える。マツイには休養が必要。(この日のデーゲームから)あしたの夕方まで時間があるから休めて、ちょっとは調子を上げてくれるだろう。」

松井の「疲れは気にならない。」というコメント。疲れはあるが、許容範囲という事だろうか。ある記事に「極限の疲労の中で、期待される結果を出したこともあった。打てないときほど疲れを口にしないプライドはある。」とあった。これだけ試合数をこなしてくれば、疲れが無い方がおかしい。疲れとどう折り合いをつけて、結果を残していくかということになってくるが、それでもキレのある動きでオーラを感じる松井を見たい。ゆっくり休養と睡眠がとれますように。

<追記>
・ライトは、その後エックス線検査を受けたものの、骨には異常がなかった模様。患部は赤く腫れたまま。「首が固まり、頭痛もする」と訴え、次回登板が白紙になった。
・ムシーナが右ひじ痛を訴えて次回の登板回避が決まる。

<月別打撃成績>

試合数 打数 安打 本塁打 打点 四球 三振 打率 出塁率 長打率 OPS
4月 24 92 23 3 16 12 16 .250 .330 .413 .743
5月 27 107 29 1 20 8 18 .271 .314 .393 .706
6月 26 93 37 6 23 15 9 .398 .477 .688 1.165
7月 26 104 33 7 22 8 7 .317 .377 .587 .964
8月 29 118 30 3 17 9 13 .254 .310 .390 .700
<10試合ごとの打撃成績>

打数 安打 本塁打 打点 四球 三振 打率 出塁率 長打率 OPS
4/3~4/15 39 14 3 11 3 8 .359 .395 .667 1.062
4/16~4/26 37 8 0 4 9 6 .216 .362 .270 .632
4/27~5/6 37 5 0 6 4 5 .135 .214 .243 .458
5/7~5/17 43 12 0 8 2 8 .279 .298 .372 .670
5/18~5/29 40 12 0 5 1 7 .300 .317 .375 .692
5/31~6/10 33 10 1 5 4 5 .303 .368 .455 .823
6/11~6/21 38 19 5 17 7 3 .500 .578 1.053 1.630
6/22~7/3 37 14 2 4 6 1 .378 .465 .568 1.033

打数 安打 本塁打 打点 四球 三振 打率 出塁率 長打率 OPS
7/4~7/17 39 12 3 10 5 4 .308 .386 .615 1.002
7/18~7/28 39 12 3 8 2 3 .308 .357 .564 .921
7/29~8/8 44 9 0 3 0 5 .205 .239 .318 .557
8/9~8/19 39 11 2 9 5 2 .282 .364 .462 .825
8/20~8/29 41 14 1 8 3 4 .341 .378 .512 .890
もしかしたら間違っているところがあるかもしれません。ご参考までに。

4打数・0安打・0打点  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 132 514 152 20 98 .296 .359 .488 .848
松井:2番・センター先発出場
先発:R.ジョンソン【W,13勝8敗】(IP:7.0 H:3 R:0 ER:0 BB:2 SO:7 ERA:4.04)

『対戦ピッチャー』
・vs ヘルナンデス(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2・3・4打席

第1打席0-1-0 ランナー:一塁 初球、外角低めへの速球(156km/h)を見送ってストライク。2球目、外角寄り低めへの速球(159km/h)を打ってショートゴロ併殺打。レフトへのヒットになっときのバッティングを見ると腰がしっかり入っているが、この打席では、ややかかとに重心があって、ボールとの距離が遠くなり打球に体重が乗らなかったという印象。またバットが遅れて出てきて、スイングにキレがないように見えた。

第2打席2-2-2 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、インコース寄りへの変化球(135km/h)を見送ってストライク。2球、真ん中低めに沈む変化球が外れてカウント2-1。4球目、外角高めへの速球(155km/h)に振り遅れてファール。5球目、外角低めへのチェンジアップ(138km/h)を打ってセカンドゴロに倒れる。完全にタイミングを外され、我慢し切れずに体が前に流れてしまい、当てるだけのバッティングになった。

