ヤンキース松井秀喜バッティングArchives!?

~松井のワールドチャンピオンになるまでの軌跡を見つめていきます~

Hideki Matsui is on fire right now!!
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松井選手が、負傷後初めてヤンキースタジアムに姿を現した。トーリ監督や球団関係者に術後の経過を説明し、会見を開き今の心境を語った。

 ――けがをした瞬間について。
「手首が見たことないような状態になっていた。変な方向に曲がっていた。力が入らないような状況で、痛かった。これは普通のけがじゃないな、という感じはした。それよりも痛かったので、それだけだった。1イニング以上守らないと、連続出場にならないというのは知っていたので、退場した時点で(連続出場のストップは)すぐに分かった。」

 ――こういった形でケガをしたのは、キャリアの中で初めてですが。
「10何年間のキャリアの中でこういうケガで試合に出られなくなるというの初めてで、もちろん残念な気持ちはあるが、これからは復帰のことだけを考えて、前向きな気持ちでやっていく。」
 
 ――そのビデオを見たか。やり直したい、と考えたか。
「ニュースでやっているのを見たが、最善のプレーをしたと思う、やり直したとしても同じようなプレーをした。たまたまグラブが地面に引っ掛かっただけ。精いっぱいやった結果です。」

 ――連続出場が途切れたことについてどう思うか。
「僕自身はすぐ気持ちが切り替わった。長い時間、試合に使い続け、サポートしてくださった方はたくさんいる。そういう方々の続けさせてあげたい気持ちを考えると、(記録が途切れたことは)残念。また、記録(が続くこと)を望むファンのことを考えると残念。でも僕自身は、いつかはこういう日が来ると思っていたし、特別残念な気持ちはそんなにはない。」

 ――なぜ大切な記録になっていったのか。
「記録は最初から意識したものではなく、自然と積み重なって、大きな数字になってきた。ぼく以外の人がたくさんサポートしてくれたし、(記録継続を)望んでくれた。そういう方々の気持ちに対してやはり自分自身で続けることでお返ししたい、と思った。それと自分自身も毎日出て、チームの勝利のために貢献したいという気持ちも強かった。その2つの気持ちがあった。」
 
 ――松井は復帰してから、もしトーリ監督から休養を勧められたら?
「もちろん、これからは従うでしょう。常に心の中ではチームのためと思って今までやってきたし、これからもその気持ちは変わらないが、おそらくどこかで配慮して下さっている部分もあった。これからはお互いそういう気持ちもなくなるだろうし、今まで以上にチームに対して強い気持ちでやれると思います。」

 ――野球をしない自分がいるというのは、どんな感じか。
「シーズン中にもかかわらず、朝起きても球場に行く必要がない。行かなくてもいい。非常に時間の流れがゆっくりで、1日の流れが今までにないような感じです。初めての経験なので、非常に不思議な感じです。」

 ――長く野球から離れることで、今後の不安はあるか。
「あまりない。今まで、自分の中ですべてが順調だったような気がする。心の中でいつかは、こういう日が来るんじゃないかと、心の中の本当に小さな部分なんでしょうけど、どこかで怯えている自分もいたような気がする。また、これからも自分の中で怯えていた部分を持ち続けてまで試合に出続けた方が自分にとって良かったかどうかも分からない。こうなってしまった以上は、また違った心境でこれからやっていけるかもしれない。その辺を自分の中ではいいようにとらえていきたい。」

 ――今後の予定は。また今までと同じ選手として戻ってくる自信はあるか。
「抜糸は手術後2週間、骨がくっつくのに6週間。それ以降にトレーニングを始められると聞いている。けがの回復にいいと思われるものはどんどんやっていきたい。復帰については、今年中に戻りたいと思っているし、けがをしたからといって、今までより劣るパフォーマンスでは戻ってきたくない。今まで以上のパフォーマンスが出せるぐらいの気持ちを持って、今年中に戻ってきたい。」

 ――声明文で謝罪した訳は?
「I apologized to my teammates because I'm not going to be there, that they have to battle [without me] given the situation I'm in. Certainly, it's my first time going through an injury like this in my career. The best thing I can do at this point is to think about coming back and staying positive. 」

~(毎日新聞など参照)~


久々に対面したトーリ監督の話。

「あれは1年目の4月、確かミネアポリス遠征だった。少し調子が落ちていたし、人工芝だったので、休ませようとしたら、広報部長から連続試合記録のことを聞き、ヒデキにとって大切なものだと初めて知った。もし彼より優れた選手がいれば当然起用していたし、相手投手との兼ね合いで先発を外したこともあった。でもヒデキは毎日準備を怠らず、勝利に必要な選手。私にとって、記録を止める理由はなかったし、ヒデキとはどんなときでも気軽に話してきた。」

「元気そうな顔で安心した。(連続出場に関して)松井より優れた選手がいなかったから起用してきただけだ。He's a special talent. When you look at the numbers and the production numbers, he's been everything we hoped for. Yeah, he didn't hit 50 home runs, but that wasn't really important. It's how many runs you knock in. That's the important thing. しばらく退屈だろうが、焦らずに戻って来てほしい。残念だったけど、しっかり治してくれ」 

「It was nice to see him. The last time he left, he was really uncomfortable; it makes you happy to see somebody in your own family back.(松井選手が球団関係者に申し訳ないと話したことについて)日本の文化というものがそういうものなんだろう。彼の責任感の大きさもあるだろうけども、別にスキーをやって骨折したわけではないんだから、申し訳ないという気持ちは必要ない。」



 
松井選手は、ケガなどでプレーできなくなり記録が途絶えることについて、心の何処かに恐怖心があったと語った。あのどんな緊張した場面でも平常心で対応出来る松井選手に怯えている気持ちがあったという。しかし、一方記録が途切れたことについては、自分は特別残念に思っていないとも話した。怯えるというのは相当なことで、見えないプレッシャーが松井選手にかかっていたと考えられるが、その重圧は、毎日試合に出続けることが、自分のためではなく、すべては、応援してくれる周りの方やファンの気持ちを考えるが故に松井選手の肩に重くのしかかっていたということか。これで、どれだけ松井選手が、ファンのことを考えてプレーをしてきたかが分かった気がした。
あるアメリカメディアの記事に松井選手を威厳と品位があり、私利私欲のない、チームに順応した選手と評している部分があった。言葉の壁はあっても松井選手の良さは、しっかりアメリカの人たちに伝わっているんだなぁと感じた。
松井選手は、自分のことは二の次で、常にチームのこと、ファンのことを第一に考え、周りの人に勇気や元気を与えることで喜びを感じて、そこからパワーを貰いプレーするタイプの選手なんだと今回の一件で改めて確信できた。
1768試合連続出場は、松井選手が、自分のためではなく、人のためにプレーしていたからこそ生まれた大記録だったのかもしれない。これは、人格者でなければ本当の偉大な選手にはなれないということを表しているのだろう。

会見で、松井選手は今回のケガを極めて前向きに捉え、これをステップに更に自分を高め上を目指そうとしていることが伝わってきた。リハビリをしながら復帰に備える松井選手の目に、これまで慣れ親しんだ野球がとんな風に映り、それが今後の野球人生にどんな風に好影響をもたらすのか、非常に楽しみです。
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米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手が12日、当地の病院で骨折した左手首を固定する手術を受けた。手術は成功し、13日午前に退院の予定。プレー再開に、早くても3カ月かかる見込みで、前半戦の復帰はなくなった。ヤンキースは同日、松井秀を15日間の故障者リストに載せた。
 球団広報によると、12日午前6時10分(日本時間同午後7時10分)に麻酔室に入った松井秀は、同45分に麻酔を受け、約2時間の手術に臨んだ。
 骨折したのは親指付け根の近くにある橈骨(とうこつ)の部分。関係者によると、骨折部位をピンなどで固定する手術で、ピンを除去する再手術の必要はないという。骨折は1カ所で神経など他の部位の損傷はなかったという。午後12時45分。無事に手術を終えた松井が病室に戻ってきた。「手術は完ぺきだった」。ヤンキースのチーム・ドクターのスチュワート・ハーシュ医師は断言した。
 当面はギプスで左腕を固定し、2、3週間後にギプスを外してリハビリテーションを開始する。
(共同通信)- 5月13日


松井選手は、球団広報を通じてコメントを発表。

「けがをしたことについては残念だし、チームに迷惑をかけて申し訳ないと思っています。また、元気にグラウンドに立てるようにがんばっていきます。連続試合出場に向けて、毎試合起用して頂いた事は、トーリ監督に感謝しています。」

それに対してのトーリ監督のコメント。

「本人がチームと球団に対しいかに責任を感じているかを表す言葉だ。前にも失策を犯したとき、自分に謝りに来たことがある。連続出場について本人は感謝していたみたいだが、記録に関係なく、あいつ抜きのメンバーが考えられなかった。打順を決める時にヒデキの名が書けない。こんなことは想像もしなかった。わたしの感じでは、完全な状態で戻ってくるのはシーズンの最後じゃないか。」

「橈(とう)骨の骨折で最低3カ月はかかるだろう。彼は特別な選手。復帰までにやることがたくさんあるし、(左打者にとって)左手は球を強くたたくのに重要だ。今季終了までに戻ってきてくれれば。ゲーム前にミーティングを開いて選手には説明した。チームにはベテランが多いし、みんなの力でなんとか乗り越えたい。」

トーリ監督が、試合前ナインに投げかけた言葉。

「ヒデキはビッグ・ガイ(大切な選手)だ。彼がいなくなるのは痛い。たぶん、レギュラーシーズンでの復帰も難しいだろう。でも、きっとプレーオフには戻ってきてくれると思う。その日まで、みんなで力を合わせて頑張ろう!!」

キャッシュマンGMは、術後松井選手の元を訪れた。

「He's a very special man. As good a player as he is, he's better as a person. You want all your players to be like him.」

オーナー・スタインブレナー氏は広報を通じコメントを残した。

「松井は素晴らしい選手であり友人。故障は本人、そして日本の友人たちにとっても残念だろうが、たくましい彼のことだからきっと強くなって戻ってきてくれると信じている。」



昨日終日、メディアは松井選手のケガについて、松井選手が抜けることによる周囲への余波について伝え続けた。そして、今日ヤンキースタジアムでは、松井選手のいない試合が行われた。なんだか不思議な感覚だった。いつもテレビで見慣れているはずのスタジアムなのに、見知らぬ土地へ来てしまったような違和感を覚えた。これまで松井選手の目を通してメジャーリーグという風景を見ていたんだなぁということを実感させられた。
いるはずの選手がいない球場、松井選手のプレーで何度も観衆が沸いた球場を静かに眺めていると、これまで松井選手が、連続試合出場し、その試合すべてで全力プレーをして、観ている人に何を伝えたかったか、そして何を伝えてきたかが少し分かった気がした。

松井選手が、再びピンストライプに身を包みヤンキースタジアムに戻ってきた時が、野球人生の新たなスタートとなる。もしかしたら、その時、松井選手の目の前には、少し違った景色が広がっているかもしれない。根底に流れる信念は変わらず、更にその上に新たな精神的支柱、新たな境地、新たな目標を持った松井選手のプレーを心待ちにして復帰を待つ。

アメリカメディアの伝えた5月11日”Killa For Godzilla ”

”After Surgery, Matsui Apologizes for Injury ”

【追記】
アメリカメディアの伝えたマツイヒデキ。

Now Mats class, Barry

The most famous athlete in the world right, one with all the trappings of fame including his own ridiculous reality television series, is a talented, mean-spirited left fielder named Barry Bonds. We are supposed to hang on every swing and every word as he gets ready to pass Babe Ruth and then set his sights on the great Henry Aaron. There is the rest of the baseball season and there is the circus that is Bonds. Who apologizes for nothing.
Then there is the left fielder for the Yankees, Hideki Matsui, who dives for a ball the other night against the Red Sox and breaks his wrist and apologizes afterward for getting hurt and letting everybody down. The most famous quote to come out of him since he comes here from Japan is that.

