ヤンキース松井秀喜バッティングArchives!?

~松井のワールドチャンピオンになるまでの軌跡を見つめていきます~

Hideki Matsui is on fire right now!!
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2005年シーズン、松井秀喜選手が、ピッチャーの投じたコース別にどんな打撃結果が残っているのかを調べてみました。

すべての打席のデータは残っていなく、データが取れたのは、629打席中590打席。ヒットでデータが取れたのは、192本中191本。

ストライクゾーンを9分割しましたが、データを取るに当たって、1球、1球厳正にどのコースかを判別するのは難しく、かなり僕の主観が入ってしまっています。また、打球の飛んだ方向もセンターかライト、センターかレフトの判断がかなり曖昧です。そのため、今回示すデータがどれだけ信憑性を持っているかは、はなはだ疑問です。参考にもならないかもしれませんが、一応、折角調べたのでアップします。

以下に示す表は、コース別打率です。採取できたデータは、590打数191安打となり、打率は実際よりかなり高く、打率 .324となってしまうので、コース別打率も実際より高い値になっいると思われます。表の中、打率の横のカッコは(打数-安打)です。

<コース別打率>
in-hi mid-hi out-hi
.308 (26-8)
本塁打1
三   振5
.325 (40-13)
本塁打2
三   振6
.143 (28-4)
本塁打1
三   振7
in-mid mid-mid out-mid
.281 (64-18)
本塁打4
三   振4
.439 (98-43)
本塁打7
三   振3
.348 (92-32)
本塁打1
三   振7
in-low mid-low out-low
.395 (43-17)
本塁打3
三   振5
.342 (79-27)
本塁打3
三   振9
.242 (120-29)
本塁打1
三   振24


[out-mid]は92打席、[out-low]は120打席で2つ合わせると全体の36%になる。やはり相手投手は、基本的に外角低め中心の攻めだったことをうかがわせる。松井は、基本的にタイミングを外のストレートに合わせているという。
昨シーズンを振り返ってホームランが減ったことについて「追いかけてしまったという事ですね。やっぱりどうしてもその打ちたい打ちたいという気持ちが強くてね、ストライクゾーンに来たら打たなくていいボールまで打ってしまったという事ですね。何でこの球を打たなかったんだろうかというより、何でこの球に手を出しちゃったのだろうかというかね。」 と答えている。外角低め辺りの球を打った打席が多いのは、追いかけて強引に打ちにいった打席が多かったことにも起因しているのかもしれない。
来シーズンは、松井が外角の厳しい攻めに対してある程度我慢して、限界まで甘い球を待つ姿が多く見られるかもしれない。

[in-low]は、他のゾーンと比て意外に打率が高かった。松井は、左投手の肩口から入ってくる変化球を得意としていて、「肩口からのカーブは左打者は軌道がよく見えるんだよね。」と語っている。更に低めは、バットとボールの距離が十分に取れるためヒットの確率が上がるのだろうか。


以下に示すグラフは、コース別打撃内容の統計です。グラフの中のヒットの項目は、内野安打とホームランを除いた安打数です。

2005_in_hi 2005_in_mid 2005_in_low 2005_mid_hi 2005_mid_mid 2005_mid_low 2005_out_hi 2005_out_mid 2005_out_low


[out-mid]と[out-low]は、外寄りのコースにもかかわらず、非常にライト方向へのゴロが多いという印象。外角のコースに限ったことではないが、ゴロになる要因について松井は、右方向に強い打球を打とうとして強引になることを挙げている。その意識によって、バットが早く返ってしまう、すなわち本来バットをボールの下に打ち込まないといけないのが、手首が早く返ってボールの上っ面をたたいてしまうということだった。更に、右方向に強い打球を打とうとすることは、体の開きが早くなる一因にもなるのかなと思う。そして、それは対応能力の低い状態と松井は語っている。
このようなバッティングの崩れが、特に外寄りの球に対して強く出てしまうのかも。
シーズン中、外角の球を左方向への強く打てるかどうかが、調子のバロメーターになるのではないかと感じていた。体の開きがなく良いバランスでボールを捉えている時は、自然とレフト方向へ打球が飛んでいたのでは。

[out-mid]、[out-low]で打球方向別打撃結果は、以下の通り。

[out-mid]において
・レフト方向へ飛んだ打席の中でヒットになった割合・・・.368 (38-14)
・センター方向へ飛んだ打席の中でヒットになった割合・・.577 (26-15)
・ライト方向へ飛んだ打席の中でヒットになった割合・・・.143 (21-3)

[out-low]において
・レフト方向へ飛んだ打席の中でヒットになった割合・・・.361 (36-13)
・センター方向へ飛んだ打席の中でヒットになった割合・・.440 (25-11)
・ライト方向へ飛んだ打席の中でヒットになった割合・・・.143 (35-5)

このデータから外角への球を右方向への打った時は、極端に打率が低くなることが分かる。外寄りの球は、いかにセンターから左方向へ打球を飛ばせるかが、今後鍵となってくる。

松井も昨シーズンを振り返るインタビューで、「昨年(2004年シーズン)は左への長打を意識したが、今年(2005年シーズン)はそうは見えなかった。」という質問に「そういう意識はもう持たなくても大丈夫だな、と思ってしまった。でも、再認識させられた。やっぱり、大きいのを打つには(左への)意識は持っていないと難しい。来年へのテーマにする。外に逃げていくボールの方が、内に入ってくるボールより多いわけだから、レフトに強い打球を打つ意識を持てるようになればいい。」と語っている。 ここで重要なのは、「大きいのを打つには(左への)意識は持っていないと難しい。」という部分ではないかと感じる。左へ強い打球を打てる状態の時は、全方向に大きな打球を打てる良いバッティングの状態ということを示しているのかもしれない。

来シーズン、松井は、外角球への対応能力向上のために、何らかの工夫や対策をしてくるのでは。それは、ホームラン数増加にも欠かせない。外角球をレフト方向へホームランにするシーンが多く見られることを願っています。

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