
【ニューヨーク18日(日本時間19日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(31)が今月末に帰国後も昨オフ同様、ウエートトレーニングでの肉体改造に取り組むことがわかった。来年2月の再渡米まで、都内のジムで1日2〜3時間は鍛える予定。
「筋トレは続けますよ。今年は本塁打の数が減ったけど、それは相手との兼ね合いで、トレーニングは関係ありません。打撃以外のメリットも大きいんです」。明かしたのは"メカゴジラ計画"の継続だった。03年オフからメニューを組んでもらっている専門家に協力を依頼。来年2月の再渡米までの間、1日2〜3時間は都内のジムで汗を流す予定だ。
巨人時代は消極的だったが、ヤ軍入団後の1年目オフから本格的にウエートトレーニングを導入した。昨オフは帰国して1週間もたたない12月1日からウエートトレを開始。腹筋を鍛えるウオーミングアップから始まり、あまり器具を使わずに、体重を利用する危険性の少ない練習法を採用した。そして、約7キロもの筋肉の増強に成功したのだ。
「筋肉を鍛えることによって反応もよくなるんです」。狙いの一つだった本塁打数の増加にはつながらず8本減の23本に終わったが、守備、走塁面での効果を実感した。筋肉を刺激することにより、体の隅々の反射神経が研ぎ澄まされたという。
〜(サンケイスポーツ)〜
・「パワーで勝負しようとは思わないし、勝負したって勝てっこない。でも、打球が飛ばないという実感はありました。この世界で勝負していくには、やはり最低限のパワーは必要だと思った。」
・「日本人と欧米人は骨の太さが違う。そこにいきなり向こうの選手のような太い筋肉をつけたら、故障の原因になるだけ。そうではなく、体幹を太くしていくトレーニングを中心にやることですね」
〜(参照:北陸中日新聞・フリージャーナリスト鷲田康氏の記事)〜
「正直なところ、相手への対策不足だよね。油断があったかもしれない。おととしが16本で、去年は31本。『これは、いけそうだ』って安心感が、無意識のうちに出てたんだろうなあ。」
オフに試合のビデオを見て、各球団の投手を分析したつもり。ところが、「本来はカット系のラッキー(エンゼルス)がシンカーばっかり使う。ジト(アスレチックス)がスライダーを交ぜてくる。ほかにも細かい部分で『あれっ』と首をかしげるケースが、たくさんあった。」
他チームが、いかに背番号「55」を警戒し、綿密に研究していたか――。つまり31歳の左打者は、そこを読み誤った。
〜(読売新聞・企画連載"松井が翔ぶ"より)〜