At a time when we demand to know as much as possible about our celebrities, in and out of sports, when it sometimes seems as if it has become some kind of wretched Tom Cruise world, the only thing we know about Matsui is the way he plays the game.

One of the most admirable players the Yankees have, and one of the best, tells us hardly anything until he gets hurt. Then he says he's sorry. It is worth pointing out again, now that he is out of the lineup for a long time, that he is as much a Yankee as any of them.

In Japan, of course, the coverage of Matsui, even after he has been a Yankee for years, is constant and immense, an army of Japanese media covering Matsui the way Bonds is covered these days. It is different here, where Matsui only communicates with us through a translator, and through his baseball. If you think about it, it wasn't much different for DiMaggio when he played. It frankly isn't all that different with Derek Jeter, who blessedly doesn't go through life thinking he has to take his own temperature for the media every single day.

This is a good thing with Jeter. Same with Rivera. Same with Bernie Williams, his whole career. It was why it was so shocking the other night to see Bernie flip that batting helmet at home plate umpire Charlie Reliford. He apologized the next day. Not one of those apologies from modern athletes, the kind where they say they're sorry if they offended anybody.

"My actions are unacceptable," Bernie Williams said.

There is a reason why he is cheered the way he is at Yankee Stadium, and it isn't always because he has been around the place forever. Williams acts the way old Yankees used to act. So does Jeter. And Mo Rivera. And Matsui, who gets hurt laying out in the first inning of a game against the Red Sox in the middle of May.

The Yankees say they will try to replace Matsui from within. For now. We'll see what happens if they start to lose some games. But nobody they bring in will fit the team and the place and the uniform better than the left fielder who got hurt the other night, then issued a statement that for him was like the longest speech of his Yankee career so far:

"I would like to thank Joe Torre from the bottom of my heart for having been considerate of my consecutive games played streak (1,769 games, starting in Japan) these past several years and for placing me in the lineup every day. I feel very sorry and, at the same time, very disappointed to have let my teammates down."

In a world where we want more and more from our sports stars, where every play and every quote and every call is analyzed and over-analyzed, where the world of sports is louder than New York City, Matsui reminds us of something:

Sometimes less is more.

In a sports culture that becomes less civil by the day, Matsui, from another country, brings dignity from another time. In that way, our left fielder is the opposite of the one in San Francisco.

~(NY DAILY NEWS)~


Heartbreak in the Bronx

May 12, 2006

The Yankee/Red Sox contest in the Bronx Thursday was finally played to a conclusion in three hours and 59 minutes. It was a tough loss for the team and its diehard Yankee fans, but the heartbreaking moment came much, much sooner.

Yankee starter Shawn Chacon, who would struggle with his control the whole time he was on the mound, delivered a first-pitch ball to Kevin Youkilis at 7:08, and five throws later the Red Sox first baseman reached safely when Yankee Captain Derek couldn't control his hot shot into the shortstop hole. A look at the line score will tell you that the Sox failed to score that frame. But I can't help but wonder if Hideki Matsui would have made such a dangerous attempt to corral second batter Mark Loretta's soft liner into short left field if the Sox hadn't gotten something started so soon.

Matsui charged the sinking quail with abandon, and with a stretch and a reach he got to the ball just off the grass, but his momentum sent him rolling over his gloved left wrist. That the ball rolled free was disappointing, but immaterial. But that the gritty, gutsy Matsui came up grasping his wrist in pain was anything but. He gamely recovered the ball and held Youkilis at second, and then collapsed in agony. It is two weeks into May and the Yankees have lost two thirds of their vaunted starting outfield to injury, and who knows when we'll see Hideki patrolling left field in the Stadium again?

Bernie Williams entered the game to play right field after Matsui's loss, with Bubba Crosby switching to left. Speculation has been rampant how well Williams would handle corner positions after 15 years in center. He did well in helping the Yanks to escape the first unscored upon, making a long run to catch a tricky pop along the side wall with one down, but a tragic Bernie mistake later on would cost the Yanks the game.

The Yanks tried to put the loss of their teammate aside and take the game, for themselves, their fans, and Matsui.

even if the most stoic among us can takle this loss with a grain of salt, it's hard to find soothing words for the beloved Mr. Matsui and his pain, and how the club will replace the relentless play he brings each night to this game. Late rock icon Elvis Presley's monster hit Heartbreak Hotel hit the charts in the United Kingdom back on May 11, 1959. Fans will continue to flock to Yankee Stadium in record numbers this season, I'm sure. They'll enjoy their time spent in the home office for baseball rooting on the Yanks, just three short years from its scheduled replacement.

It's a place of mystique, of aura, of unequaled excellence afield and unprecedented success. Many, myself included, call this place where Ruth, Gehrig, DiMaggio, and Mantle played the Baseball Cathedral. But until Hideki Matsui can play left field again, it will be a bit of Heartbreak Hotel as well.

~(NYYFans.com)~


Matsui speaks perfect English with apology

Published May 15, 2006

Hideki Matsui didn't just break his wrist last week. He broke the first rule about discussing the incident.

He actually sounded sincere.

"Due to this injury, I feel very sorry and, at the same time, very disappointed to have let my teammates down," the Yankees outfielder said.

It was a bit stilted, but so is Matsui's English. The funny thing was he didn't have anything to apologize for.

Even New York fans don't usually hold players responsible if they break bones in the line of duty. But Matsui is from Japan, where they emphasize taking personal responsibility.

Then there is our culture. Almost any time a star messes up, their first responsibility is to stiff-arm the issue and insult our intelligence.

That's done through the famed statement release. It is written by a spinmeister whose job it is to make Larry The Cable Guy sound like Sir John Gielgud.

There have been some fine orations lately, like the statement the Dolphins put out after Jason Taylor was accosted by two skinheads.

"My wife and I were the victims of an unfortunate incident late last night, but we are both fine. I truly appreciate everyone's concern and am looking forward to enjoying a great day of golf at Derrick Brooks' charity event here in Tampa."

Other than that, Mrs. Lincoln, how did you enjoy the charity golf tournament?

Taylor hadn't done anything wrong, yet his PR people still made him sound like the Stepford Defensive End. The real classics come when a jock has to apologize. Elton John summed it up nicely in Sorry Seems to be the Hardest Word.

It's sad, so sad. It's a sad, sad situation. And it's getting more and more absurd.

Elton must have known Delmon Young was going to throw a bat at an umpire.

"I sincerely regret my actions in the game yesterday. Regrettably, in the heat of competition my emotions got the better of me."

The agent-produced "statement" by the Devil Rays' prospect went on to say that it's never right to throw a bat at an umpire. Remember that, kids.

If Young had been truly sorry, he would have issued an apology the old-fashioned way: by standing up in front of the world, taking out a piece of paper and reading a prepared statement with his loving agent by his side.

No wait, that didn't exactly work for Terrell Owens.

Genuine contrition doesn't require a prepared text. If anything, we'd at least respect players a lot more if they would be honest and say they're not sorry.

He's a major-league blowhard, but David Wells was authentic in spring training when he decreed that Bud Selig should resign as baseball commissioner.

"There's so much hatred against Bud right now. It's a joke. Nobody likes him."

That sounds like Wells. After being sent to the principal's office, these are his words in a statement released by his agent.

"Mr. Selig's job subjects him regularly to close scrutiny by all who work in and follow the game. That job should not be made even more difficult by unwarranted personal attacks."

Thank you, Sir David.

It's undoubtedly hoping for too much, but maybe they will learn from Matsui. If you want people to believe you, start by being yourself.

Course, I could be wrong about all this. If so, I sincerely apologize and nevertheless look forward to enjoying a great day of golf at Derrick Brooks' charity event.

~(Orland Sentinel)~


The answer is patience

The slugging outfielder, a major run producer in the middle of the Yankees' lineup, lay crumpled on the outfield grass, writhing in agony. It was apparent he had been seriously hurt, his season in jeopardy; a major blow to a team that began the day a game and a half out of first place.

One last observation about Matsui. In a little more than three years, he has proved to be a man of dignity and class, a selfless, team-oriented player thoroughly schooled in fundamentals, possessed with great instincts and a work ethic that makes him a throwback to the likes to Lou Gehrig and Cal Ripken, Jr.

It's a tribute to Matsui that he had not missed a game in more than a decade on two continents, and an even greater tribute to Gehrig and Ripken that Matsui's consecutive game streak was only slightly more than halfway toward those Iron Man streaks. Gehrig and Ripken are not only are to be commended for their dedication, they were both extremely fortunate to have avoided the kind of streak-breaking injury that Matsui sustained.

~(YES NETWORK.COM)~


Matsui's injury: Hideki Matsui broke his wrist during a Thursday night loss to the Red Sox. He's set to miss about 3 months. This is clearly a very tough break for Hideki. Hislong consecutive games played streak came to an end. Much ado has been made about this streak. Some have argued that it's hurt the team. Why some people believe that is tough to figure. Playing every day hasn't stopped Matsui from being a productive player with the Yankees. It has only gotten a potent bat into the lineup as often as possible. It's not like people complain about Alex Rodriguez or Derek Jeter being in the lineup constantly. If anything, it can be argued that too much rest is what really hurts Matsui as evidenced by his poor ALDS last season, a stretch that had the Yankees idle on 3 of 8 days. Now those who wanted the streak to end get their wish at a major cost to the Yankees. Matsui's injury is quite frightening. It's the kind of thing that could take a long time to completely heal (if it ever does). Hideki will be missed. He brings a professional demeanor everytime he takes the field. He plays the right way. Baseball is just as big of a loser as the Yankees because of Hideki's ailment.

~(George's Yankees Blog)~

打数:0・安打:0・打点:0  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 31 119 31 5 19 .261 .353 .454 .807
松井:5番・レフト先発出場
先発:チャコーン(IP:4.2 H:5 R:1 ER:1 BB:5 ERA:3.68)

『松井秀喜の連続試合出場記録がストップした日』

それは突然の幕切れだった。1回表の守備、レッドソックス・2番バッター・ロレッタの打球は、浅いレフトフライ。懸命に追っていった松井選手は、足から滑り込み一旦ボールはグローブに入ったかに見えたが、ボールは後ろに転がった。一瞬何事もなく試合が進むかと思いきや、松井選手は、膝をついて手首を押さえている。その顔は、痛みでゆがんでいた。スローで見ると、ボールはグラブに入ったが、体が飛び込んだ勢いで前に流れる中、左手に体重がかかり、グラブが芝に取られて手首が反対の方向に完全に曲がってしまっていた。そして、そのまま松井選手は、トレーナーに付き添われてグラウンドを後にした。

これまで何度か訪れた記録ストップの危機も松井選手の持つ強運によって乗り越えてきた。昨年の6月8日のスタメン落ちをした試合では、試合展開によってかろうじて一打席代打として出場。6月12日、守備ので右足を負傷した時には、ケガをした翌日に試合がなく、しかも14日の試合からヤンキースのホームゲームでインターリーグ中でもDHが使えるというツキが松井にはあった。しかし、今日はその神通力が効かなかった。

野球協約によると「プレーヤーが連続試合出場を記録するためには、自分のチームの守備に初めから終わりまで出場するか、塁に出るかアウトになって打撃を完了しなければならない。」と定められている。無情にも5回が終わり、この試合が成立した時点で松井選手の連続試合出場が途切れるという悪夢が現実のものとなった。

