ヤンキース松井秀喜バッティングArchives!?

~松井のワールドチャンピオンになるまでの軌跡を見つめていきます~

Hideki Matsui is on fire right now!!
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松井の「疲れは気にならない。」というコメント。疲れはあるが、許容範囲という事だろうか。ある記事に「極限の疲労の中で、期待される結果を出したこともあった。打てないときほど疲れを口にしないプライドはある。」とあった。これだけ試合数をこなしてくれば、疲れが無い方がおかしい。疲れとどう折り合いをつけて、結果を残していくかということになってくるが、それでもキレのある動きでオーラを感じる松井を見たい。ゆっくり休養と睡眠がとれますように。

9/3
第1打席2-1-1 ランナー:なし 4球目、外角やや低めへのやや逃げながら沈んでいく変化球(132km/h)を打つも、バットの先に当たりボテボテのサードゴロ。小早川氏が、最近の松井の状態について、「タイミングが取れていない。特に外角の球を引き付けることが出来ない。」と言われていた。その言葉通り、この打席も、引き付けきれないために、体の開きが早くボールを捉え切れなかったのかなぁと思った。フォロースルーの時に、背中側に体重がかかり、引っ張りにいくようなスイングに見えた。外角の球に対して向かっていくバッティングとは違っていた。

松井選手のいい時は、ボールを引き付けて体重を残し、その場で鋭い回転をしている。横から押してもびくともしないしっかりとした軸が出来上がっているようだった。今は、疲れからかボールを自分のポイントまで呼び込めていないために、下半身が固定されたようなブレない軸が作れていないのかなと感じた。今日も、やはり体にキレがないように思えた。
トーリ監督の言葉にもあるように、体が重いのと結果が出ないために松井選手は、今落ち着いた精神状態にはないのではないかと感じる。いつも冷静な松井選手が、イライラしているのを傍から見て分かるというのは相当だと思う。5打席目は、そういう感情が空振り三振という内容になったのでは。

9/4
第4打席3-1-0 ランナー:なし 5球目、真ん中やや外角寄りに甘く入ってきた速球(145km/h)を打って二遊間を綺麗に破るセンター前ヒット。弓を引くように力を溜めながらボールを引き付け、軸足に体重の乗った鋭い回転で力を解放しているように見えた。非常にいい形でタメが出来ていたのでは。前の打席の体重を残すことの出来たスイングが、いいイメージとなって残っていたのかも。とても綺麗で理想的なバッティングだった。
与田氏:「松井にとっては、バッティングカウントでボールに逆らわず、とにかくストライクゾーンに来たら打つという感じだった。強すぎるスイングというよりは、ミートを心がけた上手いバッティング。」

9/7
第2打席0-0-1 ランナー:なし 初球、インコースを狙った球が若干シュート回転して真ん中やや高めの甘いところに入ってくる。その球を逃さず捉えただ球は綺麗な放物線を描いてライトスタンドへ突き刺さった。第21号(日米通算400号)ソロホームラン!!これがヤンキースの初ヒットとなった。この打席は、全く上下動、軸のブレがなくスーッとテイクバックし、ボールを呼び込んでいたように見えた。そして、その場での綺麗な軸回転。ボールがよく見えていたという印象。また、ギリギリまでボールを呼び込み、いい間合いを作れていたのでは。

<トーリ監督のコメント>
・「もちろんだとも。これからホームランバッターとして大成できる。逆方向へ大きな打球を飛ばす技術もあるし、もちろん右へ飛ばすパワーもある。松井には状況に応じた打撃ができる才能がある。メジャーには完全に適応しているよ。」

理想の打撃を常に求めてきた松井。そして、毎年バッティングを進化させてきた。理想の打撃が実現した時に生まれるという位置づけのホームラン(参考:共同通信社)が今日『400』に達した。無理にホームランを狙うのではなくて、理想のバッティングをしようと試みる延長線上にホームランがあるという意識はメジャーに渡った時に強くなったように感じる。それが、メジャーにおいて初年度からレギュラーを勝ち取り、生き残ってこれた要因だと思う。それからメジャー2年目の終盤戦で理想のバッティングと思える手ごたえを掴んだ。メジャーでホームランを量産することに対して、ある程度自信を得たのではないか。そして、今シーズン、いかに理想のバッティングが出来る打席を増やせるか、精度を上げていくかという技術の向上を試みると語っていた松井。これから、どんなバッティングを見せてくれるのか期待は高まる。綺麗な放物線を描いて空に吸い込まれていくホームランは、気持ちまで空に向かって飛んでいくような感じで、晴れやかになる。これから何度、松井のホームランが見られるのか楽しみ。

