ヤンキース松井秀喜バッティングArchives!?

~松井のワールドチャンピオンになるまでの軌跡を見つめていきます~

Hideki Matsui is on fire right now!!
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打数:3・安打:2・打点:0・二塁打:1・四球:2・三振:1  
通算
試合数 打数 安打 本塁打 打点 打率 出塁率 長打率 OPS
松井 15 57 17 3 8 .298 .385 .509 .893
松井:6番・レフト先発出場
先発:王建民【L,1勝1敗】(IP:5.1 H:8 R:6 ER:6 BB:2 ERA:5.48)

『対戦ピッチャー』
・vs ベンソン(R)【Career:5-1 avg .200】:第1・2・3打席
・vs ホーキンズ(R):第4打席
・vs レイ(R):第5打席

第1打席3-1-1 ランナー:なし 外角中心の攻めでをよく見極め四球を選ぶ。

第2打席3-1-1 ランナー:なし カウント3-1から大きく変化球が低めに外れて四球を選ぶ。

第3打席2-1-1 ランナー:なし 初球、高めへ大きく外れた後の2球目、外角やや真ん中寄りへの甘い変化球?(143km/h)に対して若干振り遅れてファール。ややバットが下から出ていた印象。松井選手も打ち損じに悔しい表情。3球目、外角低めギリギリの速球(147km/h)が外れてボール。カウント2-1とバッティングカウント。4球目、外角低めへの厳しい変化球(143km/h)に対し、左肩が全く開くことなくポイントまでしっかりタメて、バットにボールを乗せるように弾き返した打球は、センター前ヒット。フォロースルーの時も体が前に流れそうなのを抑えて後ろに体重がしっかり残っていた。松井選手の間合いを作っていて、体も開かず非常に対応能力の高い状態に見えた。松井選手らしい技ありの美しいバッティングだった。

第4打席1-2-1 ランナー:なし 4-6とヤンキースが2点を追う8回裏の攻撃。ジアンビがレフトフライに倒れて松井の打席。ここはどうしても出塁したい場面。
初球、すっぽ抜けのボールの後の2球目、真ん中やや高めへの速球(150km/h)を打ってファール。バットが下から出て遠回りしているためか振り遅れていた。3球目、外角低めへの速球(151km/h)を見送ってストライク。カウント1-2と追い込まれる。4球目、真ん中外角寄りへの微妙に外に動いていく速球(147km/h)を流し打ってレフト線への2ベースヒット。バランスよくボールを引きつけることが出来ているので、ボールが良く見えているのではないかと思わせるようなバッティングだった。こういう打つまでの間合いがしっかりしていると打ち損じが少なくヒットになる確率が高くなるということか。上からバットが出て、左腰をぶつけるようなスイングだった。こういう力強い打球でレフと方向へ打っていれば、レフトへのホームランが出る日も近いのでは。

この後、ポサダにタイムリーヒットが出て、松井がホームに生還。ヤンキースが1点差に追いつく。

060422_k 第5打席3-2-2 ランナー:一塁・二塁 9回裏、5-6と1点を追うヤンキースの最後の攻撃。ジアンビが四球で歩いて2死ながら満塁で松井に打席が回ってくる。松井選手にとって今シーズン最大の見せ場がやってくる。
初球、外角へ力のある速球(155km/h)が外れてボール。2球目、真ん中低めへの速球(153km/h)。膝より少し下をボールが通ったように見え完全にボールだと思ったら、何と判定はストライク。松井も判定に少し驚いた様子。納得いかない。このストライクが後々大きく影響してこなければいいがと思って見守る。3球目、4球目、外角やや高めへの速球を見送って、1球はストライク、1球はボール。いずれも際どいコースだった。5球目、外角高めへの変化球(140km/h)に思わず手が出るが、何とかバットを止めてボール。最後の投球に向けて観客の歓声は更に大きくなる。6球目、外角低めへの変化球・スライダー(142km/h)を松井は自信を持って見送る。そして一塁に歩き出そうとした瞬間、無情にも審判の右手が上がって見逃しの三振。これで試合終了。

この打席、今日の松井選手なら絶対に結果を出してヒーローになれると信じて疑わなかった。打席が松井選手に回ってきた時は、しめしめと思った。ただ、1球も甘い球が来なかった。ほぼすべて外角への際どい球ばかりで、ヒットに出来るコースに来なかった。満塁の状況でも四球を恐れず最後まで攻めのピッチングをしたクローザー・レイを褒めるべきかも。
最後の投球について、A.ロドリゲスは、
「The 3-2 slider, you really tip your cap. I couldn't believe it was a 3-2 slider. That situation -- bases loaded, the runners going -- they deserve it.」
ジーターは、
「A 3-2 slider -- I don't know if there's anyone in baseball looking for a 3-2 slider with the bases loaded. He made a good pitch, so you tip your cap to him. That's a tough pitch to throw in that situation.」
と脱帽した。