060512_injury2 060512_injury1 巨人時代の93年8月22日の横浜戦から続く偉大な偉大な連続試合出場が、1768試合(日本1250、米国518)で途切れた。松井選手の手首を押さえて静かに痛みをこらえる顔、口を真一文字に結んで下を向いてベンチに下がる姿を見ていると、13年間という長い時間どんな想いで松井選手が、この記録を大切にしてきたかを考えずにはいられなかった。
かつて調子を落とした時、トーリ監督に、「チームの勝利に貢献出来ない状態なら、連続試合出場記録が途絶えてもいい。チームの勝利を優先させてください。」と進言したこともある。そして、連続試合出場について「毎日試合に出続けることは、自分の中では非常に価値の高いことだと思います。連続試合出場記録が続いているという事は、自分の中では誇りに思っています。自分のチームがゲームをやっている以上、出て力になりたいってただそれだけですよ、毎試合毎試合。例えば昔のように、自分が出ると言えば絶対に出られる状況とは違う。今は出たいと言っても出られないかもしれない。つらいのは野球ができないことでしょ。野球ができてつらいことはない。」と話し、松井選手にとって試合に出続けるということは、野球が好きで、チームの勝利に貢献したいという極めて純粋な気持ちの表れだった。おそらく、1768試合連続出場しているということは、その試合すべてで、チームに貢献できる自分の力を信じて打席に立ち続け、守備にもついてきたであろう。

かつて語った「僕が今まで自分の記録のために、試合に出し続けて欲しいなんて思ったことは1回もないですよ。」という言葉。

連続出場には、記録に対するこだわり以上に松井選手の野球に対する信念や自分の存在表現が凝縮されているような気がする。松井秀喜の野球人としての誇りを形作る上で大きな部分を占めていたのではないか。それが途切れることが松井選手にとってどんなことか、それは、周りに弱みを見せずどんな時も寡黙で誠実に記録を更新し続けてきた松井選手本人にしか分からないのかもしれない。

直行した病院での精密検査。左手首骨折という松井選手にとって更に辛い結果が待っていた。チーム関係者によると、松井選手は医師に対し「今まで味わったことのない痛み」と話し、手術を勧められた時は、少し間を置いて首を縦に振ったという。12日、午前7時30分(日本時間午後8時30分)から緊急手術を受けることになった。
そんな中でも、松井選手は、試合中のチームに対して「今、勝っているの?」と心配していたという。常にチームを第一に考えるなんとも松井選手らしい一言だった。自分の記録には、それほど執着心のない松井選手が唯一大切にしてきた連続出場記録よりも何よりもまずチームを心配をする所に、松井選手の価値基準を見た気がした。

トーリ監督のコメント:「ベンチからはよく見えなかったが、トレーナーのジーン・モナハンと戻ってくるときのヒデキの苦痛な表情ですべてを察した。昨年セントルイスで足首を捻挫したときも、記録を続けたし、彼が戻ってくるのを待ちたいが、ジョニー・デーモン、ブッバ・クロスビー、バーニー・ウィリアムズ、メルキー・カブレラでやりくりしていくしかない。あいつは、ただのレギュラー選手じゃないんだ。(復帰に)2、3か月は必要だろう。あまりにも痛い。
連続試合出場は続けさせてあげたかった。(3-5で負けた試合の)結果より松井の方が気になった。家族同然の存在だから。これまで彼がいない状況など考えたこともない。He's a guy that you never even think twice about if he's playing or not. He goes in there and he finds a way to help you win -- whether it's with his reactions in the outfield, his knowledge on the basepaths or his ability to hit in tight situations. He's like the Rock of Gibraltar. You don't even think about anything that is going to keep him down. 」

試合後のクラブハウスの雰囲気は重く沈んでいたという。

デーモンのコメント:「He was just trying to make a catch. Sometimes your glove sticks in the ground, and your wrist is moving in one direction and your glove is moving in the other. It's only preventable if you go out there and don't try to make a play. Matsui's not that type of player. あんなにタフな男が苦痛の表情だった。難しい状況だけど、ヒデキにはなんとか乗り越えて欲しい。It's crushing. You don't wish this on any team, and it's happened to us. We're hurting because we lost, and we're hurting because we're going to have to find a way to overcome losing some awfully important people in our lineup.」

ジーターのコメント:「You can't replace Matsui because he does some things no one else can do. You just need some guys to fill in for him when he's gone, and hopefully he'll be back sooner rather than later.
ゲームが終わるまで詳しいことは何も分からなかった。今は、すごく胸が痛む。」

ジアンビのコメント:「The biggest thing is everyone feels sad. The overwhelming feeling right now is just sadness for Hideki. That's a big streak for Hideki.He takes a lot of pride in that streak. and he's a big part of this lineup. He's such a good friend, and you feel terrible. He was in a lot of pain, and for him to be in a lot of pain, you knew it was something bad.」

クロスビーのコメント:「When you're a bench player like myself, you're always looking for an opportunity to play. But for it to happen to such a good guy, you never wish that. Being an athlete myself and always being concerned about injuries, you never want somebody to get hurt.」

キャッシュマンGMのコメント:「明日(12日)、午前7時30分から手術を行う。ヒデキは激しい痛みを訴えていたし、相当深刻なけがだと思う。昨年、ロビンソン・カノや王建民が出てきたように若手を中心に、現勢力で戦うだけ。入れる故障者リストは15日か60日の方かまだ分からないが、1日も早い回復を願っている。」

広岡氏:「今まで、どんなケガでも『大丈夫。(骨は)折れていないと思う』といっていたのに、今回は『痛い』の一言だけでした。普通の人ではこらえ切れない痛みなのだと思います。」

DAILY NEWSに「For Torre, the strangest moment will come today when he goes to fill out his lineup card. Matsui had played in every game since arriving in the Bronx for the 2003 season and he had been the one sure thing for the manager. Until now.」とあった。ヤンキースにとって、チームメイトにとって、松井選手の存在がどれ程大きなものだったかを物語っていた。
多くのファン、チームメイトに愛される人間性を持ち、気の優しい松井選手だからこそ、苦難に直面している時、心の底から応援したい気持ちが沸いてくる。

今のところ、今回の守備での負傷骨折というのは、起こりうる事象の中で最悪の結果としか思えない。しかし、松井選手の長い野球人生を考えた場合、このケガがどんな意味を持ってくるのかは、まだ分からない。

『人間万事塞翁が馬』

松井選手の前に、これまでで一番大きな壁が立ちはだかった。この壁を越えることによって、それを糧として更に素晴らしい野球人生が松井選手には待っていると信じています。昨年の足首を捻挫した時は、その後バッティングに関して、絶好調の時期を迎えた。それと同じことが今回も起こると。
今回の一件は、「松井秀喜」を更にドラマチックにする、今は、そういう風に前向きに捉えたい。これまでも苦しい時ほど松井選手の真価が発揮されてきた。どんな力強い復活劇を見せてくれるのか、そこに勇気をもらいながら、精一杯応援していこうと思う。

一日も早い復帰をお祈り申し上げます。

頑張れ~、松井秀喜!!

打数:3・安打:0・打点:0・四球:1  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 31 119 31 5 19 .261 .353 .454 .807
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ【W,6勝1敗】(IP:6.2 H:7 R:3 ER:3 BB:1 ERA:2.56)

『対戦ピッチャー』
・vs シリング(R)【Career:19-7 avg .368】:第1・2・3打席
・vs タバレス(R):第4打席

第1打席1-1-0 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、インコースへの速球(145km/h)を打ってファール。2球目、外角低めへ変化球(135km/h)が外れてボール。3球目、真ん中やや外角寄り高めへの少し抜いた速球(143km/h)を打ち上げてしまいセンターフライに倒れる。バットとボールの距離が十分取れず、ほんの僅かタイミングを外されたということだった。また、バットが下から出てヘッドが走っていないという印象を受けた。

第2打席1-0-1 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角への速球(147km/h)が外れてボール。2球目、真ん中やや低めへの速球(147km/h)を打ち上げてしまいレフトフライ。真ん中低めの球に対してレフト方向への打球が飛んだということで、それは、バットがしっかり内から出ている証拠なのかなと感じた。一時期のボールを巻き込むようにライト方向へ引っ掛けるバッティングとは明らかに変わってきているのかもしれない。

第3打席3-2-2 ランナー:なし フルカウントから四球を選ぶ。

第4打席2-2-0 ランナー:一塁 カウント2-2から外角低めへ逃げながら沈んでいくシンカー?(145km/h)を引っ掛けてボテボテのショートゴロ併殺打。やや始動が遅れたのか、グリップがトップの位置に入ってからの十分なタメがなかったように感じた。横から見た映像では、バットとボールの距離が取れず、かなり差し込まれていた。



松井のコメント:「シリングはいつもカッターが多いけれど、今日はあまり使っていない感じです。1、2打席のボールは両方甘かったが、両方ともに詰まった。ちゃんと打っているが、芯に当たらなかったりとか、角度の問題だったりとか。打ち損じが多いといえば多いということ。紙一重といえば紙一重。別に(打撃の)状態は変わっていないと思いますけど…。」

打ち損じてフライが多くなるということは、やはりバットの軌道が不自然になっているということなのかもしれない。ホームランを打った時のバッティングと比べると、ややバットの出が悪いという印象だった。バットが最短距離に立って出てくる時は、一気にスイングがトップスピードになる気がする。下からバットが出たり、バットが遠回りしたりすると、ヘッドが走らないし自動的にタイミングも遅れることになるのでは。

昨日大島氏が、テイクバックしてからのグリップの位置についてあまり神経質にならない方がいいとおっしゃっていたが、マッティングリー打撃コーチとのやり取りで、今松井選手は、軸足に長く体重を乗せタメを作り、グリップの位置を体の方に少し近づけ、内からバットを出すことに気をつけていると思われる。そのグリップの位置と重心移動に気を使いすぎて、タイミングに関して少しズレが生じているのではないかと感じた。今日のすべての打席で、松井選手が、気持ちよくスイング出来ているようには見えず、何かスイングに重さがあったのでは。今日ホームランを打ったロドリゲスやポサダ、オルティスのバッティングと比べると何処かタイミング的にぎこちないような気がした。
軸足に重心を長く乗せてタメを作れば、それだけ足をステップするまでに長い時間を必要とする。そのために始動を早くした。この一連のバッティングの動作の中での時間配分の変化を松井選手の体が憶え、今のバッティングフォームを松井選手のものにするには少し時間がかかるのかなと考えてみた。

松井選手は、状態自体は悪くないと語っていた。少しのズレを修正すれば、直ぐにヒットを量産できる体勢にあると松井選手は考えているはず。

がんばれ~、松井選手!!

【追記】
この試合、同点で迎えた5回裏。ここのところ不調で苦しんでいたロドリゲスが、7号ソロホームランを放ち勝利に大きく貢献した。 昨日は、2つのエラーを犯しメディアや、オーナーに激しくバッシングを受け、3回のファーストファールフライアウトでは、スタンドのファンからあからさまなブーイングを受ける。そんな中打った対レッドソックス戦での勝ち越しのホームラン。なんだか、ここにドラマを感じて感動してしまった。
ファンからのプレッシャーや昨日の負けによる自責の念があるであろう精神的に追い込まれた状態でも、冷静に自分の出来る最大限のことを行ったロドリゲスの凄さをまざまざと見せられた。さすがスーパースター!!