9/8
第2打席2-1-1 ランナー:なし 4球目、高さは真ん中、外角へのカット気味の速球(142km/h)を打つも、打ち損じでセカンドゴロ。かなりポイントが近いところで打っていて、バットとボールの距離が取れなかった感じ。体重の乗らない伸び上がるような打ち方になっていたように見えた。始めから完全にレフト方向への意識があって、腰の開きを抑えて打っていれば違った結果になったかも。

第4打席3-2-2 ランナー:なし フルカウントから6球目、高さは真ん中、外角へのシュート回転の速球(150km/h)をカット。与田氏:「今のはストライクゾーンの幅を広くして待っていた中でのカット。」7球目、高さは真ん中、インコース寄りへのチェンジアップ(138km/h)を捉えた痛烈な打球はライト線とファーストの狭い間を抜け、スタンドに入るエンタイトル2ベースヒット。ゴジラの雄たけびがスタジアムに響き渡る。この打席は、3打席目に引き続き非常に見応えがあった。変化球に体重が流れそうになるのを重心を落として残し、うまくバットに乗せたバッティングだった。頭の位置が前後にほとんどブレることなく残っていて、体の回転がスムーズにいきバットのヘッドが走っているのかなぁと思った。
与田氏:「引っ張ろうとしていたらもっと体が早く出てしまっていただろう。外の球に対する意識があったから今のようなバッティングが出来たと思う。右足を踏み込んでグッと止まった。」

3打席目、4打席目と厳しいコースをカットで粘り、甘い球を逃さず捉える理想的な形の松井が戻ってきたという印象。タメがしっかり出来ていて、ボールを見る"間"が取れている気がする。それがスイングにキレに繋がっているのだと思う。状態のよさを感じた。今の松井はピッチャーにとって打ち取り難い、嫌なバッターに見えるはず。昨日、今日の間合いの取り方が続けば、左方向への打球もこれから自然と増えていくのでは。

9/10
第3打席1-0-1 ランナー:なし 2球目、高さは真ん中、外角への微妙に変化する速球?(142km/h)を逆らわず打ち返して二遊間を抜けるセンター前ヒット。打球が上がらず、飛んだ方向がラッキーだったという面もあるが、大振りせず外角の球を素直にセンター方向へ打ち返すという松井の狙い通りのバッティングだったのでは。与田氏:「今回はバットを振ってやっと回転する形になっていた。状態が悪くなると先に右肩が開いて、後からバットがついてくる形になる。距離感が目線から遠くなる。バットに当たるまで右肩をじっと我慢して、前を向かないようにしてうまく回転するのが理想。」

今日の松井は、シリングの速球にタイミングが合わず、ポイントが近くなり自分のスイングをさせてもらえなかった感じがした。状態がいい時に見られる一瞬動きが止まるような、余裕のあるタメがなかったのでは。また、軸足に体重の乗った安定した軸回転ではなく、体の軸に力強さが無かったように感じた。フォロースルーが終わるまで、崩されずきっちり最短距離にバットを出す松井自身のスイングを期待。

9/11
第2打席0-0-2 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角へのナックル(113km/h)をかなり強引に引っ張ってボテボテのセカンドゴロ。右方向へ強い打球という意識が強かったのかもしれない。しかし、ボールを呼び込みきれず上体だけで打ちにいった感じがした。そのため体重の乗った打球が飛ばなかった。ボールがどのように変化するか予測できないので、外角の球を引き付けてレフト方向へ狙うというのは、思いの外、難しいのかもしれない。第1打席、ジアンビはややアッパースイングでナックルを捉えていた。体重を残してアッパー気味のスイングで打てば、ナックルの軌道に合っているのかなぁと感じた。
小早川氏:「完全にバットが返っていた。バットが返った状態だとナックルにはゴロにしかならない。反対方向に押し返す、運ぶ感じでバットを出せばヒットの確率は高くなる。」

この後、一日休養日を挟んで20連戦が待っている。そのことについて松井は、「最後の20試合ですべてが決まる。息つく暇もない。最後に気力と体力を振り絞っていきたい。」と語った。松井の8月と9月のここまでは、疲れが伴い、いい時と悪い時が交互にやってきている。状態のいい時期が、中々長く続かないという印象を受ける。そのため、8月の打率が、.254で、9月に入ってからが、.243と波に乗れない。ちなみに、2004年シーズンの9月の打率が.282で、2003年シーズンの同月打率が.289。最終的に3割の大台に乗せるには、これから先、3割を越す打率を残さなければならない。厳しい状況が予想されるが、もう一度松井選手の絶好調時のバッティングが見たい。どうしても見たい!!あのワクワクするような、見ていて元気をもらえるバッティングを体験したい。松井選手のチャンピオンリングへの想いが、奇跡を可能にする。頑張れ~、松井!!

