米大リーグのア・リーグ最優秀選手(MVP)が14日発表され、48本塁打でタイトルを獲得したヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(30)が選ばれた。レンジャーズ時代の2003年以来2年ぶり2度目の受賞。ヤンキース勢としては1985年のドン・マッティングリー以来19度目(12人目)となった。
移籍2年目のA・ロドリゲスは本塁打王を2年ぶりに奪還。今季のロドリゲスは、162試合に出場し、打率3割2分1厘(ア・リーグ2位)、48本塁打(同1位)、130打点(同4位)、21盗塁(同9位)、出塁率4割2分1厘(同2位)の好成績をマーク。3塁の堅実な守備でもチームの8年連続地区優勝に貢献した。2チームでの受賞、2つの守備位置での受賞は、いずれも大リーグ史上4人目。
ア・リーグのMVP投票は、全米野球記者協会所属の28人が、1位から10位までの10選手を選出し、その合計点で決する。その結果、1位票(10点)を16人から得るなど331点を獲得した。次点は今季、打率3割、47本塁打(ア・リーグ2位)、148打点(同1位)をマークし、ロドリゲスの対抗馬とされたDHのデービッド・オルティス選手(レッドソックス)で307点と接戦だったが、守備に就かない指名打者のため貢献度で劣った。3位はウラジーミル・ゲレロ外野手(エンゼルス)で196点。日本勢で得票したのは松井秀喜外野手(ヤンキース)のみで、8位票(3点)が2人、9位票(2点)が1人の8点で14位だった。
<A.ロッドのコメント>
・(オルティスについて)「偉大なプレーヤーだと思う。しのぎを削り合えたのは光栄であり、またレッドソックスのような素晴らしい球団とライバル関係にあることも同じ」とたたえている。
・「MVPのトロフィーをワールドシリーズ優勝のトロフィーと交換したい気持ちもある。」
《2005年ア・リーグMVP 投票結果》
1位:アレックス・ロドリゲス(ヤンキース)331ポイント
2位:デビッド・オーティス(レッドソックス)307ポイント
3位:ブラディミール・ゲレーロ(エンゼルス)196ポイント
4位:マニー・ラミレス(レッドソックス)156ポイント
5位:トラビス・ハフナー(インディアンス)151ポイント
6位;ポール・コナーコ(ホワイトソックス)128ポイント
7位:マーク・テシェーラ(レンジャーズ)106ポイント
8位:ゲーリー・シェフィールド(ヤンキース)84ポイント
9位:マリアーノ・リベラ(ヤンキース)59ポイント
10位:デレック・ジーター(ヤンキース)23ポイント
〜(ニュース記事参照)〜
ロドリゲスは、シーズン中、チャンスになかなか打てないというイメージがなかったわけではないが、終わってみれば打率、本塁打、打点とも非常に高いレベルの成績を残し、シーズン通してチームに貢献した。一試合、2本塁打・6打点や3本塁打・10打点という試合もあり、計り知れない潜在能力の高さも見せつけた。本塁打は全方向まんべんなく打っていると言う印象があるが、特に右方向へのバッティングが凄いと感じる。なぜ、あんなに軽々と逆方向へホームランが打てるのか。右方向へのホームランがホームラン数の水準を上げているのだと思う。松井選手も逆方向へのホームラン数を増やそうと試行錯誤しているが、なかなか思うようにはいかないという現実を考えると、本当に羨ましい。
全身バネのような"しなやかな"バッティング。そして、コンパクトなスイングで、芯でボールを捕らえる技術に優れ、ピンポン球のようにボールがスタンドまで飛んでいくパワー。他の打者には真似の出来ない何かを持っている選手なんだろうなぁと思う。MVPおめでとうございます!!
今回の投票で、松井選手は8ポイントで14位だった。来シーズンは、ベスト5に入るさらなる活躍を期待しています!!
松井選手のヤンキースとの契約交渉が大詰めに来ている。そして、『4年総額4800万ドル(約56億6400万円)』の日本人最高契約を受け入れなかったという情報が流れた。松井選手には、球団サイドと松井サイドの求める条件面で折り合いをつける機を見誤って欲しくない。松井選手の契約の条件に、勝てるチームというのがある。ヤンキースは、ここ数年優勝から遠ざかっているものの、チャンピオンに一番近いチームと言えるはず。チャンピオンになることが目的だとすると、その目的に向かいつついかに選手としての高い評価(年俸)を勝ち取れるかが鍵となる。ヤンキースと契約出来る事を願っています。