After a Game to Forget, a Home Run to Remember

打数:4・安打:0・打点:0  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 30 116 31 5 19 .267 .356 .466 .822
松井:5番・レフト先発出場
先発:R.ジョンソン【L,5勝3敗】(IP:3.2 H:5 R:7 ER:2 BB:5 ERA:5.01)

『対戦ピッチャー』
・vs バケット(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2・3打席
・vs シアネス(R):第4打席

第1打席3-2-2 ランナー:なし カウント3-2からの6球目、真ん中への速球(155km/h)を打つも伸びがなくセンターフライに倒れる。やや上半身に力の入った感じで、バットの抜けが悪かったという印象。
大島氏:「差し込まれ当てにいっていた。」

第2打席1-0-2 ランナー:なし 初球、インコース寄り低めへの速球(156km/h)を見送ってボール。2球目、真ん中やや外寄り低めへの速球(158km/h)を打ち上げて浅いセンターフライに倒れる。150km/h台中盤の速球に対して特に今日は始動を早めているという印象。
大島氏:「テイクバックの時、早めに手を引いている。速いボールに合わせているなということが直ぐに分かる。タイミング的にはそんなには悪くない。速いボールなのでポイントを前に出して捕らえたいという意識もある。いい感じでは捕らえているが、少しバットが遠回りしたかなという感じ。」
速めに始動し、リラックスしながらゆったりとテイクバックを取っているので球威のある速球を打っているという感じではなく、十分打つまでの準備が出来ていた。しかし、バケットの速球が思ったより手元で伸びているのか、押され気味に見えた。タイミング的には、ややボールを呼び込みきれず若干前で打っていたのでは。

第3打席0-1-0 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角への速球を見送ってストライク。2球目、真ん中低めへの抜いたカーブ(148km/h)に対して、タイミングを外され体の開きを抑えることが出来ず、下半身から崩されてセカンドへの内野ゴロに倒れる。
大島氏:「ストレートを狙っていった時に、このカーブをしっかりタメて打てるかどうかが、本調子になれるかの分かれ目。速いストレートを待っていながら、いい時はあのカーブに対して早く左手を離して、右手一本で拾ったりすることが出来る。そこまでの状態にはなっていない。しかし、そんなに深刻になるような状態ではない。」

第4打席1-0-0 ランナー:なし 初球、真ん中低めへの速球を見送ってボール。2球目、インコース低めへの速球に対して、上手く重心を落としてバットに乗せるようなバッティングだった。内角低めへの抜かれた変化球に対してこのような打ち方をしてライトスタンドへホームランにするというのは良く見たことがある。だから、今回ももしかしたらスタンドまで届くかなと思ったが、もう一つ伸びがなくライトフライ。今回は、速球だったのでややタイミングを外されインパクト不足という形になってしまったように思う。また、ステップしてから、重心を落としているので、奇麗な軸回転ができなく、鋭いスイングではなかったのかも。
大島氏:「腰砕けといったらおかしいが、少しポイントが前だった。もう少し下のねじれがあるとポイントにボールが入ってきて、上手く捕まえられたのでは。ややお腹が引っ込んだようなうち方に見えた。ということは回転する軸がズレている。今、上体の手の動きをチェックしているが、一回下半身のねじれ等チェックしてみると違ってくるかも。」



解説の大島氏が、今の松井選手の状態を話されていた。

「率が下がってきた時でもそんなに悪い状態とは見ていなかった。ただベンチの中での仕草。グリップエンドの位置を気にしながらテイクバックをチェックしているシーンがあった。あまり神経質にならないほうがいいのではないかという気がした。コメントで、いい時のビデオを見てバッティングコーチと修正をしたと言っていて、その日かなんかにホームランが出た。その時の感じも悪くなかった。別にそんなに神経質にならなくてもいいんじゃないかと思うが、これも松井選手の性格だから仕方ない。問題なのは、グリップエンドと自分のポイントとの距離が取れるかどうかが大事。手を後ろに引き過ぎると今度は距離が取れすぎて反動を使って打ちたくなる。速いボールに対して反動を使って打つとかえってバットが遠回りする。折角下半身のねじれを使って打ちにいくわけだから反動は使わないほうがいい。」

「タイミングの取り方で少し神経質になりすぎているのかもしれない。テイクバックして手の位置がしっかりとした所に落ち着くまで不安な気持ちが先に出る。」

大事なのは、下半身主導によるバッティングで、下半身から順番に回転の力がバットの先まできちんと伝わっていくということが求められるのかなぁと感じた。そうすれば、テイクバックの反動を使った腕主導の振りにはならず、自然とバットが内から最短距離に出てくるようになるのかもしれない。 大島氏は、下半身からの連動がしっかりしていれば、あとは自然とバットが理想的な形で出てくると言いたかったのかもしれない。

松井選手は、バケットとはこれまでレギュラーシーズンの対戦はなく、2003年のワールドシリーズ、対マーリンズ戦の第三戦・第6戦に対戦がある。その時は、5打数0安打、1つの内野ゴロ、3つのフライアウト、1三振という結果だった。その後、マーリンズはワールドシリーズを征し、バケットがMVPを獲得する。 今日はそれ以来の顔合わせとなった。結果は、2つのフライアウトと1つの内野ゴロ。やはり、基本的に手元で伸びのある150km/h中盤の速球が効いていて、球威に押されてフライアウトになる場面と抜いた球に崩されてのゴロとなる場面があった。松井は、「ボールが走っていた」と話した。コース的にはいずれもそんなに厳しい所ではなく捕らえられそうだったが、紙一重の誤差で仕留められた。その僅かな誤差を埋めるのが難しく、ピッチャーの力の方が一枚上手だったといった印象。しかし、打球はしっかりと上がっているし、軸足に体重を長く乗せるという感覚を維持していけば自然と結果は付いてくるような気がする。

試合前、松井選手は、ベケット投手に対して「あの(2003年、ワールドシリーズ)屈辱は忘れない。あの屈辱は残っています。いつまでたっても忘れないですよ。あのときはすごいボールを投げていたからね。楽しみです。いいピッチャーとやるときはいつもそう。こちらの潜在能力を発揮させられそうですからね。」と意気込みを見せていたという。しかし、今日は、相手のいい所が出てしまった。
松井選手がメジャーに渡った年、最初は手も足も出なかった元レッドソックス、ペドロ・マルティネスを2003年リーグ優勝決定戦・第7戦、見事打ち崩してヤンキースを勝利に導いたことがあった。松井選手のマルティネス投手に対する闘志は並々ならぬものがあり、いくつもの好勝負を見せてくれている。もしかしたら、バケット投手に対してもその気持ちに通ずるものがあるのかも知れない。今シーズン、まだまだベケット投手とは多くの対戦が待っている。必ず、松井選手なりの研究と対策で、シーズン終盤、重要な場面でこの借りを必ず返してくれると信じています。

頑張れ~、松井選手!!

試合は、ヤンキースが、四球8つ、エラー3つと伝統の一戦にふさわしくない戦いぶりでレッドソックスに大敗した。それを象徴するかのようにR.ジョンソンは失点7に対して自責点2という結果だった。ただピッチャーが打たれて大量点を取られたのなら次の日は、締まった試合になり意外と勝てたりするというイメージがあるが、今日の負け方は、明日へ引きずてしまうような気がする。しっかり気分を切り替えて、明日はいい試合をしてほしいな。

松井のコメント:「自滅したような感じ。」

トーリ監督のコメント:「みっともない試合だな。ランディ(ジョンソン)だけじゃない。みんな駄目だ。」

頑張れ~、ヤンキース。

打数:2・安打:2・打点:3・四球:3・本塁打:1  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 29 112 31 5 19 .277 .367 .482 .849
松井:5番・指名打者・先発出場
先発:王建民【W,2勝1敗】(IP:6.0 H:7 R:3 ER:3 BB:0 ERA:4.83)

『対戦ピッチャー』
・vs テヘダ(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2打席
・vs ウィルソン(L):第3打席
・vs マエイ(L):第4打席
・vs 大塚(R):第5打席

第1打席0-2-0 ランナー:一塁 2球目、外角への速球(145km/h)を打ってファール。やや腰が引け気味で重心が後ろにあり、当てるだけとなった。インコースに意識があったのかもしれない。3球目もファールにして、カウント0-2として、4球目、高さは真ん中、外角へのチェンジアップ(132km/h)に対して、ややタイミングを外され気味ながらも強引に引っ張った打球は、いい当たりではなかったが、大きく開いた一・二塁間を抜けるライト前ヒット。一塁上で松井選手の顔が少し緩んだ。ノーアウト・一塁ということでランナーを進めるという松井選手の狙い通りの結果になったのかもしれない。ライト方向を意識していたために体の開きが早く、遠い球に体が伸び下半身からの力は打球に伝わらなかったように見えた。

060508_5homerun 第2打席0-0-0 ランナー:一塁・二塁 1-1の同点で迎えた4回表。ノーアウト・一塁・二塁で松井選手の打席。
いきなり、初球から松井選手は甘い球を逃さなかった。初球、真ん中外寄りへの速球(146km/h)を捕らえた打球は、あまりにも松井選手がリラックスして余分な力が入っていないスイングをしたので、フェンスまで届くとは直ぐに分からなかった。しかし、打球はぐんぐん伸びて生きライトスタンドに飛び込む第5号勝ち越し3ランホームラン。何一つ無駄のない美しくシンプルなスイングとフォロースルーまで微動だにしない絶妙のバランスを保たれたフォームで放たれた打球は、気持ちのいいくらい奇麗な弧を描いていた。ゆったりと構え、優しくそして柔らかくトップの位置までグリップを持っていきボールを引き付けていた。この引き付けるまでの動作はスローモーションのように見え、それがスムーズなバットの振り出し(静から動)への移行を可能にしているようだった。そして、まったく力みのないスイングは、バットの完璧な軌道を生んだのでは。甘い球に対して、このようなリラックスした打ち方をすれば打ち損じは減るのかもしれない。
外寄りの球をライト方向へということで、初めからライト方向への大きな当たりを狙っていたのかなと思わせた。
解説・与田氏:「投げた段階から引っ張りにかかっている。この球がもう少し低めだったり、コースがもっと外寄りだったらこのようなホームランは出なかったと思われる。松井がライト方向へホームランに出来るギリギリのコースだった。」

松井のコメント:「初球の甘いボールでしたけど、しっかり振り切れたしいいバッティングだったと思います。」

第3打席3-0-1 ランナー:なし カウント3-0からのストレートの四球を選んで出塁。

第4打席3-2-2 ランナー:なし フルカウントから2球ファールした後、外角への速球を見送って四球で出塁。

第5打席3-1-0 ランナー:なし 今季初の大塚との対戦だったが、ボールが定まらずカウント3-1から高めへの変化球を見極めて四球で出塁。



今日の松井選手は、先制点を呼び込むヒットと、勝利を大きく引き寄せる3ランホームランでチームに貢献した。奇しくもこの日は、トーリ監督がヤンキース監督として1000勝目(球団史上4人目)を達成する節目の試合だった。その試合で、トーリ監督の大記録に花を添えた松井選手。「今の自分があるのはトーリ監督の存在が大きい。心から尊敬できる監督です」と話しニューヨークの父と慕うトーリ監督に対する親孝行の松井選手らしい決勝ホームランとなったのでは。これで、更に2人の絆は深まった、と勝手に想像してみる。 
トーリ監督は、「That three-run homer seemed to take the air out of them a little bit, and we kept coming at them.」と話した。そしてこの大記録に関しては、「96年に2年契約で引き受けたときには、ここで1000勝できるなんて思わなかった。ヤンキースの歴史に名を刻めるのは特別なこと。機会を与えてくれたオーナーのスタインブレナー氏には感謝している。そしてオーナーとキャッシュマンGMが集めた特別な選手たちを指揮できることにも感謝だ。ここは素晴らしい働き場所だよ。」と語った。

松井選手はトーリ監督に対して、「すごい数字だと思います。これからもまた、どんどん増えていくように、力になれるよう頑張りたい。」と喜んだ。

バーニーのコメント:「素晴らしい記録だね。彼は球団史上最高の監督になった。記録に値する指揮官だよ。」

ジーターのコメント:「メジャー最高の監督のひとりだし、選手も彼のもとでプレーすることを誇りに思っている。」

このような監督と選手の間の信頼関係が、チーム全体にあり、それがチームを一つに団結する力となっているような気がする。人間的にも魅力があり、松井選手にとっては一番の理解者である"トーリ監督"の下でワールドチャンピオンになることは特別な意味がある。松井選手に心地よい野球の環境を与えてくれているトーリ監督に、今度は、松井選手がチャンピオンリングをプレゼントする番だ。
今日の記念すべき日に、トーリ監督と松井選手が今シーズンが終わった時に、共に勝利の美酒を味わって欲しいと改めて強く感じた。
ヤンキースは、トーリ監督の力によって本当に雰囲気のよい、見ていて清々しいチームになっているなぁと感じます。

頑張れ、ヤンキース!!