9/13
第2打席3-2-0 ランナー:満塁 7球目、高さは真ん中、外角へやや逃げていくようなツーシーム系の速球(138km/h)に対して素直にバットが出て左中間を破る2点タイムリー2ベースヒット。一塁ランナーが、シェフィールドだったために打点は2点止まりだった。外角の球を打つには理想的なバッティングだったのでは。体を開かずにボールを呼び込んでいて一瞬のタメが見受けられた。ボールを見極める余裕があったように見えた。そのために、右肩の開きが抑えられバットとボールの距離がしっかりと取れていたのか。また、バットが最短距離で出ていて、とても綺麗なスイング軌道だと感じた。全く無駄な動きのない惚れ惚れするようなバッティング。
5球目の外角低めへの厳しいコースをカットできたというのが、大きな意味を持った。状態の悪い時なら引っ掛けてゴロになっていたかもしれない。それだけ、ボールが見えていて体の反応がいい状態なのかもしれない。
辻氏:「松井君の気持ちの中にもセンターの方向にという気持ちがあったのでは。」

第4打席3-2-2 ランナー:なし 3球目、真ん中低めへの速球?を見送ってボール。しっかり軸足に体重の乗った状態でバランスよくボールを見極めていた。4球目、外角低めへの速球?を見送ってボール。辻氏:「ボールがよく見えている。」5球目、外角低めへの速球を見送ってストライク。これでフルカウント。1球、ファールを挟んでからの7球目、真ん中やや低めへの速球(137km/h)を打って痛烈なライト前ヒット。右肩、右腰の開きを抑えて体の正面でボールを捉えていた。リラックスし力の入っていない、ゆったりとしたテイクバックがあった。一瞬の動きが止まるようなタメを作ることが可能になってボールをポイントまで呼び込めていたのでは。
辻氏:「高さ的にも簡単な球じゃなかったが、しっかり壁が出来て振れた。打った後に右ひじがしっかり締まって、バットが反対の方にかえってくる。いいポイント、体の正面で打っているので、右ひじがしまってバットが跳ね返ってくる。あれが本来の松井君のバッティングだと思う。壁が出来て体の正面で捉えられると、しっかりとしたヘッドが効いてくる。」
体が開かず正面で打っていて、顔がボールから離れないために、正確に芯で捉えられる確率が上がるのかなと思った。

松井が課題としていた右肩が開かないというのが、確実に実践された試合となったのでは。右肩が開かないという事は、バランスよくボールを呼び込めて、体の正面でボールを捉えることができる。バッティングに遊び、余裕が出来るので右にも左にも強い打球が飛ぶ。そういう打ち方だと頭で色々意識しなくても、自然と外角の球に対してレフト方向への打球が打てるようにバットが出てくるのかも。今日のバッティングは、松井の理想とし目指しているものだったのでは。外角の球を左方向へ打てるかどうかというのは、松井選手の調子を計る上でいいバロメーターになる気がした。
今日のどの打席に於いても、一瞬のタメがあった。そのタメが軸足に重心を残す原動力になって、綺麗な軸回転を可能としたのかなと思った。そのタメに繋がった4打席目のゆったりとしたテイクバックというのは、6月、松井がケガをした後におとずれた絶好調時にも見られた。これから先、あの時の再現となればいいな。頑張れ~、松井!!

9/14
昨日の松井は、外角の球を的確に左方向へ打っていたためか、今日はデビルレイズバッテリーが積極的にインコースを攻めてきていたいたように感じた。そして、その球をきっちり捉えた。調子の悪いときならファールになっていたであろう球も引き付けて、痛烈な当たりがライトへ飛んだ。これこそ松井らしい、松井の魅力と言える打球に思える。本来の松井の姿を見ることが出来て本当に嬉しい。やったねっ!!そして2本目の2ベースヒットは決勝点へと繋がるチームにとっても価値のある1本となった。松井が勝利への大きな原動力となる。今まさに、輝いている松井がそこにいる。この光景をしっかり記憶に刻みたい。
調子がいい時は、それに合わせて2ベースヒットが増えくる気がする。今日の2本で松井の2ベースヒットは今季41本。ア・リーグ単独3位。ホームランも見たいが、痛烈な打球の長打で塁上を勢いよく走る松井選手は、チームに活気を与え、見ているものを熱くする。頑張れ~、松井!!