それをレイ投手に伝えると喜んで、「Well, that's good. Maybe next time they'll look for it and I'll throw a fastball.」と答えたという。またスライダーをチョイスした点について「I hadn't had much success with my fastball that inning.」と語った。

トーリ監督は、「It's unusual for Matsui to take a called strike three.」と肩を落とした。

【松井選手のコメント】

「うーん、ある程度は自信を持って見送ったんです。外からのスライダーだったんですけど、あそこはたまに(ストライクを)取られるんで、審判がストライクと言ったらしょうがないですよね。まあ厳密に言えばボールです。ただ、取られるときがあるってことですから。」

―「振っておけばな」という後悔のような気持ちは?

「そりゃ結果ストライクですから。そういう意味では振った方が良かったんでしょうけど、なかなかあそこは手が出ないですね。」

―スライダーにはあの場面で手が出しにくいというのはありますか。

「いや、出しにくいんじゃなくて、追い込まれたらもう何でも打たなくちゃいけないんだけど……。それまでは基本的に常にストレート待ちですよね。追い込まれたら当たり前ですけど、ストライクは何でも打たなくちゃいけないんですよ。」

―9回の打席で、カウント1ストライク2ボールからの4球目のボールを見逃してストライクを取られましたが。

「あれは、その前に(カウント)1-1からボールって言われたボールとまったく同じようなボールだったと思います。あの辺は本当に(ストライクを)取ったり取らなかったりなんで、一貫性もないし、しょうがないです。」

クローザーレイのコメント:「Obviously it probably started a little bit outside. but it was called a strike, and that's all that matters.」



今日の松井選手は、これまでと一味違ったのではないかという印象を受けた。18日の試合、本西氏は、「焦って打ちにいっていて打席の中で余裕がない感じ。」とおっしゃっていた。結果を見てもバッティングは難しいなぁというイメージを持った。しかし、今日は、ゆっくりテイクバックを取り、軸足に体重を乗せてボールを見極める間があった。その中で生まれた2本のセンターから左方向へのヒット。松井選手は、バッティングについて、「僕は一番大切なのは、打ちにいくまでのボールを見る時間だと思っている。しっかり体重が残って打ちにいく体勢がしっかり出来る。トップも自分の一番いいところに決まる。後はボールが自分のポイントに来たら打つ。それだけだから打ちに行くところまでが最も意識する部分。」と昨シーズン語っている。このようなバッティングが実現できている時は調子が良く、自然と広角にヒットが出る。
ちょっと不思議なのが、今日のピッチャーはすべて右投手だったということ。昨年までは、特に左ピッチャーに対して、ボールをよく見て、体の軸を最後まで残したバッティングが出来ていた。今日の松井選手は、右投手に対して難なくそれをやってのけた。これで、対右投手の打率は、.371(35-13)。後は、左投手に対して結果を出すだけ。

今日のバッティングに関する感想として松井選手は、「ボール先行の打席が多かったんですけど、甘い球は少なかった。ちゃんと対応できていたと思います。きょうは(ボールが)見えていたと思いますけどね、はい。」と答えた。いかに前の打席でいいバッティングをしていても、最後の打席、あの絶好の場面で結果を出せなかったら、それまでのいい感触が吹き飛んでしまうのではないかと心配した。
しかし、松井選手は、プラス思考で気持ちの切り替えも上手く、終わったことを後まで引きずらないという印象がある。最後の打席についてのコメントからも、結果については、もう自分の中で納得して整理できていると感じた。

「最後は残念でしたけど、球も見えていたということですし、ヒットの内容も良かったと思うし、そう言う意味ではこれから先、長いシーズンに向けて手応えは?」という質問に対し、「今日の1試合で長いシーズンのその先がどうのこうのというのはないですけど、きょうが終わったらまたあしたですからね。あしたにいい形でつながればいいんじゃないですか。」と前向きなコメントを残してくれた。
これから先、何度となく試合を決める大一番が松井選手に巡って来るはず。次こそはヤンキースファンの期待にこたえてくれるに違いない。松井選手のこれからのバッティングが楽しみになった一日となった。

頑張れ~、松井選手!!

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