今日の試合後、松井選手は、バッティングについて「ボールはしっかり見えていたし、内容も結果も非常によかったような気がします。I was able to have better timing today. My balance was probably a little off, but today [I] felt better at the plate.」と話し、納得しているようだった。第2打席、甘い球とはいえ"初球"を逃さず捕らえたということは、それだけ松井選手の状態の良さを表しているのかもしれない。第4号が出て僅か3試合目での第5号。昨シーズンは、第4号が5月31日で第5号が出たのは、それから12試合目の6月14日だった。松井選手が本当に調子がいい時は、当たり前かも知れないけど必ず自然とホームランが付いて来る。松井選手の頭でのイメージと実際の体の反応が徐々に一致してきているということでは。

ある記事により、マッティングリー打撃コーチとのやり取りの中で、松井選手がバッティングに関して取り組んでいる内容が新たに分かった。それは、"始動を早める"こと。

「始動を早めて足を上げている時間を長くした。体が後ろに傾かないようにしながら、一度完全に左足に体重を乗せてしまう」。バットの軌道を修正するため、振り出すまでのバランスを整えることにこだわった。

 打撃を考えるとき「球が投手の手を離れる前から勝負は決まっている」と言う。狂いに気がつきながら、修正しきれなかった今回も、その信条に沿って工夫を続けた。
~(MAJOR.JP)~


確かに、5月2日以降、松井選手が、軸足に体重を乗せてタメを作る時間が若干長くなっているのではないかということは感じていた。基本的に松井選手が昨年から取り組んでいたのは、「グリップを引くのと同時に右足を前にステップしていき、体の中心に重心を置いてバランスを取る。」というものだった。そして今回の、「始動を早くして、一度完全に左足に体重を乗せてしまう。」というマイナーチェンジ。いずれにしても、目的はボールを長く見るということ。今日の試合中も、DHでベンチにいる間、松井選手はしきりに、この体重移動とグリップの位置をチェックしていた。軸足に体重を長く乗せてタメを作ることによって、ゆったりとした構えと安定したボールの呼び込みが実現でき、打席の中で余裕が生まれたのが一番大きいのではないかと思う。

ボールを余裕を持って見極めることの出来るバッティングフォームによって、ストライク・ボールをきっちりと判断し四球を選び、甘い球は見逃さず一発で仕留める。打率、出塁率、共に上昇していくことを願っています。

頑張れ~、松井選手!!

【追記】
松井選手は、トーリ監督の疲れがあるのではという判断により今季2度目のDHとして先発した。
松井選手は、それに対して「Actually, I wasn't really tired. But looking at the results, I guess the D.H. spot fared pretty well today.」と話した。

打数:4・安打:0・打点:0  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 28 110 29 4 16 .264 .341 .445 .787
松井:5番・レフト先発出場
先発:チャコーン【W,4勝1敗】(IP:6.1 H:5 R:1 ER:1 BB:4 ERA:3.94)

『対戦ピッチャー』
・vs ロー(R)【Career:1-0 avg .000】:第1・2打席
・vs マエイ(L):第3打席
・vs アルフォンセカ(R):第4打席

第1打席1-2-0 ランナー:なし 外角の球、2球でカウント1-1。3球目、高さは真ん中、外角へのカーブ(126km/h)を見送ってストライク。与田氏:(腰が早く開いて)「初めから引っ張ろうという見逃し方だったのでは。」4球目、外角低めへの鋭く沈みながら逃げていくシンカー?(142km/h)を引っ掛けてセカンドゴロ。松井選手の予想した変化より鋭く沈んだために、呼び込むというよりはバットを当てにいった感じだった。

第2打席0-0-2 ランナー:なし 初球、真ん中への微妙に外に変化していく変化球を打ってファーストゴロに倒れる。かなり力が入って強引さの出た打席となった。おそらく、狙った球が来たので、「もらった」という意識が働いたのではないか。強引さによって体の開くタイミングが早くなり、バットも遠回りをする大振りとなってしまったように感じた。腰が早く開くことによって、腰の回転をバットヘッドの速度に上手く伝えることが出来ず、スイングが上半身の力に頼らざるを得なくなってしまうということがあるかもしれない。また、ややかかとに体重が掛かりバランスの崩れがあったのでは。

第3打席2-0-0 ランナー:なし 初球、真ん中低めへ沈む変化球が外れてボール。2球目、外角高めへ速球が外れてカウント2-0。3球目、高さは真ん中、外角への速球を打ち上げて、伸びがなくレフトフライ。この打席は引き付けて捕らえていたが、最後のひとタメが足りなかったのでは。また、かかと方向に体重が掛かり、一塁方向に体が流れ体重の乗っていない打球だったのかなと感じた。それによって、左腕による押し込みというよりより、ボールを体の前で払ったという印象がどうしても強く残った。肩の開きが早いとそれにつられて右手が先行し、左腕の効果を十分発揮できないと考えた。
打球は、レフト方向へ飛んだが、体の反応や力のベクトルがまだ、ややライト方向へあるのかもしれない。レフトへホームランを打っている時は、若干開きが押さえられ重心がしっかりレフト方向へ向かっていた。意識はレフト方向へあるが、形としては、振り遅れでレフトへ飛んでいるという風になっているのかも。

第4打席0-2-0 ランナー:なし 外角への球、2球でカウント0-2と追い込まれる。3球目、外角低めへの速球に対し上手く合わせバットに乗せた打球はレフト線ぎりぎりへ飛んでいく。しかし、レフトが懸命に追っていきグラブの先でかろうじてキャッチ。レフトフライに倒れる。外角の厳しい球に腰が引けそうになるが、体をなんとか残し、内からバットを出しきっちり最後まで振り抜いていた。

松井のコメント:「(当たりは)よかったけどね。いいボールだったからあれが精いっぱいだったね。」



今日は、すべて打った球が外角へのものだった。最初の2打席は、以前の松井選手の言うところの悪い癖が出て、体の開きが早く強引さの感じられる打席となった。それを受けて、その後の2打席は、一転レフト方向を意識した引き付けて捕らえるバッティングへと変わっていた。しかし、第3打席は、解説・与田氏が言われていたようにまだ、ライト方向への体の反応が残るバッティングとなっていたのでは。今、松井選手は、頭で考え、必死にバッティングを修正しようとしている過渡期にあるのかもしれない。バッティングは、0コンマ何秒の世界なのでいろいろ頭の中で考える時間は与えられていないと思っています。今求める松井選手のバッティングを無意識下の体の反応として体現できた時、本当の復調がやってくるのかもしれない。

この試合、松井選手以外、先発全員安打だった。そして、主軸の3番・ジアンビ、4番・ロドリゲスにホームランが飛び出したが、松井選手の見せ場がないまま試合が終わった。ヤンキースは、ここ4試合平均7得点と打線が活発で4連勝。投打の歯車が噛み合いだし、いよいよヤンキースの本領発揮となってきた。松井選手もこの波に乗っていって欲しいし、乗っていける状態にあると思う。

頑張れ~、松井選手!!

打数:3・安打:1・打点:0・四球:2・二塁打:1  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 27 106 29 4 16 .274 .353 .462 .815
松井:6番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ【W,5勝1敗】(IP:7.0 H:3 R:2 ER:2 BB:0 ERA:2.35)

『対戦ピッチャー』
・vs パディーヤ(R)【Career:0-0 avg .000】:第1・2打席
・vs バウアー(R):第3・4打席
・vs ウィルソン(L):第5打席

第1打席3-2-2 ランナー:一塁・三塁 カウント3-2から外角高めへのカーブ(129km/h)を見送ってボールの判定で四球。高さ的にストライクと判定されてもおかしくない微妙な所だった。見極めたというより予想外の球に手が出なかったという印象だが、これはラッキー。

060506_2base_lhit 第2打席2-1-0 ランナー:なし 外角低めへの球・2球でカウント1-1。3球目、インコース低めへのツーシームを見極めてボール。4球目、真ん中への速球?をギリギリまで引き付けて打った打球は、一瞬ファールかと思われたが、風の影響もあってグングン伸びていきレフトポール僅か手前、レフト線際にポトリと落ちる2ベースヒット。真ん中の球に対して、ポイントを近くして通常なら詰まりそうな感じだったが、右肩の開きを抑えてボールを呼び込み最短距離でバットが内から出ていたので強い打球が飛んだと思われる。
打ちにいくまでの準備が理想的なものとなっていると、自然とバットの軌道が安定し、ヘッドも走ると感じた。これまでの松井選手なら引っ張ってもおかしくない球だったが、これくらいボールを長く見る感覚で打席に入りレフト方向への打球を意識するといいのかもしれない。

松井のコメント:「(風が)吹いていなかったらばファウルだった。いいところに落ちてくれました。」

第3打席1-0-2 ランナー:一塁・二塁 1球、低めに外れた後の2球目、高さは真ん中インコースへの速球に詰まらされてレフトフライ

第4打席3-2-1 ランナー:二塁 フルカウントから四球を選んで出塁。

第5打席2-0-2 ランナー:一塁 初球、高さは真ん中、外角へ速球(146km/h)が外れてボール。2球目、外角低めへの速球(146km/h)が外れてボール。3球目、真ん中高めへの見逃せばボールと思われる球(148km/h)を打ち上げてしまいセカンドフライに倒れる。高めの球を打たされたという感じだった。



松井のコメント:「すべて、ちょっとだけ遅れ気味だった。きょうはボールの下にバットが入りすぎてた。ポイントがずれてましたね。球自体は見えている。」

トーリ監督のコメント:「バランスが良くなった。球を少し長く見られている。本人と話したら、あいつも同じことを言っていた。」

今日は全体的に引き付けてレフト方向への打球を打とうという意識が松井選手の中であったのではないかと感じた。基本的に外角への攻めが中心なので、こういった外角へ球に対応できるバッティングを実践していれば自然と打率が上がってくるのでは。しかし、逆にポイントを近くしようとする意識が強すぎると今度は、詰まってしまうことが増えてくる。松井選手は、以前のインタビューで「大事にいきすぎて詰まることもある。ボールを長く見ようとしすぎて遅くて、詰まっちゃうということです。本当はもっと前で打たなくちゃいけないのに手前で当たっちゃってるから、詰まって逆方向へ力の無いフライとかになりやすい。」と答えている。
詰まることもなく、強引に打ちにいくこともなく、バットとボールの距離をしっかり取れる絶妙のポイントでいつも打つというのは、かなり難しいことのように思える。しかし、松井選手には、そのバランス感覚を維持しながら戦っていって欲しいと願っています。

今日は、ロドリゲスが、開幕戦以来座り続けた4番から5番への打順が下がった。このことについてトーリ監督は、「Aロッドを4番から降格する意図はなく、たまたま起きてしまったこと。(一塁ベースでの接触プレーで手首を負傷して先発を外れていたゲリー・シェフィールド外野手を本来の3番に入れた結果、ほかの選手の打順が1つずつ下った) でもこれで右(シェフィールド)左(ジェーソン・ジアンビ)、右(ロドリゲス)左(松井秀喜)とジグザグ打線ができ上がり、意外にいい感じだ。」と話した。ロドリゲスは、真面目で自分に非常に厳しい選手という印象がある。今は、打順を下げ、少し楽なポジションで打ったほうが、復調は早まると思う。しかし、性格などを考えるとヤンキースの4番はやっぱりロドリゲスが一番似合っている。