9/15
第1打席2-2-2 ランナー:一塁・三塁 初球、外角低めへの速球(151km/h)を見送ってストライク。大島氏:「本当はチャンスで、今のところも打ちにいきたいところだが、1球見るという余裕がある。」2球目、インコース低めへの速球(153km/h)が外れてボール。3球目、外角低めへの速球(151km/h)を見てボール。4球目、真ん中から低めに沈むインコース寄りのカーブ(127km/h)に空振り。大島氏:「真っ直ぐを打ちにいっての空振り。これは2-1というカウントなのでいいと思う。」5球目、真ん中やや外寄りへの速球(155km/h)を打ってサードフライ。球威に押されて間合いを作りきれなかったのかもしれない。そのためか、甘い球のようにも見えたが、バットの軌道が上から下に振り下ろすような感じに見え、左腕で押し込みがなかった。大島氏:「気持ちはセンター方向へというのがある。しかし、速さに負けた。タイミング的には合っている。このバッティングを続けていけばいいと思う。あれを強引にバットのヘッドを返してしまうと、ライト方向へのゴロが増えてしまうので。」

第5打席2-2-2 ランナー:一塁 大島氏:「今日の松井は、ボールも良く見えているし、打ちにいって見逃している。バッターボックス内で落ち着きがある。状態はいいと思う。このケースでもホームランを狙わないほうがいい。今の状態を壊したくないので、センターから左方向へ打ち返して欲しい。」
4球目、インコース低めへの速球(138km/h)を打ってファール。今日は、インコースの球をレフト方向へファールすることが多い気がする。内からバットが出ていて、レフトへの意識が高いのでは。大島氏:「今のは少し体を振り過ぎ。これをやってしまうとタイミングが狂ってくる。追い込まれているので普通ならあそこまでは振らないが、あの変化球を見送ったという事は、早いボールへの意識があったのかも。それで追い込まれてからチェンジアップが来て、思わず振ってしまった可能性はある。」5球目、外角高めへの変化球(129km/h)を見送ってボール。6球目、外角低めへの抜いた変化球(117km/h)を上手くバットに乗せセンター前ヒット。強引に引っ張るといった素振りは一切見せず、センター方向への意識をしっかり持った打席だったので出来たバッティングだったのかなと思った。タイミングを上手く合わせ、体を残して捉えていた。
大島氏:「ヘッドを返すのを我慢して、押し出した感じ。技あり。軸足にある程度残ってないとこういうバッティングは出来ない。追い込まれてああいう打撃、また、ストライク、ボールの判定が出来ているのは、タイミングが取れている証拠。」

9/16
今日の松井は、チャンスに打席に回ってくるが、そこでヒットを放つことが出来なかった。3打席目以降、ゴロが続いた。手元で微妙に動くボール。松井が、メジャーに渡り課題としてきた球に仕留められた。リーグというピッチャー。微妙に変化し、更に球威があるということで今後も苦労しそう。ギリギリまでボールを引き付けて見極めるために、これまで試行錯誤してきた。進化した松井のバッティング【バットを引いていく間を取ることで、ボールを長く見る感覚を掴めるようになった。右足はピッチャー側に出ていき、グリップは引いていく。そして重心は身体の中央に保ちながらバランスを取りボールを長く見ていく。これにより重心が前後にぶれることなく身体の幹を軸にして駒のようにスイング出来、強い打球を打てる】を発揮する時。頑張れ~、松井!!3打席目以降、スイングにキレが感じられなかったの少し気になるところ。


9/17
第4打席3-1-2 ランナー:一塁 5球目、やや外角寄り低めへの変化球(127km/h)を打ち上げてしまいセンターフライ。変化球に対してタメが作りきれなく、体が前に突っ込んでしまったように見えた。いい時の松井なら、もう少しポイントまで引き付けて、体重も残せたかも。外角へやや逃げていく変化球に追いかけていったという印象もあった。解説によると、力の入っていないところでバットに当たっているという事だった。

9/18
第2打席0-0-1 ランナー:なし 初球、ど真ん中への緩い速球?を打ってライトフライ。残念。甘い絶好球だった。ややバットがボールの下に入って上がりすぎたのと、少し詰まっていたのかなと感じた。ホームランを打つ時は、ボールを自分の形で呼び込んで綺麗な軸回転をしているが、この打席は、ややボールを迎えに行ったという印象を受けた。そのため、キレのある軸回転ではなかった。松井の状態は、やや下降気味なのかなと思わせた。しかし、ゆったりとしたテイクバックは健在。

松井選手は9月に入ってまだホームランが1本。8月は3本だった。僕は、今、松井選手はホームランを捨てているから、この現状は仕方ないと思っていた。また、ホームランを狙えばバッティングが崩れると感じていた。しかし、今シーズン、イチロー選手が、打撃フォームを改造したことによって、ホームランを狙わなくてもホームランが出るようになったという事を聞いてハッとした。よく考えたら、松井はヒットとホームランを両立できる選手だと思う。これまで重ねてきたバッティングフォームの改良は、すべて飛距離を伸ばすためのものだった。大島氏はホームランを狙わないほうがいいと言われていたが、本当に状態がいい時は、狙わなくても自然とホームランが出るはず。松井選手が理想とする左にも右にも"強い打球"を打つフォームは、ホームランへと繋がっている。やはりホームランへの夢を諦めたくない。ホームランが出だした時が、本当の意味での松井選手の絶好調。そしてそれが、チャンピオンリングへと繋がっていく。頑張れ~、松井!!