第3打席0-2-1 ランナー:なし 初球、外角高めへの速球(155km/h)を打ってファール。打った後、一歩後ろにバランスを崩した。きっちりとした松井のスイングが出来ていない印象。2球目、外角低めへの速球(156km/h)に対して力の無いスイングで空振り。なんだか緊張の糸が切れてしまったようなスイングだった。3球目、外角低めにカーブ(135km/h)が決まり見逃し三振。最後の球は完璧なコースだった。しかし、勝手な印象だけれど、松井から気迫が感じられなかった。力強さがなく力が抜けているように見えた。

第4打席2-2-2 ランナー:二塁 カノーのヒット。その後、なんと1死からジーターが送りバント。2死二塁。何とかジーターの気持ちを無駄にしたくない場面で松井の打席。
初球、外角低めへの変化球(134km/h)を見送ってボール。2球目、外角高めへ大きく速球(156km/h)が外れてボール。3球目、外角やや低めへの速球(156km/h)に手が出ずストライク。レフトに打つには比較的打ちやすい球だったと思う。レフト方向への意識があれば打ちにいっていたはず。4球目、外角への変化球(135km/h)が外れてボール。5球目、外角低めへの変化球(137km/h)にかろうじてバットを当てファール。6球目、インコース寄り低めのボールゾーンに鋭く沈んでいくカーブ(137km/h)に思わず手が出て空振り三振。松井の予想しなかったボールで、対応出来なかったという印象。

<松井選手のコメント>
・(第4打席について)「追い込まれてましたから、速球に合わせないと。ストライクゾーンから落ちてくるカーブですよね。素晴らしい球でした。そうですね、首を振ってカーブを投げてきましたからね。相当自信あるんでしょうね。」
・(先発・ヘルナンデスについて)「直球も速く、素晴らしい投手だった。甘いボールは2打席目の初球のカーブくらいでした。いやもう、球にスピードがあるし、コントロールもいいし、変化球もいいし、すばらしいとしか言い様がない。」

相手投手が良かったとはいえ、今日も松井選手に元気がない。体の回転、スイングにキレが感じられなかった。厳しい攻めで中々甘いところにボールが来ないのと、松井の状態の悪さが相まって、バッティングの歯車が今は噛み合っていない印象。8月に入ってから松井選手の状態がいい時と悪い時の差がハッキリするようになってきた。それは疲れが少なからず影響しているはず。今日で17連戦の13試合目。疲れも溜まってきている頃だと思われる。それでも今のヤンキースには松井選手の活躍が必要不可欠。何とか踏ん張って欲しいです。気持ちだけは高い位置に保った、気迫を感じる松井選手を打席で見たいです。頑張れ~、頑張れ~、松井!!

今日はマリナーズの19歳の大型新人・ヘルナンデスとヤンキースのR.ジョンソンという好投手の投げ合いだった。ヘルナンデスは、100マイル近い速球にチェンジアップと鋭く曲がるカーブを組み合わせる豪腕投手。試合が終わってみれば、ヤンキースはヒット5本、マリナーズはヒット4本に抑えられる。そんな投手戦の中、シェフィールドとカノーが共に3打数・2安打・1本塁打と気を吐き0-2とヤンキースが辛くも逃げ切った。
8回・9回はゴードン、リベラが継投しきっちりと締めた。

トーリ監督のコメント:(ヘルナンデスについて)「あの若さで158キロを投げれば、だいたい球は高く荒れる。でも外れる時が低めなんだから、並じゃない。」

ジョンソンのコメント:(ヘルナンデスについて)「ここ数年見たことのない逸材。158キロを投げられること、制球力があることは、持って生まれた才能。これからさらに伸ばしていってほしいね。」

今日、ジョンソンで勝ったのは大きな意味がある。しかも、好投手に5安打・2得点と抑えられながらの勝ちは、ヤンキースにとって少しラッキーな面もあるかも。本当に良かった。ジョンソンの力投に感謝。このカード勝ち越して3勝1敗にするというのは最低条件。明日の試合、絶対負けられない。頑張れ~、ヤンキース!!

ニュースサイトの記事やテレビニュースでは連日、「日米通算400号本塁打に王手をかけている松井選手。400号はまたもお預けとなった。」、「400号を前に足踏み。」といった感じのことを決まり文句のように言っている。もういい加減聞き飽きた。ホームランは毎日打てるものでもないのに・・・。もう分かったから言わなくてもいいです!!400号、400号とうるさいマスコミを黙らせるためにも早い段階でホームランを打って欲しいです。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。