ロドリゲスのコメント:「I feel real comfortable between the two left-handers. I think it's going to work out good. A little change of scenery doesn't hurt.We present a problem for the opposition, going righty-lefty-righty-lefty. It's going to present a lot of opportunities for me to do damage. Today, I came up with the bases loaded twice, and that's going to keep happening.」

【追記】
トーリ監督は、昨日の松井選手のホームランを見て「要はバランスの問題。球がよく見えているようだ」と話し、以前よりバッティングが改善していることを認めた。

マッティングリー打撃コーチのビデオ映像による指導は、グリップの位置の他に「ゆったりと構え肩を開かないことを心がけること」という指摘があったという。それに関連してマッティングリーコーチは、「ホームラン打者は、どんなに安打を重ねても、本塁打を打てなければ納得がいかない。だから振りが大きくなる。ロドリゲスがそう。松井はタイプは違うが、ホームラン打者に変わりはない。」と話し、無意識にスイングが大きくなり、球を引っ張りすぎていたことが不振の一つの要因だったという考えを示した。

またある記事には「Matsui found himself lunging at the ball, so he worked on staying back and keeping his shoulder from flying open. 」とあった。

バッティング改善後、松井選手は、「全体的にバランスが良くなったと思う。身体全体でボールをとらえることができるし、構えていても楽だ。We're all humans - we're not robots. On a day-to-day basis, we can feel differently. A little change in our body and you can develop a bad habit.」と話していた。

26試合目の4号は、松井にとって大リーグ最速ペースらしい。(31本を打った04年は、4号を打ったのが34試合目)。

~(参照:日刊スポーツ)~

打数:5・安打:3・打点:1・本塁打:1・二塁打:1  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 26 103 28 4 16 .272 .342 .456 .798
松井:5番・レフト先発出場
先発:R.ジョンソン【W,5勝2敗】(IP:6.2 H:7 R:5 ER:5 BB:2 ERA:5.02)

『対戦ピッチャー』
・vs ウェクター(R)【Career:18-6 avg .333】:第1・2打席
・vs メドウズ(R):第3打席
・vs キャンプ(R):第4打席
・vs R.ルーゴ(R):第5打席

060504_homerun 第1打席2-0-1 ランナー:なし 外角低めへの速球(140km/h)を見送ってボール。1球、低めに変化球が外れた後の3球目、インコース低めへの速球(138km/h)をどんぴしゃのタイミングで捕らえ、松井選手らしい低い弾道で飛んでいった打球は、ライトポール際への第4号同点ソロホームラン。実に21試合ぶりのホームラン。しっかりグリップがトップの位置に入って、非常に安定した体勢でボールを呼び込むことが出来ていたのでは。そのため、松井選手があたかもボールを見下ろしているような余裕を感じた。解説者・佐野氏は、マッティングリーコーチのグリップの位置の指摘について、「グリップの位置を上げることによってバットが上から出やすくなる。そうなれば最短距離にバットが出て強くたたける。」と表現した。トップのグリップの位置を意識することによってバットがスムーズに内から出るようになった。それによって、フォロースルーまでのバットの抜けが良くなってスイングの最後までバランスの取れた自然な振りを獲得したのでは。

松井のコメント:「決して甘いボールでなかったけど、いいスイングができた。」

第2打席1-2-0 ランナー:なし 3-1とヤンキースが2点を追う5回表。
前の打席、インコースをホームランにしたが、それでもウェクターはインコース中心に攻めてきて、ファールなどでカウント1-2。そして4球目、真ん中への甘く入ってきた速球?に対して軸足に重心を乗せてボールを呼び込み、奇麗に打ち返した打球は、センター前ヒットとなる。トップが理想の位置に入ることによって、後ろにきっちり重心を残したままステップすることが可能となり、それに伴って、腰が崩れることなくタメを作り出せているのかなと思った。昨日のトーリ監督の「バランスがいい。」という言葉を思い出す。

これがチーム2本目のヒットとなった。2本とも松井選手によるもの。このヒットが呼び水となって打線が繋がり、この回3点を追加し、3-4と逆転に成功。

第3打席2-0-2 ランナー:なし 2球、外角へ外れボールとなった後の3球目、高さは真ん中、外角への速球(140km/h)を余分な力をいれずにスムーズなバッティングで捕らえ、打球はセンターの左へ。センターは俊足のギャス・ライトだったが僅かにグローブの先にボールが落ち、センターオーバーの2ベースヒット。この打席、右足を上げて、前に踏み出すまでに非常に長い時間、軸足に体重を乗せることが出来ていたという印象だった。そして、内から外へのスムーズなバットの出によってボールを捕らえていた。軸足に乗っている時間を長くすることで体の開きを抑えることが出来、しっかり外角のボールをポイントまで呼び込んで素直に打ち返せたのかもしれない。

第4打席0-1-2 ランナー:満塁 4-5とヤンキースが1点を追う7回表。満塁から、ジアンビが四球で押し出し。更にロドリゲスが死球で押し出し。これで逆転に成功。なおも満塁で松井の打席。ここはどうしても安全な得点差までリードを広げておきたいところ。久しぶりに心臓の鼓動が速くなる。
初球、高さは真ん中、インコースへの変化球(145km/h)を見送ってストライク。松井選手は、インコースを予想していなかったのか手が出なかったが、第1打席、インコースに対して非常にいい対応をしたのでここも積極的にいって欲しかった。2球目、初球よりも厳しいインコース高めへの変化球(129km/h)を打つも当たり損ねのファーストゴロに倒れる。胸元近くの難しいコースに対して窮屈な打ち方になっていた。この打席は、ちょっとちぐはぐなバッティングだったのでは。しかし、軸足に長く体重を乗せようという意図を感じた。

第5打席2-2-0 ランナー:なし カウント2-2から真ん中低めへ沈む変化球(134km/h)に泳がされて、腰が完全に開いてしまい当てるだけのセカンドゴロに倒れる。ここまで崩されるとは、思ったより球が来てなくて、変化も大きかったのかなと感じた。



松井のコメント:「3打席とも非常に内容が良かった。芯でとらえていたし、打球方向も良かった。内容が良くなっている。投球に対していいスイングが出来る確率が高くなってきている気はします。このまま上り調子でいけたら、いいですね。」

今日は、速球には完璧にタイミングが合っていたが、最後の2打席、変化球にタイミングと体勢を崩された。バランスよくタメを作れている時は、速球にも変化球にも柔軟に対応出来るというイメージが松井選手にはあるので、2つのライト方向へのゴロは少し残念だった。

060504_grip_0504 グリップの位置が注目されているので、3つのライト方向へのゴロがあった4月29日のバッティングと今日を比べてみた。すると、マッティングリー打撃コーチの言葉通り29日の時点では、キャッチャー側にグリップを引いていって、グリップが一番体から離れた位置から体の回転に伴いバットが遠回りして出ていっていたように感じた。今日は、グリップをキャッチャー側に引いていって、最後少し上に持ち上げることによって体の構造上、自然とグリップが体の方に引き寄せられていた。そこから、最短距離に、バットのヘッドが遅れて出てきているように見えた。グリップの引き上げ(引き寄せ)によって、以前より体にねじりが加えられ、その後のねじり戻しをより力強く、よりスムーズに行えるという側面もあるのかもしれない。更にそのグリップの引き上げによって一瞬、"間"が出来ることによっていい具合にボールを引きつけることが可能となっているのでは。あくまでも、違いが微妙なので僕の偏った見方による部分があると思います。

昨シーズン、5月不調だった松井選手は、6月11日に放った2ベースヒットをキッカケに調子を取り戻していった。その後、松井選手は、「(6月10日の早出特打以降、)バットを後ろに引くとき、上へ持ち上げるようにした。トップの位置自体を上げた。」と話している。もしかしたら、このトップの位置の持ち上げが復調の一つの要因となっていたのかもしれない。
一方今シーズン、松井選手は、キャンプの時にボールとバットの距離を確保し、軸が前にズレないように従来よりトップの位置を深くとることをテーマにして取り組んでいた。そして、今回のマッティングリーコーチによるグリップの位置の指摘。松井選手は、昨シーズンと同じ道を辿り復調へと道を登り始めたと言えるのでは。

昨日、10試合ぶりのマルチヒットを達成したかと思えば、今日は、その復調を裏付けるように開幕戦以来の「猛打賞」をマーク。2回には同点に追いつくホームラン、5回には逆転に繋がるヒットとチームの攻撃に弾みをつける重要な役割を果たした。一つのキッカケを掴むとすべての歯車が噛み合い始め一気に転がり始めるバッティング。逆に、ちょっとしたことで長いスランプに陥ることもある。バッティングとは不思議なものだなぁと改めて感じた。今掴んでいる好感触を逃さずに、チームを引っ張っていって欲しいと思う今日この頃です。

松井選手に風が吹き始めた。頑張れ~、松井選手!!

打数:5・安打:2・打点:1  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 25 98 25 3 15 .255 .330 .408 .738
松井:5番・レフト先発出場
先発:ライト(IP:6.0 H:3 R:2 ER:2 BB:2 ERA:5.62)

『対戦ピッチャー』
・vs フォッサム(L)【Career:11-4 avg .364】:第1・2・3打席
・vs キャンプ(R):第4打席
・vs R.ルーゴ(R):第5打席

第1打席2-2-0 ランナー:なし 外角低めへの攻めでカウント2-1。4球目、高さは真ん中、外角への速球(135km/h)をファールにした後の5球目、真ん中低めへの速球(138km/h)に対し、重心を下げ上手くすくい上げた打球は、意外に伸びていきフェンス際まで飛んでいくが、ライトの好守備に阻まれライトフライ。体が前に流れ気味だったが、体の回転を抑えて重心を残し、バットのヘッドがしっかり走って捕らえていた。低めのボールに対応するために非常にいい体の反応だったように感じた。

第2打席2-2-2 ランナー:一塁 カウント2-2から外角寄り低めへの変化球(113km/h)を打って二遊間を抜けるセンター前ヒット。これまで変化球に対して崩され体重の乗らない打球が多かった。しかし、この打席は、ステップした後も体の開きを抑えて一瞬タメを作り、軸足にしっかり重心を残してボールを捕らえていた。

第3打席0-0-0 ランナー:なし 初球、真ん中高めへの速球?を打って大きなセンターフライ。モーニングトラック手前まで飛んだが、僅かに芯を外されているようだった。ややアッパースイングに見えた。上から叩いていたらどんな打球が飛んでいたか気になるところ。

第4打席2-0-2 ランナー:一塁 外角と内角へ1球ずつ変化球?(143km/h)が外れカウント2-0。3球目、インコース低めへの変化球?(143km/h)を芯で捕らえるもファーストの好守に阻まれファーストゴロ

第5打席0-2-1 ランナー:一塁・三塁 延長戦に突入した10回表。ランナー二塁・三塁からこのところ不調だと騒がれているロドリゲスが、センター前へ意地のタイムリーヒット。勝ち越しに成功し、なおもランナー一塁・三塁で松井の打席。
2球で追い込まれた後の3球目、インコース高めへの速球(146km/h)を打ってライト前ヒット。バットの根元寄りに当たって詰まりながらも、最後まで振り切ってライト前まで持っていった。

松井のコメント:「いいスイングだったから詰まってもあそこに落ちたと思う。I felt my swing was much better than in recent games. I thought Alex might have an intentional walk, but my approach was the same even though he did not have one. 」

デビルレイズ監督:「(ロドリゲスを打ち取って)マツイを敬遠したかった。勝負強さではリーグ屈指だと思っている。」



松井のコメント:「ここ何試合の中では、投球に対して、いいスイングができていた。ほとんどの打席で、バットの芯に当たっていた。」

今日の一番の収穫は、第2打席の変化球に対してしっかり対応できたことではないか。第1打席目の低めの球に対する対応といい、体が自然とどんな球にも柔軟に反応出来るようになってきた気がする。トーリ監督は、「打席でのバランスが良くなった。このまま続けてくれれば。」と語った。ただ、本当にいい時は、トップの位置にグリップが入って、その位置に手を固定したままボールを見極める"間"があるように感じるが、今日は、そのタメの時間が短かったのでは。それが、第3打席、第5打席の速球に対する詰まりの一つの要因なのかなと思った。