9/19
第4打席3-2-2 ランナー:一塁・二塁 松井の前で左ピッチャーに交代。2球目、真ん中への変化球(127km/h)を打ってファール。もう一歩溜めきれないのか、体の開きが早く感じた。タメが無い分、スイングにキレも足りない気がした。カウント3-1まですべて変化球。5球目、外角低めへの逃げていく変化球(113km/h)を打ちにいって空振り。完全にタイミングを外され、体が前に流れていた。また、開きが早く腰が引けてバットに当てることが出来なかったのでは。6球目も同じようなところに同じ球種の変化球が来た。そして同じようなバッティングで空振り三振。ライト方向への打球を狙ったようなスイングだった。フルカウントになった段階で、レフトへの打球を意識したバッティングをして欲しかった。残念。

今日の松井は、2度試合を決めるチャンスに打席が回ってきたが、結果を残すことが出来なかった。僕は、かなり落ち込んでいたが、クロスビーのサヨナラホームランに救われた。もし今日負けるようなことがあったら、松井選手も責任を感じていただろうし、僕も暫くは立ち直れなかっただろう。本当にクロスビーには、感謝です。
状態が良ければ捉えることの出来た球は何球かあった。しかし、捉えられなかった。状態としては、かなり悪いのではないかという印象。体の開きが早く、一瞬のタメを作れないように映った。そして何より、速球にどうしても振り遅れてしまう。特に同じ失敗を続けないというイメージのある松井選手が、4打席目、2球同じ球を空振りした。すぐには修正できないような根の深いズレがあるのかなと感じた。
松井選手の構えにおいて、以前からオープンスタンスではあったが、今日は、いつもより、より右足の引きが大きいように感じた。5月8日のニュース記事に【松井は昨季終盤、ややオープンスタンスに変更して以来、ボールを長く見られるようになり、好調な打撃をポストシーズン、今季のオープン戦、開幕当初につなげた。ところが、長く見られるがために強引な打撃に陥り、二ゴロが増えていた。】というのがある。今日のバッティングに少なからず影響があるのかなと思った。最近、速球に振り遅れることが多いのと関係があるのかも。明日の試合、何らかのキッカケを掴む一打が出ますように。

9/20
今日の松井は、昨日に引き続き、すべて右方向への打球だった。前に飛ばす力より、ライト方向へ引っ張る力の方が強くなり、打球を遠くに飛ばすパワーが有効に使われていないという気がした。やはり体の開きが問題なのか。センター方向への意識を持って、しっかり軸足に残ったバッティングが見られれば、今日の結果はずいぶん違ったのではないかと感じた。1打席目は、構えた時の右足の引きが大きいために、外角の球をセンターから左方向へという体の反応を邪魔しているのかなと思ったりした。(あくまで勝手な妄想です。(^^;))

9/21
解説・梨田氏は、最近の松井選手について「インサイドの球を意識しながら負けまいと思っているので、左腰、左ひざが折れる形になってしまう。そのためバットが下から遠回りしているように感じる。」と語った。今日も、復調を予感させるヒットは出なかった。それでも、状態が悪い中で決勝点に繋がるヒットなど2安打と結果を出した。あと、残り試合は11。勝負の時は来た。松井選手は、今シーズン中盤の絶不調を経験し、自分のバッティングのチェックポイントはしっかりと掴んでいると話している。今シーズンの集大成となるバッティング、進化したバッティングを見たい。今日の2安打がラストスパートの起爆剤となればいいな。頑張れ~、松井!!

9/22
第3打席1-0-1 ランナー:一塁・二塁 2球目、外角低めへの速球(142km/h)を芯で捉え一・二塁間を抜けるタイムリーヒット!!外角低めの難しいコースだった。一歩間間違えば引っ掛けてセカンドゴロダブルプレーというリスクはあったものの、松井は迷わず振りぬいた。軸がしっかりしていて、最短距離にバットが出た力強いスイングに見えた。右肩の開きを抑え、体の正面で捉えていたのでそれほど強引さは感じなかった。これまで、タイミングが取り難いのかなと思っていたが、この打席、松井の集中力の凄さを見た。周りの雑音など一切入っていないようだった。大島氏:「見逃せばボールという感じだった。松井の中でバッティングを変えている。この打席はこうするべきとかああするべきとか。これがホームランは少ないが打点が上がることに繋がっているのでは。松井の一発でムードが変わる。松井に繋ごうとする選手が出てくる。右方向へとかそういう意識はなく、とにかく積極的にと考えていたと思う。」

9/23
第1打席2-1-1 ランナー:二塁 4球目、高さは真ん中、ややインコース寄りへの甘いカーブ(109km/h)を打ってライト線への痛烈なタイムリー2ベースヒット。タメを作って、ポイントまで呼び込み、綺麗な軸回転で打っていたように見えた。昨日まで、変化球にタイミングが取れていないように感じたが、この打席は、どっしりと構えてボールを待っていたようだった。そして軸足に重心がしっかり乗っていたので、素直にバットが出たのでは。

松井のコメント:「変化球打ちは、体が止まるかどうか。それだけ。甘く高めに来ましたから。しっかり体がたまって、強く打てましたね。ミスター二塁打? いいじゃないですか…。角度だけの問題だと思う。いいバッティングでした。甘いカーブをしっかり体に引きつけて強く打てました。強引にいかなくてよかったと思います。」

第2打席1-0-1 ランナー:満塁 2球目、真ん中へのやや外に変化する速球(140km/h)を打ってファースト正面へのゴロで痛恨の併殺打に倒れる。やや強引さが見られ、下からバットが出ていたのでは。左腕で押し込むような前に打ち出すバッティングとは違っていた。解説・小早川氏は、「ボールを捉えるポイントで力が加わっていないように感じる。したがって打球に力がない。腰が入っていなく角度もつき難いのではないか。松井はメジャーに渡りバッティングフォームを改造し、打つポイントを近くした。ポイントを近くすればボールを押し出す力が必要。今の松井は、押し出す力というより、引っ掛ける力でボールを弾き返している。右手の引っ張り、リードだけでバットを振っているような感じに映る。いい状態ではない。」と語っていた。

打撃の方では、ニュース記事に【「悪いときはいろいろとやってみなくちゃね」と、ここ1週間はオープンスタンスをとる右足の開きを変えるなど工夫を続けている。】とあった。ここ最近、ライト方向へのゴロやヒットが多くなっていて、レフト、センターへの大きな打球は久しく出ていない。小早川氏は、打球に角度のつき難いバッティングフォームになっていると指摘されていた。強引さがなくなり、センター方向へ大きな打球が飛ぶバッティングが徐々に出てくればいいな。頑張れ~、松井!!

9/25
第1打席1-1-2 ランナー:一塁 3球目、外角やや低めへの変化球(135km/h)を打って平凡なレフトフライ。速球のあとの変化球にもタイミングは合っているように見えた。しかし、バットを上から下に振り下ろすようなスイング軌道だったので、軸足に重心を残して、ボールをバットに乗せて運ぶバッティングとは違っていた。ボールを呼び込むというよりは、やや迎えにいって合わせたような印象。松井の狙いがはっきりせず、淡白なバッティングに感じた。

第2打席0-1-2 ランナー:なし 初球、高さは真ん中、外角寄りへのやや甘い速球(143km/h)を見送ってストライク。この球に自然と反応できないという事は、状態はいまひとつなのかなと感じた。レフト方向へ強い打球を打って欲しかった。構えたとき、右足をいつもより大きく引いていた。このところ、打席ごとにオープンスタンスの具合が違う。2球目、高さは真ん中、外角への微妙に外に逃げていく速球(143km/h)を引っ掛けてボテボテのセカンドゴロ。体の開きが早いために右側に壁が出来ず、松井の強引に引っ張る悪い癖が出たような気がした。はじめから、どんな球が来ても右方向へというようなバッティングに見えた。そのためかバッティングに柔軟性を感じなかった。(勝手な印象です。すいません(^^;))松井とは対照的に、カノーは、最近レフト方向へのいい打球が飛んでいるんだけどなぁ。

第4打席1-0-0 ランナー:なし 松井の前でピッチャーがリーグに変わる。リーグは160km/h近くの速球、しかもその球が微妙に動くという松井が苦手とするピッチャーのように感じる。
2球目、真ん中低めへ微妙に沈む速球(151km/h)を打ち上げてセカンドフライ。引き付けて後ろに残したバッティングではなく、ボールを迎えにいって軸が前にブレたように見えた。小早川氏:「タイミング的にはバットとボールがいいところで当たったが、打ちそこなった感じ。最近の松井は、構えに意識がいき過ぎているのでは。そのため、中々タメが思うように作れない。早めに構えて、力が早い段階から入りすぎているのかもしれない。状態が悪いから慎重にならざるを得ない。したがって早くから構えて準備をしてしまう。」