昨日の試合が中止と決定する前、松井選手は、マッティングリー打撃コーチに指導を受けていたという。

ヤンキースの松井秀喜外野手(31)がドン・マッティングリー打撃コーチ(45)とレッドソックス戦の雨天中止決定前、過去の好調時と今季のフォームの違いをチェックした。指導後はDVDを持ち帰り早速、自前のパソコンで復習した。

 試合前のロッカールーム。片隅に置かれたパソコンの前に松井秀とマッティングリー打撃コーチが座っていた。2つの画面に映し出されていたのは一昨年、昨年と今年の松井秀の打撃フォーム。画面を見比べながらの指導は約20分間に及んだ。

 「いいときの画像を見るのはとても勉強になります。形の違いがよくわかりました」

 上気した顔で自分のロッカーに戻った松井秀は遠征用のバッグにしまっていたノートパソコンを取り出し、同コーチから借りてきた先ほどのDVDを入れた。再生ボタンを押して画面に見入る。10分後、今度はマスコットバットを手にして、室内練習場に向かった。汗まみれになって再び戻ってきたのは午後6時前。それから2時間後、雨天中止が決定した。

 「ヒデキには映像を見ながら過去と今年のグリップの位置の違いについて説明した。今年は体から離して構えバットが遠回りしていたから、以前のようにもう少し近づけて体の内側からバットを出すようにしよう、という話をしたんだ。

 打率.247、3本塁打、14打点と調子に乗れない原因の1つを同コーチはグリップの位置にあるとにらんでいた。

 松井秀が同コーチから借りたDVDの返却期限は2泊3日でも7泊8日でもなく無期限。返すのは同コーチから与えられた『不振脱出』の宿題が解けたとき。できればなるべく早く返したい。

~(サンケイスポーツ)~


この日の松井は、グリップの位置を、これまでより体に近づけた。今季最低の打率2割4分7厘で迎えたこの日、5試合ぶりに打率が上昇した裏には、松井が「10割ビデオ」と命名したDVDの存在があった。雨天中止となった2日のレッドソックス戦の試合前。松井はマッティングリー打撃コーチとDVDを見た。同コーチが用意したのは、過去2年で松井が安打した打席だけを集めたもの、そして今季の凡退集という2種類。そこで今季は好調時よりもグリップの位置が体から離れていること、そして、投手から見た時に好調時には右足に重なって見えない左足が「体が開いている」ために見えていることが判明。すぐに修正した。

~(スポーツ報知)~


上記の記事にある指摘以外にも「好調時はもっとバットを捕手側に引いたフォームだった」とコーチに言われたという。

松井選手は、映像を見て、結果が出ていたときの打撃に戻すわけではないという。ただ「打った時のインパクトの瞬間は同じ。いかにそこに持ってくるか」。球をたたく瞬間の感覚をあらためて頭にたたき込むことにはなった。(MAJOR.JP)

今日松井選手から2安打が飛び出し10試合ぶりの複数安打となった。マッティングリーコーチの指導がいきなり結果に結びつく形となった。指導の通りバットが内側から自然と出てくるようになれば、外角の球を引っ掛けてライト方向へのゴロという当たりが減って、体の回転をフルに生かしたレフト方向への強い打球が増えてくると思われる。今後、外角の球への対応が楽しみになった。

頑張れ~、松井選手!!

あるブログに松井選手の記事があった。

Finally, I've been ranting at anyone who will listen about Hideki Matsui's current slump. Every year, Matsui's swing falls apart as he starts opening up too early and pulling off the ball. In his first year with the Yankees, Jorge Posada noticed it and told him to keep his hands back as a reminder, setting Godzila off on a tear when interleague play began in June. Last year, Matsui was doing the same thing when he hurt his right ankle playing right field in St. Louis on June 12. The injury forced him to keep his weight back in the batters box and again he went off on a tear. It's the same thing every year, he starts with a flourish, starts pulling off the ball and falls into a slump, and then hits the cover off the ball once he corrects his swing. One would think that he'd be conscious of it now, but he's been doing the same thing this season. Fortunately, his manager and hitting coach have been paying attention. From Tyler Kepner:

The hitting coach Don Mattingly has shown Matsui video of his at-bats this year and last, and Matsui agreed with Joe Torre that he was opening his front shoulder too soon.

"He's probably right," Matsui said through an interpreter. "Usually when I get into bad slumps, the bad habit that comes specifically is that I come off the ball and open up a little bit. It's something you go through during a season."


Matsui's a month ahead of schedule in recognizing the problem. If he fixes it as easily as he has in the past, he could be well on his way to replicating his outstanding 2004 season, which was easily his best in pinstripes. Indeed, Matsui's swing could be one of the more compelling aspects of what promises to be an ugly game at the Trop tonight.

~(Bronx Banter)~


【追記】
「お借りしてもいいですか」とゴジラは同コーチからDVDを無期限レンタルした。この日の朝も、宿舎で目覚めてすぐにノートパソコンを開いて“早朝補習”。好調時のグリップの位置を脳裏に焼き付けた。

「見た目でわかるほどは変わったと思いませんが、意識はしました」と試合でも数センチ、グリップを体に引きつけた。同コーチも「きょうはこれまでと比べてよくなったと思う」と学習効果を認めた。

先のボストン遠征では宿舎にバットを持ち帰り、深夜に部屋で素振りするなど不振脱出に必死だった。ゴジラの努力が、ようやく“何か”につながりそうな気配。トーリ監督も「きょうはバランスもよかった。いいスイングができていたんじゃないか。この調子でいてほしいね」と手放しで喜んだ。
~(SANSPO.JP)~

現地時間5月2日午後7時5分から行われる予定だったレッドソックス対ヤンキース戦は、雨のため中止となった。この代替試合は、8月8日からの20連戦の11日目(8月18日)をダブルヘッダーにして、その第1試合目に行われることとなった。もともと18日からは、レッドソックスとの4連戦が予定されていたので、これで5連戦となる。
これから長いシーズンどうなるかは分からないが、シーズン終盤に行われるレッドソックスとの5連戦、ヤンキースにとって地区優勝に向けて重要な戦いとなりそうだ。その頃には、松井選手も相当な疲労と格闘しながら試合に出続けているだろうから、出来れば、ダブルヘッダーは避けて欲しかったけど。トーリ監督は、「今の時期の休みを喜んでいいのかどうか…」と話した。

トーリ監督の松井選手についてコメント

―ロドリゲスと松井が調子を落としていることで打順は変えないの?

「この打線はとても難しいんだ。変えると言ってもどう変えれば良くなるのか予想が付かない。松井にしても去年7番にしたらいきなり打ち出したりして。誰がどこで打ち始めるのか想像もつかないよ。」

―松井の最近のバッティングについて

「技術的なことについては、まだ体が開いて外角のボールについていけてないね。たまに逆方向にファールしても最後はセカンドゴロで終わってしまう。自分で居心地のいい場所を探そうとしているんじゃないか。」

子供の日を前に松井選手から日本の野球少年に向けてのメッセージ

「日本全国の野球少年の皆さんこんにちは。開幕して1ヶ月くらい経ちましたけど、ヤンキースのほうは勝ったり負けたり、僕も打ったり打てなかったりということで、野球はそういうことがつき物で、当たり前なんですけど。僕もいつも子供の時から忘れずに持っているものは、やはり野球を好きになって、好きでい続けてそして楽しくプレーするということが一番大事なことだと思っています。皆さんも、野球を楽しくプレーして、どんどんどんどん好きになって、また、野球をやる子供たちが増えていったら僕も嬉しいと思います。そのために僕もいいプレーを皆さんにお見せできるように頑張ります。お互い頑張りましょう。」

今季が始まる前、松井選手には、シーズン通して野球を楽しんでプレーして欲しいということを第一に願った。この不調の時期に、松井選手から、楽しくプレーすることが大事だという言葉が聞けて嬉しかった。サッカーの中田英寿選手が、ワールドカップに向けてのインタビューの中で、日本では、楽しんでプレーしたいと言うと誤解を生みやすいが、それでも敢えて楽しんでプレーしたいと語っていた。そうじゃないといいプレーを引き出すことは出来ないと。
松井選手も同じ気持ちなんだと思う。どんなに不調を極めようと、ポジティブに心をコントロールしてひたすら前を向いて野球を楽しんでいる松井選手を見ていたい。

頑張れ~、松井選手!!

【追記】
メジャーリーグ機構は2日、4月のア・リーグ最優秀選手にニューヨーク・ヤンキースのジェーソン・ジアンビ一塁手を選出した。  2000年にリーグMVPに選出されたことのある左打ちのジアンビ(35)。先月は22試合の出場で打率3割4分4厘、9本塁打、リーグトップの27打点、長打率8割5分2厘、出塁率5割5分4厘をマークした。なお、ジアンビの同賞受賞は通算6度目。
~(MAJOR.JP)~

昨シーズン終盤から持続しているこの好調さは本当に驚異的。昨シーズン、カムバック賞を受賞したが、これが一時的なものでなかったことをジアンビは今証明している。おめでとうございます。

打数:4・安打:0・打点:1・三振:1  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 24 93 23 3 14 .247 .327 .409 .736
松井:5番・レフト先発出場
先発:王建民(IP:5.0 H:6 R:3 ER:3 BB:4 ERA:4.89)

『対戦ピッチャー』
・vs ウェークフィールド(R)【Career:35-6 avg .171】:第1・2・3打席
・vs パペルボン(R):第4打席

第1打席0-2-0 ランナー:一塁 初球、外角いっぱいにナックルが決まってストライク。2球目、真ん中高めへのボール気味のナックル(106km/h)を見送るもストライクの判定。2球で追い込まれる。3球目、松井の肩口から消えるようにストンと落ちるインコース低めへのナックル(105km/h)。グリップを最後まで残してタイミングを遅らせ打ちにいくが、バットがボールのかなり上を通過し、空振り三振。ナックルは力が入ると打てないといわれるが、この打席の松井選手のスイングには、力みが感じられた。昨年のホームランのようにリラックスしてセンター方向へ打ち返すのがよいということだ。

第2打席0-1-0 ランナー:満塁 ジーターがヒット、ジアンビ、ロドリゲスが連続四球で満塁となり松井の打席。
初球、外角低めへの大きく弧を描くナックル(109km/h)を見送ってストライク。やや逃げていくような変化をしていた。2球目、高さは真ん中、インコースへのナックル(109km/h)を打つも、差し込まれ気味でバットの根元に当たりボテボテのファーストゴロ。当たりが弱かった分、バックホームはされず同点に追いつく1得点を挙げる。
いつもよりかなり足を上げ始動を開始するタイミングを遅らせて緩いナックルに合わせているものの、松井選手は、非常にタイミングを取りづらそうにしているように見えた。雲を掴むような感じ。きちんと自分のポイントでこの100km/h台の球を捕らえるのは至難の業のように思えた。

第3打席2-2-2 ランナー:なし カウント2-2から外角低めへ沈むナックル(111km/h)を打ってセカンドゴロに倒れる。ボールを呼び込むことが出来ず、前に崩され気味になってしまった。全く腰の回転を生かすことが出来ず腕だけのスイングだった。昨日の記事に載せたコラムにあった「外角のボールを追っていき、つま先に体重が乗ってしまう」というバッティングだったのでは。

第4打席2-2-1 ランナー:なし カウント2-2から、真ん中高めへの速球(151km/h)に対し、やや差し込まれ気味で打ち上げてしまいサードフライ。しっかりグリップがトップの位置に入ってタメを作る時間を与えてもらえなかったという感じだった。