松井のコメント:「ある程度打つべき球は打っていますが、思ってるところにバットが出てくれないのでしょうね。(思ってるようにバットが出てくれない。)」

最近の松井選手は、本来のバッティングをしていないと感じることが多い。17試合ホームランが出ていないということもあるし、ここ10試合の長打率が.282(長打は2塁打1本)と低い数字になっている。ちなみに打率は.256。これは、ヒットは出るものの強い打球が上がらないというのが原因になっていると思われる。もし、構えに意識がいき過ぎるという事であれば、打席の中で迷いが生じていることなのかなぁと考えたりもした。試合数もあと残り僅かということで、バッティングの修正に焦りがあるのかもしれない。重要なのは打ちにいくまでのバランスだと松井選手は語っている。そこにズレがあるためにレフト方向への強い打球も減ってきているのでは。自然体でボールを呼び込んでレフト方向にもライト方向にも打てる柔軟な体の反応が戻ってくればいいな。
このまま松井選手自身のバッティングを取り戻せないままシーズンが終わるとは考えられない。追い込まれれば追い込まれるほど、力を発揮する松井選手。必ず本来の爆発力のあるバッティングを見せてくれるに違いない。空に吸い込まれるような力強い打球が夢をかなえる。

松井は、「疲れているものは疲れている。ただ気力でカバーできるでしょう。この時期になれば。」と話した。軸の微妙なズレ、打ち損じ、スイングスピードは、少なからず疲れが影響していると思われる。それでも、これから先、休養日もないし、これから体力を消耗するロード7連戦が始まる。もう祈ることしか出来ません。頑張れ~、頑張れ~、松井!!

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第1打席3-0-2 ランナー:一塁・三塁 4球目、外角やや低めへの変化球(129km/h)を打ってセカンド正面へのゴロ。やや強引に打ったという印象。しっかりトップの位置に入る前に打ちにいって、タメが作りきれていないのではないかと感じた。そのためかタイミングがずれているように見えた。レフト方向へ踏み込んで打っていればどんな打球が飛んだのか見てみたかった。大島氏:「狙った球がそのまま来て、強引に行き過ぎた。少し長いのをというのが頭をよぎる。それが力みに繋がってバットの返りが早かった。」

第3打席0-1-2 ランナー:一塁 2球目、ど真ん中への変化球(124km/h)を打ってフェンス手前まで運ぶ大きなセンターフライ。スタンドまであと1メートルだった。ついに出ました!!若干打ち損じていたもののセンター方向への強い大きな打球。緩い変化球に対しても前に軸がぶれることなく、軸足に重心を残して最後まで松井自身の形で振り抜いていた。そして、これまで影を潜めていた左腕での押し込みのあるバッティング。何度も見返して、嬉しくて久しぶりにテンションが上がった。これが、松井本来のバッティングではないかと思えた。きっと松井選手も手応えを感じているのでは。

9/27
第5打席1-2-0 ランナー:なし 4球目、外角低めへの速球?(142km/h)を打ってセンター前ヒット。この打席のバッティングは、これまでのライト方向への強引なバッティングとは全く違っていた。ボールをポイントまで自然体で呼び込み、前に押し出すようなスイングだった。しかも体重の乗った打球が飛んだ。軸がしっかりしていてバッティングの中に余裕を感じた。こういう当たりを続けていると、自然と強い大きな当たりが出てくるのではと予感させた。

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松井は、やや強引さは見られたものの、甘い球は逃さないスイングの安定性が出てきたのかなぁと思った。今日、ホームランを打ったロドリゲスは、外角の球を踏み込んで、右肩が全く開かず最短距離にバットを出してボールを捉えていた。松井選手にもそんなレフト方向への強い打球を期待。頑張れ~、松井!!

9/29
第2打席2-1-0 ランナー:なし 2球目、外角やや低めへの速球を打ってファール。大島氏:「インコースに意識があったのか目線が早く離れた。体を振っているわけではないが、顔がポイントから早く離れてしまう。ボールが当たるところまで見るくらいあごというか顔を抑えるとヘッドが上手く抜けていく。右の肩にあごを乗せてキープするとバットのヘッドがポイントまで早く出てきて、そんなに手首を使わなくてもヘッドがスパンと抜けてくれる。」4球目、外角やや高めへの速球(137km/h)を素直にセンター方向に打ち返すも、打球に伸びがなくセンターフライ。いい形でボールを呼び込み、軸足に重心を乗せて最後まで綺麗に振り切っているように見えた。しかし、意外に打球は伸びていかなかった。僅かに芯を外れて上がりすぎたのかなと思った。

第4打席3-0-1 ランナー:二塁 4球目、ど真ん中への綺麗なフォーシームの速球(155km/h)を見逃さなかった。155km/hの速球にも遅れることなく完璧なタイミングで捉えた打球は、ピンポン球のように勢いよく飛んでいく。フックがかかりライトポールを巻くようにしてスタンドへ飛び込んだ。大きな第22号2ランホームラン。久しぶり(9月7日以来)のフェンス越え。いつもより素早くテイクバックを取り、待つ体勢が出来ていたので、早い球に対しても十分なタメがあったのではないかと感じた。また、どっしりと安定した下半身の基、スイングの中で左腕を上手く使い最後の押し込みがあったのでは。今回のホームランはこれまでの前に押し出すホームランとは少し違って、引っ張る力の強いホームランに感じられた。大島氏:「きっちりと体が残り、バットが体の中から外にパンッと鋭く出てきた。ヘッドが速い。」疲れている状況の中でも、これだけのホームランが打てるということは、これまでホームランが出なかったことが不思議なくらい。

松井のコメント:「(あとは)角度だけだった。久しぶりに強く振り抜いたという印象です。このところ打たされる感じが多かったので、振り抜けてよかった。甘いボールでしたし、完璧でした。カウントもあったが、狙いすました感じ。非常にいい感じで振り抜けたから、あした以降にいい形でつなげられたら。この感触があす以降にいい形でつながってくれれば…」

今日も松井選手は、外角への逃げていく球に脆さを見せ、強引さが付きまとった。この球に対してレフト方向へ強い打球が飛べば調子はぐんぐん上がってくるんだろうなぁと思った。しかし、甘い球に対しては、打ち損じない勝負強さが出てきたと感じる。また、最近、今日の第2打席目のようなセンターへの大きな当たりが出てきているのはいい兆候なのでは。
疲れが取れない中、何とかレ軍との最終カードに照準を合わせて?バッティングの状態を上げてきた。そして、直前の試合の今日、土壇場でいい感触を手にした。

9/30
第2打席1-1-0 ランナー:なし 3球目、外角高めへの速球(139km/h)を打ってセカンドの横を抜けるセンター前ヒット。この打席も体を開かずに体の正面でボールを捉えているように見えた。テイクバックして右足を踏み出していく間、左肩が前に出ずしっかりグリップが後ろに残っていて、どのような球にも柔軟に対応できるように感じた。センター方向への打球を意識したバッティングだったように見えた。

その中で孤軍奮闘したのが試合前、「(昨シーズンの)悔しさは忘れちゃいけない。思いだしながらプレーするものではないけれど、悔しさをいい形で出したい」と語っていた松井選手だった。第1打席、初球から打ちにいく積極性を見せ、この試合ヒット3本の大活躍。大舞台での松井はやはり一味違っていた。今日の松井は、あの6月の絶好調時を彷彿とさせるような状態の良さだったのでは。強引さはなくなり、基本的にセンター方向へのバッティングだった。体が開かずポイントまでいい形で呼び込んでいるように感じた。今の松井選手には、広角にヒットが打てる柔軟性があるのでは。そして、何よりもバットが振れている!!

10/1
第2打席0-2-2 ランナー:なし 3球目、真ん中やや高めに甘くナックル(111km/h)が入ってくる。ポイントまで引き付けてしっかり軸足に残り、松井本来のややアッパー気味のスイングで捉えた打球は、センターバックスクリーンに一直線に飛んでいく。打った瞬間はセンターフライかなと思った打球は、ぐんぐん伸びていき、本当にギリギリスタンドに飛び込んだ。第23号ソロホームラン!!待ちに待ったセンター方向へのホームラン(センターから左方向へのホームランは7月24日以来)、センター方向への強い打球だった。松井がメジャーに渡って追い求めていた「打つポイントを後ろにし最後まで球を見極め、体重を後ろに残したまま左手主導でボールを強く捕らえ、体が開かないように振りぬく。」が実践できたバッティングだったのでは。右肩が最後まで我慢できてボールを引き付けられたのが大きかったと感じた。2ストライクからこれだけきっちりバットを振れるというのは、状態の良さがそうさせたのかなと思った。20連戦中、疲れを隠せない松井がいた。その松井が休み無しに毎日試合に出場しながら、ここまで状態を回復させてきたのは、さすが松井としか言いようがない。想像を超えていた。

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