今日新たな月に入り、5月、松井選手の再出発といきたかったところだが、通算対戦打率.171のウェークフィールドに出鼻をくじかれた格好となった。
松井選手は、ウェークフィールドとの対戦について「どういう変化でも、やっぱり甘いところの方が打ちやすい」と真ん中付近の球を狙ったという。今日は、「いいときのウェークフィールド。いつもより揺れている感じがした。変化が予想しづらい。対策はなかなか難しい。」ということだった。
ヤンキースは今日の試合に備えて、昨年10月、ウェークフィールドとの対戦の前に呼び寄せたナックルボールを投げるかつてのヤンキースピッチャー・Joe Ausanioを再び呼び寄せたという。しかし、今日のウェークフィールドは、3失点を許したもののヤンキース打線を7回僅か4安打に抑えた。松井選手も例に洩れず3打席ノーヒットだった。印象としては、緩いナックルにタイミングを合わせ、ボールにバットを合わせるために、どうしてもボールを追っかけてしまっているように感じた。相手の投球に合わせようとするために、バッティングの流れが一瞬途切れたり、形を崩されたりして、なかなか松井選手本来のスイングをさせてもらえないように映った。
松井選手が、メジャーに渡ってからずっと苦しめられてきて、変化の少ない失投を待つというギャンブル性の高いバッティングを強いられている。本当に厄介なピッチャーだ。
トーリ監督は、「ウェークフィールドにはてこずった。今日の強風はナックルボールを投げるには向いていないはずなのに、それでも彼は好投した。我々は対応し切れなかった」とウェークフィールドの出来を素直に認めていた。

これから、ヤンキースとレッドソックスは、し烈な首位争いを演じてくれるとして、重要な試合でウェークフィールドとの対戦が増えてくると予想される。松井選手には何とか光明を見出して一矢報いてもらいたいです。

SANSPO.COMに『ゴジラの独り言』として、昨日の試合後、4月を振り返った松井選手の言葉が掲載されていた。

今年は調子がいいと思ったことなんて一度もない。(内容や結果を)見ていればわかるでしょう。まあ、バッティングはいつも、いいときと悪いときの繰り返しでもあるんですけどね。
  開幕したての一瞬だけ「いいかな」というときがあったけど、本当にそれだけ。何が悪いって…。悪いものは悪いんです。すべてはまあ、いろんなバランスが悪いということなんじゃないかな。   過去の経験からいっても(腫れている)左ひざは、そんなにすぐにはよくなりません。でも、試合には出ているわけですから大丈夫。腫れが引くのを待つだけです。
  とにかく内容と結果が伴ってくるようにならないといけない。(現状では)フラストレーションがたまるのは当然ですよ。


前向きな言葉しか伝わってきてなかった松井選手の4月の打撃内容に対する不満を表した言葉だった。4月終盤、松井選手は、「You feel that something's not right, but it's hard to pinpoint it. You have to be really aware of every part of your swing.」と話している。この言葉と昨日の独り言を聞くと、たとえ掴んだとしても直ぐに消えてしまうような儚いバッティングの感覚、「それを掴んだとしても、それを体感できたとしても、いなくなる。ずっとはいてくれない」と語る絶対の感覚を求めて日々闘っているんだろうなぁと感じた。
松井選手は、「マツイヒデキ」(日経新聞社)という本の中で、試合後トレーニングはやるが、素振りはほとんどやらないと語っている。その理由として、「疲れるから。体力的なものだと思う。今は体力勝負。」としている。しかし、現在、帰宅後、素振りをして何かのキッカケを掴もうとしているようだ。
繊細で非常に感覚的なバッティング。パズルを組み合わせるように細かい日々の地道な努力から大きな高みを目指す。

頑張れ~、松井選手!!

【追記】
松井は「鼻よりも最近、ノドがちょっと痛くてね。心配といえば、そっちの方かな」と軽くノドの周囲をさすった。ここ数日間、風邪の症状が治まらないのだという。(夕刊フジ)

今日の試合は、7度まで冷え込んだという。松井選手の風邪の状態が悪化しないか少し心配。

打数:4・安打:1・打点:0・三振:1  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 23 89 23 3 13 .258 .340 .427 .767
松井:5番・レフト先発出場
先発:ムッシーナ【W,4勝1敗】(IP:6.0 H:7 R:1 ER:1 BB:2 ERA:2.31)

『対戦ピッチャー』
・vs チャシン(L)【Career:18-4 avg .222】:第1・2・3打席
・vs タレット(L):第4打席

第1打席3-2-0 ランナー:なし カウント1-1から、3球ファールで粘ってカウント1-2と追い込まれる。6球目、胸元へブラッシュボールを投げられ、松井選手はかろうじてのけ反りながらよけ、そのまま倒れこむ。7球目、外角への変化球(135km/h)を見送ってボール。8球目、外角低めへのスライダー(127km/h)にタイミングを外され腰が引けて上半身だけの振りになって空振り三振。6球目のインコースへの危険なボールが効いていた。

第2打席1-1-1 ランナー:なし 初球、外角への速球(143km/h)を見送ってストライク。2球目、インコースに速球が外れて、カウント1-1。3球目、外角低めへの変化球(130km/h)を打ってフェンスまで2m位のレフトへの大きなフライに倒れる。この打球が、実に6月23日以来6試合ぶりのレフト方向への当たりとなった。変化球に対しても前に崩されることなく、ポイントまで呼び込んで左手主導のバッティングだったのでは。外角の変化球をしっかり軸足に乗って振りぬいた打球は久しぶり。これでいい感触を掴んだのでは。

第3打席3-1-2 ランナー:満塁 5回裏、満塁でロドリゲスが四球を選び2-1とヤンキースが勝ち越し。なおも満塁で松井の打席。
外角低め中心の攻めでカウント3-1。5球目、真ん中ややインコース寄りの速球(143km/h)にやや差し込まれ、詰まった当たりで浅いセンターフライ

第4打席1-1-0 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角への速球が決まってストライク。2球目、低めに変化球が大きく外れてカウント1-1。3球目、高さは真ん中、インコース寄りへの速球(143km/h)に対して鋭い回転と内から外への最短距離のバット軌道によって捕らえ、ライトの右を破る2ベースヒット。この当たりで、膝のケガの影響を感じさせない力強い走塁と二塁ベースへの滑り込みを見せてくれた。 松井のコメント:「打ったのは真ん中甘めのちょっとインコースより。それより、(対戦したブライアン・タレットの)もみ上げが気になった(笑)」

シェフィールドが前日のファーストで守備選手と交錯した際の負傷により欠場したことで、松井選手は、4月15日以来2度目の5番・レフトで先発出場した。そして、シェフィールドの代わりに3番に入ったジアンビが2戦連続9号2ランホームランを放つなどして、4-1でヤンキースが勝利。4月最後の試合を勝利で飾った。さらに、ヤンキースはこの日、ボストンとゲーム差無しで並び、勝率で僅かに上回り単独首位に立った。

松井選手は、「去年は4月から苦しい時期が多かった。負けている試合もありますけど、内容的にはいいような気がします。」と話した。今年のヤンキースは、打線爆発で何度も大勝があり(9得点以上の試合が23試合中8試合、一試合平均6.3得点、このペースでいくと162試合終了時に1014得点。)、松井選手は、昨年とは違う手応えを感じているようだった。

060501_4gatu_avg

昨年と、今年の松井選手の4月の打率推移を比べてみた(上に表示したグラフ)。昨シーズンは、四月終了時打率.250で、今年は、打率.258で4月を終了した。打率の描いた軌跡もよく似ていて、ヒット数(23本)、二塁打数(6本)、本塁打数(3本)も全く同じだった。
松井選手は、4月を振り返って「(4月は)例年通りに開幕だけよかった。例年通りと言えば、例年通り。十何年同じことをやっているから、(その理由は)分からない。断然打ち損じの方が多いでしょう。まあ、復調を目指して頑張ります。」と話した。
昨年は、五月に入っても打率は下がり続け、.231まで落ち込み、その後5月の終盤は、.260台で推移した。今年の松井選手が、これからどんな風にバッティングを改善し、昨年とは一味違う進化を見せてくれるのか非常に楽しみ。
今日は、内角、外角、両コースにしっかり対応し、内角は鋭い回転でバットを振り抜き、外角には、呼び込んで左手主導でレフト後方まで打球を持っていった。徐々にいい感触を残した打席が増えてきている傾向にあるのでは。ここ8試合、複数安打が出ていないが、今日を境に5月、打率が上向きに転じ、ヤンキースの勝利に一試合でも多く貢献してくれると信じています。

MAJOR.JPのサイトに松井選手のバッティングに関するコラムが掲載されていた。

『Since 1939~松井秀喜のかかと』
by 古内義明

 松井秀喜の復調は、かかとがポイントだという。

「ボールを長く見ようとして、体重がつま先に乗ってしまうことがある。少しかかと側に置くように意識した方がいい」。ドン・マッティングリー打撃コーチは、松井がときおり見せる悪い癖を指摘した。

 メジャーのバッテリーの攻めは徹底している。先乗りスコアラーから送られてくる赤と青に色分けされたチャートを見れば、弱点は一目瞭然。彼らに言わせれば、松井の弱点は外角低めということになる。そこに投げたボールをなんとか引っ掛けさせたい。打たれてもヒット。間違ってもホームランの可能性は低い。

 逆に、松井にしてみれば、そのボールは見極めたい。右投手であれば、ツーシーム系やシンカー系のボールだから、できるだけ長くみたいという意識が働く。いいときであれば、そのボールを引きつけて、レフト前に運べる。しかし、状態がよくないと、そのボールを追いかけて打ちにいってしまう。左足の軸足に体重を乗せて、右足をステップしていく理想的な体重移動は、つま先にかかった分だけ、バットのスイング軌道に微妙な影響を与える。さらに、結果が出ていないと、右肩が開き、強引なバッティングになる。こうなると余計に悪循環だ。

 (4月29日)チームは15安打、1939年以来球団史上2回目の毎回得点で17-6という歴史的な大勝だった。そして、松井の結果はこう出た。

 5-5の同点で迎えた3回1死一、二塁のチャンス。松井は先発ジョシュ・タワーズの内角球を強振。「初球の甘いボールで(ライトに)取られるかと思いましたが、ラッキーでした」というタイムリーツーベースを放った。しかし、このヒットを除けば、ファーストゴロ、見逃し三振、セカンドゴロ、ピッチャーゴロに倒れた。打ち取られたボールはすべて、外角攻めだった。松井は、「(ファーストゴロは)強引というか、引っ掛けたというよりも、ちょっと泳がされた感じです。(三振は)アウトローの辺りはなかなか難しい。外から入ってくるカーブで、あそこに決められたらなかなか打てない。(ピッチャーゴロは)打ち損じです」と自己分析した。

 数年前から、松井は打撃練習で打った後に頭を残すような、極端になれば前に倒れ込むような動作を意識的に繰り返している。頭で考えていることを体に染み込ませている。その意識が強いと、外角球に対して、つま先に体重が微妙に移ってしまうのかもしれない。

 松井は常日頃、「バッティングはバランスが大事」と話す。その一つのポイントに、"かかと"も入っている。

~(MAJOR.JP)~

よく試合中継の解説で、「松井選手の体重が"かかと"に掛かっていて良くない。あれでは、外角のコースの球が遠くなってしまう。」というのをよく聞く。しかし、それとは逆に、マッティングリー打撃コーチにつま先に体重が乗ってしまうという悪い癖を指摘されていたことに少し驚いた。安定したタメとその後の奇麗な軸回転を実現するには、かかと方向にもつま先方向にも重心が偏らないで、毎回絶妙なバランスを保つことが不可欠ということか。そのためには、決してボールを追いかけては駄目で、ボールの方を自分のポイントに呼び込むことが重要となるようだ。

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